2008年9月アーカイブ
さっきまでNHKの「上海タイフーン」を観てました。初めてだけど、けっこう面白いねこれ。ピーター・ホーかっけー。誰が脚本書いたのかなって思ってNHKのサイトを見たら、
> ちなみに脚本家の福田さんは上海には6日間しか滞在しておりません。
っていうのを見つけて驚いた。
驚いたと言えば昨日から今日にかけても驚くことがありました。昨日は金曜の夜っていうことで遊んでいたところ中の人の隣の人から電話。
> 隣「ブログになんか台湾とかあっちの方から急にアクセス増えだしたんだけど何かやった?」
> や「あっそう。なんか面白い話になりそうだったら明日教えてよ(切)」
今日の午前中、忘れかけた頃に(正確には、こんなようなやりとりがあったことすら覚えていないので「忘れかけた」というのはウソ)なってまた電話。
> 隣「昨日の話なんだけどさ」
> や「はぁ?」
> 隣「(間)...メール見てみて」
> や「ポチっとな」
> 隣「それ、昨日のアクセスログなんだけどさあ...」
> や「はひゅわいっ!」
> 隣「誰だよ」
(下に続く)

大まかに見てみると、昨日の16時(JST)くらいから「「letter song」を力ずくで中国語に翻訳しようとした結果がこれだよ。」に中国語圏からのアクセスが急増。夜になって一旦緩やかになるものの、21時(JST)から再び怒涛のアクセスがくるようになって、上の画像みたいな感じになっちゃいました。いちおうホスト名やIPアドレスは潰してるけど、不快に思われる方がいたらごめんなさい。
しかも、この画像のうち、「JP」においらが(たぶん酔った中でもいちおうコメント荒らしとかが無いかどうか確認したんだと思う)1件あるほかは、全て上の「letter song」の記事に対するアクセス。この短時間にこれだけ多くの人からアクセスがあるのも「ザ☆ネットスター!」以来だけど、それ以上に台湾からのアクセスがほとんどだっていうのも、ある特定の記事を目指してやってくるというのも初めてだったので、見た瞬間すごいびっくりした。
(上から続く)
> や「なななな、なしてこだなことになってんなやっす!」
> 隣「神奈川生まれが無理して訛るなよ」
> や「Refererは?っていうか、おいら初めてアクセスログ見たからよく知らないけどさ」
> 隣「Refererはめんどくさいから見てない。むしろそこまで細かく取るようになってない」
> や「ぅぉぃ」
> 隣「突然始まって今日になったらまたパッタリ止まっているから、掲示板か何かに晒されたんじゃない?」
> や「えー。何その適当なまとめ方。どんな人がどんないきさつでアクセスしてどんな風に思ったのかなあ」
> 隣「コメント全く無いところを見ると、読めなかったんじゃないの?」
> や「それもなんか残念だなあ。むしろおいらのヘタな中国語の話とか読んでm9(^Д^)プギャーとか言われてる希ガス」
> 隣「考えすぎだし、そうだとしても問題ないだろ...」
> や「えー。台湾の2,300万人の人たちにm9(^Д^)プギャーってされたら、恥ずかしくてもう遊びに行かれないよ」
> 隣「いや、そんなに見られてないし。しかも台湾行ったことないだろ」
とまあ、こんなやり取りがありました(一部脚色あり)。
いちおう確認しておくけど、別に誰に見てほしいとか誰に見てほしくないとかそういう考えは持ってないです。っていうか、そこまで深く考えて書いてこなかったしね。このブログも本当ならカテゴリ作って"政音分離"をしないといけないなって思っているんですが、ごちゃまぜの記事がほとんどなので今さらながら焦ってます。
そういえばおいらが立てる2chのスレもそうだけど、たくさんのページビューやコメント、レスがつくことは期待したり考えたりもしてこなかったなあ。これからもそういうつもりだけど。2chもmixiもこのブログもそうだけど、おいらってあんまりオンライン上の交流(馴れ合いとまでは言わなくてもさ)ってあんまりやらない人なんですよ。
だから、人気者に憧れていたとかそういうこともないんだよね。更新していない日だってちょこんちょこんとカウンタは回ってるし、しかもその相手がどこに住む老若男女かもわからなくても(小市民かもしれないけど)それで充分でっす。
でも、それが例えひと時のピークにしか無いアクセスであっても、画面の向こうと、いや東シナ海の向こうとも、こうして驚くような往来が成り立つっていうのがわかっただけでもすごい嬉しいなあ。それがさ、99%はFAX氏の歌詞や委員長さんの歌声に誘引されたものなんだろうなっていうのは、さすがのおいらにもわかるよ。良い歌だし良い歌詞だし。でもね。
そうだ。やっぱり気になったのでいちおうPTTのそれっぽいところも巡ってみたけど、どういうリンクで台湾の人たちがたどって来たのかはさっぱりわかりませんでした。何があったんだろうね。あんまり深く追いかけるつもりもないので、一夜限りの宴ということで幕を下ろそうと思います。
確かに最初は慌てたけど、そんな気にしてるわけじゃないしね。どっちかと言えば、もう飽きたから寝る。っていうことで。っていうことだから。ね。
★ 追記(09/28)。
どひゃあ。
「狼狽した」と「すごいびっくりした」とか書いちゃったものだから心配してくださったようで、今日になってわざわざお知らせのメッセージをもらっちゃいました。ごめんなさい。ご心配おかけしました。
↑なことを書いてるけど、全然気にする必要もましてや謝ったりする必要も無くて、いわんやお礼の言葉なんてもったいない限りです。あんまり優しい言葉をいただくと、かえってこっちがいろいろ考えちゃうくらいで。基本的にチキンです。あはは。
でも、本文にも書いたんですけど、今回は本当に貴重な体験だったと思います。本当にいい歌詞だと思ったし、中文も日文も素敵な歌声だったからこそ書いただけで、それはかえってごくごく当たり前のことだもん。むしろ、これからも海の向こうから感動が得られるように、おいらもアンテナ高くしないとね。こちらこそこれからもよろしくお願いします。
> ちなみに脚本家の福田さんは上海には6日間しか滞在しておりません。
っていうのを見つけて驚いた。
驚いたと言えば昨日から今日にかけても驚くことがありました。昨日は金曜の夜っていうことで遊んでいたところ中の人の隣の人から電話。
> 隣「ブログになんか台湾とかあっちの方から急にアクセス増えだしたんだけど何かやった?」
> や「あっそう。なんか面白い話になりそうだったら明日教えてよ(切)」
今日の午前中、忘れかけた頃に(正確には、こんなようなやりとりがあったことすら覚えていないので「忘れかけた」というのはウソ)なってまた電話。
> 隣「昨日の話なんだけどさ」
> や「はぁ?」
> 隣「(間)...メール見てみて」
> や「ポチっとな」
> 隣「それ、昨日のアクセスログなんだけどさあ...」
> や「はひゅわいっ!」
> 隣「誰だよ」
(下に続く)
大まかに見てみると、昨日の16時(JST)くらいから「「letter song」を力ずくで中国語に翻訳しようとした結果がこれだよ。」に中国語圏からのアクセスが急増。夜になって一旦緩やかになるものの、21時(JST)から再び怒涛のアクセスがくるようになって、上の画像みたいな感じになっちゃいました。いちおうホスト名やIPアドレスは潰してるけど、不快に思われる方がいたらごめんなさい。
しかも、この画像のうち、「JP」においらが(たぶん酔った中でもいちおうコメント荒らしとかが無いかどうか確認したんだと思う)1件あるほかは、全て上の「letter song」の記事に対するアクセス。この短時間にこれだけ多くの人からアクセスがあるのも「ザ☆ネットスター!」以来だけど、それ以上に台湾からのアクセスがほとんどだっていうのも、ある特定の記事を目指してやってくるというのも初めてだったので、見た瞬間すごいびっくりした。
(上から続く)
> や「なななな、なしてこだなことになってんなやっす!」
> 隣「神奈川生まれが無理して訛るなよ」
> や「Refererは?っていうか、おいら初めてアクセスログ見たからよく知らないけどさ」
> 隣「Refererはめんどくさいから見てない。むしろそこまで細かく取るようになってない」
> や「ぅぉぃ」
> 隣「突然始まって今日になったらまたパッタリ止まっているから、掲示板か何かに晒されたんじゃない?」
> や「えー。何その適当なまとめ方。どんな人がどんないきさつでアクセスしてどんな風に思ったのかなあ」
> 隣「コメント全く無いところを見ると、読めなかったんじゃないの?」
> や「それもなんか残念だなあ。むしろおいらのヘタな中国語の話とか読んでm9(^Д^)プギャーとか言われてる希ガス」
> 隣「考えすぎだし、そうだとしても問題ないだろ...」
> や「えー。台湾の2,300万人の人たちにm9(^Д^)プギャーってされたら、恥ずかしくてもう遊びに行かれないよ」
> 隣「いや、そんなに見られてないし。しかも台湾行ったことないだろ」
とまあ、こんなやり取りがありました(一部脚色あり)。
いちおう確認しておくけど、別に誰に見てほしいとか誰に見てほしくないとかそういう考えは持ってないです。っていうか、そこまで深く考えて書いてこなかったしね。このブログも本当ならカテゴリ作って"政音分離"をしないといけないなって思っているんですが、ごちゃまぜの記事がほとんどなので今さらながら焦ってます。
そういえばおいらが立てる2chのスレもそうだけど、たくさんのページビューやコメント、レスがつくことは期待したり考えたりもしてこなかったなあ。これからもそういうつもりだけど。2chもmixiもこのブログもそうだけど、おいらってあんまりオンライン上の交流(馴れ合いとまでは言わなくてもさ)ってあんまりやらない人なんですよ。
だから、人気者に憧れていたとかそういうこともないんだよね。更新していない日だってちょこんちょこんとカウンタは回ってるし、しかもその相手がどこに住む老若男女かもわからなくても(小市民かもしれないけど)それで充分でっす。
でも、それが例えひと時のピークにしか無いアクセスであっても、画面の向こうと、いや東シナ海の向こうとも、こうして驚くような往来が成り立つっていうのがわかっただけでもすごい嬉しいなあ。それがさ、99%はFAX氏の歌詞や委員長さんの歌声に誘引されたものなんだろうなっていうのは、さすがのおいらにもわかるよ。良い歌だし良い歌詞だし。でもね。
そうだ。やっぱり気になったのでいちおうPTTのそれっぽいところも巡ってみたけど、どういうリンクで台湾の人たちがたどって来たのかはさっぱりわかりませんでした。何があったんだろうね。あんまり深く追いかけるつもりもないので、一夜限りの宴ということで幕を下ろそうと思います。
確かに最初は慌てたけど、そんな気にしてるわけじゃないしね。どっちかと言えば、もう飽きたから寝る。っていうことで。っていうことだから。ね。
★ 追記(09/28)。
どひゃあ。
「狼狽した」と「すごいびっくりした」とか書いちゃったものだから心配してくださったようで、今日になってわざわざお知らせのメッセージをもらっちゃいました。ごめんなさい。ご心配おかけしました。
↑なことを書いてるけど、全然気にする必要もましてや謝ったりする必要も無くて、いわんやお礼の言葉なんてもったいない限りです。あんまり優しい言葉をいただくと、かえってこっちがいろいろ考えちゃうくらいで。基本的にチキンです。あはは。
でも、本文にも書いたんですけど、今回は本当に貴重な体験だったと思います。本当にいい歌詞だと思ったし、中文も日文も素敵な歌声だったからこそ書いただけで、それはかえってごくごく当たり前のことだもん。むしろ、これからも海の向こうから感動が得られるように、おいらもアンテナ高くしないとね。こちらこそこれからもよろしくお願いします。
もうほとんどの人が忘れていると思うんですが、「可逆的なるもの、不可逆的なるもの。」で、きりたんPの「letter song」の話をした時に、
> この「letter song」なんですが、昨日鼻歌で歌っててふと思い浮かんだのは、
> 「あれ?これ中国語で歌えるんじゃない?」という中二病(か?)全開な背伸びしまくりの発想。
> メロディーがゆっくりだし、歌詞も情景が思い浮かびやすい(と、この時は思った)しね。
> サビの入口の「10年後の私へ」は「給十年後的我」かなあって試しに口ずさんでみると、音が足りない。2音足りない。
> vocaloid中文歌詞wikiを見てみたけどやっぱり同じ訳だ。どうしよう。「給十年後的我自己」にしたら歌えるかな。
> というよりこの中文の歌詞、日本語の歌詞をしっかりと訳しているのだけど、これそのまんまじゃあんまり歌えない。
> というより、たぶん中国語で歌うことよりも、「あの日本語の歌詞はどういうことを言っているのか」
> っていう中国語圏の人への資料提供っていう位置付けなんだろうけど、これはなんかもったいないなあ。
> 調子に乗ってちょろちょろっと中国語の歌詞を考えてみたけど、これって案外勉強になるね。
というのを書いてました。
さすがに誰も覚えてないだろうし、需要もないから(でもせっかくだから中の人の隣の人が持ってる初音ミクに歌わせてもらおうと思ったら、「中国語のeとかyuとかなんてたぶん出せない」って言われた。こういうところだけ目ざとい)たらたらとやっていたら、「どうなりました?」と意外なところから聞かれて正直面食らいました。
えっと、結論から言うとほとんどできてます。でも推敲してないし(やっぱり日→中はへっくんに見てもらわないと不安)、通しで軽く歌ってみることもしていないので、いずれにせよ手直しは必要な状況でした。
でした。というのは、もうそんな必要もなくなっちゃったからなんです。
「可逆的なるもの、不可逆的なるもの。」を書いた10日の時点では、歌うための中国語の歌詞って見当たらなかったんですけど、いつの間にか世に出ていました。あはは。
しかも、歌っているのが委員長さんだよ。やっぱりチャイ語で歌っても日本語で歌っても上手いよ。
おまけに歌詞が神憑ってるよ。おいらのなんて基本的に和文中訳の文章をベースに力ずくで音数調整しようとしただけだから、天と地だよ。高尾山と高雄市くらい違うよ。どこの誰が書いたのかと思ったら、
> 今回の歌詞はFAX社長が書いたです、相変わらす神クオリティーです。
メルトのFallenAngelX(FAX)氏か!どう考えても勝てません。本当にありがとうございました。
いやあもう、なんかやろうとしていたこと自体が恥ずかしくなっちゃうね。鵝鑾鼻灯台からバシー海峡に身を投げたくなる感じです。
ちなみに、サビの入口の「10年後の私へ」の部分はどう訳されているとかというと、「謹獻給十年後親愛的我(jinxian gei shinian hou qin'ai de wo)」という予想以上のものに。「給十年後親愛的我」はおいらも考えて「詰め込みすぎかなあ」と思っていたのに、さらに2音多い。でもちゃんと歌えてる。すげえええ。
っていうか、今試してみたけど、ここだけだったら確かにどうにか舌が回った。あとはダメなところがほとんどですね。ああそっか、単においらが自分のいっぱいいっぱいな能力を基準に考えていたからダメだったんだね。もっと頑張らないと。
今回は、もう本当にいろいろ勉強になりました。歌詞の意味やイメージを理解した上で、それを損なわずにアレンジが加わっていて、「すげえ!そうきたか!」っていう感じの訳詞です。「今は誰を好きですか? それとも変わらずに あの人が好きですか?」が、
> 現在是誰佔據在你的心中?
> 還是你從來也不曾變過
> 在心裡總是不願意讓他走
ああ。これは萌え死ねる。ちょっとすっ飛びすぎじゃない?っていう歌詞も無くは無いけど、これはこれで全然ありだし!
それにしても勢い余ってやる気を出して、FAX&委員長より先にパイロット版にもならない拙訳を晒さなくてよかった。もしそうなってたら恥ずかしくて顔から火が出るどころかそのまんま焚身ですよ(東亜+的に)。あんまり調子こかないで、これまでどおり中→日だけ(そっちにしたって充分力不足なのにね)頑張ろうと思います。
> この「letter song」なんですが、昨日鼻歌で歌っててふと思い浮かんだのは、
> 「あれ?これ中国語で歌えるんじゃない?」という中二病(か?)全開な背伸びしまくりの発想。
> メロディーがゆっくりだし、歌詞も情景が思い浮かびやすい(と、この時は思った)しね。
> サビの入口の「10年後の私へ」は「給十年後的我」かなあって試しに口ずさんでみると、音が足りない。2音足りない。
> vocaloid中文歌詞wikiを見てみたけどやっぱり同じ訳だ。どうしよう。「給十年後的我自己」にしたら歌えるかな。
> というよりこの中文の歌詞、日本語の歌詞をしっかりと訳しているのだけど、これそのまんまじゃあんまり歌えない。
> というより、たぶん中国語で歌うことよりも、「あの日本語の歌詞はどういうことを言っているのか」
> っていう中国語圏の人への資料提供っていう位置付けなんだろうけど、これはなんかもったいないなあ。
> 調子に乗ってちょろちょろっと中国語の歌詞を考えてみたけど、これって案外勉強になるね。
というのを書いてました。
さすがに誰も覚えてないだろうし、需要もないから(でもせっかくだから中の人の隣の人が持ってる初音ミクに歌わせてもらおうと思ったら、「中国語のeとかyuとかなんてたぶん出せない」って言われた。こういうところだけ目ざとい)たらたらとやっていたら、「どうなりました?」と意外なところから聞かれて正直面食らいました。
えっと、結論から言うとほとんどできてます。でも推敲してないし(やっぱり日→中はへっくんに見てもらわないと不安)、通しで軽く歌ってみることもしていないので、いずれにせよ手直しは必要な状況でした。
でした。というのは、もうそんな必要もなくなっちゃったからなんです。
「可逆的なるもの、不可逆的なるもの。」を書いた10日の時点では、歌うための中国語の歌詞って見当たらなかったんですけど、いつの間にか世に出ていました。あはは。
しかも、歌っているのが委員長さんだよ。やっぱりチャイ語で歌っても日本語で歌っても上手いよ。
おまけに歌詞が神憑ってるよ。おいらのなんて基本的に和文中訳の文章をベースに力ずくで音数調整しようとしただけだから、天と地だよ。高尾山と高雄市くらい違うよ。どこの誰が書いたのかと思ったら、
> 今回の歌詞はFAX社長が書いたです、相変わらす神クオリティーです。
メルトのFallenAngelX(FAX)氏か!どう考えても勝てません。本当にありがとうございました。
いやあもう、なんかやろうとしていたこと自体が恥ずかしくなっちゃうね。鵝鑾鼻灯台からバシー海峡に身を投げたくなる感じです。
ちなみに、サビの入口の「10年後の私へ」の部分はどう訳されているとかというと、「謹獻給十年後親愛的我(jinxian gei shinian hou qin'ai de wo)」という予想以上のものに。「給十年後親愛的我」はおいらも考えて「詰め込みすぎかなあ」と思っていたのに、さらに2音多い。でもちゃんと歌えてる。すげえええ。
っていうか、今試してみたけど、ここだけだったら確かにどうにか舌が回った。あとはダメなところがほとんどですね。ああそっか、単においらが自分のいっぱいいっぱいな能力を基準に考えていたからダメだったんだね。もっと頑張らないと。
今回は、もう本当にいろいろ勉強になりました。歌詞の意味やイメージを理解した上で、それを損なわずにアレンジが加わっていて、「すげえ!そうきたか!」っていう感じの訳詞です。「今は誰を好きですか? それとも変わらずに あの人が好きですか?」が、
> 現在是誰佔據在你的心中?
> 還是你從來也不曾變過
> 在心裡總是不願意讓他走
ああ。これは萌え死ねる。ちょっとすっ飛びすぎじゃない?っていう歌詞も無くは無いけど、これはこれで全然ありだし!
