尻を蹴られた人と尻拭いをする人と。
中の人の隣の人に、
「最近、パソコンに向かっている時間のうち、2chとニコニコ動画の比率が9:7くらいだよね」
と言われた。そのよくわかんない比率にびっくり。16進数で生きているのかな。
おいらも何かと尻を叩かれて日々生きているのですが、今回尻を蹴られたのは陳水扁前総統。
陳水扁総統は21日、ラファイエット事件に関する名誉毀損事件(事件当時海軍艦隻管理室長であった雷學明らがマージンを受け取った、と陳水扁が発言したことに対し、雷學明らが逆に陳水扁を訴えたというもの)で台北地方法院(地裁)に出頭したのだけど、その際に入口附近で男に臀部を蹴られたのです。後で台湾大学病院で調べたら骨折までしていたとか。
もともと、予定では違う場所で車から降りる予定だったのを陳水扁が急遽変更したというのもあるだろうけど、前総統がこんな目に遭うというのは恐ろしいことでしょ。これがダガーナイフだったらどうだろ、って考えると、ね。もっとも要人警護が云々って言い出したら、似たように岸信介が刺されたこともあるので日本もあんまり台湾のことは言えないか。
さて、誰がそんな狼藉を働いたのかと思ったら、「愛國同心會成員蘇安生」って出てきた。
ああ、またお前か。
先月書いた「踊らされる阿呆は単なる阿呆。」で取り上げた、「許世楷が愛国同心会の人間にどつかれた事件」の犯人と同じじゃないか。各紙に本人の写真が載っているほか、聯合報には蹴った瞬間とされる一枚も掲載されている。ていうか、こんだけ派手な服装しているのに周りの人間は何やってたんすか。
報道によれば、陳水扁は蹴られた勢いで倒れそうになったのを堪え、振り向きざまに蘇安生に向かって「就是他!抓住他!(あいつだ!あいつを捕まえろ!)」と叫んだとか。まあそれで犯人が誰だかわかったっていうわけじゃないだろけど、陳水扁にしては珍しいなと思った。
意外だったのはりんご日報が行った世論調査。「蹴ったのは良くない行為であり責めを負うべき」と答えたのが61%、「よいことだ国民の怒りに代わるものだ」と答えたのが25%というもの。尻を蹴られた、というのでちょっと緩いイメージが働いたのか、はたまたやられたのが陳水扁だからか、61:25というのは思いのほか厳しいなと思った。ちなみにこのおっさん(しかも65歳)、翌22日にりんご日報の取材にノリノリで応じるなど、かなり痛いやつっぷりを発揮してます。

http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/jul/22/today-t1.htm (自由時報)
http://www.udn.com/2008/7/22/NEWS/NATIONAL/NATS1/4436420.shtml (聯合報)
http://1-apple.com.tw/index.cfm?Fuseaction=Article&Sec_ID=12&ShowDate=20080722&IssueID=20080722&art_id=30776093&NewsType=2959556&SubSec=99 (蘋果日報)
http://1-apple.com.tw/index.cfm?Fuseaction=Article&Sec_ID=1&ShowDate=20080723&IssueID=20080723&art_id=30779905&NewsType=1&SubSec=66 (蘋果日報)
そうは言ってもこれは見方によっちゃ(見方を変えなくても)要人襲撃事件、22日になると各方面から反応が出てます。まず蹴られた陳水扁サイドは蘇安生を刑事告訴することを決め、名誉毀損でも訴えることを検討。一方、蘇安生は上に書いたように謝る気配ゼロなんですが、愛国同心会のほうは個人のやったことだと火消しに躍起になっています。
また、国民党からは邱毅立法委員が「これは陳水扁の仕組んだ自作自演では?」と疑い、民進党の蔡煌瑯立法委員から「そのような話をする人は良心が無いのか」と批判するといった、ある意味いつも通りの藍緑のぶつかり合いを見せています。
陳水扁が上手いのは、自分自身に対する批判と暴力事件に一線を引いたこと。陳水扁サイドが発表したコメントでは、
> 各種の言論によって侮辱されたり罵られたりすることは全て受け止めよう。
