「逢九必乱」の年がやってきた。
2009年になりました。なんとなんと、今年は年賀状に牛の絵を描いてしまいました。手書きの絵を載っけたのは前の巳年(平成何年だっけ?)以来9年ぶりです。って一部の人宛ての年賀状に書いてたら、「8年ぶりじゃない?」ってメールが来て、年の頭から顔が真っ赤でした。新年恒例の書き初め(おいらはやんないけど)の代わりに恥をかくとはね。
お隣台湾でも新年の恒例行事が開かれました。元日に行われる総統の新年の挨拶、いわゆる元旦文告っていうやつですね。この呼び名って台湾でも一般的なのかと思っていたら、意外とそうでもないみたい。へー。まずは、その内容について。総統府のサイトにある中国語Ver.のほか、駐日代表処のサイトには日本語訳されたものが載っているので便利便利。
http://www.president.gov.tw/php-bin/prez/shownews.php4?Rid=14854 (中華民国総統府)
http://www.taiwanembassy.org/JP/ct.asp?xItem=76379&ctNode=1453&mp=202 (台北駐日経済文化代表処)
これがなかなか首を傾げたくなる内容なので、どのように読むべきかちょっと悩んでしまう。内容の分量を大別すると、かなりの部分を経済政策、とりわけ景気対策に割いてます。さらに両岸関係、治水事業、官僚制度改革、公務員への訓示みたいなのが続いていきます。
2ヶ月ほど前に「見えざる手に差し伸べる手が見えなくて。」でもちょっと書いているけど、台湾でも失業率が上昇する傾向にあります。11月までの数字を見る限り、2008年の年間平均失業率が2005年以来となる4%台突入という事態は恐らく避けられない状況でしょ。馬英九は元旦文告の中で、行政院も雇用創出対策や労働者の技能向上のための取り組みを行っていると力説しているけれど、これが突っ込みどころ満載なので困る。
特に、馬英九が目玉としている大型インフラ整備プロジェクト群である「愛台十二建設」については、去年報道されている通り、無事に計画が進むかどうか先行き不透明なまま。というか、文告でさりげなく「4年で22万件の就業機会を創造する」なんて言ってるけど、これ数字減ってないすか?
さらに解せないのは、この前始まった三通によって両岸の人の行き来が緩やかになったことにより、これら産み出された雇用機会が、大陸の、もっと言えば大陸の農民工あたりの人たちによって奪われてしまうんじゃないかという疑念を払拭しきれないというところ。そりゃあ普通に考えれば制限はするはずなんだけど、ハードルをどんどん下げていっている現政権だから、誰がための経済政策なのかっていうことをいつの間にか忘れちゃいそうな心配があるんだよね。
特に馬英九は元旦文告の中で、「台湾はこれまで輸出産業が経済を支えてきた。そのため先ごろの世界経済の衰退の余波を受けた」と総括してます。そうそう。さらに読み進めると、「台湾の経済発展は両岸経済貿易の投資による成果だけに依存することはできない」とも。なるほど。極端に輸出に依存するのもダメだし、両岸関係に依存するだけじゃなくて内需拡大と国内投資が必要だよね。って、そうじゃないでしょ。輸出に頼るどうこうよりも中国一辺倒というほうが危険でしょうが。言ってることとやってること違くないすか?