それにしても勢い余ってやる気を出して、FAX&委員長より先にパイロット版にもならない拙訳を晒さなくてよかった。もしそうなってたら恥ずかしくて顔から火が出るどころかそのまんま焚身ですよ(東亜+的に)。あんまり調子こかないで、これまでどおり中→日だけ(そっちにしたって充分力不足なのにね)頑張ろうと思います。
李登輝元総統が日本にいらっしゃるとなると、どうも平穏無事な旅行にはなりえないようです。沖縄を訪問していた李登輝元総統が24日、仲井真沖縄県知事らと昼食をとった際、
> 「私にいわせれば尖閣諸島(中国名・釣魚島)は日本の領土である」
と尖閣諸島の領有権について言及したとのこと(↑は↓のスレの引用元である産経新聞から)。
【台湾】李登輝元総統、「尖閣は日本領土だ」と沖縄で表明[9/24]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1222266774/
しかも、馬英九が尖閣諸島について「領有権を棚上げし、漁業問題の早期解決を」という見解を示してた直後なだけに、政府サイドは大慌てだろうね。いまいち誤解しっぱなしな人もいるんですが、「まずは漁業問題を」というのも、6月の聯合号の前も後も台湾サイドが変わらず言っているところ。このへんは「なんか結局変な報道が入り混じる台湾漁船と海保巡視船の衝突事件。」でも書いたんですがめんどいので引用。
> 尖閣諸島での漁業権益は手放しがたい、さりとて日本側に分がある以上、
> 主権の存在を否定して「漁業権だけキープ」というのは至難の業。
> となればあくまで主権を主張して、ひとまず主権問題は棚上げしてキープしつつ、
> 漁業権益の問題を先行してまとめ、一定の権益を確保してソフトランディングを図ろうっていう考えも見え隠れする。
馬英九がそこまで考えているかは別として、少なくともそこまで領土馬鹿は、そうそういないだろうっていうのがおいらの考えです。もっとも、李登輝元総統は、↓みたく一連の交渉意図(陳政権もやり方も否定しているような感じだなあ)をバッサリ切ってますけどね。
> 馬政権の強硬姿勢は「漁業権とは関係がなく、政治的にやっているだけ。
> (日本は)神経質にならない方がいい」と述べた。
【台湾】「日台は特別なパートナー」馬英九総統、関係強化を訴える[09/19]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1221833557/
今回の李登輝発言は、「主権は日本にあると思う」と綱引きの最初の段階で綱を切ってしまったうえに、さらに「漁業権とは関係ない」と次のステップもバッサリやってしまいました。「漁業権のための主権」という考えすらも否定されちゃったんだけど、となると、これまで(少なくとも陳水扁政権時代は)対日的に交渉してきた漁業権はどうなってしまうんだろうか。この産経の記事だけを読むと、従来の「まずは主権を棚上げして漁業権を」という台湾側の主張は、「主権を否定しているんだから漁業権なんておとといきやがれ」となりかねない。
こういう時は、本人の話をできるだけもってくるというのが筋なんだけど、何が困ったって、今回のこの発言は日本語で話したっていうこと。日本のソースだとやたら主権の話が取り上げられてるし、台湾ソースだとどうしても翻訳バイアスが否定できない。
困った挙句、やっぱり台湾ソースから。RTIによればやっぱり日本語での挨拶の中でのことみたい。
> 「第二次世界大戦中、沖縄と台湾は密接で不可分な関係にあった。
> 今でもしばしば話題になり、沖縄の人にとっても非常に関心の高い尖閣諸島問題だが、
> 私個人の見解を申せば、尖閣諸島は日本に属するものである」
念のため書いておくと、RTIの「琉球」は「沖縄」に訳してるし、「釣魚台」は「尖閣諸島」って訳してます。李登輝元総統がどのような単語を使ったかはわかりません。
李登輝元総統はさらに、尖閣諸島周辺の良好な漁場で漁をした沖縄の人が(より近い)基隆に水揚げし、台北の市場で売って稼いでいたと説明。当時の沖縄県政府が尖閣諸島を台北州に管理を委託していたが、第二次世界大戦後に沖縄が米軍の占領下に入り、日本に復帰したのだから日本が当該海域を守るのは当然という考えですね。李登輝元総統はその上で、日本統治時代は同じ国であったため台湾側の漁師も漁を行っていた名残があるため、問題が複雑になっていると指摘しています。
じゃあその漁業権の問題については、というと、以前(総統の頃かな)日本の農林水産省に台湾と交渉する必要があると訴えた、という話をしたうえで先の政治問題発言に続いています。
この昼食会での発言には、同席した人たちもびびっただろうけど、同行のマスコミも大いに驚いたはず。次に訪れた首里城ではやっぱりこの件でマイクを向けられ、
> 「もちろん日本のものだ。そうでなければどこのものだというのか?
> 歴史上も何の記載が無く、いかなる決定や地理上の区分もない以上、台湾が「台湾のものだ」とは言うことができない」
とコメント。
東森やTVBSによれば
> 「歴史上も何の記載が無く、いかなる決定や地理上の区分もない。
> 歴史的にも永遠の事実がない以上、尖閣諸島が台湾のものだと言うのであれば
> どのようにしてそのように主張できるのか?
> とても綺麗な女性を見つけて、「あの人は俺の嫁」と言っているようなものだ。それを有効だと思うかね?
と発言したとか。あ、ごめん、「俺の嫁」はほんのちょっとだけ意訳。
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?NewsID=127076&t=1 (RTI)
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/25/today-p5.htm (自由時報)
http://www.nownews.com/2008/09/25/91-2340084.htm (東森Now News)
http://www.tvbs.com.tw/news/news_list.asp?no=yehmin20080924141129 (TVBS)
この一覧の発言、「尖閣諸島はどういう理由でどこの国のものか」という点と「日本統治期以来の台湾・沖縄漁民の権益調整は」という二つがあると思うんですが、白か黒かしか決めようがない前者にばかり着目されてしまうのは仕方のないことなのかな。
この発言、藍系メディアを中心に反響を招くことに。聯合報は東京特派員の陳世昌が24日電で「媚日発言を行った」と伝えています。ただこの記事、
> 釣魚島は「日本の領土」であり、主権も漁業権の問題も存在しないと発言した。
と伝えているんですが、少なくとも李登輝元総統の会話文を掲載しているソースを読む限り、「主権が無いから漁業権もありえない」とまでは言ってないよ。上に書いた二つの論点のうち、後半の漁業権益の調整については、必ずしも主権に連動して0か100かではないよね。むしろ李登輝発言の主旨を汲めば、漁業権問題の解決のためや単なる外交カードとして主権の問題を持ち出すのではなく、確固たる主権主張の根拠がない以上、漁業権の問題は漁業権の問題として対応するべきだと解するのが妥当じゃない?
http://www.udn.com/2008/9/25/NEWS/NATIONAL/NAT1/4532356.shtml (聯合報)
とは言うものの、これまでの台湾側の主張は「まず主権主張ありき」だったわけで、外交部サイドの反応はどうなの?っていうことになるんですが、狙ってか狙わずかはわかんないけどこの日は馮寄台次期駐日代表の任命式。歐鴻鍊外交部長とセットでマスコミに捕まります。
まずは歐鴻鍊外交部長から、
> 釣魚台は我々中華民国の領土であり、我々政府のこの立場は非常に明らかかつ確固たるものである。
> 李登輝元総統の個人的な発言について、私が評論することは無い。
さらに馮寄台次期駐日代表は、
> 私がしばらく前に教えを請いに李登輝元総統を訪問した際には、我々はこの問題について何も話さなかった。
> 沖縄に発つ李登輝元総統を私が見送った際にも、この問題についても話はなかった。
> 釣魚台は中華民国の領土であり、私はこれは絶対に変わらないことだと考えている。
> しかし、一つ付け加えるとすれば、日本に対し、我々は日本が釣魚台を日本の領土だと考えていることを
> 理解しているし、この争いについて今後外交ルートを通じて平和的に解決したいと考えている。
とコメント。ご丁寧に外交部だけではなく、台北駐日経済文化代表処も同様の声明を発表しています。
確かに当の李登輝元総統本人が「私個人の見地から言えば(就我個人的觀點來說)」と前置きしているので、歐鴻鍊の発言も無難と言えば無難。ただ、「個人的な発言」なのに外交部長が後述のとおりコメントしたり、外交部や駐日代表処のサイトに声明を出すというのはちょっと矛盾しちゃっている気がする。また、とかく「一戦も辞さず」だけがクローズアップされ、その前の「外交交渉を重ねに重ね」が置き去りにされた劉行政院長発言を意識してか「外交ルートを通じて平和的に解決したい」という馮寄台発言も妥当と言えば妥当。
ただ、そこに越えられない壁があるとすれば、この二人がいずれも李登輝発言の「どのようにしてそのように主張できるのか?」に答えられていないというところかな。25日には歐鴻鍊が「遺憾だ」というコメントも出したけど、やっぱり中身が無くて説得力に欠ける。さすがにことこれに限って言えば「俺の嫁」は絵空事以下でしかないのだけれど。
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?NewsID=127073&t=1 (RTI)
http://www.udn.com/2008/9/24/NEWS/NATIONAL/NAT1/4531321.shtml (中央通訊社→聯合報)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,130502+132008092500932,00.html (中国時報)
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?NewsID=127213&t=1 (RTI)
http://www.mofa.gov.tw/webapp/content.asp?cuItem=33315&mp=1 (中華民国外交部)
http://www.taiwanembassy.org/JP/ct.asp?xItem=68520&ctNode=1453&mp=202 (台北駐日経済文化代表処)
今回の李登輝発言によって、今後の日台間の交渉に一石が投じられたのは間違いないのだけれど、はたしてこれで外交部がスタンスを見直すかというとかなり厳しいと思う。
おまけに各種の報道を見てみると、呂秀蓮・前副総統が「遺憾だ」「自重してほしい」とコメント。まさか呂秀蓮がそんな餌に釣られるとはくまー。
さらに、例の聯合号の船長になぜか取材に行ったのがTVBS。本筋にまったく関係ない「日本はぐずぐずしているし何の誠意も無い、何の誠意も無いんだ」という批判からスタートし、「(李登輝元総統は)日本人なのか?台湾人なのか?日本人なら二度と台湾の金を受け取る必要は無い!」とエキサイト。きみはじつにばかだな。と思ったらこのTVBS、最後の〆めが「聯合号の衝突事件で台日関係が敏感な時期に、李登輝元総統のこのような発言は、聯合号の船長の怒りに満ちた罵倒を招いたが、実に仕方の無いことだ」という斜め上。
船長はどうでもいいとして、メディアがここまでこぞって面白おかしく取り上げているのを目の当たりにすると、今ごろ帰国しているはずの李登輝元総統に対するバッシングが起きないかとちょっと不安になります。
http://www.tvbs.com.tw/NEWS/NEWS_LIST.asp?no=aj100920080924193021 (TVBS)
http://www.tvbs.com.tw/NEWS/NEWS_LIST.asp?no=blue20080925103002 (TVBS)
船長がこれだけ盛大に釣られるのであれば、これは北京にも盛大に釣られていただいて、中台の反発は(ryと報じた共同の顔も立ててもらいたいところ。
ところが、なかなかぱっとした報道がありません。新華社は「TVBSが報じた」という中国新聞網の記事を転載する形で伝え、期待の環球時報もたいはんが中国新聞網からの切った貼った。呂秀蓮の発言こそ環球時報の名前で伝えているけど、これも上記のTVBSからの切り貼り。
中国サイドがいまいち乗ってこないのは、恐らく麻生政権誕生直後だけあって、自分が不利な問題に首を突っ込むのを避けた(特にこれを契機に東アジアガス田に飛び火して逆風が吹くことも想定できるし)というのがいちばんなのかと思います。まして台湾サイドと大きく異なるのは「これは単なる李登輝の私的な旅行での私的な発言」と片付けられないこと。だって、これまで何度となく入れてきた茶々が「すいません、あれは単なる嫌がらせでした」っていうことになっちゃうからね。「李登輝の発言にはとにかく全部に政治的意図がある」と言ってきた以上、少なくとも黙殺はできないはずなんです。かと言って聯合号事件の時と違ってしゃしゃり出るのは結構危険な賭け。あの時は対日本サイドに立つことで台湾を引き込むことができたけど、今回同じことをしようとすれば台湾の李登輝支持層まで敵に回しかねないからね。対日本という観点からも、対台湾という観点からも案外動きを封じられた今回の中国。そう考えると今回の李登輝発言は、図らずも土俵から上手く中国を排除する格好になって、これはけっこう面白いなあと思った。
http://news.xinhuanet.com/tw/2008-09/24/content_10103113.htm (新華社)
http://www.chinanews.com.cn/tw/twyw/news/2008/09-25/1393302.shtml (中国新聞網)
http://www.chinanews.com.cn/tw/twyw/news/2008/09-24/1392669.shtml (中国新聞網)
http://taiwan.huanqiu.com/news/2008-09/235986.html (環球時報)
http://taiwan.huanqiu.com/news/2008-09/236341.html (環球時報)
http://taiwan.huanqiu.com/news/2008-09/236855.html (環球時報)
★ 追記。
李登輝元総統は、台湾に帰る25日にもぶちかましてくれました。
訪日最終日となった今朝、朝食会で再び「尖閣諸島は日本の領土」と発言したそうです。なんでも昨日、駐日経済文化代表処の羅坤燦代理代表に「どういう理由で尖閣諸島が台湾の領土だと主張するのか?」と聞いたところ、「地形から判断できる」と返ってきたとか。あ、やっちゃったよこれ。案の定、李登輝元総統は「そうなると、台湾と沖縄は全て中国のものになってしまう」と一蹴。劉行政院長の発言にも触れた後で、「中国人はみんなそのような感じだ。どうしてもしたいと思ったら強引なやり方を使おうとする。しかし、世界には法律、ルールというものがあるのだ」と説いたとのこと。
さらに、2001年に治療のため訪日する前に、当時の田中真紀子外相に「何をしに来るのだ」と阻まれたことについて触れ、
> 「田中真紀子の父親は田中角栄元首相だ、任期内に中国と国交を結んだ、媚中の足元を見失った者だ。
> 父親も奇怪なら、娘もまた奇怪だ。しかし、ここ2,3年の訪日は自由になった。
> 以前は行動が制限されていたが、今は私の安全を確保すると言ってくれる。
> 彼らにはぜひとも感謝の言葉を述べたい」
と、ここ数年での日本の対応の変化について語っていました。
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,130502+132008092500931,00.html (中央通訊社→中国時報)
> 「私にいわせれば尖閣諸島(中国名・釣魚島)は日本の領土である」
と尖閣諸島の領有権について言及したとのこと(↑は↓のスレの引用元である産経新聞から)。
【台湾】李登輝元総統、「尖閣は日本領土だ」と沖縄で表明[9/24]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1222266774/
しかも、馬英九が尖閣諸島について「領有権を棚上げし、漁業問題の早期解決を」という見解を示してた直後なだけに、政府サイドは大慌てだろうね。いまいち誤解しっぱなしな人もいるんですが、「まずは漁業問題を」というのも、6月の聯合号の前も後も台湾サイドが変わらず言っているところ。このへんは「なんか結局変な報道が入り混じる台湾漁船と海保巡視船の衝突事件。」でも書いたんですがめんどいので引用。
> 尖閣諸島での漁業権益は手放しがたい、さりとて日本側に分がある以上、
> 主権の存在を否定して「漁業権だけキープ」というのは至難の業。
> となればあくまで主権を主張して、ひとまず主権問題は棚上げしてキープしつつ、
> 漁業権益の問題を先行してまとめ、一定の権益を確保してソフトランディングを図ろうっていう考えも見え隠れする。
馬英九がそこまで考えているかは別として、少なくともそこまで領土馬鹿は、そうそういないだろうっていうのがおいらの考えです。もっとも、李登輝元総統は、↓みたく一連の交渉意図(陳政権もやり方も否定しているような感じだなあ)をバッサリ切ってますけどね。
> 馬政権の強硬姿勢は「漁業権とは関係がなく、政治的にやっているだけ。
> (日本は)神経質にならない方がいい」と述べた。
【台湾】「日台は特別なパートナー」馬英九総統、関係強化を訴える[09/19]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1221833557/
今回の李登輝発言は、「主権は日本にあると思う」と綱引きの最初の段階で綱を切ってしまったうえに、さらに「漁業権とは関係ない」と次のステップもバッサリやってしまいました。「漁業権のための主権」という考えすらも否定されちゃったんだけど、となると、これまで(少なくとも陳水扁政権時代は)対日的に交渉してきた漁業権はどうなってしまうんだろうか。この産経の記事だけを読むと、従来の「まずは主権を棚上げして漁業権を」という台湾側の主張は、「主権を否定しているんだから漁業権なんておとといきやがれ」となりかねない。
こういう時は、本人の話をできるだけもってくるというのが筋なんだけど、何が困ったって、今回のこの発言は日本語で話したっていうこと。日本のソースだとやたら主権の話が取り上げられてるし、台湾ソースだとどうしても翻訳バイアスが否定できない。
困った挙句、やっぱり台湾ソースから。RTIによればやっぱり日本語での挨拶の中でのことみたい。
> 「第二次世界大戦中、沖縄と台湾は密接で不可分な関係にあった。
> 今でもしばしば話題になり、沖縄の人にとっても非常に関心の高い尖閣諸島問題だが、
> 私個人の見解を申せば、尖閣諸島は日本に属するものである」
念のため書いておくと、RTIの「琉球」は「沖縄」に訳してるし、「釣魚台」は「尖閣諸島」って訳してます。李登輝元総統がどのような単語を使ったかはわかりません。
李登輝元総統はさらに、尖閣諸島周辺の良好な漁場で漁をした沖縄の人が(より近い)基隆に水揚げし、台北の市場で売って稼いでいたと説明。当時の沖縄県政府が尖閣諸島を台北州に管理を委託していたが、第二次世界大戦後に沖縄が米軍の占領下に入り、日本に復帰したのだから日本が当該海域を守るのは当然という考えですね。李登輝元総統はその上で、日本統治時代は同じ国であったため台湾側の漁師も漁を行っていた名残があるため、問題が複雑になっていると指摘しています。
じゃあその漁業権の問題については、というと、以前(総統の頃かな)日本の農林水産省に台湾と交渉する必要があると訴えた、という話をしたうえで先の政治問題発言に続いています。
この昼食会での発言には、同席した人たちもびびっただろうけど、同行のマスコミも大いに驚いたはず。次に訪れた首里城ではやっぱりこの件でマイクを向けられ、
> 「もちろん日本のものだ。そうでなければどこのものだというのか?
> 歴史上も何の記載が無く、いかなる決定や地理上の区分もない以上、台湾が「台湾のものだ」とは言うことができない」
とコメント。
東森やTVBSによれば
> 「歴史上も何の記載が無く、いかなる決定や地理上の区分もない。
> 歴史的にも永遠の事実がない以上、尖閣諸島が台湾のものだと言うのであれば
> どのようにしてそのように主張できるのか?
> とても綺麗な女性を見つけて、「あの人は俺の嫁」と言っているようなものだ。それを有効だと思うかね?
と発言したとか。あ、ごめん、「俺の嫁」はほんのちょっとだけ意訳。
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?NewsID=127076&t=1 (RTI)
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/25/today-p5.htm (自由時報)
http://www.nownews.com/2008/09/25/91-2340084.htm (東森Now News)
http://www.tvbs.com.tw/news/news_list.asp?no=yehmin20080924141129 (TVBS)
この一覧の発言、「尖閣諸島はどういう理由でどこの国のものか」という点と「日本統治期以来の台湾・沖縄漁民の権益調整は」という二つがあると思うんですが、白か黒かしか決めようがない前者にばかり着目されてしまうのは仕方のないことなのかな。
この発言、藍系メディアを中心に反響を招くことに。聯合報は東京特派員の陳世昌が24日電で「媚日発言を行った」と伝えています。ただこの記事、
> 釣魚島は「日本の領土」であり、主権も漁業権の問題も存在しないと発言した。
と伝えているんですが、少なくとも李登輝元総統の会話文を掲載しているソースを読む限り、「主権が無いから漁業権もありえない」とまでは言ってないよ。上に書いた二つの論点のうち、後半の漁業権益の調整については、必ずしも主権に連動して0か100かではないよね。むしろ李登輝発言の主旨を汲めば、漁業権問題の解決のためや単なる外交カードとして主権の問題を持ち出すのではなく、確固たる主権主張の根拠がない以上、漁業権の問題は漁業権の問題として対応するべきだと解するのが妥当じゃない?