> しかし、暴力による行為については絶対にこれを黙認することはできない。
と、弁護士出身の陳水扁らしい内容になっている。いや前者も受け止めきれていなかったような気もするんだけどね。
http://www.udn.com/2008/7/23/NEWS/NATIONAL/NAT1/4438232.shtml (聯合報)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110502+112008072300387,00.html (中国時報)
さてさて、もう一人の弁護士出身の総統である馬英九は8月12日から19日にかけて中南米諸国を訪問します。パラグアイとドミニカ共和国という、数少なくなってしまった友好国での新大統領就任式に招かれているものですね。馬英九総統にとって初の外遊なわけですが、目的が目的なだけに何かもう一味期待したいところ。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/jul/23/today-fo2.htm (自由時報)
むしろ注目すべきは9日から来日する王金平立法院長。つうかごめん、やっぱり日台関係となると気になるし、王金平という大人物が出てくると、馬英九はどうでもよくなった。
馬英九からの副総統候補としての誘いを蹴ってからまもなく一年、実際に馬英九が総統に就任してからはますます動きが報じられにくくなってきたけど、ここにきて大駒の登場だ。先日、「国民の手品師か、はたまた単なる国民党の詐欺師か。」でもってきたTVBSの満足度ランキングで、藍系としてはトップとなる45%の満足度を得ていることからも、重要性は理解してもらえるかな。もっともこの大駒、動きとしてはまっすぐ派手に動く飛車というより自陣で睨みを利かせる角行なんだけど、果たして本当に裏面に馬の文字があるかどうかが怪しいところ。
おそらく昨年6月の椎名素夫元参院議員の「偲ぶ会」以来となる今回の来日、台湾各紙はその目的についてこぞって「離れかけている日本との距離を縮めること」と位置付けています。でもそれって、馬英九が墓穴を立て続けに掘った穴を王金平が埋めるという構図にしか見えないっす。例えば自由時報は、
> 日本は、馬政府による「親中疏日」の効果が拡大し続けることを懸念している。
> 加えて、駐日代表が未だに「難産」していることから、8月9日から訪日する王金平立法院長の両肩には、
> 「消毒」の任務がのしかかっている。
と切り出し、過去に訪日経験があり、政財界にもそれなりのつながりがある王金平が訪日することは、馬政権にとって対日政策の切り札であることをうかがわせています。というか切っていいのか切り札って。
王金平は駐日代表の不在について、
> 駐日代表というのは一定の名声と重要性があり、さらに日本の政財界とも関係が必要だ。
> ふさわしい人物がみつかっていない。日本を尊重していることを明らかにするためにも、
> 馬政府は慎重に駐日代表の人事を検討している。
と語っているけど、そうそうパッと出てくるもんなのかな、とちょっと不安。許世楷の交代は既定路線だったはずで、今さら慌てているようにしか見えないのに、「日本を重要視しているからこそ慎重なんです」というのは余計にたちが悪い。というより、そもそもこんなことを立法府の長が言わなければならないことに、馬英九の尻拭い感が満載なのです。
聯合報によれば、これまで前台湾大学学長の陳維昭や、中華民国工商協進会の黄茂雄理事長に持ちかけたものの断られているようで、うーん、これはもうちょっと時間がかかりそう、っていうか「ふさわしい人物」になるかどうかすらも期待してよいのかどうか。また、中国時報では、台湾大学政治学部の楊永明教授の名前も挙がったとあるけど、
> 本人の了解も得られ、日本政界も了承したが、楊永明の年齢が若すぎ、
> もし若すぎる駐日代表を派遣すれば、台日関係に益をもたらさないかもしれない
ということでアウト。えー、楊永明でいいじゃん。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/jul/23/today-fo2-2.htm (自由時報)