馬英九は「台湾は世界経済における地位を高めるとともに、両岸の経済貿易関係を日々深めていく中で、中華民国の主権と台湾の尊厳を積極的に護らなければならない」と言っているけど、その言葉とは裏腹に、泥沼に向けてストローを突っ込もうとしているようにしか見えません。とんでもないストロー効果になりそうな悪寒。
【台湾】失業率が4.64%に上昇、11月としては過去5年で最悪の数字に[12/23]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1230050175/
【台湾】馬英九政権、公約だった「愛台12建設」プロジェクトでも撤回の危機か 予算の財源が追いつかず[09/07]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1220789970/
【中台】中台、60年ぶり「三通」開始 海運直航、郵便も直配[12/15]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1229333067/
さて、その泥沼中国だけど、ネット上では「逢九必乱」っていう面白い言葉が踊っています。早い話が「西暦の末尾が9の年はヤヴァい」っていうことですね(ちなみに、逢八必災っていうのもあるみたい)。ばばっと見てみたけど、これって去年くらいから既に言われていたことなんだね。へぇ。
詳しく見てみるとこんな感じ。戦前は1909年の宣統改元に始まり、1919年の五四運動、1929年は中ソ紛争など度重なる軍閥による紛争、1939年には日中戦争が大陸全土に拡大してました。戦後の1949年には国共内戦の末、中華人民共和国が建国され、1959年のチベット動乱制圧をもって中華人民共和国は現在の形に至っています。さらに1969年には、文化大革命、そして珍宝島事件あるいはダマンスキー島事件と呼ばれるソ連との国境紛争が勃発、1979年になると今度は中越戦争がありました。1989年は言わずと知れた天安門事件、そして1999年には記憶に新しい法輪功弾圧。
とまあ、一概に「西暦の末尾が9の年は」って総括するにはちょっとこじつけの要素が強いかなっていう気がするんだけどね。けれども、これが少なからず大陸のネットユーザの中でまことしやかに話されているというのは、「2009年はちょっとやばそうだ」という考えが頭のどこかにある、というアラートの表れとも取れそうです。
まあ別に早かれ遅かれ中国はどこかで破綻するだろうなあっていうのは見て取れるし、法則が完成しようとしまいとどっちでもいいんですが、今の日本は巻き添えを回避するほどの体力が無いから、もうしばらくは勘弁してほしいなあって思っちゃいます。
あ、話を戻さないと。困ったことに、馬英九は「大三通によって両岸の経済貿易関係がより密接となった。両岸の民間交流がさらに頻繁になることは、台湾にとってチャンス(機会)でありチャレンジ(挑戦)だ」とやる気充分。せめてもう少し他に目を向けてくれないかなあ。チャンスにもチャレンジにもリスクはあるんだから。
というわけで、この「逢九必乱」が「九は馬英九の九」ってなるんじゃないかと、今年一年ちょっと心配な門出です。ってちょっと待って。「逢九必乱」の九が馬英九だとしたら、2009年に限った話じゃなくって2012年までずっと「逢九必乱」のターンじゃんか。
お隣台湾でも新年の恒例行事が開かれました。元日に行われる総統の新年の挨拶、いわゆる元旦文告っていうやつですね。この呼び名って台湾でも一般的なのかと思っていたら、意外とそうでもないみたい。へー。まずは、その内容について。総統府のサイトにある中国語Ver.のほか、駐日代表処のサイトには日本語訳されたものが載っているので便利便利。
http://www.president.gov.tw/php-bin/prez/shownews.php4?Rid=14854 (中華民国総統府)
http://www.taiwanembassy.org/JP/ct.asp?xItem=76379&ctNode=1453&mp=202 (台北駐日経済文化代表処)
これがなかなか首を傾げたくなる内容なので、どのように読むべきかちょっと悩んでしまう。内容の分量を大別すると、かなりの部分を経済政策、とりわけ景気対策に割いてます。さらに両岸関係、治水事業、官僚制度改革、公務員への訓示みたいなのが続いていきます。
2ヶ月ほど前に「見えざる手に差し伸べる手が見えなくて。」でもちょっと書いているけど、台湾でも失業率が上昇する傾向にあります。11月までの数字を見る限り、2008年の年間平均失業率が2005年以来となる4%台突入という事態は恐らく避けられない状況でしょ。馬英九は元旦文告の中で、行政院も雇用創出対策や労働者の技能向上のための取り組みを行っていると力説しているけれど、これが突っ込みどころ満載なので困る。
特に、馬英九が目玉としている大型インフラ整備プロジェクト群である「愛台十二建設」については、去年報道されている通り、無事に計画が進むかどうか先行き不透明なまま。というか、文告でさりげなく「4年で22万件の就業機会を創造する」なんて言ってるけど、これ数字減ってないすか?