http://www.udn.com/2008/9/25/NEWS/NATIONAL/NAT1/4532356.shtml (聯合報)
とは言うものの、これまでの台湾側の主張は「まず主権主張ありき」だったわけで、外交部サイドの反応はどうなの?っていうことになるんですが、狙ってか狙わずかはわかんないけどこの日は馮寄台次期駐日代表の任命式。歐鴻鍊外交部長とセットでマスコミに捕まります。
まずは歐鴻鍊外交部長から、
> 釣魚台は我々中華民国の領土であり、我々政府のこの立場は非常に明らかかつ確固たるものである。
> 李登輝元総統の個人的な発言について、私が評論することは無い。
さらに馮寄台次期駐日代表は、
> 私がしばらく前に教えを請いに李登輝元総統を訪問した際には、我々はこの問題について何も話さなかった。
> 沖縄に発つ李登輝元総統を私が見送った際にも、この問題についても話はなかった。
> 釣魚台は中華民国の領土であり、私はこれは絶対に変わらないことだと考えている。
> しかし、一つ付け加えるとすれば、日本に対し、我々は日本が釣魚台を日本の領土だと考えていることを
> 理解しているし、この争いについて今後外交ルートを通じて平和的に解決したいと考えている。
とコメント。ご丁寧に外交部だけではなく、台北駐日経済文化代表処も同様の声明を発表しています。
確かに当の李登輝元総統本人が「私個人の見地から言えば(就我個人的觀點來說)」と前置きしているので、歐鴻鍊の発言も無難と言えば無難。ただ、「個人的な発言」なのに外交部長が後述のとおりコメントしたり、外交部や駐日代表処のサイトに声明を出すというのはちょっと矛盾しちゃっている気がする。また、とかく「一戦も辞さず」だけがクローズアップされ、その前の「外交交渉を重ねに重ね」が置き去りにされた劉行政院長発言を意識してか「外交ルートを通じて平和的に解決したい」という馮寄台発言も妥当と言えば妥当。
ただ、そこに越えられない壁があるとすれば、この二人がいずれも李登輝発言の「どのようにしてそのように主張できるのか?」に答えられていないというところかな。25日には歐鴻鍊が「遺憾だ」というコメントも出したけど、やっぱり中身が無くて説得力に欠ける。さすがにことこれに限って言えば「俺の嫁」は絵空事以下でしかないのだけれど。
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?NewsID=127073&t=1 (RTI)
http://www.udn.com/2008/9/24/NEWS/NATIONAL/NAT1/4531321.shtml (中央通訊社→聯合報)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,130502+132008092500932,00.html (中国時報)
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?NewsID=127213&t=1 (RTI)
http://www.mofa.gov.tw/webapp/content.asp?cuItem=33315&mp=1 (中華民国外交部)
http://www.taiwanembassy.org/JP/ct.asp?xItem=68520&ctNode=1453&mp=202 (台北駐日経済文化代表処)
今回の李登輝発言によって、今後の日台間の交渉に一石が投じられたのは間違いないのだけれど、はたしてこれで外交部がスタンスを見直すかというとかなり厳しいと思う。
おまけに各種の報道を見てみると、呂秀蓮・前副総統が「遺憾だ」「自重してほしい」とコメント。まさか呂秀蓮がそんな餌に釣られるとはくまー。
さらに、例の聯合号の船長になぜか取材に行ったのがTVBS。本筋にまったく関係ない「日本はぐずぐずしているし何の誠意も無い、何の誠意も無いんだ」という批判からスタートし、「(李登輝元総統は)日本人なのか?台湾人なのか?日本人なら二度と台湾の金を受け取る必要は無い!」とエキサイト。きみはじつにばかだな。と思ったらこのTVBS、最後の〆めが「聯合号の衝突事件で台日関係が敏感な時期に、李登輝元総統のこのような発言は、聯合号の船長の怒りに満ちた罵倒を招いたが、実に仕方の無いことだ」という斜め上。
船長はどうでもいいとして、メディアがここまでこぞって面白おかしく取り上げているのを目の当たりにすると、今ごろ帰国しているはずの李登輝元総統に対するバッシングが起きないかとちょっと不安になります。
http://www.tvbs.com.tw/NEWS/NEWS_LIST.asp?no=aj100920080924193021 (TVBS)
http://www.tvbs.com.tw/NEWS/NEWS_LIST.asp?no=blue20080925103002 (TVBS)
船長がこれだけ盛大に釣られるのであれば、これは北京にも盛大に釣られていただいて、中台の反発は(ryと報じた共同の顔も立ててもらいたいところ。
ところが、なかなかぱっとした報道がありません。新華社は「TVBSが報じた」という中国新聞網の記事を転載する形で伝え、期待の環球時報もたいはんが中国新聞網からの切った貼った。呂秀蓮の発言こそ環球時報の名前で伝えているけど、これも上記のTVBSからの切り貼り。
中国サイドがいまいち乗ってこないのは、恐らく麻生政権誕生直後だけあって、自分が不利な問題に首を突っ込むのを避けた(特にこれを契機に東アジアガス田に飛び火して逆風が吹くことも想定できるし)というのがいちばんなのかと思います。まして台湾サイドと大きく異なるのは「これは単なる李登輝の私的な旅行での私的な発言」と片付けられないこと。だって、これまで何度となく入れてきた茶々が「すいません、あれは単なる嫌がらせでした」っていうことになっちゃうからね。「李登輝の発言にはとにかく全部に政治的意図がある」と言ってきた以上、少なくとも黙殺はできないはずなんです。かと言って聯合号事件の時と違ってしゃしゃり出るのは結構危険な賭け。あの時は対日本サイドに立つことで台湾を引き込むことができたけど、今回同じことをしようとすれば台湾の李登輝支持層まで敵に回しかねないからね。対日本という観点からも、対台湾という観点からも案外動きを封じられた今回の中国。そう考えると今回の李登輝発言は、図らずも土俵から上手く中国を排除する格好になって、これはけっこう面白いなあと思った。
http://news.xinhuanet.com/tw/2008-09/24/content_10103113.htm (新華社)
http://www.chinanews.com.cn/tw/twyw/news/2008/09-25/1393302.shtml (中国新聞網)
http://www.chinanews.com.cn/tw/twyw/news/2008/09-24/1392669.shtml (中国新聞網)
http://taiwan.huanqiu.com/news/2008-09/235986.html (環球時報)
http://taiwan.huanqiu.com/news/2008-09/236341.html (環球時報)
http://taiwan.huanqiu.com/news/2008-09/236855.html (環球時報)
★ 追記。
李登輝元総統は、台湾に帰る25日にもぶちかましてくれました。
訪日最終日となった今朝、朝食会で再び「尖閣諸島は日本の領土」と発言したそうです。なんでも昨日、駐日経済文化代表処の羅坤燦代理代表に「どういう理由で尖閣諸島が台湾の領土だと主張するのか?」と聞いたところ、「地形から判断できる」と返ってきたとか。あ、やっちゃったよこれ。案の定、李登輝元総統は「そうなると、台湾と沖縄は全て中国のものになってしまう」と一蹴。劉行政院長の発言にも触れた後で、「中国人はみんなそのような感じだ。どうしてもしたいと思ったら強引なやり方を使おうとする。しかし、世界には法律、ルールというものがあるのだ」と説いたとのこと。
さらに、2001年に治療のため訪日する前に、当時の田中真紀子外相に「何をしに来るのだ」と阻まれたことについて触れ、
> 「田中真紀子の父親は田中角栄元首相だ、任期内に中国と国交を結んだ、媚中の足元を見失った者だ。
> 父親も奇怪なら、娘もまた奇怪だ。しかし、ここ2,3年の訪日は自由になった。
> 以前は行動が制限されていたが、今は私の安全を確保すると言ってくれる。
> 彼らにはぜひとも感謝の言葉を述べたい」
と、ここ数年での日本の対応の変化について語っていました。
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,130502+132008092500931,00.html (中央通訊社→中国時報)
いつの間にか9月も後半。気がついたら秋も深まりつつあるし、学校ではいよいよ運動会シーズンが到来ですね。もっとも永田町の人たちは、徒競走よりも迫りくるサバイバルレースに、玉入れよりも票の出入りのほうが気になっているのかもしれないですけど。
22日、自民党の第23代総裁としてファンタジスタ麻生太郎が選出されました。
今月頭にフフンが辞任したときも「おおええああええおおええああええ。」で書いたように台湾からも注目を集めていたファンタジスタ麻生。今回の総裁選挙、そして今後の政局運営についてはどういう風に捉えられているのかな。
本当は、ちょっといつもとスタンスがずれるけど麻生新総理(予定)に求めることとか、代表の無投票3選が決まってから所信表明でいろんな政策を示す白紙委任政党の話とかいろいろしようと思ったんですが、あまりにずれるのと長すぎるのでカット。ま、いいよね。
やれ中国の毒粉ミルク事件だとか、台風の被害の復旧だとか、呉淑珍がまた欠席だとか、WHOがナメた真似をしたとか、ここ数日もニュースが目白押しの台湾。さすがに総裁選の結果の扱いも小さいかなと思ったんですが、麻生太郎のパーソナリティも手伝ってか結構な取り上げられ方。ちょっと驚き。
あ。いちおう断っておくけど、「マンガ好き」とか「オタク」とかっていうイメージだけが流布しているわけじゃないからね。日本でもやたらそのへんが強調されているけど、当の日本人がネタに走っちゃダメだよね。東亜+でも、聯合報→サーチナというコンボで「台湾では『麻生=オタクの人気者』と評価」なんていうスレが立ったけど、よもや台湾人がそんなイメージを普遍的に持っているなんて思ってやしないよね。「馬英九は反日」みたいな東亜+の紋切り型固定観念とは違うよ。
【台湾】麻生氏は「オタク」の人気者 台湾紙が好意的に紹介[09/22]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1222124602/
せっかくなので、たまには聯合報から。聯合報に限った話ではないんですが、今回の総裁選挙については5人の候補者やその争点、民主党との関係、迫っている衆議院の解散なんかについてもけっこう詳しく書いています。官房長官が誰になるか、なんてのも報道されていたりして、これって逆に日本のマスコミが総統府秘書長が誰かなんて報道しないよなあって考えるとすごいなあ。
もちろん、新首相(予定)がどんな人なのか、吉田茂の孫であることやマンガ好きのエピソード、モントリオール五輪に出たことや麻生セメントの話など、これってWikipediaかよっていうくらい詳しく書いてます。って、後で書く中国時報もそうなんですが、マジでWikipedia見て書いてないっすかこれ。
特筆すべきは東京の陳世昌特派員が23日に書いた「麻生は天命を受けて重責を担う 全力で民主党を打倒」っていう記事。実は、サーチナが引っ張った22日の「日本の首相は走馬灯のよう 怪人、病人、老人...闊人」と同じ人が書いてます。例の記事についてもサーチナはその1/3くらいしか紹介していないんですが、例えば蒋経国の次男である蒋孝武が駐日代表を務めていた頃に親交があったとか(これ初耳だなあ)も書いてあり、これはこれで原文を一読しておくべきだと思いますね。
さて、23日の記事なんですが、麻生新総裁がしきりに語っていた「天命」について「民主党を倒してからようやくスタートする」、つまりまずは衆議院選挙というハードルを越えられないと「天命」とやらもそれまでよ、という厳しい分析。それでいて
> 国民年金の問題で参院選挙で敗退し、その年金問題でも改竄のニュースが伝えられるなど
> 国民の不満は極限にまで高まっている。またアメリカの金融危機が日本にも押し寄せ
> 自民党が勝利できる可能性は高くない(超はしょって訳)
とこれまた厳しい指摘。本来であればご祝儀記事であってもいいはずなのに、締めくくりも
> もし麻生首相が選挙で敗北すれば、有史以来最短の任期の首相と言うことになってしまうだろう。
> しかし、幸運にもこの難関をクリアしすれば自民党は再起することができる。
> 麻生と小沢による「生死を賭けた戦い」となるだろう
というありさま。
けっこうというかかなり棘のあること書く人だなあっていうのが印象ですね。もっと平たく言うと、聯合報ってサーチナが引っ張ったような記事の書き方しているわけじゃないんですよ、必ずしも好意的っていうわけじゃないんですよ、っていう話になっちゃいますが。
22日
http://www.udn.com/2008/9/22/NEWS/WORLD/WOR3/4527301.shtml (聯合報ただし21日東京電)
http://www.udn.com/2008/9/22/NEWS/WORLD/WOR3/4527895.shtml (中央通訊社→聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/22/NEWS/WORLD/WOR3/4527299.shtml (聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/22/NEWS/WORLD/WOR3/4528189.shtml (中央通訊社→聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/22/NEWS/WORLD/WOR3/4527572.shtml (中央通訊社→聯合報)
23日
http://www.udn.com/2008/9/23/NEWS/WORLD/WOR3/4528888.shtml (聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/23/NEWS/WORLD/WOR3/4528880.shtml (聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/23/NEWS/WORLD/WOR3/4528778.shtml (ロイター→経済日報→聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/23/NEWS/WORLD/WOR3/4529730.shtml (中央通訊社→聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/23/NEWS/WORLD/WOR3/4528884.shtml (聯合報)
ちょっと面白かったのは中国時報。前回もちょっと捻った記事を書いていた東京特派員の黄菁菁なんですが、22日電の「自民党総裁に麻生氏、首相就任へ」では、麻生新総裁のことについても書くとともに、小池元防衛相について触れています。
> 小池は小泉改革の流れを受け継ぐものと目され、総裁選では小泉からも支持を得ていた。
> しかし小池は46票にとどまり、地方票は得られなかった。
> 政治評論家は、小池の落選を小泉人気が復活しないことの象徴だと分析し、
> 党内でも影響力がだんだんと失われていくのではないかと見ている。
とは言うものの、地方票も全部足してみれば次点(っていうかずいぶん差がついた次点だけど)だし、議員票も一定数確保していること(石原・石破より上だし)を考えれば、そこまで断じてよいものかっていう気もする。「8年ぶりの非町村派総裁の誕生」だとか、小泉人気だとか案外細かいこと書いてるなあ。
さらに、23日の中国時報は「今回の自民党総裁は、つなぎ」という厳しい見方の記事を書いています。なんか藍系メディア厳しくないっすか。麻生新首相(予定)の目下の役割は衆議院の解散だというところまでは聯合報と同じなんですが、自民党が敗北し下野するだろうというかなり否定的かつ断定的な観測。
もともと今回の総裁選でも、大派閥の領袖クラスが出なかったのはなぜか?(=衆議院選挙での敗北を見越しているからではないか?)という問いかけを行ったうえで、残りの4人についても知名度アップと閣僚入りを狙うための点数稼ぎだという厳しい指摘。うんまあ、間違っていないと思うけど、名乗りを上げるだけでも大変だと思うよ。
この記事、やたら自民党の派閥というものを揶揄して「麻生も、自らが小派閥であることから今回の新総裁も前途が平坦であれば勝てなかったと理解している」「日本の首相は自民党各派閥の制約や財閥のイベント、野党の国会質問、有権者へのアピール、多くのメディアの支持率調査、相次ぐ選挙など、プレッシャーに耐えることが求められる。戦後30人近い首相がいたが、5人が病気で辞職し、1人は在任中に亡くなり、1人は脳溢血で倒れて辞任した」「(義父鈴木善幸の発言を引用したうえで)しかし派閥の力関係というのは面白く、当選すると思った人が必ずしも当選せず、難しいと考えていた人が当選してしまったりもする」と言いたい放題。通しで読んだけど、あれ?この記事って何を言いたいんだろう。
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110504+112008092300304,00.html (中国時報)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110504+112008092300305,00.html (中国時報)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110504+112008092300306,00.html (中国時報)
自由時報はといえば、東京の張茂森が麻生新総裁のパーソナリティを「金持ちの中の金持ち」や「大嘴巴(ビッグマウス)」と形容して伝えてはいるんですが、Web版を見る限りそこまで話が広がる文章ではないなあっていう感じ。政治を射撃に見立てた導入部は上手いとは思うけどね。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/23/today-int1.htm (自由時報)
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/23/today-int2.htm (自由時報)
いちおう蘋果日報も見てみたんですが、写真で笑った。党本部前で喜ぶ若者の写真(ロイター電っていうことはこの写真って全世界にばらまかれてるのかあ)とか、秋葉原の店頭で売られている「太郎ちゃんの牛乳カステラ」(いっしょに写っている商品が全力で誤解を招いている)とかの写真は、狙いすぎでしょ。
日台関係がどうだとかもちゃんと書いてあるんですが、写真の使い方にりんごカラーが溢れていて面白いや。
http://1-apple.com.tw/index.cfm?Fuseaction=Article&Sec_ID=3&ShowDate=20080923&IssueID=20080923&art_id=30982183&NewsType=1&SubSec=11 (蘋果日報)
http://1-apple.com.tw/index.cfm?Fuseaction=Article&Sec_ID=3&ShowDate=20080923&IssueID=20080923&art_id=30982195&NewsType=1&SubSec=11 (蘋果日報)
最後に、台湾の主要な人物なんかの反応も適当に集めてみますか。まずは馬英九総統ですが、22日の新総裁選出後すぐに祝電を打ったほか、23日には外交部が「麻生氏と台湾政界は関係が深く、今後台日関係がますます進展することを願っている(超はしょって訳)」という内容のコメントを発表。
一方、22日の民視によれば、沖縄を訪問中の李登輝元総統は麻生新総裁の誕生にかなりご機嫌だったとか。ただ、同時に馬英九を非難したとも書いてあるので、これはきっと過去の麻生発言(台湾を国と呼んだ一件)と馬英九の二国論否定を比べての発言っていう可能性があるけどね。もっとも、台湾の総統が二国論を否定して、日本の新首相が二国論を過去に肯定していたとなれば、そりゃあ提唱者とすれば自然な反応なんだけどさ。
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?NewsID=126929&t=1 (RTI)
http://news.ftv.com.tw/Search_News.aspx?sno=2008922P19M1 (民視)
四大紙を見ていて思ったのは、「名家のボンボンである反面、庶民派なところがある」とか「反中親台な発言が多い」というやっぱり入口な取り上げ方が多いとこですね。いくら関係の深い国とはいえ、さすがに自由と繁栄の弧の話や、消費税の話まで踏み込んだものが無かったのはいたし方の無いとこかな。
とはいえ、今回の総裁選挙や後に控える衆議院選挙が麻生新総裁と自由民主党にとって正念場であることは、台湾のメディアも関心を持っているのは上に書いたとおり。藍系メディアの厳しい見方は意外だったけどね。祖父吉田茂は自由民主党誕生の夜明け前を担った人だったけど、その孫は果たして日没を見届ける羽目になっちゃうのかな。このところちょっと軽くなってしまった自民党総裁、麻生新総裁には重みある責務をしっかりと担ってもらいたいところ。意外なことに福岡県出身の首相というのは72年ぶりなんだって。その72年前に首相となった広田弘毅とは、世界情勢もこの言葉の意味合いも大きく違っているけれど、麻生新総裁にはまさに名門を崩さないよう頑張ってほしいものです。
22日、自民党の第23代総裁としてファンタジスタ麻生太郎が選出されました。
今月頭にフフンが辞任したときも「おおええああええおおええああええ。」で書いたように台湾からも注目を集めていたファンタジスタ麻生。今回の総裁選挙、そして今後の政局運営についてはどういう風に捉えられているのかな。
本当は、ちょっといつもとスタンスがずれるけど麻生新総理(予定)に求めることとか、代表の無投票3選が決まってから所信表明でいろんな政策を示す白紙委任政党の話とかいろいろしようと思ったんですが、あまりにずれるのと長すぎるのでカット。ま、いいよね。
やれ中国の毒粉ミルク事件だとか、台風の被害の復旧だとか、呉淑珍がまた欠席だとか、WHOがナメた真似をしたとか、ここ数日もニュースが目白押しの台湾。さすがに総裁選の結果の扱いも小さいかなと思ったんですが、麻生太郎のパーソナリティも手伝ってか結構な取り上げられ方。ちょっと驚き。
あ。いちおう断っておくけど、「マンガ好き」とか「オタク」とかっていうイメージだけが流布しているわけじゃないからね。日本でもやたらそのへんが強調されているけど、当の日本人がネタに走っちゃダメだよね。東亜+でも、聯合報→サーチナというコンボで「台湾では『麻生=オタクの人気者』と評価」なんていうスレが立ったけど、よもや台湾人がそんなイメージを普遍的に持っているなんて思ってやしないよね。「馬英九は反日」みたいな東亜+の紋切り型固定観念とは違うよ。
【台湾】麻生氏は「オタク」の人気者 台湾紙が好意的に紹介[09/22]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1222124602/
せっかくなので、たまには聯合報から。聯合報に限った話ではないんですが、今回の総裁選挙については5人の候補者やその争点、民主党との関係、迫っている衆議院の解散なんかについてもけっこう詳しく書いています。官房長官が誰になるか、なんてのも報道されていたりして、これって逆に日本のマスコミが総統府秘書長が誰かなんて報道しないよなあって考えるとすごいなあ。
もちろん、新首相(予定)がどんな人なのか、吉田茂の孫であることやマンガ好きのエピソード、モントリオール五輪に出たことや麻生セメントの話など、これってWikipediaかよっていうくらい詳しく書いてます。って、後で書く中国時報もそうなんですが、マジでWikipedia見て書いてないっすかこれ。
特筆すべきは東京の陳世昌特派員が23日に書いた「麻生は天命を受けて重責を担う 全力で民主党を打倒」っていう記事。実は、サーチナが引っ張った22日の「日本の首相は走馬灯のよう 怪人、病人、老人...闊人」と同じ人が書いてます。例の記事についてもサーチナはその1/3くらいしか紹介していないんですが、例えば蒋経国の次男である蒋孝武が駐日代表を務めていた頃に親交があったとか(これ初耳だなあ)も書いてあり、これはこれで原文を一読しておくべきだと思いますね。
さて、23日の記事なんですが、麻生新総裁がしきりに語っていた「天命」について「民主党を倒してからようやくスタートする」、つまりまずは衆議院選挙というハードルを越えられないと「天命」とやらもそれまでよ、という厳しい分析。それでいて
> 国民年金の問題で参院選挙で敗退し、その年金問題でも改竄のニュースが伝えられるなど
> 国民の不満は極限にまで高まっている。またアメリカの金融危機が日本にも押し寄せ
> 自民党が勝利できる可能性は高くない(超はしょって訳)
とこれまた厳しい指摘。本来であればご祝儀記事であってもいいはずなのに、締めくくりも
> もし麻生首相が選挙で敗北すれば、有史以来最短の任期の首相と言うことになってしまうだろう。
> しかし、幸運にもこの難関をクリアしすれば自民党は再起することができる。
> 麻生と小沢による「生死を賭けた戦い」となるだろう
というありさま。
けっこうというかかなり棘のあること書く人だなあっていうのが印象ですね。もっと平たく言うと、聯合報ってサーチナが引っ張ったような記事の書き方しているわけじゃないんですよ、必ずしも好意的っていうわけじゃないんですよ、っていう話になっちゃいますが。
22日
http://www.udn.com/2008/9/22/NEWS/WORLD/WOR3/4527301.shtml (聯合報ただし21日東京電)
http://www.udn.com/2008/9/22/NEWS/WORLD/WOR3/4527895.shtml (中央通訊社→聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/22/NEWS/WORLD/WOR3/4527299.shtml (聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/22/NEWS/WORLD/WOR3/4528189.shtml (中央通訊社→聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/22/NEWS/WORLD/WOR3/4527572.shtml (中央通訊社→聯合報)