http://www.udn.com/2008/7/23/NEWS/NATIONAL/NAT1/4438207.shtml (聯合報)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110502+112008072300394,00.html (中国時報)
なお、今回の訪日では、上の聯合報にちょっと気になる一節が。
> 王金平によると、8月9日から訪日団とともに訪日し、日本の麻生外相や日本政界幹部らと会談し、
> 馬英九政府は台日、台米関係を重視する立場を変わらず堅持するということを自ら日本政府に説明するという。
いや、外相は高村正彦なんだけど大丈夫か聯合報。つってこれが高村外相に対する皮肉や煽りだったら大したもんです。ちなみに中国時報は「将来首相となる可能性のある麻生太郎議員」と持ち上げており、要するに王金平が日本でどれほどの人物と対面し話をすることができるのか、言い換えれば、王金平がどこまで前述の目的を達成することができるのか、ということにやはり注目が集まっていますね。
そういう点では、むしろ馬英九本人が赴くよりも効果はありそう。中国時報によれば国民党の呉伯雄は、
> 国民党について言えば、過去数年の台日関係において断絶状態があり、この疎遠な関係によって
> 例えば馬総統が「反日」と見られているなど、多くの誤解が発生している。
> 「実際には彼は知日であり、態度も理性的で、反日というような問題はない」
と発言するなど、馬英九政権としても、国民党としても「日本を大事に思っていますよ」という必死のアピールはしているのですが、来たら来たで上滑りするし、来ないでこういう発言を重ねても「言うだけかよ」と言われるだけ。
民進党政権下の日台関係では、首脳閣僚クラスの往来こそなかったものの日本からは平沼、森といった人物が訪台し、台湾からは謝長廷や葉菊蘭などがやってくるといった相互訪問がありました。往来は重鎮が行い、政治家は政策レベルで、実務は実務レベルでそれぞれ役割を果たす。口だけの反日否定ではなく、そういった当たり前の状態に向けての第一歩として王金平の訪日がなされることを期待......しているんですが、それよりも政策レベルと実務レベルが追いついてくるのかが最大の疑問点。
「最近、パソコンに向かっている時間のうち、2chとニコニコ動画の比率が9:7くらいだよね」
と言われた。そのよくわかんない比率にびっくり。16進数で生きているのかな。
おいらも何かと尻を叩かれて日々生きているのですが、今回尻を蹴られたのは陳水扁前総統。
陳水扁総統は21日、ラファイエット事件に関する名誉毀損事件(事件当時海軍艦隻管理室長であった雷學明らがマージンを受け取った、と陳水扁が発言したことに対し、雷學明らが逆に陳水扁を訴えたというもの)で台北地方法院(地裁)に出頭したのだけど、その際に入口附近で男に臀部を蹴られたのです。後で台湾大学病院で調べたら骨折までしていたとか。
もともと、予定では違う場所で車から降りる予定だったのを陳水扁が急遽変更したというのもあるだろうけど、前総統がこんな目に遭うというのは恐ろしいことでしょ。これがダガーナイフだったらどうだろ、って考えると、ね。もっとも要人警護が云々って言い出したら、似たように岸信介が刺されたこともあるので日本もあんまり台湾のことは言えないか。
さて、誰がそんな狼藉を働いたのかと思ったら、「愛國同心會成員蘇安生」って出てきた。
ああ、またお前か。
先月書いた「踊らされる阿呆は単なる阿呆。」で取り上げた、「許世楷が愛国同心会の人間にどつかれた事件」の犯人と同じじゃないか。各紙に本人の写真が載っているほか、聯合報には蹴った瞬間とされる一枚も掲載されている。ていうか、こんだけ派手な服装しているのに周りの人間は何やってたんすか。
報道によれば、陳水扁は蹴られた勢いで倒れそうになったのを堪え、振り向きざまに蘇安生に向かって「就是他!抓住他!(あいつだ!あいつを捕まえろ!)」と叫んだとか。まあそれで犯人が誰だかわかったっていうわけじゃないだろけど、陳水扁にしては珍しいなと思った。
意外だったのはりんご日報が行った世論調査。「蹴ったのは良くない行為であり責めを負うべき」と答えたのが61%、「よいことだ国民の怒りに代わるものだ」と答えたのが25%というもの。尻を蹴られた、というのでちょっと緩いイメージが働いたのか、はたまたやられたのが陳水扁だからか、61:25というのは思いのほか厳しいなと思った。ちなみにこのおっさん(しかも65歳)、翌22日にりんご日報の取材にノリノリで応じるなど、かなり痛いやつっぷりを発揮してます。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/jul/22/today-t1.htm (自由時報)
