就任前だっていうのに、公約達成を「無理かも」と言う馬英九の不甲斐なさ。
日本でも「国債30兆円以下」を掲げて若干失敗した先人がいますし、今の年金記録の問題もそうだけど、政治家の公約というのは、何かと頓挫しちゃうもの。「そらみたことか」と後から指摘したり、無責任にも言うだけ言ってみるのは楽なんだけどね。
一方、日本のお隣台湾では、まだ就任してもいない馬英九次期総統が、早くも公約に掲げた目標の一つを下方修正しようとしている。3月22日の選挙で当選して、1ヶ月ちょい。まだ就任するまで1ヶ月近くあるのにね。
問題となっている公約は、馬英九が「六三三」という数値目標の最初に掲げた「経済成長率6%」というもの。あ、ちなみに残りの「三三」は1人あたりGDPを3万ドル、失業率3%以下っていうもの。経済問題は先の総統選挙でも争点の一つであったから、この「六三三」の公約の重みもわかっていただけるかと。
問題の記事は30日の各紙から。
http://www.udn.com/2008/4/30/NEWS/NATIONAL/NATS6/4321278.shtml(聯合報)
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/apr/30/today-p3.htm(自由時報)
聯合報の「馬英九:經濟成長沒有6% 也要有5%」によれば、「総統選挙時には毎年6%の成長を約束したけど、世界経済の成長が緩やかになる傾向にある。困難な任務だが、しかし他に選択肢はない。仮に6%達成が無理でも、少なくても5%は達成できる」と言ったとか。
なんじゃそりゃ。この1ヶ月あまりで世界経済はそんな急変化をしたのかさ。ちなみに、行政院主計処の統計による2004~2007年(陳水扁2期目)の経済成長率の推移を見ると、6.15%→4.16%→4.89%→5.70%(初歩統計数)と来ていて、2008年の予測値が4.32%。そもそも主計処の数字って若干不安なところがあるんだけど、実際の値と比べても6%→5%っていうのが、いかに微妙な背伸びをやめたのかというのがわかる。それこそ昨年来の「世界経済の成長」を見れば、5%という数字だって、達成できるかどうか際どいラインな、公約として掲げるにしては「いい数字」だったんだけど、そこをあえて1%積んでおいて、いまさらこの時期に、しかも世界経済を言い訳にして軌道修正するとは、何やら先が思いやられるのです。
http://www.dgbas.gov.tw/public/Data/84301783071.xls(行政院主計処のExcel)
ついでなので残りの数字も見てみると、一人当たりGDPも過去4年間で14,663→15,714→16,073→16,790(予測値)となっている。おいおいこれで3万ドルを公約?っていう気もするけれど、実は馬英九には今回の逆の前科があって、選挙戦が本格化するまでこの部分は2万ドルだったんだけど、語呂が悪いと思ったのか、3万ドルに下駄を履かせて、「六三三」にしたというわけ。これは選挙中、謝長廷も指摘してたけど、お粗末と言えばお粗末。だって、2004年の倍でしょ?ここも「無理かも」って言うんじゃないかなあ。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/feb/26/today-p2-3.htm(自由時報)
最後に年間の平均失業率だけど、これも過去4年を見ると、4.44%→4.13%→3.91%→3.91%と、漸減傾向。さて、ここで馬英九の言う「愛台十二大建設」で雇用が促進されるのか、それとも中国からの人の流れを開放することによって悪化するのか、これはかなり微妙なところな気がするんじゃないかなあ。
やってみて「無理でした」とか、やらないことがわかってる人たちが「自分ならこうできる」とかっていう人たちは、日本でも見てきたけど、やる前から「ああは言ったけど、たぶん無理」って言う人はなかなかいないよなあ。台湾では緑系の人たちがやっぱりブチ切れてるけど、ここまでくると、怒るっていうより、しょぼーんです。
http://www.nownews.com/2008/04/30/301-2268445.htm(NOWnews.com)
一方、日本のお隣台湾では、まだ就任してもいない馬英九次期総統が、早くも公約に掲げた目標の一つを下方修正しようとしている。3月22日の選挙で当選して、1ヶ月ちょい。まだ就任するまで1ヶ月近くあるのにね。
問題となっている公約は、馬英九が「六三三」という数値目標の最初に掲げた「経済成長率6%」というもの。あ、ちなみに残りの「三三」は1人あたりGDPを3万ドル、失業率3%以下っていうもの。経済問題は先の総統選挙でも争点の一つであったから、この「六三三」の公約の重みもわかっていただけるかと。
問題の記事は30日の各紙から。
http://www.udn.com/2008/4/30/NEWS/NATIONAL/NATS6/4321278.shtml(聯合報)
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/apr/30/today-p3.htm(自由時報)
聯合報の「馬英九:經濟成長沒有6% 也要有5%」によれば、「総統選挙時には毎年6%の成長を約束したけど、世界経済の成長が緩やかになる傾向にある。困難な任務だが、しかし他に選択肢はない。仮に6%達成が無理でも、少なくても5%は達成できる」と言ったとか。
なんじゃそりゃ。この1ヶ月あまりで世界経済はそんな急変化をしたのかさ。ちなみに、行政院主計処の統計による2004~2007年(陳水扁2期目)の経済成長率の推移を見ると、6.15%→4.16%→4.89%→5.70%(初歩統計数)と来ていて、2008年の予測値が4.32%。そもそも主計処の数字って若干不安なところがあるんだけど、実際の値と比べても6%→5%っていうのが、いかに微妙な背伸びをやめたのかというのがわかる。それこそ昨年来の「世界経済の成長」を見れば、5%という数字だって、達成できるかどうか際どいラインな、公約として掲げるにしては「いい数字」だったんだけど、そこをあえて1%積んでおいて、いまさらこの時期に、しかも世界経済を言い訳にして軌道修正するとは、何やら先が思いやられるのです。
http://www.dgbas.gov.tw/public/Data/84301783071.xls(行政院主計処のExcel)
ついでなので残りの数字も見てみると、一人当たりGDPも過去4年間で14,663→15,714→16,073→16,790(予測値)となっている。おいおいこれで3万ドルを公約?っていう気もするけれど、実は馬英九には今回の逆の前科があって、選挙戦が本格化するまでこの部分は2万ドルだったんだけど、語呂が悪いと思ったのか、3万ドルに下駄を履かせて、「六三三」にしたというわけ。これは選挙中、謝長廷も指摘してたけど、お粗末と言えばお粗末。だって、2004年の倍でしょ?ここも「無理かも」って言うんじゃないかなあ。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/feb/26/today-p2-3.htm(自由時報)
最後に年間の平均失業率だけど、これも過去4年を見ると、4.44%→4.13%→3.91%→3.91%と、漸減傾向。さて、ここで馬英九の言う「愛台十二大建設」で雇用が促進されるのか、それとも中国からの人の流れを開放することによって悪化するのか、これはかなり微妙なところな気がするんじゃないかなあ。
やってみて「無理でした」とか、やらないことがわかってる人たちが「自分ならこうできる」とかっていう人たちは、日本でも見てきたけど、やる前から「ああは言ったけど、たぶん無理」って言う人はなかなかいないよなあ。台湾では緑系の人たちがやっぱりブチ切れてるけど、ここまでくると、怒るっていうより、しょぼーんです。
http://www.nownews.com/2008/04/30/301-2268445.htm(NOWnews.com)
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