23日
http://www.udn.com/2008/9/23/NEWS/WORLD/WOR3/4528888.shtml (聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/23/NEWS/WORLD/WOR3/4528880.shtml (聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/23/NEWS/WORLD/WOR3/4528778.shtml (ロイター→経済日報→聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/23/NEWS/WORLD/WOR3/4529730.shtml (中央通訊社→聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/23/NEWS/WORLD/WOR3/4528884.shtml (聯合報)
ちょっと面白かったのは中国時報。前回もちょっと捻った記事を書いていた東京特派員の黄菁菁なんですが、22日電の「自民党総裁に麻生氏、首相就任へ」では、麻生新総裁のことについても書くとともに、小池元防衛相について触れています。
> 小池は小泉改革の流れを受け継ぐものと目され、総裁選では小泉からも支持を得ていた。
> しかし小池は46票にとどまり、地方票は得られなかった。
> 政治評論家は、小池の落選を小泉人気が復活しないことの象徴だと分析し、
> 党内でも影響力がだんだんと失われていくのではないかと見ている。
とは言うものの、地方票も全部足してみれば次点(っていうかずいぶん差がついた次点だけど)だし、議員票も一定数確保していること(石原・石破より上だし)を考えれば、そこまで断じてよいものかっていう気もする。「8年ぶりの非町村派総裁の誕生」だとか、小泉人気だとか案外細かいこと書いてるなあ。
さらに、23日の中国時報は「今回の自民党総裁は、つなぎ」という厳しい見方の記事を書いています。なんか藍系メディア厳しくないっすか。麻生新首相(予定)の目下の役割は衆議院の解散だというところまでは聯合報と同じなんですが、自民党が敗北し下野するだろうというかなり否定的かつ断定的な観測。
もともと今回の総裁選でも、大派閥の領袖クラスが出なかったのはなぜか?(=衆議院選挙での敗北を見越しているからではないか?)という問いかけを行ったうえで、残りの4人についても知名度アップと閣僚入りを狙うための点数稼ぎだという厳しい指摘。うんまあ、間違っていないと思うけど、名乗りを上げるだけでも大変だと思うよ。
この記事、やたら自民党の派閥というものを揶揄して「麻生も、自らが小派閥であることから今回の新総裁も前途が平坦であれば勝てなかったと理解している」「日本の首相は自民党各派閥の制約や財閥のイベント、野党の国会質問、有権者へのアピール、多くのメディアの支持率調査、相次ぐ選挙など、プレッシャーに耐えることが求められる。戦後30人近い首相がいたが、5人が病気で辞職し、1人は在任中に亡くなり、1人は脳溢血で倒れて辞任した」「(義父鈴木善幸の発言を引用したうえで)しかし派閥の力関係というのは面白く、当選すると思った人が必ずしも当選せず、難しいと考えていた人が当選してしまったりもする」と言いたい放題。通しで読んだけど、あれ?この記事って何を言いたいんだろう。
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110504+112008092300304,00.html (中国時報)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110504+112008092300305,00.html (中国時報)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110504+112008092300306,00.html (中国時報)
自由時報はといえば、東京の張茂森が麻生新総裁のパーソナリティを「金持ちの中の金持ち」や「大嘴巴(ビッグマウス)」と形容して伝えてはいるんですが、Web版を見る限りそこまで話が広がる文章ではないなあっていう感じ。政治を射撃に見立てた導入部は上手いとは思うけどね。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/23/today-int1.htm (自由時報)
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/23/today-int2.htm (自由時報)
いちおう蘋果日報も見てみたんですが、写真で笑った。党本部前で喜ぶ若者の写真(ロイター電っていうことはこの写真って全世界にばらまかれてるのかあ)とか、秋葉原の店頭で売られている「太郎ちゃんの牛乳カステラ」(いっしょに写っている商品が全力で誤解を招いている)とかの写真は、狙いすぎでしょ。
日台関係がどうだとかもちゃんと書いてあるんですが、写真の使い方にりんごカラーが溢れていて面白いや。
http://1-apple.com.tw/index.cfm?Fuseaction=Article&Sec_ID=3&ShowDate=20080923&IssueID=20080923&art_id=30982183&NewsType=1&SubSec=11 (蘋果日報)
http://1-apple.com.tw/index.cfm?Fuseaction=Article&Sec_ID=3&ShowDate=20080923&IssueID=20080923&art_id=30982195&NewsType=1&SubSec=11 (蘋果日報)
最後に、台湾の主要な人物なんかの反応も適当に集めてみますか。まずは馬英九総統ですが、22日の新総裁選出後すぐに祝電を打ったほか、23日には外交部が「麻生氏と台湾政界は関係が深く、今後台日関係がますます進展することを願っている(超はしょって訳)」という内容のコメントを発表。
一方、22日の民視によれば、沖縄を訪問中の李登輝元総統は麻生新総裁の誕生にかなりご機嫌だったとか。ただ、同時に馬英九を非難したとも書いてあるので、これはきっと過去の麻生発言(台湾を国と呼んだ一件)と馬英九の二国論否定を比べての発言っていう可能性があるけどね。もっとも、台湾の総統が二国論を否定して、日本の新首相が二国論を過去に肯定していたとなれば、そりゃあ提唱者とすれば自然な反応なんだけどさ。
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?NewsID=126929&t=1 (RTI)
http://news.ftv.com.tw/Search_News.aspx?sno=2008922P19M1 (民視)
四大紙を見ていて思ったのは、「名家のボンボンである反面、庶民派なところがある」とか「反中親台な発言が多い」というやっぱり入口な取り上げ方が多いとこですね。いくら関係の深い国とはいえ、さすがに自由と繁栄の弧の話や、消費税の話まで踏み込んだものが無かったのはいたし方の無いとこかな。
とはいえ、今回の総裁選挙や後に控える衆議院選挙が麻生新総裁と自由民主党にとって正念場であることは、台湾のメディアも関心を持っているのは上に書いたとおり。藍系メディアの厳しい見方は意外だったけどね。祖父吉田茂は自由民主党誕生の夜明け前を担った人だったけど、その孫は果たして日没を見届ける羽目になっちゃうのかな。このところちょっと軽くなってしまった自民党総裁、麻生新総裁には重みある責務をしっかりと担ってもらいたいところ。意外なことに福岡県出身の首相というのは72年ぶりなんだって。その72年前に首相となった広田弘毅とは、世界情勢もこの言葉の意味合いも大きく違っているけれど、麻生新総裁にはまさに名門を崩さないよう頑張ってほしいものです。
先日、ちょっと台湾の人のネットラジオを聴く機会がありました。もどかしそうに言葉を選びながら日本語で喋っていた前半、聴いているこっちも頭を使いましたね。会話っていうのは、やっぱりお互いが頭と頭を使わないと成り立たないんだなあって感じました。その中で、「最近、あんまりニュースを見ない」という話になって、
日「日本のニュースはダメダメですよ」
台「でも台湾はもっとダメダメですよ」
あぁぁぁぁぁぁぁぁ。ダメダメなニュースと、もっとダメダメなニュースを扱っているのがこのブログです。
ちなみに、後半は台湾の人たち向けにいわゆる「國語」で喋っていたんですが、これがさっぱりわかんない。理解できる割合なんて、今シーズン前半の横浜の勝率より低かったんじゃないかな。今のおいらには理解できない。頑張らないと。
さて、台湾の立法院長である王金平が来日中です。っていうか、これがうpされる頃には帰っちゃってるけど。これはちょっとしたニュースになってしかるべきだと思うんですが、ご存知のようにフフンの「あなたと違うんです」総辞職の結果、自民党は総裁選挙の真っ最中、かたやその他野党も選挙に向けて慌しく手と足と口を動かしている中なので、どうもタイミングが悪い。おまけに今月に入ってから大雨やら汚染米やらリーマン・ショックやらで政財界がてんやわんやな展開もあって、どうも注目されていません(とはいえ、台湾も株価は下げ止まらないし台風13号や三鹿粉ミルクなど似たようなことになっていますが)。
もともと今回の訪日は、今日(16日)に行われた日米台の3ヶ国の安全保障の専門家たちが意見交換を行う「戦略対話・東京ラウンド」に参加するためのもの。テーマが非常にセンシティブなため、こりゃあ産経くらいしかとりあげてくれないかなあ、と思っていたら、本当に産経しか取り上げてくれなかった。orz
「日台の連絡態勢構築を」日米台戦略対話会議
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080916/plc0809161804003-n1.htm (産経新聞)
この会、意見交換の内容こそ非公開なのですが、どうも王金平は冒頭で講演(基調講演みたいなのかな)を行ったようです。台湾ソースでしか見当たらないのがちょっと残念。そして、内容はというと、やっぱり基調講演みたいなものだったためか、そこまで新たな提案というようなほどではなく、いつものように「これまでの台日友好に感謝」「これから更なる台日友好の発展を」「そして、それこそがアメリカを含めた東アジアの安定的な平和をもたらす」というようなもの。いや、少なくともおいらはそう感じました。もっとも、政治や外交というのは部屋の鍵がかかってからが本番だから、オーベルテューレの段階で判断するのは早計かもしれないけどね。
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?t=1&NewsID=126036 (RTI/一次ソースは中央通訊社)
上の産経もRTIもそうなんですが、王金平がしっかりちゃっかりツーショットで写っているのは、安倍晋三前首相。もうじき元首相になっちゃうんですね。今回の催しの主催が安倍前首相のブレーンともいうべき岡崎元駐タイ大使率いる岡崎研究所だったから、というのが理由なんですが、台湾の立法府の長と日本の行政府の前の長、これはこれで貴重な写真です。
となると、日本で今最も注目されていると言ってもいい政治家、そして台湾でも親台派として通っている麻生太郎元外相との対面は?というのが期待されたんですが、残念ながらこっちは無し。王金平は8月にも来日しているんですが(この時、さっぱり取り上げられなかったのは、「緊急訪中中止。」のとおりでごめんなさい)、その際に二人は会談しています。例によってメディアはほっとんど取り上げてくれなかったのは言うまでもありません。
特に今回は総裁選挙と完全にかぶっていたこと、王金平も19日に始まる台湾の立法院会期のため15日に来日し16日にはもう帰るというとんぼ返りの日程もあいまって、直前まで会えるかどうかわからない状態のままでした。そして来日前日の14日になって、立法院サイドから「総裁選もあって忙しいので、白紙の状態だ」というコメントが出ました。そりゃしょうがないよね。
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?t=1&NewsID=124538 (RTI)
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?t=1&NewsID=125741 (RTI/一次ソースは中央通訊社)
さて、ここで「あれ?」と思った人もいるかと思うんですが、ほぼ同じ日程で来日し、ファンタジスタ麻生と会談した人がいます。そう、御家人さんが「ビョーキではなく本当の病気。」と的確に形容した李肇星前外相です。15日から17日まで東京で開催されている「第4回東京-北京 フォーラム」というのに参加するため訪日し、16日午前に麻生元外相と会談したとか。
麻生氏が中国前外相と会談
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008091600421 (時事通信)
【自民総裁選】麻生氏が小沢氏の国連主義批判 自民の公開討論会で
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080916/plc0809161919005-n1.htm (産経新聞)
上の記事にも書いてある通り、中国にしてみればほぼ「勝ち馬に乗る」状態で、かつて外相同士で文字通りいろいろやりあった仲をぶつけることによって、フフン政権の対中方針の継続を訴えかける狙いがあるだろうし、逆に麻生サイドとしても総裁選やその先の総選挙を見据えて、いわゆる「麻生首相が誕生すれば日中・日韓関係はまた悪くなる」というのを払拭する好機と捉えたんだろうね。
それはわかっているんだけど、ほぼ同じタイミングで東京にいながら会えなかった王金平のことを考えるとちょっとこれは不安になる。あちらは前の外相とはいえ今のポジションは全人代の外事委員会主任委員、一方で王金平の方は台湾の現役の立法院長だよ。わかりやすく言えば河野洋平。あ、ちょい待った、それはよくない例え。
この麻生・李会談は昨日(15日)時事通信が報じると、東亜でスレが立ったし台湾でも報じられました。上にも書いたように、14日の段階で「ローゼン、総裁選で忙しいからしょうがないよね」的な報道がなされていたのに、ほぼ同じスケジュールで東京に来ていた李肇星が横取りしたような形だから、なおのこと驚いたことだろうね。特に、「おおええああええおおええああええ。」でフフンの辞任の際の報道を並べた時に、やけに麻生太郎にスポットライトをあてていた中国時報の東京特派員黄菁菁は「引き続き親中路線?麻生と李肇星が会談」という記事を書いています。いやむしろ、フフンが親中路線だっていうのはやっぱり台湾でも周知の事実なのね。この記事で注目すべきは、李肇星サイドの狙いについて。時事通信も書いているんですが(というより、この中国時報の記事はほとんど時事通信の丸写しだなあ)、李肇星の目的について「首相に就任した場合に『靖国問題はどうするのか、日中関係をどうするのか』、『外相時代と変わりはあるのか』ということを確認するためのもの」と指摘しています。おっと、李肇星にそこまで任務を負わせるのか。
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110504+112008091600323,00.html (中国時報)
【政治】麻生×李肇星「盟友」会談へ 中国政府「首相」にらみ対中重視を確認する意向[09/15]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1221428780/
なるほど、確かにこの時期に品定めをしておきたい中共の考えもごもっとも。そして黄菁菁の微妙に悲壮感漂う見出しもごもっとも。今回の会談でどこまで確認できたのかはわからないけれど、少なくとも台湾より一歩前に出たのは確か。親台派、親台派と言って期待するだけというのは虫がよすぎるもんね。
とはいえローゼン麻生、政治的パフォーマンスも外交の一部分だとは思うんだけど、せめて王金平に少しばかり花を持たせてやることはできなかったのかと、むくむくっと不安が浮かんできます。それは、恐らく誕生するであろう麻生政権に対するちょっとした不安であるとともに、既に誕生から4ヶ月近く経過している馬英九政権が、訴えかける言葉のほどには橋頭堡を築けていないのではないか、という大いなる不安なのでした。
日「日本のニュースはダメダメですよ」
台「でも台湾はもっとダメダメですよ」
あぁぁぁぁぁぁぁぁ。ダメダメなニュースと、もっとダメダメなニュースを扱っているのがこのブログです。
ちなみに、後半は台湾の人たち向けにいわゆる「國語」で喋っていたんですが、これがさっぱりわかんない。理解できる割合なんて、今シーズン前半の横浜の勝率より低かったんじゃないかな。今のおいらには理解できない。頑張らないと。
さて、台湾の立法院長である王金平が来日中です。っていうか、これがうpされる頃には帰っちゃってるけど。これはちょっとしたニュースになってしかるべきだと思うんですが、ご存知のようにフフンの「あなたと違うんです」総辞職の結果、自民党は総裁選挙の真っ最中、かたやその他野党も選挙に向けて慌しく手と足と口を動かしている中なので、どうもタイミングが悪い。おまけに今月に入ってから大雨やら汚染米やらリーマン・ショックやらで政財界がてんやわんやな展開もあって、どうも注目されていません(とはいえ、台湾も株価は下げ止まらないし台風13号や三鹿粉ミルクなど似たようなことになっていますが)。
もともと今回の訪日は、今日(16日)に行われた日米台の3ヶ国の安全保障の専門家たちが意見交換を行う「戦略対話・東京ラウンド」に参加するためのもの。テーマが非常にセンシティブなため、こりゃあ産経くらいしかとりあげてくれないかなあ、と思っていたら、本当に産経しか取り上げてくれなかった。orz
「日台の連絡態勢構築を」日米台戦略対話会議
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080916/plc0809161804003-n1.htm (産経新聞)
この会、意見交換の内容こそ非公開なのですが、どうも王金平は冒頭で講演(基調講演みたいなのかな)を行ったようです。台湾ソースでしか見当たらないのがちょっと残念。そして、内容はというと、やっぱり基調講演みたいなものだったためか、そこまで新たな提案というようなほどではなく、いつものように「これまでの台日友好に感謝」「これから更なる台日友好の発展を」「そして、それこそがアメリカを含めた東アジアの安定的な平和をもたらす」というようなもの。いや、少なくともおいらはそう感じました。もっとも、政治や外交というのは部屋の鍵がかかってからが本番だから、オーベルテューレの段階で判断するのは早計かもしれないけどね。
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?t=1&NewsID=126036 (RTI/一次ソースは中央通訊社)
上の産経もRTIもそうなんですが、王金平がしっかりちゃっかりツーショットで写っているのは、安倍晋三前首相。もうじき元首相になっちゃうんですね。今回の催しの主催が安倍前首相のブレーンともいうべき岡崎元駐タイ大使率いる岡崎研究所だったから、というのが理由なんですが、台湾の立法府の長と日本の行政府の前の長、これはこれで貴重な写真です。
となると、日本で今最も注目されていると言ってもいい政治家、そして台湾でも親台派として通っている麻生太郎元外相との対面は?というのが期待されたんですが、残念ながらこっちは無し。王金平は8月にも来日しているんですが(この時、さっぱり取り上げられなかったのは、「緊急訪中中止。」のとおりでごめんなさい)、その際に二人は会談しています。例によってメディアはほっとんど取り上げてくれなかったのは言うまでもありません。
特に今回は総裁選挙と完全にかぶっていたこと、王金平も19日に始まる台湾の立法院会期のため15日に来日し16日にはもう帰るというとんぼ返りの日程もあいまって、直前まで会えるかどうかわからない状態のままでした。そして来日前日の14日になって、立法院サイドから「総裁選もあって忙しいので、白紙の状態だ」というコメントが出ました。そりゃしょうがないよね。
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?t=1&NewsID=124538 (RTI)
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?t=1&NewsID=125741 (RTI/一次ソースは中央通訊社)
さて、ここで「あれ?」と思った人もいるかと思うんですが、ほぼ同じ日程で来日し、ファンタジスタ麻生と会談した人がいます。そう、御家人さんが「ビョーキではなく本当の病気。」と的確に形容した李肇星前外相です。15日から17日まで東京で開催されている「第4回東京-北京 フォーラム」というのに参加するため訪日し、16日午前に麻生元外相と会談したとか。
麻生氏が中国前外相と会談
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008091600421 (時事通信)
【自民総裁選】麻生氏が小沢氏の国連主義批判 自民の公開討論会で
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080916/plc0809161919005-n1.htm (産経新聞)
上の記事にも書いてある通り、中国にしてみればほぼ「勝ち馬に乗る」状態で、かつて外相同士で文字通りいろいろやりあった仲をぶつけることによって、フフン政権の対中方針の継続を訴えかける狙いがあるだろうし、逆に麻生サイドとしても総裁選やその先の総選挙を見据えて、いわゆる「麻生首相が誕生すれば日中・日韓関係はまた悪くなる」というのを払拭する好機と捉えたんだろうね。
それはわかっているんだけど、ほぼ同じタイミングで東京にいながら会えなかった王金平のことを考えるとちょっとこれは不安になる。あちらは前の外相とはいえ今のポジションは全人代の外事委員会主任委員、一方で王金平の方は台湾の現役の立法院長だよ。わかりやすく言えば河野洋平。あ、ちょい待った、それはよくない例え。
この麻生・李会談は昨日(15日)時事通信が報じると、東亜でスレが立ったし台湾でも報じられました。上にも書いたように、14日の段階で「ローゼン、総裁選で忙しいからしょうがないよね」的な報道がなされていたのに、ほぼ同じスケジュールで東京に来ていた李肇星が横取りしたような形だから、なおのこと驚いたことだろうね。特に、「おおええああええおおええああええ。」でフフンの辞任の際の報道を並べた時に、やけに麻生太郎にスポットライトをあてていた中国時報の東京特派員黄菁菁は「引き続き親中路線?麻生と李肇星が会談」という記事を書いています。いやむしろ、フフンが親中路線だっていうのはやっぱり台湾でも周知の事実なのね。この記事で注目すべきは、李肇星サイドの狙いについて。時事通信も書いているんですが(というより、この中国時報の記事はほとんど時事通信の丸写しだなあ)、李肇星の目的について「首相に就任した場合に『靖国問題はどうするのか、日中関係をどうするのか』、『外相時代と変わりはあるのか』ということを確認するためのもの」と指摘しています。おっと、李肇星にそこまで任務を負わせるのか。
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110504+112008091600323,00.html (中国時報)
【政治】麻生×李肇星「盟友」会談へ 中国政府「首相」にらみ対中重視を確認する意向[09/15]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1221428780/
なるほど、確かにこの時期に品定めをしておきたい中共の考えもごもっとも。そして黄菁菁の微妙に悲壮感漂う見出しもごもっとも。今回の会談でどこまで確認できたのかはわからないけれど、少なくとも台湾より一歩前に出たのは確か。親台派、親台派と言って期待するだけというのは虫がよすぎるもんね。
とはいえローゼン麻生、政治的パフォーマンスも外交の一部分だとは思うんだけど、せめて王金平に少しばかり花を持たせてやることはできなかったのかと、むくむくっと不安が浮かんできます。それは、恐らく誕生するであろう麻生政権に対するちょっとした不安であるとともに、既に誕生から4ヶ月近く経過している馬英九政権が、訴えかける言葉のほどには橋頭堡を築けていないのではないか、という大いなる不安なのでした。
日本ではいつの間にか報道されなくなっちゃった台湾に中国からパンダがやってくる件について、馬英九総統の「特殊な関係」発言をきっかけに、台湾では再燃し始めました。
既に、台北の木柵動物園に11~12月にかけて運ばれ、年明け後春節までには一般公開されるというスケジュールが公表されています。受け入れる動物園は決まったし、馬英九政権が誕生してから農業委員会も許可に傾いたので、遮る流れは見当たりません。ところが、そもそもジャイアントパンダって滞りなくひょいひょい移動できるもんじゃないんです。絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約、長すぎるのでワシントン条約っていうやつですが、これの附属書Iというリストに載っている動物については、学術目的以外での国際取引が禁止されています。ジャイアントパンダはこの附属書Iに含まれていて、当然国際取引は禁止されています。
さて、今回中国から「送られる」パンダなんですが、果たしてこれが国際取引、つまり国と国との取引なのか、という点に注目が集まっています。陳水扁政権は、ワシントン条約で定められている輸出許可書を中国に出させることを条件とし、いわば無理難題を突きつけて棚上げさせていたのですが、馬英九政権になってこれが一転して融和。受け入れることとなったのでした。
そういえばついこのあいだ「去る者は日々に疎し、そして疎し者は日々いろんなことを忘れ去り。」で書いたように、両岸を「一種の特別な関係であり、国と国との関係ではない」と形容した馬英九総統、今回のパンダは国際取引としては認められていない「寄贈」なのか、はたまた国と国との間での無償の「レンタル」なのか、それとも単なる「国内移動」なのかな?