http://www.udn.com/2008/7/22/NEWS/NATIONAL/NATS1/4436420.shtml (聯合報)
http://1-apple.com.tw/index.cfm?Fuseaction=Article&Sec_ID=12&ShowDate=20080722&IssueID=20080722&art_id=30776093&NewsType=2959556&SubSec=99 (蘋果日報)
http://1-apple.com.tw/index.cfm?Fuseaction=Article&Sec_ID=1&ShowDate=20080723&IssueID=20080723&art_id=30779905&NewsType=1&SubSec=66 (蘋果日報)
そうは言ってもこれは見方によっちゃ(見方を変えなくても)要人襲撃事件、22日になると各方面から反応が出てます。まず蹴られた陳水扁サイドは蘇安生を刑事告訴することを決め、名誉毀損でも訴えることを検討。一方、蘇安生は上に書いたように謝る気配ゼロなんですが、愛国同心会のほうは個人のやったことだと火消しに躍起になっています。
また、国民党からは邱毅立法委員が「これは陳水扁の仕組んだ自作自演では?」と疑い、民進党の蔡煌瑯立法委員から「そのような話をする人は良心が無いのか」と批判するといった、ある意味いつも通りの藍緑のぶつかり合いを見せています。
陳水扁が上手いのは、自分自身に対する批判と暴力事件に一線を引いたこと。陳水扁サイドが発表したコメントでは、
> 各種の言論によって侮辱されたり罵られたりすることは全て受け止めよう。
> しかし、暴力による行為については絶対にこれを黙認することはできない。
と、弁護士出身の陳水扁らしい内容になっている。いや前者も受け止めきれていなかったような気もするんだけどね。
http://www.udn.com/2008/7/23/NEWS/NATIONAL/NAT1/4438232.shtml (聯合報)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110502+112008072300387,00.html (中国時報)
さてさて、もう一人の弁護士出身の総統である馬英九は8月12日から19日にかけて中南米諸国を訪問します。パラグアイとドミニカ共和国という、数少なくなってしまった友好国での新大統領就任式に招かれているものですね。馬英九総統にとって初の外遊なわけですが、目的が目的なだけに何かもう一味期待したいところ。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/jul/23/today-fo2.htm (自由時報)
むしろ注目すべきは9日から来日する王金平立法院長。つうかごめん、やっぱり日台関係となると気になるし、王金平という大人物が出てくると、馬英九はどうでもよくなった。
馬英九からの副総統候補としての誘いを蹴ってからまもなく一年、実際に馬英九が総統に就任してからはますます動きが報じられにくくなってきたけど、ここにきて大駒の登場だ。先日、「国民の手品師か、はたまた単なる国民党の詐欺師か。」でもってきたTVBSの満足度ランキングで、藍系としてはトップとなる45%の満足度を得ていることからも、重要性は理解してもらえるかな。もっともこの大駒、動きとしてはまっすぐ派手に動く飛車というより自陣で睨みを利かせる角行なんだけど、果たして本当に裏面に馬の文字があるかどうかが怪しいところ。
おそらく昨年6月の椎名素夫元参院議員の「偲ぶ会」以来となる今回の来日、台湾各紙はその目的についてこぞって「離れかけている日本との距離を縮めること」と位置付けています。でもそれって、馬英九が墓穴を立て続けに掘った穴を王金平が埋めるという構図にしか見えないっす。例えば自由時報は、
> 日本は、馬政府による「親中疏日」の効果が拡大し続けることを懸念している。