さらに解せないのは、この前始まった三通によって両岸の人の行き来が緩やかになったことにより、これら産み出された雇用機会が、大陸の、もっと言えば大陸の農民工あたりの人たちによって奪われてしまうんじゃないかという疑念を払拭しきれないというところ。そりゃあ普通に考えれば制限はするはずなんだけど、ハードルをどんどん下げていっている現政権だから、誰がための経済政策なのかっていうことをいつの間にか忘れちゃいそうな心配があるんだよね。
特に馬英九は元旦文告の中で、「台湾はこれまで輸出産業が経済を支えてきた。そのため先ごろの世界経済の衰退の余波を受けた」と総括してます。そうそう。さらに読み進めると、「台湾の経済発展は両岸経済貿易の投資による成果だけに依存することはできない」とも。なるほど。極端に輸出に依存するのもダメだし、両岸関係に依存するだけじゃなくて内需拡大と国内投資が必要だよね。って、そうじゃないでしょ。輸出に頼るどうこうよりも中国一辺倒というほうが危険でしょうが。言ってることとやってること違くないすか?
馬英九は「台湾は世界経済における地位を高めるとともに、両岸の経済貿易関係を日々深めていく中で、中華民国の主権と台湾の尊厳を積極的に護らなければならない」と言っているけど、その言葉とは裏腹に、泥沼に向けてストローを突っ込もうとしているようにしか見えません。とんでもないストロー効果になりそうな悪寒。
【台湾】失業率が4.64%に上昇、11月としては過去5年で最悪の数字に[12/23]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1230050175/
【台湾】馬英九政権、公約だった「愛台12建設」プロジェクトでも撤回の危機か 予算の財源が追いつかず[09/07]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1220789970/
【中台】中台、60年ぶり「三通」開始 海運直航、郵便も直配[12/15]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1229333067/
さて、その泥沼中国だけど、ネット上では「逢九必乱」っていう面白い言葉が踊っています。早い話が「西暦の末尾が9の年はヤヴァい」っていうことですね(ちなみに、逢八必災っていうのもあるみたい)。ばばっと見てみたけど、これって去年くらいから既に言われていたことなんだね。へぇ。
詳しく見てみるとこんな感じ。戦前は1909年の宣統改元に始まり、1919年の五四運動、1929年は中ソ紛争など度重なる軍閥による紛争、1939年には日中戦争が大陸全土に拡大してました。戦後の1949年には国共内戦の末、中華人民共和国が建国され、1959年のチベット動乱制圧をもって中華人民共和国は現在の形に至っています。さらに1969年には、文化大革命、そして珍宝島事件あるいはダマンスキー島事件と呼ばれるソ連との国境紛争が勃発、1979年になると今度は中越戦争がありました。1989年は言わずと知れた天安門事件、そして1999年には記憶に新しい法輪功弾圧。
とまあ、一概に「西暦の末尾が9の年は」って総括するにはちょっとこじつけの要素が強いかなっていう気がするんだけどね。けれども、これが少なからず大陸のネットユーザの中でまことしやかに話されているというのは、「2009年はちょっとやばそうだ」という考えが頭のどこかにある、というアラートの表れとも取れそうです。
まあ別に早かれ遅かれ中国はどこかで破綻するだろうなあっていうのは見て取れるし、法則が完成しようとしまいとどっちでもいいんですが、今の日本は巻き添えを回避するほどの体力が無いから、もうしばらくは勘弁してほしいなあって思っちゃいます。
あ、話を戻さないと。困ったことに、馬英九は「大三通によって両岸の経済貿易関係がより密接となった。両岸の民間交流がさらに頻繁になることは、台湾にとってチャンス(機会)でありチャレンジ(挑戦)だ」とやる気充分。せめてもう少し他に目を向けてくれないかなあ。チャンスにもチャレンジにもリスクはあるんだから。
というわけで、この「逢九必乱」が「九は馬英九の九」ってなるんじゃないかと、今年一年ちょっと心配な門出です。ってちょっと待って。「逢九必乱」の九が馬英九だとしたら、2009年に限った話じゃなくって2012年までずっと「逢九必乱」のターンじゃんか。
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