この中国から輸出証明書が発行されるのか、という点について総統府の王郁琦スポークスマンは直接の言及を避け、漢方薬の輸入などの先例に基づいて行うので問題ない、とコメントしています。むむむむ。さらには農業委員会も及び腰になり、「前例に基づいて行う」というよくわかんない状況に。11日の聯合晩報によれば、6月上旬に行われた海基会と海協会の最初の会談の前に、農委会再度が似たような質問を陸委会や海基会に出したのだけど、大陸側からは正式な回答がないため、馬政権としても対応がとれないみたい。ってなんじゃそりゃ。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/10/today-p1.htm (自由時報)
http://www.udn.com/2008/9/11/NEWS/NATIONAL/NAT5/4512836.shtml (聯合報)
ことこれに関しては、台湾の主権を売るものだとして自由時報が批判の記事を書いているほか、当然民進党からは「国対国なのか」という突き上げがあり、国民党からは政府は前例に則って手続きを取れば問題ないという声が。だからその前例ってなんだよっていう話なんですが、国民党の立法院党団副書記長の呉育昇によれば「過去にも中国はアメリカや日本といった国々の動物園にパンダを送っている。今のところ、この慣例に沿って台湾にパンダを送り、台湾は野生動物保護関連規定を遵守しパンダを世話すればできないことはない」という、お前問題の本質わかってないだろうという話。
さらには、「これは農業委員会の話だから」と言い続ければよかった大陸委員会の賴幸媛主任委員は10日、かつて両岸が刑事犯の引渡し協議に調印していることに触れ「人はみな返すことができるのだから、動物だってそうだ」とコメント。ってやっぱりそれも答えになってないんですけど。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/10/today-p1-2.htm (自由時報)
http://www.udn.com/2008/9/10/NEWS/MAINLAND/MAI1/4511213.shtml (聯合報/一次ソースは中央通訊社)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110505+112008091100099,00.html (中国時報)
9日には、中国側の海協会の陳雲林会長が、いわゆる「直航チャーター便」を使ってパンダと一緒に台湾を訪れるというプランを発表。台湾側の揉め事をよそに、中国側はパンダ外交一直線だ。って、中国側にしてみれば「外交」じゃなくって「内政」なのか。上の中国時報の記事によれば、10日に国台弁の李維一スポークスマンが行った記者会見でもこの問いが出たそうなんですが、国台弁もこれをスルー。あれあれ。「国内である台北の動物園に移送する」って言うのかと思ったらこれはびっくり。どうやら、曖昧なままにして愛らしい表情のパンダを送り込み、台湾側の余計な反発を招かないようにするつもりのようで。こういう既成事実化って嫌だよね。
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110501+112008091000114,00.html (中国時報)
完全に「よかったなあ。パンダくるぞパンダ」的な展開を迎えているんですが、タイトルとは裏腹に馬英九が最後まで登場しませんでした。あ、しくじったかも。
もっとも、この話を最初につけてきたのも元はといえば2005年の連胡会談。馬英九がパンダ問題を真剣に考えているかというと、必ずしもそこまで考えていないし必ずしも積極的ではないと思う。そこがフフンと違うところかな。もっとも、馬英九が党の長老による既定路線に口を挟めないからこそ、陸委会や農委会が困っているわけなんだけど。
ところが、もともとフフンに似ていた中国との関係におけるスタンスに加え、国内世論の反応という点でもなんだかフフンに似てきたみたい。民進党が10日に発表した世論調査によれば、馬英九の外交政策や対中スタンスに半数以上の人がNOをつきつけている。以前「UN加盟の応援を彼は必要としないのか?」で書いた「これ以上友邦国獲得のために中国と争うことはしません」といういわゆる「外交休兵」発言は、51.3%が反対し、賛成は36.2%とのこと。また「新政権は台湾をどういう方向に向けていくか」という問い(国民が望んでいるかどうかではなく、新政権のスタンスとして)に対して「統一」が66%、「現状維持」は26%で、「独立」はわずかに0.81%だとか。まあ、そりゃそうだよなあっていう感じ。
この調査では、先日の「二国論の否定」についても尋ねているけど、51.8%の人が受け入れられないと答え、賛成したのは34.2%だった。民進党の調査というのを多少差っ引いたとしても、これは結構ギリギリの数字。実は「二国論の限界」というのはあったんじゃないだろうか、っていうくらい。だからといって馬英九の出した答えは、意味不明にもほどがあるんですが。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/11/today-fo3-2.htm (自由時報)
これら「特殊な関係」を筆頭とした一連の馬英九の動き、言ってしまえば「馬として軸がぶれている」状態について、11日の中国時報が珍しく「馬英九はあまりに多くのカードをあまりに早く捨てすぎた」という社説を掲載。「馬英九総統は、両岸の争いごとを棚上げすると主張した。これは正しいことだ。(中略)しかし馬英九総統が就任以降、いくつかの動きでは争いを棚上げせず、放棄もせず、心配せずにはいられない」とのっけから中国時報の軸が心配だ。
特に両岸関係について、これまでいくらか「台湾独立」「一中一台」というカードを切られた中でも国民党の立場は一貫していたとしながら、「残ったカードの中から自ら「二重承認」、「二つの中国」、「国と国」というカードを捨ててしまった。今では「一つの中国」と「統一」しか残っていないが、台湾はここからどのカードを切ることができるのか?」と批判。例の「国と国ではない特別な関係」についても、もとは李登輝の「特殊な国と国との関係」の修正版と指摘した上で「これでは、いったいどんな関係なのか依然として曖昧なままだ」と一蹴。また、政権交代直後という充分な国内での議論がなされていない中で、こうしたセンシティブな問題に新見解をいきなり示すことについても、国内の争いを引き起こし一部の国民の危機感を招くものだと指摘しています。
かなりごもっともな指摘で、これが中国時報の社論なのかとちょっと驚いてしまうくらい。この社論、「急いでカードを切るべきではないが、さらに、急いでカードを捨てることもない」と〆ています。確かに馬英九はカードを捨てまくってはいるんだけど、切るべきではないカードまで切っているのは、むしろ連宋あたりを筆頭とする国民党のおじいさんたちなような気がしてならないんですけれど。
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110514+112008091100155,00.html (中国時報)
既に、台北の木柵動物園に11~12月にかけて運ばれ、年明け後春節までには一般公開されるというスケジュールが公表されています。受け入れる動物園は決まったし、馬英九政権が誕生してから農業委員会も許可に傾いたので、遮る流れは見当たりません。ところが、そもそもジャイアントパンダって滞りなくひょいひょい移動できるもんじゃないんです。絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約、長すぎるのでワシントン条約っていうやつですが、これの附属書Iというリストに載っている動物については、学術目的以外での国際取引が禁止されています。ジャイアントパンダはこの附属書Iに含まれていて、当然国際取引は禁止されています。
さて、今回中国から「送られる」パンダなんですが、果たしてこれが国際取引、つまり国と国との取引なのか、という点に注目が集まっています。陳水扁政権は、ワシントン条約で定められている輸出許可書を中国に出させることを条件とし、いわば無理難題を突きつけて棚上げさせていたのですが、馬英九政権になってこれが一転して融和。受け入れることとなったのでした。
そういえばついこのあいだ「去る者は日々に疎し、そして疎し者は日々いろんなことを忘れ去り。」で書いたように、両岸を「一種の特別な関係であり、国と国との関係ではない」と形容した馬英九総統、今回のパンダは国際取引としては認められていない「寄贈」なのか、はたまた国と国との間での無償の「レンタル」なのか、それとも単なる「国内移動」なのかな?
この中国から輸出証明書が発行されるのか、という点について総統府の王郁琦スポークスマンは直接の言及を避け、漢方薬の輸入などの先例に基づいて行うので問題ない、とコメントしています。むむむむ。さらには農業委員会も及び腰になり、「前例に基づいて行う」というよくわかんない状況に。11日の聯合晩報によれば、6月上旬に行われた海基会と海協会の最初の会談の前に、農委会再度が似たような質問を陸委会や海基会に出したのだけど、大陸側からは正式な回答がないため、馬政権としても対応がとれないみたい。ってなんじゃそりゃ。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/10/today-p1.htm (自由時報)
http://www.udn.com/2008/9/11/NEWS/NATIONAL/NAT5/4512836.shtml (聯合報)
ことこれに関しては、台湾の主権を売るものだとして自由時報が批判の記事を書いているほか、当然民進党からは「国対国なのか」という突き上げがあり、国民党からは政府は前例に則って手続きを取れば問題ないという声が。だからその前例ってなんだよっていう話なんですが、国民党の立法院党団副書記長の呉育昇によれば「過去にも中国はアメリカや日本といった国々の動物園にパンダを送っている。今のところ、この慣例に沿って台湾にパンダを送り、台湾は野生動物保護関連規定を遵守しパンダを世話すればできないことはない」という、お前問題の本質わかってないだろうという話。
さらには、「これは農業委員会の話だから」と言い続ければよかった大陸委員会の賴幸媛主任委員は10日、かつて両岸が刑事犯の引渡し協議に調印していることに触れ「人はみな返すことができるのだから、動物だってそうだ」とコメント。ってやっぱりそれも答えになってないんですけど。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/10/today-p1-2.htm (自由時報)
http://www.udn.com/2008/9/10/NEWS/MAINLAND/MAI1/4511213.shtml (聯合報/一次ソースは中央通訊社)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110505+112008091100099,00.html (中国時報)
9日には、中国側の海協会の陳雲林会長が、いわゆる「直航チャーター便」を使ってパンダと一緒に台湾を訪れるというプランを発表。台湾側の揉め事をよそに、中国側はパンダ外交一直線だ。って、中国側にしてみれば「外交」じゃなくって「内政」なのか。上の中国時報の記事によれば、10日に国台弁の李維一スポークスマンが行った記者会見でもこの問いが出たそうなんですが、国台弁もこれをスルー。あれあれ。「国内である台北の動物園に移送する」って言うのかと思ったらこれはびっくり。どうやら、曖昧なままにして愛らしい表情のパンダを送り込み、台湾側の余計な反発を招かないようにするつもりのようで。こういう既成事実化って嫌だよね。
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110501+112008091000114,00.html (中国時報)
完全に「よかったなあ。パンダくるぞパンダ」的な展開を迎えているんですが、タイトルとは裏腹に馬英九が最後まで登場しませんでした。あ、しくじったかも。
もっとも、この話を最初につけてきたのも元はといえば2005年の連胡会談。馬英九がパンダ問題を真剣に考えているかというと、必ずしもそこまで考えていないし必ずしも積極的ではないと思う。そこがフフンと違うところかな。もっとも、馬英九が党の長老による既定路線に口を挟めないからこそ、陸委会や農委会が困っているわけなんだけど。
ところが、もともとフフンに似ていた中国との関係におけるスタンスに加え、国内世論の反応という点でもなんだかフフンに似てきたみたい。民進党が10日に発表した世論調査によれば、馬英九の外交政策や対中スタンスに半数以上の人がNOをつきつけている。以前「UN加盟の応援を彼は必要としないのか?」で書いた「これ以上友邦国獲得のために中国と争うことはしません」といういわゆる「外交休兵」発言は、51.3%が反対し、賛成は36.2%とのこと。また「新政権は台湾をどういう方向に向けていくか」という問い(国民が望んでいるかどうかではなく、新政権のスタンスとして)に対して「統一」が66%、「現状維持」は26%で、「独立」はわずかに0.81%だとか。まあ、そりゃそうだよなあっていう感じ。
この調査では、先日の「二国論の否定」についても尋ねているけど、51.8%の人が受け入れられないと答え、賛成したのは34.2%だった。民進党の調査というのを多少差っ引いたとしても、これは結構ギリギリの数字。実は「二国論の限界」というのはあったんじゃないだろうか、っていうくらい。だからといって馬英九の出した答えは、意味不明にもほどがあるんですが。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/11/today-fo3-2.htm (自由時報)
これら「特殊な関係」を筆頭とした一連の馬英九の動き、言ってしまえば「馬として軸がぶれている」状態について、11日の中国時報が珍しく「馬英九はあまりに多くのカードをあまりに早く捨てすぎた」という社説を掲載。「馬英九総統は、両岸の争いごとを棚上げすると主張した。これは正しいことだ。(中略)しかし馬英九総統が就任以降、いくつかの動きでは争いを棚上げせず、放棄もせず、心配せずにはいられない」とのっけから中国時報の軸が心配だ。
特に両岸関係について、これまでいくらか「台湾独立」「一中一台」というカードを切られた中でも国民党の立場は一貫していたとしながら、「残ったカードの中から自ら「二重承認」、「二つの中国」、「国と国」というカードを捨ててしまった。今では「一つの中国」と「統一」しか残っていないが、台湾はここからどのカードを切ることができるのか?」と批判。例の「国と国ではない特別な関係」についても、もとは李登輝の「特殊な国と国との関係」の修正版と指摘した上で「これでは、いったいどんな関係なのか依然として曖昧なままだ」と一蹴。また、政権交代直後という充分な国内での議論がなされていない中で、こうしたセンシティブな問題に新見解をいきなり示すことについても、国内の争いを引き起こし一部の国民の危機感を招くものだと指摘しています。
かなりごもっともな指摘で、これが中国時報の社論なのかとちょっと驚いてしまうくらい。この社論、「急いでカードを切るべきではないが、さらに、急いでカードを捨てることもない」と〆ています。確かに馬英九はカードを捨てまくってはいるんだけど、切るべきではないカードまで切っているのは、むしろ連宋あたりを筆頭とする国民党のおじいさんたちなような気がしてならないんですけれど。
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110514+112008091100155,00.html (中国時報)
そろそろほんこーんネタを取り上げ てアクセスアップさせ るのも打ち止めにして、通常モードに入りたいのですが、もう少しお付き合い願います。じゃないとねえ、本気でそろそろなんのブログかわかんなくなっちゃうんだよね。
今、2chの運用情報のあたりでは、一人のφ★が扱える板を一つにしよう、みたいな流れがあるようなんだけど、なんでそんな人の心を折るようなことをするのかとすごく泣きそうな気分です。φ★は一つの板に専念するべき、っていう考え方もわからなくはないけれど、十把一絡げに適用するほどのことではないでしょう。しかも、おいらの場合、「ほしかったらあれもこれもつけてやる」みたいな感じでやられた枠拡大や二軍制度と違うんですけど。やれやれ。どうもこのところ「ブログに書きゃいっか」みたいな気持ちになる流れが多くて、よくない傾向だなあって思ってはいるんだけど(とか書くと、「じゃあそれでいいじゃん」って言われそうだなあ。)。
ITmedia、ねとすたと続いて、MouRaの「ザ・ビッグ バチェラーズ ニュース」にほんこーんのインタビュー記事と動画が掲載。ホワイトボードにメッセージ付きイラストを描いている様子と、「letter song」を練習している風景が映っていて、これはびっくり!
ニコニコ動画の神インタビュー 第7話 歌に力を「ほんこーん」
http://bachelors.moura.jp/?p=1034
ほんこーん関係で「いちばん好きな動画は?」と聞かれたら迷った挙句「メルト」を推すけれど、「いちばん好きな歌は?」と問われたら迷わず「夕日坂」と答えるおいらですから、「歌に形はないけれど」も含めると三回目となるきりたんP(doriko)の曲選択は嬉しい限り。あんまり期待するのもどうかと思うので、マイペースで、自分が納得できるものができたときにうpされるのを楽しみにしています。
この「letter song」なんですが、昨日鼻歌で歌っててふと思い浮かんだのは、「あれ?これ中国語で歌えるんじゃない?」という中二病(か?)全開な背伸びしまくりの発想。メロディーがゆっくりだし、歌詞も情景が思い浮かびやすい(と、この時は思った)しね。サビの入口の「10年後の私へ」は「給十年後的我」かなあって試しに口ずさんでみると、音が足りない。2音足りない。vocaloid中文歌詞wikiを見てみたけどやっぱり同じ訳だ。どうしよう。「給十年後的我自己」にしたら歌えるかな。
というよりこの中文の歌詞、日本語の歌詞をしっかりと訳しているのだけど、これそのまんまじゃあんまり歌えない。というより、たぶん中国語で歌うことよりも、「あの日本語の歌詞はどういうことを言っているのか」っていう中国語圏の人への資料提供っていう位置付けなんだろうけど、これはなんかもったいないなあ。
調子に乗ってちょろちょろっと中国語の歌詞を考えてみたけど、これって案外勉強になるね。文法もそうだけど、日本語の歌詞のニュアンスをちゃんと把握しないと中国語でも表現できないから、日本語の側でもごまかしが利かない。普段やってる中国語の記事の和訳なんて、適当(って書くと怒られるけど)もいいところだね。あれは、記事の大意でどうにかなっていることがあるし(本当は危ないのでダメですが)、実際の事実に基づいて(いると仮定して)いるから記事以外からも情報を得やすく、訳す前の意味を100%正確に拾えなくてもどうにかなるもんなんです。その点、歌詞は少ない言葉で情景を描くから、これを本当に理解しようとしたらそれだけでもハードルが高い。それを中国語に訳すとなると、ハードルっていうか棒高跳びのバーくらいだね。これまで気軽に「翻訳は、人の手が入る以上すべからく意訳」だなんて言っていたけど、これは猛反省。ほぼ1:1となる翻訳というのは思いのほか高い頂でした。「背に寄り添った 誰かの夢に 振り向ける日がいつか来るのかな」とか、考えただけで頭がショートするもんね。こうしてみると、日本語って難しいなと今さらながらに思う。まさかこういう形で母語を見つめなおすとは思いませんでした。
そんな日本語を母語とする人がこうして日本語の歌詞にビビっている中で、日本語の歌詞の意味を理解しようとしている海外の歌い手さんたちには脱帽ものです。想像以上に真剣勝負だね。勢いのまま、流れる歌詞(カタカナ)のままに英語の歌をカラオケで熱唱する(しかも上手くない)中の人の隣の人は、ランガムプレイスから飛び降りるべき。
むしろ、悩ましいのはニコニコ動画とかネット上の掲示板とかでもそうなんだけど、文化的なレベルでの交流っていうのは、「交流」とは言いながらも日本に向けての矢印ばっかりが太いことだよね。日本の文化を知ろうとする海外の人や、日本の文化を知ったことをきっかけに日本語を勉強する海外の人は多いけど、さらにそれを知ったことによって相手の国の文化を知ったり言葉を勉強する日本人ってあんまりみたことないんだよね。
とはいえ、「お前ら日本語で煽ってないで、チャイ語やハングルも勉強しる!」なんて言えるほどおいらも語学力があるわけではないので、せめて「交流」なんてちょこっとでも言えるくらいにはなりたいなと、ほんのちょっとだけ思った。
今、2chの運用情報のあたりでは、一人のφ★が扱える板を一つにしよう、みたいな流れがあるようなんだけど、なんでそんな人の心を折るようなことをするのかとすごく泣きそうな気分です。φ★は一つの板に専念するべき、っていう考え方もわからなくはないけれど、十把一絡げに適用するほどのことではないでしょう。しかも、おいらの場合、「ほしかったらあれもこれもつけてやる」みたいな感じでやられた枠拡大や二軍制度と違うんですけど。やれやれ。どうもこのところ「ブログに書きゃいっか」みたいな気持ちになる流れが多くて、よくない傾向だなあって思ってはいるんだけど(とか書くと、「じゃあそれでいいじゃん」って言われそうだなあ。)。
ITmedia、ねとすたと続いて、MouRaの「ザ・ビッグ バチェラーズ ニュース」にほんこーんのインタビュー記事と動画が掲載。ホワイトボードにメッセージ付きイラストを描いている様子と、「letter song」を練習している風景が映っていて、これはびっくり!