> 加えて、駐日代表が未だに「難産」していることから、8月9日から訪日する王金平立法院長の両肩には、
> 「消毒」の任務がのしかかっている。
と切り出し、過去に訪日経験があり、政財界にもそれなりのつながりがある王金平が訪日することは、馬政権にとって対日政策の切り札であることをうかがわせています。というか切っていいのか切り札って。
王金平は駐日代表の不在について、
> 駐日代表というのは一定の名声と重要性があり、さらに日本の政財界とも関係が必要だ。
> ふさわしい人物がみつかっていない。日本を尊重していることを明らかにするためにも、
> 馬政府は慎重に駐日代表の人事を検討している。
と語っているけど、そうそうパッと出てくるもんなのかな、とちょっと不安。許世楷の交代は既定路線だったはずで、今さら慌てているようにしか見えないのに、「日本を重要視しているからこそ慎重なんです」というのは余計にたちが悪い。というより、そもそもこんなことを立法府の長が言わなければならないことに、馬英九の尻拭い感が満載なのです。
聯合報によれば、これまで前台湾大学学長の陳維昭や、中華民国工商協進会の黄茂雄理事長に持ちかけたものの断られているようで、うーん、これはもうちょっと時間がかかりそう、っていうか「ふさわしい人物」になるかどうかすらも期待してよいのかどうか。また、中国時報では、台湾大学政治学部の楊永明教授の名前も挙がったとあるけど、
> 本人の了解も得られ、日本政界も了承したが、楊永明の年齢が若すぎ、
> もし若すぎる駐日代表を派遣すれば、台日関係に益をもたらさないかもしれない
ということでアウト。えー、楊永明でいいじゃん。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/jul/23/today-fo2-2.htm (自由時報)
http://www.udn.com/2008/7/23/NEWS/NATIONAL/NAT1/4438207.shtml (聯合報)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110502+112008072300394,00.html (中国時報)
なお、今回の訪日では、上の聯合報にちょっと気になる一節が。
> 王金平によると、8月9日から訪日団とともに訪日し、日本の麻生外相や日本政界幹部らと会談し、
> 馬英九政府は台日、台米関係を重視する立場を変わらず堅持するということを自ら日本政府に説明するという。
いや、外相は高村正彦なんだけど大丈夫か聯合報。つってこれが高村外相に対する皮肉や煽りだったら大したもんです。ちなみに中国時報は「将来首相となる可能性のある麻生太郎議員」と持ち上げており、要するに王金平が日本でどれほどの人物と対面し話をすることができるのか、言い換えれば、王金平がどこまで前述の目的を達成することができるのか、ということにやはり注目が集まっていますね。
そういう点では、むしろ馬英九本人が赴くよりも効果はありそう。中国時報によれば国民党の呉伯雄は、
> 国民党について言えば、過去数年の台日関係において断絶状態があり、この疎遠な関係によって
> 例えば馬総統が「反日」と見られているなど、多くの誤解が発生している。
> 「実際には彼は知日であり、態度も理性的で、反日というような問題はない」
と発言するなど、馬英九政権としても、国民党としても「日本を大事に思っていますよ」という必死のアピールはしているのですが、来たら来たで上滑りするし、来ないでこういう発言を重ねても「言うだけかよ」と言われるだけ。
民進党政権下の日台関係では、首脳閣僚クラスの往来こそなかったものの日本からは平沼、森といった人物が訪台し、台湾からは謝長廷や葉菊蘭などがやってくるといった相互訪問がありました。往来は重鎮が行い、政治家は政策レベルで、実務は実務レベルでそれぞれ役割を果たす。口だけの反日否定ではなく、そういった当たり前の状態に向けての第一歩として王金平の訪日がなされることを期待......しているんですが、それよりも政策レベルと実務レベルが追いついてくるのかが最大の疑問点。
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