ニコニコ動画の神インタビュー 第7話 歌に力を「ほんこーん」
http://bachelors.moura.jp/?p=1034
ほんこーん関係で「いちばん好きな動画は?」と聞かれたら迷った挙句「メルト」を推すけれど、「いちばん好きな歌は?」と問われたら迷わず「夕日坂」と答えるおいらですから、「歌に形はないけれど」も含めると三回目となるきりたんP(doriko)の曲選択は嬉しい限り。あんまり期待するのもどうかと思うので、マイペースで、自分が納得できるものができたときにうpされるのを楽しみにしています。
この「letter song」なんですが、昨日鼻歌で歌っててふと思い浮かんだのは、「あれ?これ中国語で歌えるんじゃない?」という中二病(か?)全開な背伸びしまくりの発想。メロディーがゆっくりだし、歌詞も情景が思い浮かびやすい(と、この時は思った)しね。サビの入口の「10年後の私へ」は「給十年後的我」かなあって試しに口ずさんでみると、音が足りない。2音足りない。vocaloid中文歌詞wikiを見てみたけどやっぱり同じ訳だ。どうしよう。「給十年後的我自己」にしたら歌えるかな。
というよりこの中文の歌詞、日本語の歌詞をしっかりと訳しているのだけど、これそのまんまじゃあんまり歌えない。というより、たぶん中国語で歌うことよりも、「あの日本語の歌詞はどういうことを言っているのか」っていう中国語圏の人への資料提供っていう位置付けなんだろうけど、これはなんかもったいないなあ。
調子に乗ってちょろちょろっと中国語の歌詞を考えてみたけど、これって案外勉強になるね。文法もそうだけど、日本語の歌詞のニュアンスをちゃんと把握しないと中国語でも表現できないから、日本語の側でもごまかしが利かない。普段やってる中国語の記事の和訳なんて、適当(って書くと怒られるけど)もいいところだね。あれは、記事の大意でどうにかなっていることがあるし(本当は危ないのでダメですが)、実際の事実に基づいて(いると仮定して)いるから記事以外からも情報を得やすく、訳す前の意味を100%正確に拾えなくてもどうにかなるもんなんです。その点、歌詞は少ない言葉で情景を描くから、これを本当に理解しようとしたらそれだけでもハードルが高い。それを中国語に訳すとなると、ハードルっていうか棒高跳びのバーくらいだね。これまで気軽に「翻訳は、人の手が入る以上すべからく意訳」だなんて言っていたけど、これは猛反省。ほぼ1:1となる翻訳というのは思いのほか高い頂でした。「背に寄り添った 誰かの夢に 振り向ける日がいつか来るのかな」とか、考えただけで頭がショートするもんね。こうしてみると、日本語って難しいなと今さらながらに思う。まさかこういう形で母語を見つめなおすとは思いませんでした。
そんな日本語を母語とする人がこうして日本語の歌詞にビビっている中で、日本語の歌詞の意味を理解しようとしている海外の歌い手さんたちには脱帽ものです。想像以上に真剣勝負だね。勢いのまま、流れる歌詞(カタカナ)のままに英語の歌をカラオケで熱唱する(しかも上手くない)中の人の隣の人は、ランガムプレイスから飛び降りるべき。
むしろ、悩ましいのはニコニコ動画とかネット上の掲示板とかでもそうなんだけど、文化的なレベルでの交流っていうのは、「交流」とは言いながらも日本に向けての矢印ばっかりが太いことだよね。日本の文化を知ろうとする海外の人や、日本の文化を知ったことをきっかけに日本語を勉強する海外の人は多いけど、さらにそれを知ったことによって相手の国の文化を知ったり言葉を勉強する日本人ってあんまりみたことないんだよね。
とはいえ、「お前ら日本語で煽ってないで、チャイ語やハングルも勉強しる!」なんて言えるほどおいらも語学力があるわけではないので、せめて「交流」なんてちょこっとでも言えるくらいにはなりたいなと、ほんのちょっとだけ思った。
昨日から、たくさんの人の訪問をいただきありがとうございます。普段まったく意識していないので詳しくはさっぱりわからないんですが、カウンタがいつもの2倍とか3倍とか回ってるのかな?
それもこれも、おいらのブログがどうこうというよりも、昨晩NHK BS2の「ザ☆ネットスター!」にほんこーんが出たことに起因してます。そりゃそうだよねえ。ほんこーん、お疲れさまでした。いつもは土日ってあんまり更新しないんだけど、やっぱり何かしら書いておいたほうがいいかなって思ってPCに向かいました。。
カッチコチに緊張している中でよく頑張ってた。決して浮かれているわけでもなく二本の足でじっと立つその姿に、そこに至った気持ちに思いを馳せれば馳せるほど、心の底からすごいと思った。一所懸命に緊張をほぐそうとしている白田先生を見ていると、あの凝視っぷりは逆効果だなあって思ったり。むしろ、モモーイが連呼していた「ほんこ(↑)ーん」にものすごい違和感。フラットに「ほんこーん」、あえて言うなら「ほんこーん」じゃないのかな、常識的に考えて(個人的にはあの絵的にも気持ち「ほんこーん(↓)」なんだけど)。おまいら吉本の「ほんこん」も「ほんこん」って言うのかよ。まあ、日本人の苗字でも「『まつだいら』じゃなくて『まつだいら』です」っていう人もいるから、たいした話じゃないって言えばたいした話じゃないね。
実況ch板のおっそろしい加速っぷりに早々にリタイアして、うちわ扇ぎながら「すごいなあ」って観てました。さみしい、そして悲しい「つきうさぎ」が電波に乗って届くのは、嬉しい気分にも哀しい気分にもなる数分間。実は、mixiでも実況していたみたい。しまった。その発想はなかったわ。
一夜明けたら、ありゃりゃあっちこっちですごい状態に。実況に参加できなかった悔しさを含めて「メルト」20万再生に放り込んだけど、10時間足らずでコメント許容量の250を軽く超えてあっという間に流されているという有様。すげえ。流星群もあれはしばらく歌詞投下できないなあ。ののしり合うのはいやだしね。
感想はいろいろあるけど、歌うまいなあっていうのと、頑張ってほしいなあというありきたりかつ無責任な言葉に集約されちゃうね。つくづく語彙の少なさ(それでいて冗長になるヘタレな文章力)に泣かされます。ニコニコ動画で広がり、ねとすたで動き出したこの世界。明日へのドアは見つけられたはずだから、ぜひ急がないで、自分を壊さないで、大切にしてほしいと思う。
そして、ほんこーん関連の検索とかで来てた人には本当にごめんなさい。あんましニコニコ動画や歌ってみたに関するブログじゃなくってごめんなさい。なるべくそういう話題と、政治や社会のネタを混在させるつもりはないんですが、昨日の「なぜかコピペができない。」みたくどうしてもそうなっちゃうことがあります。ごった煮なブログでごめんなさい。
今日も実はせっかくなので、「台湾の財政部長が株価下落を他人事のように語ってフルボッコ」という話題を取り上げようかと思ったんですが、さすがに無粋なので自重。って、それを書いた時点で自重しきれていないおいら。お蔵入りももったいないから、そのうち都合のいいネタにして取り上げようかな。
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,130501+132008090500841,00.html (中国時報)
http://www.nownews.com/2008/09/05/320-2330604.htm (NOWnews)
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/6/today-fo1.htm (自由時報)
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/6/today-fo1-2.htm (自由時報)
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/6/today-fo1-3.htm (自由時報)
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?NewsID=124784&t=1 (RTI)
お疲れ様でした。の想いを込めてポッと浮かんできたこのタイトル。いつものようにタイトルだけ先に考えてから中身を書いてます。さーせん。セレナーデの本来の意味でいけばほんこーんに贈る小夜曲を奏でるべきなんだけど、おいらには無理っす。こんな詰め込みすぎの不協和音が限界です。
どこから思い浮かんだのか考えてて、最初はねとすたで歌った「つきうさぎ」からの連想かと思ったけど、グレンミラーは季節が違うし昨日は月も細い。ぐぐってみたらなんてことはなくて、パトレイバーの「香港小夜曲」が頭の片隅に残っていただけでした。あはは。ちょっとした記憶って不思議だね。ほんこーんもそんな記憶の片隅に残る歌い手を、あるいはそれ以上の高みを目指し、過ぎて行く日々をふみしめていってほしいと思います。
それもこれも、おいらのブログがどうこうというよりも、昨晩NHK BS2の「ザ☆ネットスター!」にほんこーんが出たことに起因してます。そりゃそうだよねえ。ほんこーん、お疲れさまでした。いつもは土日ってあんまり更新しないんだけど、やっぱり何かしら書いておいたほうがいいかなって思ってPCに向かいました。。
カッチコチに緊張している中でよく頑張ってた。決して浮かれているわけでもなく二本の足でじっと立つその姿に、そこに至った気持ちに思いを馳せれば馳せるほど、心の底からすごいと思った。一所懸命に緊張をほぐそうとしている白田先生を見ていると、あの凝視っぷりは逆効果だなあって思ったり。むしろ、モモーイが連呼していた「ほんこ(↑)ーん」にものすごい違和感。フラットに「ほんこーん」、あえて言うなら「ほんこーん」じゃないのかな、常識的に考えて(個人的にはあの絵的にも気持ち「ほんこーん(↓)」なんだけど)。おまいら吉本の「ほんこん」も「ほんこん」って言うのかよ。まあ、日本人の苗字でも「『まつだいら』じゃなくて『まつだいら』です」っていう人もいるから、たいした話じゃないって言えばたいした話じゃないね。
実況ch板のおっそろしい加速っぷりに早々にリタイアして、うちわ扇ぎながら「すごいなあ」って観てました。さみしい、そして悲しい「つきうさぎ」が電波に乗って届くのは、嬉しい気分にも哀しい気分にもなる数分間。実は、mixiでも実況していたみたい。しまった。その発想はなかったわ。
一夜明けたら、ありゃりゃあっちこっちですごい状態に。実況に参加できなかった悔しさを含めて「メルト」20万再生に放り込んだけど、10時間足らずでコメント許容量の250を軽く超えてあっという間に流されているという有様。すげえ。流星群もあれはしばらく歌詞投下できないなあ。ののしり合うのはいやだしね。
感想はいろいろあるけど、歌うまいなあっていうのと、頑張ってほしいなあというありきたりかつ無責任な言葉に集約されちゃうね。つくづく語彙の少なさ(それでいて冗長になるヘタレな文章力)に泣かされます。ニコニコ動画で広がり、ねとすたで動き出したこの世界。明日へのドアは見つけられたはずだから、ぜひ急がないで、自分を壊さないで、大切にしてほしいと思う。
そして、ほんこーん関連の検索とかで来てた人には本当にごめんなさい。あんましニコニコ動画や歌ってみたに関するブログじゃなくってごめんなさい。なるべくそういう話題と、政治や社会のネタを混在させるつもりはないんですが、昨日の「なぜかコピペができない。」みたくどうしてもそうなっちゃうことがあります。ごった煮なブログでごめんなさい。
今日も実はせっかくなので、「台湾の財政部長が株価下落を他人事のように語ってフルボッコ」という話題を取り上げようかと思ったんですが、さすがに無粋なので自重。って、それを書いた時点で自重しきれていないおいら。お蔵入りももったいないから、そのうち都合のいいネタにして取り上げようかな。
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,130501+132008090500841,00.html (中国時報)
http://www.nownews.com/2008/09/05/320-2330604.htm (NOWnews)
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/6/today-fo1.htm (自由時報)
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/6/today-fo1-2.htm (自由時報)
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/6/today-fo1-3.htm (自由時報)
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?NewsID=124784&t=1 (RTI)
お疲れ様でした。の想いを込めてポッと浮かんできたこのタイトル。いつものようにタイトルだけ先に考えてから中身を書いてます。さーせん。セレナーデの本来の意味でいけばほんこーんに贈る小夜曲を奏でるべきなんだけど、おいらには無理っす。こんな詰め込みすぎの不協和音が限界です。
どこから思い浮かんだのか考えてて、最初はねとすたで歌った「つきうさぎ」からの連想かと思ったけど、グレンミラーは季節が違うし昨日は月も細い。ぐぐってみたらなんてことはなくて、パトレイバーの「香港小夜曲」が頭の片隅に残っていただけでした。あはは。ちょっとした記憶って不思議だね。ほんこーんもそんな記憶の片隅に残る歌い手を、あるいはそれ以上の高みを目指し、過ぎて行く日々をふみしめていってほしいと思います。
周杰倫(ジェイ・チョウ)の初監督映画作品(でもって主演も音楽もやってるっていうマルチな才能発揮しまくりの作品)、「言えない秘密(不能説的・秘密)」がやばいっす。ジェイ・チョウすげえ、ジェイ・チョウかっけーな映画。全部ぶち壊しになるの覚悟で言うと、ずっとジェイのターン!みたいな。今日で終わりかと思って焦って新宿行ったら、どうやら来週もやってるみたい。
やっぱ台湾映画はあの嘘っぽいくらいに朴訥なふいんき(なぜか変換できない)がいいよね。
その台湾映画と言えば、台湾で今日公開された映画「囧男孩」について、NHKが早くも版権を取得したとして台湾各紙が取り上げています。英題が「Orz Boyz!」っていうことで、日本語に直すと、「Orz少年」って感じかな(センスない訳し方でごめんなさい)。台湾の「orz」は種類も豊富で、その中にある「囧rz」がタイトルにも使われているっていうわけ。でも、この原題の「囧男孩」、2chだと絶対コピペできないんですけど、いったいどうやったらいいのかな。誰か教えてください。せっかくスレ立てしようと思っても、タイトルに使えない。なぜかコピペができない!なぜかレスにも貼れない!何で変換すればいい?領土返還されないっorz!
記事によれば、少年2人が繰り広げるドタバタかつ感動的なストーリーが試写とかでの評判がよくってNHKの目に留まったとか。NHKが台湾映画を買ったのはここ10年無かったこととのことで、これは「台湾映画始まったな」であると同時に、ここんとこ韓国に傾倒していたように見えたけど「NHK始まったな」とちょっと喜んでもいいのかな。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/5/today-show19.htm (自由時報)
http://www.udn.com/2008/9/4/NEWS/ENTERTAINMENT/ENT3/4503540.shtml (聯合報/一次ソースは中央通訊社)
http://www.udn.com/2008/9/5/NEWS/ENTERTAINMENT/ENT3/4503947.shtml (聯合報/一次ソースはUpaper)
http://www.nownews.com/2008/09/05/340-2330390.htm (NOWnews)
NHK始まったな、と言えば、既に「台湾に露骨に地味な嫌がらせしやがる北京オリンピック。」でちょこっと書いていた、ほんこーんが出演する「ザ☆ネットスター!」がいよいよ今夜(24:00からBS2で)になりました。メルトの20万再生祭りはちょっとオンエアには間に合わないかな。
このタイミングを狙ったのかどうかわからないけど、ITmediaがほんこーんの記事を配信。読んだあと、なぜ泣いたしおいら。よく考えたらこの記事って東亜に立てられるなあって、ほんのちょっとだけ考えて、やっぱりやめた。
「日本人が優しすぎるから」――ニコ動で“育つ”香港の歌姫
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/05/news080.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/05/news080_2.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/05/news080_3.html
注目していた人がさらに大きなステージに立つというのは、決しておいらが注目したからどうなったっていうわけじゃないけれど、嬉しいもんですね。
ところが、自分が危惧していたフラグが見つけた時のまま折られないというのは、すごく哀しいものです。先月、台湾の馬英九総統が訪問先の中南米で国連加盟の方法など外交方針の転換を語ったのを「UN加盟の応援を彼は必要としないのか?」で取り上げた際、
> 「まーいっか、国としてじゃないけど国連機関に参加できてるし」とか
> 「まーいっか、国交断絶したけど貿易とか渡航はどうにかなってるし」とかやってると、
> 台湾を「国」として認める国なんて「そして誰もいなくなった」になっちゃうよ。
と書いたけど、これまで台湾名義での国連加盟申請にすら好意的だった友邦国から(ほぼ)三行半を突きつけられました。
【国連】台湾と外交関係のあるハイチなど中南米4カ国、台湾の国連加盟に反対 中国との関係を考慮[09/04]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1220523136/
> 中台が各国との外交関係を奪い合う外交合戦をやめ、
> 台湾の「国際社会における活動空間の拡大」を目指す馬英九政権にとって、
> 友好国のこうした態度は大きな痛手。
とか記事では書いてるけど、そんな方針と態度が今回の事態を招いたのは前にも書いたとおり自明の理。やれやれっす。むかつくのは、この記事によればパナマも同調したとかで、「お前、馬英九の外交合戦停止に『それは賢明な判断だ』って支持したじゃんかよ!」と思わざるを得ません。馬英九といっしょでこの人も前に言ったことを覚えていないのかな。だけど、去年にはこんな記事もあったからもともと不安定な立場の国ではあったのかもしんないけどね。むしろ、馬英九が「中共と争わないぜ」って言った瞬間に「ktkr!」って心の中で喜んでいたのかもしんない。
【パナマ/台中】パナマ元大統領、現大統領に台湾と断交し中国との国交樹立をすべきと促す[06/10]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1181431308/
自分の言ったことを覚えていないのか、はたまた自分の言葉に責任が持てないのか、という不安を駆り立てる点では、馬英九の右に出る人は今の東亜にいません。昨日「去る者は日々に疎し、そして疎し者は日々いろんなことを忘れ去り。」で馬英九の「633」実質撤回について、
> いかんせん危機感が欠如した馬英九じゃしないだろうなあ。
と謝罪しないんじゃないかって推測していたんですが、今日(5日)の午前、馬英九が謝ったという報道が流れました。
「うあ、ktkr!」と今度こそ思ったんですが、よくよく読んだら
> 前回インタビューを受けた際、もしかすると説明がはっきりせず、伝えたいことも完璧ではなく、
> 少し誤解を生んだかもしれない、と述べ、「私はここで謝罪を表明したい」
って、なんじゃそりゃ!
あくまで633は達成できないのではなく時期が遅れるのだという説明に終始し、しかもそれは世界経済の余波を受けてのことだから仕方が無いというような言いっぷり。当然これにはあっちこっちから批判や不満の声が噴出しまくりで、どこまで記事を引用してよいのやら困ってしまうくらい。昨日は、
> 6330なら今週中に達成しちゃうような予感。
なんて書いたけど、台湾の加権指数は今日も105.35ポイント下げて6,307.28と6,330を見事に割り込みました。これで9月1日以来5営業日連続の下落。聯合報は「昨日(4日)までの4日間市場は続落し、8月29日から633.48ポイント下落した(7,046.11→6,412.63)」と痛烈に皮肉。こりゃあ馬英九は最後までこの633っていう数字に付きまとわれるかもね。その最後っていうのは、たぶんインタビューで言っていた2016年にはなりそうもないけどさ。いやいや、もしかするとそもそも4年後なんていう話じゃないかもしれない。4年後の馬英九総統残ってるかな、それは漏れにもわからないー♪。
http://www.udn.com/2008/9/5/NEWS/NATIONAL/NATS9/4504769.shtml (聯合報)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,130501+132008090500840,00.html (中国時報/一次ソースは中央通訊社)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,130501+132008090500841,00.html (中国時報)
やっぱ台湾映画はあの嘘っぽいくらいに朴訥なふいんき(なぜか変換できない)がいいよね。
その台湾映画と言えば、台湾で今日公開された映画「囧男孩」について、NHKが早くも版権を取得したとして台湾各紙が取り上げています。英題が「Orz Boyz!」っていうことで、日本語に直すと、「Orz少年」って感じかな(センスない訳し方でごめんなさい)。台湾の「orz」は種類も豊富で、その中にある「囧rz」がタイトルにも使われているっていうわけ。でも、この原題の「囧男孩」、2chだと絶対コピペできないんですけど、いったいどうやったらいいのかな。誰か教えてください。せっかくスレ立てしようと思っても、タイトルに使えない。なぜかコピペができない!なぜかレスにも貼れない!何で変換すればいい?領土返還されないっorz!
記事によれば、少年2人が繰り広げるドタバタかつ感動的なストーリーが試写とかでの評判がよくってNHKの目に留まったとか。NHKが台湾映画を買ったのはここ10年無かったこととのことで、これは「台湾映画始まったな」であると同時に、ここんとこ韓国に傾倒していたように見えたけど「NHK始まったな」とちょっと喜んでもいいのかな。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/5/today-show19.htm (自由時報)
http://www.udn.com/2008/9/4/NEWS/ENTERTAINMENT/ENT3/4503540.shtml (聯合報/一次ソースは中央通訊社)
http://www.udn.com/2008/9/5/NEWS/ENTERTAINMENT/ENT3/4503947.shtml (聯合報/一次ソースはUpaper)
http://www.nownews.com/2008/09/05/340-2330390.htm (NOWnews)
NHK始まったな、と言えば、既に「台湾に露骨に地味な嫌がらせしやがる北京オリンピック。」でちょこっと書いていた、ほんこーんが出演する「ザ☆ネットスター!」がいよいよ今夜(24:00からBS2で)になりました。メルトの20万再生祭りはちょっとオンエアには間に合わないかな。
このタイミングを狙ったのかどうかわからないけど、ITmediaがほんこーんの記事を配信。読んだあと、なぜ泣いたしおいら。よく考えたらこの記事って東亜に立てられるなあって、ほんのちょっとだけ考えて、やっぱりやめた。
「日本人が優しすぎるから」――ニコ動で“育つ”香港の歌姫
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/05/news080.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/05/news080_2.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/05/news080_3.html
注目していた人がさらに大きなステージに立つというのは、決しておいらが注目したからどうなったっていうわけじゃないけれど、嬉しいもんですね。
ところが、自分が危惧していたフラグが見つけた時のまま折られないというのは、すごく哀しいものです。先月、台湾の馬英九総統が訪問先の中南米で国連加盟の方法など外交方針の転換を語ったのを「UN加盟の応援を彼は必要としないのか?」で取り上げた際、
> 「まーいっか、国としてじゃないけど国連機関に参加できてるし」とか
> 「まーいっか、国交断絶したけど貿易とか渡航はどうにかなってるし」とかやってると、
> 台湾を「国」として認める国なんて「そして誰もいなくなった」になっちゃうよ。
と書いたけど、これまで台湾名義での国連加盟申請にすら好意的だった友邦国から(ほぼ)三行半を突きつけられました。
【国連】台湾と外交関係のあるハイチなど中南米4カ国、台湾の国連加盟に反対 中国との関係を考慮[09/04]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1220523136/
> 中台が各国との外交関係を奪い合う外交合戦をやめ、
> 台湾の「国際社会における活動空間の拡大」を目指す馬英九政権にとって、
> 友好国のこうした態度は大きな痛手。
とか記事では書いてるけど、そんな方針と態度が今回の事態を招いたのは前にも書いたとおり自明の理。やれやれっす。むかつくのは、この記事によればパナマも同調したとかで、「お前、馬英九の外交合戦停止に『それは賢明な判断だ』って支持したじゃんかよ!」と思わざるを得ません。馬英九といっしょでこの人も前に言ったことを覚えていないのかな。だけど、去年にはこんな記事もあったからもともと不安定な立場の国ではあったのかもしんないけどね。むしろ、馬英九が「中共と争わないぜ」って言った瞬間に「ktkr!」って心の中で喜んでいたのかもしんない。
【パナマ/台中】パナマ元大統領、現大統領に台湾と断交し中国との国交樹立をすべきと促す[06/10]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1181431308/
自分の言ったことを覚えていないのか、はたまた自分の言葉に責任が持てないのか、という不安を駆り立てる点では、馬英九の右に出る人は今の東亜にいません。昨日「去る者は日々に疎し、そして疎し者は日々いろんなことを忘れ去り。」で馬英九の「633」実質撤回について、
> いかんせん危機感が欠如した馬英九じゃしないだろうなあ。
と謝罪しないんじゃないかって推測していたんですが、今日(5日)の午前、馬英九が謝ったという報道が流れました。
「うあ、ktkr!」と今度こそ思ったんですが、よくよく読んだら
> 前回インタビューを受けた際、もしかすると説明がはっきりせず、伝えたいことも完璧ではなく、
> 少し誤解を生んだかもしれない、と述べ、「私はここで謝罪を表明したい」
って、なんじゃそりゃ!
あくまで633は達成できないのではなく時期が遅れるのだという説明に終始し、しかもそれは世界経済の余波を受けてのことだから仕方が無いというような言いっぷり。当然これにはあっちこっちから批判や不満の声が噴出しまくりで、どこまで記事を引用してよいのやら困ってしまうくらい。昨日は、
> 6330なら今週中に達成しちゃうような予感。
なんて書いたけど、台湾の加権指数は今日も105.35ポイント下げて6,307.28と6,330を見事に割り込みました。これで9月1日以来5営業日連続の下落。聯合報は「昨日(4日)までの4日間市場は続落し、8月29日から633.48ポイント下落した(7,046.11→6,412.63)」と痛烈に皮肉。こりゃあ馬英九は最後までこの633っていう数字に付きまとわれるかもね。その最後っていうのは、たぶんインタビューで言っていた2016年にはなりそうもないけどさ。いやいや、もしかするとそもそも4年後なんていう話じゃないかもしれない。4年後の馬英九総統残ってるかな、それは漏れにもわからないー♪。
http://www.udn.com/2008/9/5/NEWS/NATIONAL/NATS9/4504769.shtml (聯合報)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,130501+132008090500840,00.html (中国時報/一次ソースは中央通訊社)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,130501+132008090500841,00.html (中国時報)
いちおう念のため最初に書いておくと、「去る者は日々に疎し」は中国南北朝時代にまとめられた「古詩十九首」に収められている名無しさんの書いた詩から来ています。荒廃する墓地や丘陵を見て郷里を思う漢詩なんですが、後に続くのは「来者日以親(傍で生きている者は日々に親しくなるものだ)」です。中学生諸君、おk?
さて、フフンの記者会見から一夜明けてファンタジスタ麻生が総裁選に立候補、今日には総裁選の日取りも決まってあっという間にフフンも過去の人になってしまったような感じ。それにしても無投票三選がほぼ確実、「三たび党員・サポーターの判断をあおぐ」という言葉が安っぽく響く民主党の代表選挙にぶつけてくるあたりはさすがフフン。実は3日付けの聯合報が陳世昌東京の特派員の記事で小沢vs福田というのを「角福戦争の最終ラウンド」と位置付けて書いていて、生半可な日本の記事より面白いです。この記事の最終パラグラフ、
> 福田康夫の対人によって、先代から続いた角福戦争は最終的に田中派の勝利で終わった。
> しかし、物語はまだ終わらない。素晴らしい「次回をお楽しみに」がきっとあるだろう。
> 福田康夫の後継者たちが「ハムレット」を演じてくれるはずだ。
なんで仇討ちでわざわざハムレットをひっぱってくるのかは別として、残念ながら小沢民主党代表の次なる相手は「ポスト福田」と呼ぶような人じゃないような気がする。本人、きっとうまくまとめたと思ったんだろうけどね。っていうか、福田康夫の後継者、って呼ばれるようなことをフフンはあんまししてないわけでありまして。
http://www.udn.com/2008/9/3/NEWS/WORLD/WOR3/4501275.shtml (聯合報)
一方、どんだけアフォをやっても4年間は(たぶん)大丈夫なのが、総統という制度に助けられている馬英九。総統を廃止して行政院長に集約させたほうがいいんじゃないかと思う今日この頃。
今日、台湾の各紙を賑わせたのが、総統府のサイトに掲載されたメキシコ「太陽報」(現地語読みだとなんて読むんだろう)の記者によるインタビューにやりとり。
http://www.president.gov.tw/php-bin/prez/shownews.php4?Rid=14410 (中華民国総統府)
その前半、何をとち狂ったか
> 我們基本上認為雙方的關係應該不是兩個中國,而是在海峽兩岸的雙方處於一種特別的關係。
あるいは
> 我們雙方是一種特別的關係,但不是國與國的關係,
と述べ、両岸関係は「国と国との関係」ではなく、「一種の特別な関係」と表現したんです。これを日本のメディアで最初に伝えたのは時事通信のおっそろしく短い記事で、
> 台湾の馬英九総統は3日までに、馬政権が重視する両岸(中台)関係について
> 「国と国との関係ではない」と述べ、李登輝元総統が1999年に提起して以来、
> 台湾が維持してきた中台「二国論」を否定した。
と伝えています。当然、これをもとに立てた東亜のスレもすげえすげえ。
【中台】馬英九総統、中台「二国論」を否定 両岸関係で新機軸か[09/03]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1220449196/
ここで念のため馬英九の発言を見てみる。インタビュアーの「『二つの中国』という考えについてどうか?今後どうなるか?」という問いに対して、
> 我々は、基本的には双方の関係を『二つの中国』としないほうがよいと考えている。
> 一方で、両岸関係はお互いに一種の特別な関係に置かれていると考えている。
> 我々の憲法は、我々の領土の上に他国が存在することを認めていない。
> 同様に、彼らの憲法もまた彼らの憲法が定めた領土に他の国があることを許していない。
> したがって、我々は一種の特別な関係であり、国と国との関係ではない。この点は非常に重要だ。
> そのため、いかなる他国、メキシコも含めて、からも二重に承認を得ることは不可能である。
> 我々は平和と繁栄の関係を保ち、同時にお互いを国際社会の中で尊重することになるだろう。
> このことが我々の目標だ。
と答えています。省略しちゃダメだよ時事通信。たしかに二国論について問われて、しょっぱなでこれを否定いるんですが、じゃあどういう状態かっていうと「特別な関係」という意味不明な言葉で定義している。二国論の否定よりも、この不可解な現状認識の方が重要だと思う。というか、二国論のだけ伝えるのはミスリードを誘うだけだし、事実東亜のスレは「国と国との関係ではない」→「台湾は中共と同じ国であることを認めた」という解釈が(確かにこの記事だと読めなくもないけどさ)主流になっちゃってるオカン。
ここでもう一回時事通信の記事に戻ると、99年の李登輝発言というのは、いわゆる「特殊な国と国の関係」というもので、ちょっと今回の馬英九発言に近いですね。ところが馬英九が逃げに逃げているのは、自分たちを「国」と呼んでいないところ。「わが国の領土の上に他国が存在することを認めていない」なら二国論になるのに、「我々の領土の上に」と言ってしまっている。
積極的に解釈すれば、旧来の国民党のように「いずれは大陸もわが中華民国のものに」という「終局的に一つの中国にするんだから、あいつらを国だなんて認めない」というイメージにもとれるんですが、そうなると最後の文章と齟齬が生じる。かといって併呑されることを認めているわけではないのでなお難しい。
特にこの直後には、「両岸の主権問題は当面の間『92共識』で整理する」と答えていて、なおのことわけがわかんない。『92共識』、つまり「一つの中国」というフレームの考え方についてはお互いでそれぞれ定義するっていうものなのに(これだと「一つの中国、一つの台湾」が可能)、「特別な関係」では「一つの中国」が定義できなくなっちゃう。いや、仮に「一つの中国」を定義したとしても、台湾は何なのか、中国とは違う国でないのなら何なのかっていうことになる。
現状維持と言えば格好がつくけれど、「台湾とはいったい何なのか」と問われたら間違いなく立っていられなくなる理論。二国論を否定したというのは間違っていないが、両岸関係の再定義にはまったくなっていないんだもの。
http://www.udn.com/2008/9/3/NEWS/MAINLAND/MAI1/4501563.shtml (聯合報/一次ソースは中央通訊社)
http://www.udn.com/2008/9/3/NEWS/MAINLAND/MAI1/4501591.shtml (聯合報/一次ソースは中央通訊社)
さて、この発言に対する各界の反応を少しずつだけ拾い上げ。緑系は明日の自由時報待ちかな。
国民党の張碩文立法院党団代理書記長は、馬英九発言を「正しい」としたうえで「国と国との関係ではないが、同時に中華人民共和国は中華民国の一部分だとも言える」と頓珍漢な発言。どんだけ中二病だよ。っていうか、馬英九発言の最後の文章とあわないんだっての。
また国民党団副書記長の呉育昇は、「李登輝元総統の『二国論』や陳水扁前総統の台独思想に傾いていた両岸関係を動かすもの」と評価、「両岸が互いに尊重し、かつ国家の主権と尊厳には影響を与えないというのは、総統の論理的な思考、主張、言葉の選び方は非常に適切だった」と語っています。ていうか実質的にそれは矛盾を引き起こしてないっすか。
総統府サイドでは、王郁琦スポークスマンが憲法の修正条項を持ち出して、「大陸部分も中華民国の一部分。大陸地区と台湾地区の関係であって、国と国との関係ではない」コメント。えーと、もう何て言ったらいいのやら。本人も何言ってるのかわかってないんじゃないかと心配。
こういう発言に対して民進党の文宣部主任の鄭文燦は「特殊な関係というのでは結局、中華民国は一つの主権独立国家なんだろうか。台湾の主権の地位は堅持すべきかすべきでないのだろうか。馬総統はまったくこの点に触れておらず、焦点がぼやけてしまっている」と批判。あ、なんかこれ読んで上の文章書いたみたいじゃん。
http://www.udn.com/2008/9/3/NEWS/MAINLAND/MAI1/4501924.shtml (聯合報/一次ソースは中央通訊社)
http://www.udn.com/2008/9/3/NEWS/MAINLAND/MAI1/4502008.shtml (聯合報/一次ソースは中央通訊社)
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?NewsID=124448&t=1 (RTI)
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?NewsID=124427&t=1 (RTI)
この二国論発言でも既に、もうやめて!おいらのライフはゼロよ!状態なんですが、実はこのインタビュー、もう一つ爆弾を抱えてます。総統選挙時の経済政策の公約だった「633」、「経済成長率年6%、1人あたりGDP3万ドル、失業率3%以下」っていう数値を掲げたやつについて、記者から「今の世界経済の情勢の中で大丈夫なのか」と見事に着火。これまで「就任前だっていうのに、公約達成を「無理かも」と言う馬英九の不甲斐なさ。」で書いたように、就任前から「6%むりぽ、5%なら可能かも」とチキり、最近でもメディアを通じて「すぐには無理」と匂わせたことを「心して吹け秋の初風。」で書いてましたが、直々に事実上の棚上げをしました。しかも上げ方がひどい。まずは原文を翻訳してみましょう。
> それは非常にいい質問だ。現在、我々は就任して3ヶ月が経過し世界の経済情勢を見たが、
> 現在あるいは今後半年や一年では6%の経済成長を我々が実現するには充分な条件をそろえることが
> 難しくなっている。我々は今年の経済成長をおよそ4.6%と見ているが、これも上々のものだ。
> 現在まで失業率は大幅な上昇を抑えており、およそ3.8%を維持し、数年以内に3%以下に低下させることが
> できるだろう。したがって、我々は公約を変えることは一切せず、達成の時期がわずかに遅れるのだと言える。
> 最終的には、もし再選した場合の最後の一年となる2016年には「633」を達成したいと思っている。
日本でこれ言ったらしばかれるだろうなあ。「馬上好」、「馬英九が総統になればすぐによくなる」などと言っていたのに、「達成はできる。遅れるだけだ」とか「再選したら最終年に達成できそうだ」って、どんな詐欺だよ。ちゃんと自分の言ったこと覚えてるのかな。有権者は4年間の舵取り(人によっちゃ近々の)を託したのであって、8年後の空手形なんか欲しがっちゃいないっての。恥ずかしいとは思わないのかなあ。
民進党の鄭文燦は、これについても痛烈に皮肉り「それより先に株式市場(の加権指数)が633に近づくかもね」と発言。ちなみに3日の大引けは6584.93ポイントと前日比-114.89ポイント。6330なら今週中に達成しちゃうような予感。鄭文燦は、韓国の李明博大統領が「747政策」が頓挫したときに謝罪したことを引き合いに出して、馬英九も国民に謝罪するべきだと指摘。ただ、いかんせん危機感が欠如した馬英九じゃしないだろうなあ。
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-Focus/2007Cti-Focus-Content/0,4518,9709030071+97090303+0+221759+0,00.html (中国時報)
恐ろしいのは、「最初の4年間で結果を出さない人間に次の4年間が付託されるわけがない」というのを馬英九が理解しているのかどうか怪しいというところ。もしかして「陳水扁が8年間総統でいられたんだから、台北市長選挙で奴に勝った俺ができないわけがない」とか考えてんじゃないだろうね。いやいや、いちばん恐ろしいのは、「二期目の最後の年には達成可能!」なんて言っちゃう人が、恐らくあと3年9ヶ月も国の行く末を左右する立場にいるっていうことなのかもしれないんだけどさ。
さて、フフンの記者会見から一夜明けてファンタジスタ麻生が総裁選に立候補、今日には総裁選の日取りも決まってあっという間にフフンも過去の人になってしまったような感じ。それにしても無投票三選がほぼ確実、「三たび党員・サポーターの判断をあおぐ」という言葉が安っぽく響く民主党の代表選挙にぶつけてくるあたりはさすがフフン。実は3日付けの聯合報が陳世昌東京の特派員の記事で小沢vs福田というのを「角福戦争の最終ラウンド」と位置付けて書いていて、生半可な日本の記事より面白いです。この記事の最終パラグラフ、
> 福田康夫の対人によって、先代から続いた角福戦争は最終的に田中派の勝利で終わった。
> しかし、物語はまだ終わらない。素晴らしい「次回をお楽しみに」がきっとあるだろう。
> 福田康夫の後継者たちが「ハムレット」を演じてくれるはずだ。
なんで仇討ちでわざわざハムレットをひっぱってくるのかは別として、残念ながら小沢民主党代表の次なる相手は「ポスト福田」と呼ぶような人じゃないような気がする。本人、きっとうまくまとめたと思ったんだろうけどね。っていうか、福田康夫の後継者、って呼ばれるようなことをフフンはあんまししてないわけでありまして。
http://www.udn.com/2008/9/3/NEWS/WORLD/WOR3/4501275.shtml (聯合報)
一方、どんだけアフォをやっても4年間は(たぶん)大丈夫なのが、総統という制度に助けられている馬英九。総統を廃止して行政院長に集約させたほうがいいんじゃないかと思う今日この頃。
今日、台湾の各紙を賑わせたのが、総統府のサイトに掲載されたメキシコ「太陽報」(現地語読みだとなんて読むんだろう)の記者によるインタビューにやりとり。
http://www.president.gov.tw/php-bin/prez/shownews.php4?Rid=14410 (中華民国総統府)
その前半、何をとち狂ったか
> 我們基本上認為雙方的關係應該不是兩個中國,而是在海峽兩岸的雙方處於一種特別的關係。
あるいは
> 我們雙方是一種特別的關係,但不是國與國的關係,
と述べ、両岸関係は「国と国との関係」ではなく、「一種の特別な関係」と表現したんです。これを日本のメディアで最初に伝えたのは時事通信のおっそろしく短い記事で、
> 台湾の馬英九総統は3日までに、馬政権が重視する両岸(中台)関係について
> 「国と国との関係ではない」と述べ、李登輝元総統が1999年に提起して以来、
> 台湾が維持してきた中台「二国論」を否定した。
と伝えています。当然、これをもとに立てた東亜のスレもすげえすげえ。
【中台】馬英九総統、中台「二国論」を否定 両岸関係で新機軸か[09/03]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1220449196/
ここで念のため馬英九の発言を見てみる。インタビュアーの「『二つの中国』という考えについてどうか?今後どうなるか?」という問いに対して、
> 我々は、基本的には双方の関係を『二つの中国』としないほうがよいと考えている。
> 一方で、両岸関係はお互いに一種の特別な関係に置かれていると考えている。
> 我々の憲法は、我々の領土の上に他国が存在することを認めていない。
> 同様に、彼らの憲法もまた彼らの憲法が定めた領土に他の国があることを許していない。
> したがって、我々は一種の特別な関係であり、国と国との関係ではない。この点は非常に重要だ。
> そのため、いかなる他国、メキシコも含めて、からも二重に承認を得ることは不可能である。
> 我々は平和と繁栄の関係を保ち、同時にお互いを国際社会の中で尊重することになるだろう。
> このことが我々の目標だ。
と答えています。省略しちゃダメだよ時事通信。たしかに二国論について問われて、しょっぱなでこれを否定いるんですが、じゃあどういう状態かっていうと「特別な関係」という意味不明な言葉で定義している。二国論の否定よりも、この不可解な現状認識の方が重要だと思う。というか、二国論のだけ伝えるのはミスリードを誘うだけだし、事実東亜のスレは「国と国との関係ではない」→「台湾は中共と同じ国であることを認めた」という解釈が(確かにこの記事だと読めなくもないけどさ)主流になっちゃってるオカン。
ここでもう一回時事通信の記事に戻ると、99年の李登輝発言というのは、いわゆる「特殊な国と国の関係」というもので、ちょっと今回の馬英九発言に近いですね。ところが馬英九が逃げに逃げているのは、自分たちを「国」と呼んでいないところ。「わが国の領土の上に他国が存在することを認めていない」なら二国論になるのに、「我々の領土の上に」と言ってしまっている。
積極的に解釈すれば、旧来の国民党のように「いずれは大陸もわが中華民国のものに」という「終局的に一つの中国にするんだから、あいつらを国だなんて認めない」というイメージにもとれるんですが、そうなると最後の文章と齟齬が生じる。かといって併呑されることを認めているわけではないのでなお難しい。
特にこの直後には、「両岸の主権問題は当面の間『92共識』で整理する」と答えていて、なおのことわけがわかんない。『92共識』、つまり「一つの中国」というフレームの考え方についてはお互いでそれぞれ定義するっていうものなのに(これだと「一つの中国、一つの台湾」が可能)、「特別な関係」では「一つの中国」が定義できなくなっちゃう。いや、仮に「一つの中国」を定義したとしても、台湾は何なのか、中国とは違う国でないのなら何なのかっていうことになる。
現状維持と言えば格好がつくけれど、「台湾とはいったい何なのか」と問われたら間違いなく立っていられなくなる理論。二国論を否定したというのは間違っていないが、両岸関係の再定義にはまったくなっていないんだもの。
http://www.udn.com/2008/9/3/NEWS/MAINLAND/MAI1/4501563.shtml (聯合報/一次ソースは中央通訊社)
http://www.udn.com/2008/9/3/NEWS/MAINLAND/MAI1/4501591.shtml (聯合報/一次ソースは中央通訊社)
さて、この発言に対する各界の反応を少しずつだけ拾い上げ。緑系は明日の自由時報待ちかな。
国民党の張碩文立法院党団代理書記長は、馬英九発言を「正しい」としたうえで「国と国との関係ではないが、同時に中華人民共和国は中華民国の一部分だとも言える」と頓珍漢な発言。どんだけ中二病だよ。っていうか、馬英九発言の最後の文章とあわないんだっての。
また国民党団副書記長の呉育昇は、「李登輝元総統の『二国論』や陳水扁前総統の台独思想に傾いていた両岸関係を動かすもの」と評価、「両岸が互いに尊重し、かつ国家の主権と尊厳には影響を与えないというのは、総統の論理的な思考、主張、言葉の選び方は非常に適切だった」と語っています。ていうか実質的にそれは矛盾を引き起こしてないっすか。
総統府サイドでは、王郁琦スポークスマンが憲法の修正条項を持ち出して、「大陸部分も中華民国の一部分。大陸地区と台湾地区の関係であって、国と国との関係ではない」コメント。えーと、もう何て言ったらいいのやら。本人も何言ってるのかわかってないんじゃないかと心配。
こういう発言に対して民進党の文宣部主任の鄭文燦は「特殊な関係というのでは結局、中華民国は一つの主権独立国家なんだろうか。台湾の主権の地位は堅持すべきかすべきでないのだろうか。馬総統はまったくこの点に触れておらず、焦点がぼやけてしまっている」と批判。あ、なんかこれ読んで上の文章書いたみたいじゃん。
http://www.udn.com/2008/9/3/NEWS/MAINLAND/MAI1/4501924.shtml (聯合報/一次ソースは中央通訊社)
http://www.udn.com/2008/9/3/NEWS/MAINLAND/MAI1/4502008.shtml (聯合報/一次ソースは中央通訊社)
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?NewsID=124448&t=1 (RTI)
http://www.rti.org.tw/News/NewsContentHome.aspx?NewsID=124427&t=1 (RTI)
この二国論発言でも既に、もうやめて!おいらのライフはゼロよ!状態なんですが、実はこのインタビュー、もう一つ爆弾を抱えてます。総統選挙時の経済政策の公約だった「633」、「経済成長率年6%、1人あたりGDP3万ドル、失業率3%以下」っていう数値を掲げたやつについて、記者から「今の世界経済の情勢の中で大丈夫なのか」と見事に着火。これまで「就任前だっていうのに、公約達成を「無理かも」と言う馬英九の不甲斐なさ。」で書いたように、就任前から「6%むりぽ、5%なら可能かも」とチキり、最近でもメディアを通じて「すぐには無理」と匂わせたことを「心して吹け秋の初風。」で書いてましたが、直々に事実上の棚上げをしました。しかも上げ方がひどい。まずは原文を翻訳してみましょう。
> それは非常にいい質問だ。現在、我々は就任して3ヶ月が経過し世界の経済情勢を見たが、
> 現在あるいは今後半年や一年では6%の経済成長を我々が実現するには充分な条件をそろえることが
> 難しくなっている。我々は今年の経済成長をおよそ4.6%と見ているが、これも上々のものだ。
> 現在まで失業率は大幅な上昇を抑えており、およそ3.8%を維持し、数年以内に3%以下に低下させることが
> できるだろう。したがって、我々は公約を変えることは一切せず、達成の時期がわずかに遅れるのだと言える。
> 最終的には、もし再選した場合の最後の一年となる2016年には「633」を達成したいと思っている。
日本でこれ言ったらしばかれるだろうなあ。「馬上好」、「馬英九が総統になればすぐによくなる」などと言っていたのに、「達成はできる。遅れるだけだ」とか「再選したら最終年に達成できそうだ」って、どんな詐欺だよ。ちゃんと自分の言ったこと覚えてるのかな。有権者は4年間の舵取り(人によっちゃ近々の)を託したのであって、8年後の空手形なんか欲しがっちゃいないっての。恥ずかしいとは思わないのかなあ。
民進党の鄭文燦は、これについても痛烈に皮肉り「それより先に株式市場(の加権指数)が633に近づくかもね」と発言。ちなみに3日の大引けは6584.93ポイントと前日比-114.89ポイント。6330なら今週中に達成しちゃうような予感。鄭文燦は、韓国の李明博大統領が「747政策」が頓挫したときに謝罪したことを引き合いに出して、馬英九も国民に謝罪するべきだと指摘。ただ、いかんせん危機感が欠如した馬英九じゃしないだろうなあ。
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-Focus/2007Cti-Focus-Content/0,4518,9709030071+97090303+0+221759+0,00.html (中国時報)
恐ろしいのは、「最初の4年間で結果を出さない人間に次の4年間が付託されるわけがない」というのを馬英九が理解しているのかどうか怪しいというところ。もしかして「陳水扁が8年間総統でいられたんだから、台北市長選挙で奴に勝った俺ができないわけがない」とか考えてんじゃないだろうね。いやいや、いちばん恐ろしいのは、「二期目の最後の年には達成可能!」なんて言っちゃう人が、恐らくあと3年9ヶ月も国の行く末を左右する立場にいるっていうことなのかもしれないんだけどさ。
9月になりました。ランドセル背負った小学生を見ると、夏休みが終わったんだなっていう気がしますね。
そんな夏休み最後の週末になった先週末、初音ミク誕生1周年祭 日テレの24時間テレビがあったわけですが、2chでは裏で吉野家企画が粛々とかつ殺伐と行われていました。中の人の隣の人がこれに参加したんですが、なんか聞いた話ではずいぶんあっちこっち行ったみたい。最初「テイクアウトして差し入れする」って言われてたのに、夜になってから「やっぱ無理」とか電話が来て、別の意味で振り回されました。はぅぅ。
話を聞いてて思ったのは、中の人の隣の人もボラ体質な人なんだけど、どちらかと言えば自分で動くタイプの人なんだっていうこと。同じボラでもバックアップでものを作る人と、前線で動く人と2種類いるんだなっていうのを再確認しました。
そんな週末を挟んで、政界から驚きのニュースが相次いで飛び込んできています。まず先週末のニュースが「改革クラブ」の立ち上げですね。おいらが全力で支持する民主党所属の参議院議員、大江康弘も参加していたことにはびっくりでした。
前々から「なんで民主党にいるんだろう」というくらい民主党の思考思想に合わない人で、和歌山に2Fがいなければ県議時代同様に自民党から出ていたんだろうなあって思っていたけど、まさかこのタイミング、この組み合わせの中で飛び出すとは思っていませんでした。岡山のおバカさんに梯子を外されてなおのことカワイソス。思わず、「アンインストール」を空耳を思い出してこのタイトルにしたんだけど、本当にアンインストールされそうで怖い。本人としては、デフラグくらいを狙ったんだろうけどね。任期が切れるまでの5年間にどれだけ足場を固められるかが鍵ですね。さもないとマジで政界からアンインストールされちゃうもん。
週明けのアンインストールは、福田フフン康夫首相の電撃辞任。記者会見の全文を読んだけど、なんともコメントしづらいなあ。安倍ちゃんといい、この人も椅子に座るタイミングを間違えたような気がしてならない。さればとて、一国の宰相たるもの、「静かに消えて行く季節も選べないというのなら」というわけにはいかないよね。次の総理総裁が誰になるのか、そして公明党や民主党との兼ね合いで国会運営はどうなるのか、せめてフフンの
> 国民生活のことを第一に考えるならば、今ここで政治の駆け引きで、
> 政治的な空白を生じるという政策実施の歩みを止めることがあってはなりません。
くらいは、「お前が言うな」ではなく、拾ってやってほしいものだなと思います。
会見が日本時間の21時台だったので、これはギリギリ台北も北京もコメントが出るかと思って待っていたら、台北時間の22時にはRTIが外交部報道官のコメントを一報。1時間ちょいでコメントを出すとは流石。
このニュースをもとに、
【日台】台湾外交部、福田首相の辞意に対し「台日友好関係の推進に感謝」「友好政策の継続を期待」[09/01]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1220280399/
を立てたんだけど、スレの中の反応があまりにひどい。ふぅ。
【安倍首相辞意】台湾外交部「安倍首相の台日友好推進に謝意」「次期首相も友好政策を堅持することを期待」[09/12]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1189608707/
と、台湾の外交部は安倍前首相の辞任の時にも同様のコメントを出しているんですが、この間の台湾へのものの見方というのが165度くらい変わってしまっていることは、見比べて面白いとかっていうレベルじゃなく、正直げんなりっす。
近隣国の首脳が変わる際に、「在任中はお疲れ様でした」「次の人も引き続きよろしく」というのは、外交儀礼上あってしかるべきだと思うし、それをいちいち皮肉として捉えたり、未だに「馬英九政権のうちはお断りだ」とか「まずは宣戦布告を取り下げろ」とか意味不明なことを言う国士様たちにはほとほと困ったものです。普通、「新しい首相には、聯合号事件の賠償で誠意ある対応を求める」とか言わないでしょ。常識的に考えて。ごくごく普通の国としての普通のコメントも斜に構えるのを目の当たりにすると、やっぱり今のおいらには理解できない。あたたたたた、と頭が痛くなるよ。
っていうか、よく考えたら「陳水扁→馬英九の総統交代で、フフン♪の贈る言葉はいかに。」で書いたような、5月の陳水扁退任&馬英九就任についてオフィシャルなコメントって出てないんだね。まあ中国様の許可を得ていなかったんだろうけど、それに比べたらなんと律儀なことかと思っちゃう。
せっかくなので台湾各紙(Web版)の報道状況を見てみようと思ったんですが、あんまり違いは無いですね。
速報性にちょっと欠ける自由時報は、駐日特派員の張茂森の署名記事と福田内閣のこれまでを掲載。もっとも、辞任を伝える短い記事に理由の簡単な解説と後任の展望や与野党の反応を載せたもの。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/2/today-int1.htm (自由時報)
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/2/today-int1-2.htm (自由時報)
聯合報も東京の特派員である陳世昌が「健康問題で辞任した安倍首相と異なり、支持率低迷からくる刷新が理由」として報じていますが、同時に「前触れも無く突然辞意を表明するのは、この1年で2度目のことであり、2人の首相は、首相の辞め方として「新しい前例」を作り出してしまったようだ」とちょっとした皮肉。
さらに、どのように聞いたかわからないけど東京での市民の声を交えつつ、政局や退陣にいたった経緯も詳報。ただどちらかと言えば福田首相の「敵前逃亡」を強く押し出すような書き方でなのが気になるところ。それにしてもかなり詳しい内容でびっくりした。日本の新聞並だね。日台関係についてあんまり触れていないのが不思議なくらいだもん。
http://www.udn.com/2008/9/2/NEWS/WORLD/WOR3/4499674.shtml (聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/2/NEWS/WORLD/WOR3/4499677.shtml (聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/2/NEWS/WORLD/WOR3/4499875.shtml (聯合報/一次ソースは中央通訊社)
http://www.udn.com/2008/9/2/NEWS/WORLD/WOR3/4499552.shtml (聯合報/一次ソースは経済日報)
蘋果日報も比較的軽めの記事。有力な後任候補として麻生太郎や小池百合子の名前を挙げたほか、「首相の交代はこの2年で3回目だ」と痛い一言も。
http://1-apple.com.tw/index.cfm?Fuseaction=Article&Sec_ID=3&ShowDate=20080902&IssueID=20080902&art_id=30916160&NewsType=1&SubSec=11 (蘋果日報)
中国時報も東京の黄菁菁が「8月1日に内閣改造をしたにもかかわらず」と導入部から先制パンチ。別記事では「後継最有力の」と幹事長の麻生太郎を紹介。なぜか既に家族構成やオリンピックも含めた経歴についても詳しく書かれており、これについては台湾の4大紙でいちばん量が多いね。
その中で興味深いのは、麻生氏の過去の中国・台湾関係の発言を取り上げているところ。2006年2月の「台湾統治時代、義務教育の推進などよいことを行った」発言や、2006年3月の「台湾は法治国家」発言、2005年11月の「中国はかなり脅威になりつつある」発言まで拾い上げており、小見出しの「対台湾に友好的、中共は非常にすっきりしない」というのもうなずけるというもの。しかしこうしてみると、外相時代はまさにファンタジスタだね。
【日台】「我々の先輩はちゃんとしたことをやっとる」麻生外相、植民地時代の台湾の教育水準向上を語る[2/4]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1139054052/
【日台】「台湾という『地域』の話」~麻生外相、日本統治下時代の義務教育向上について釈明[2/6]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1139232584/
【国内】麻生外相、「台湾は国家」と発言=参院予算委[03/09]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1141877556/
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110501+112008090200090,00.html (中国時報)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110501+112008090200091,00.html (中国時報)
本当は8月30日に台北で行われたデモのニュースを中心に、藍緑の反応なんかをぐだぐだ書くつもりだったけど、まあいっか。
そんな夏休み最後の週末になった先週末、
話を聞いてて思ったのは、中の人の隣の人もボラ体質な人なんだけど、どちらかと言えば自分で動くタイプの人なんだっていうこと。同じボラでもバックアップでものを作る人と、前線で動く人と2種類いるんだなっていうのを再確認しました。
そんな週末を挟んで、政界から驚きのニュースが相次いで飛び込んできています。まず先週末のニュースが「改革クラブ」の立ち上げですね。おいらが全力で支持する民主党所属の参議院議員、大江康弘も参加していたことにはびっくりでした。
前々から「なんで民主党にいるんだろう」というくらい民主党の思考思想に合わない人で、和歌山に2Fがいなければ県議時代同様に自民党から出ていたんだろうなあって思っていたけど、まさかこのタイミング、この組み合わせの中で飛び出すとは思っていませんでした。岡山のおバカさんに梯子を外されてなおのことカワイソス。思わず、「アンインストール」を空耳を思い出してこのタイトルにしたんだけど、本当にアンインストールされそうで怖い。本人としては、デフラグくらいを狙ったんだろうけどね。任期が切れるまでの5年間にどれだけ足場を固められるかが鍵ですね。さもないとマジで政界からアンインストールされちゃうもん。
週明けのアンインストールは、福田フフン康夫首相の電撃辞任。記者会見の全文を読んだけど、なんともコメントしづらいなあ。安倍ちゃんといい、この人も椅子に座るタイミングを間違えたような気がしてならない。さればとて、一国の宰相たるもの、「静かに消えて行く季節も選べないというのなら」というわけにはいかないよね。次の総理総裁が誰になるのか、そして公明党や民主党との兼ね合いで国会運営はどうなるのか、せめてフフンの
> 国民生活のことを第一に考えるならば、今ここで政治の駆け引きで、
> 政治的な空白を生じるという政策実施の歩みを止めることがあってはなりません。
くらいは、「お前が言うな」ではなく、拾ってやってほしいものだなと思います。
会見が日本時間の21時台だったので、これはギリギリ台北も北京もコメントが出るかと思って待っていたら、台北時間の22時にはRTIが外交部報道官のコメントを一報。1時間ちょいでコメントを出すとは流石。
このニュースをもとに、
【日台】台湾外交部、福田首相の辞意に対し「台日友好関係の推進に感謝」「友好政策の継続を期待」[09/01]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1220280399/
を立てたんだけど、スレの中の反応があまりにひどい。ふぅ。
【安倍首相辞意】台湾外交部「安倍首相の台日友好推進に謝意」「次期首相も友好政策を堅持することを期待」[09/12]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1189608707/
と、台湾の外交部は安倍前首相の辞任の時にも同様のコメントを出しているんですが、この間の台湾へのものの見方というのが165度くらい変わってしまっていることは、見比べて面白いとかっていうレベルじゃなく、正直げんなりっす。
近隣国の首脳が変わる際に、「在任中はお疲れ様でした」「次の人も引き続きよろしく」というのは、外交儀礼上あってしかるべきだと思うし、それをいちいち皮肉として捉えたり、未だに「馬英九政権のうちはお断りだ」とか「まずは宣戦布告を取り下げろ」とか意味不明なことを言う国士様たちにはほとほと困ったものです。普通、「新しい首相には、聯合号事件の賠償で誠意ある対応を求める」とか言わないでしょ。常識的に考えて。ごくごく普通の国としての普通のコメントも斜に構えるのを目の当たりにすると、やっぱり今のおいらには理解できない。あたたたたた、と頭が痛くなるよ。
っていうか、よく考えたら「陳水扁→馬英九の総統交代で、フフン♪の贈る言葉はいかに。」で書いたような、5月の陳水扁退任&馬英九就任についてオフィシャルなコメントって出てないんだね。まあ中国様の許可を得ていなかったんだろうけど、それに比べたらなんと律儀なことかと思っちゃう。
せっかくなので台湾各紙(Web版)の報道状況を見てみようと思ったんですが、あんまり違いは無いですね。
速報性にちょっと欠ける自由時報は、駐日特派員の張茂森の署名記事と福田内閣のこれまでを掲載。もっとも、辞任を伝える短い記事に理由の簡単な解説と後任の展望や与野党の反応を載せたもの。
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/2/today-int1.htm (自由時報)
http://www.libertytimes.com.tw/2008/new/sep/2/today-int1-2.htm (自由時報)
聯合報も東京の特派員である陳世昌が「健康問題で辞任した安倍首相と異なり、支持率低迷からくる刷新が理由」として報じていますが、同時に「前触れも無く突然辞意を表明するのは、この1年で2度目のことであり、2人の首相は、首相の辞め方として「新しい前例」を作り出してしまったようだ」とちょっとした皮肉。
さらに、どのように聞いたかわからないけど東京での市民の声を交えつつ、政局や退陣にいたった経緯も詳報。ただどちらかと言えば福田首相の「敵前逃亡」を強く押し出すような書き方でなのが気になるところ。それにしてもかなり詳しい内容でびっくりした。日本の新聞並だね。日台関係についてあんまり触れていないのが不思議なくらいだもん。
http://www.udn.com/2008/9/2/NEWS/WORLD/WOR3/4499674.shtml (聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/2/NEWS/WORLD/WOR3/4499677.shtml (聯合報)
http://www.udn.com/2008/9/2/NEWS/WORLD/WOR3/4499875.shtml (聯合報/一次ソースは中央通訊社)
http://www.udn.com/2008/9/2/NEWS/WORLD/WOR3/4499552.shtml (聯合報/一次ソースは経済日報)
蘋果日報も比較的軽めの記事。有力な後任候補として麻生太郎や小池百合子の名前を挙げたほか、「首相の交代はこの2年で3回目だ」と痛い一言も。
http://1-apple.com.tw/index.cfm?Fuseaction=Article&Sec_ID=3&ShowDate=20080902&IssueID=20080902&art_id=30916160&NewsType=1&SubSec=11 (蘋果日報)
中国時報も東京の黄菁菁が「8月1日に内閣改造をしたにもかかわらず」と導入部から先制パンチ。別記事では「後継最有力の」と幹事長の麻生太郎を紹介。なぜか既に家族構成やオリンピックも含めた経歴についても詳しく書かれており、これについては台湾の4大紙でいちばん量が多いね。
その中で興味深いのは、麻生氏の過去の中国・台湾関係の発言を取り上げているところ。2006年2月の「台湾統治時代、義務教育の推進などよいことを行った」発言や、2006年3月の「台湾は法治国家」発言、2005年11月の「中国はかなり脅威になりつつある」発言まで拾い上げており、小見出しの「対台湾に友好的、中共は非常にすっきりしない」というのもうなずけるというもの。しかしこうしてみると、外相時代はまさにファンタジスタだね。
【日台】「我々の先輩はちゃんとしたことをやっとる」麻生外相、植民地時代の台湾の教育水準向上を語る[2/4]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1139054052/
【日台】「台湾という『地域』の話」~麻生外相、日本統治下時代の義務教育向上について釈明[2/6]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1139232584/
【国内】麻生外相、「台湾は国家」と発言=参院予算委[03/09]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1141877556/
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110501+112008090200090,00.html (中国時報)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,110501+112008090200091,00.html (中国時報)
本当は8月30日に台北で行われたデモのニュースを中心に、藍緑の反応なんかをぐだぐだ書くつもりだったけど、まあいっか。

