台湾と日本の間の海に、僕を沈めてくれれば良いのに。
ごめん、タイトルはパクりました。
いつの間にやら3月です。二二八事件の2月28日も終わってしまいました。何やってたんすか、って言われたら、このブログにこれまでペタペタ貼ってきた動画をまとめたマイリストを作っていました。あ、トップの左のバーの中にあります。
今年の2月28日というのは、馬英九が総統に就任して最初の228っていうこともあって注目されていたんですが、結果としてはこんな感じ。
【台湾】 馬英九総統、罵声の中で「2・28事件」追悼式典あいさつ[02/28]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1235828622/
おいらのテンションがさっぱり上がらないのは、このニュースよりもむしろこのニュースに対する反応のひどさが原因ですね。おいらは元々アンテナの低い人なので、ニュースサイトもそうだけどいろんな人のブログを見てます。日本人であっても台湾へのスタンスは藍緑色とりどりなんですが、最近はこの人たちの罵りあいがますますひどい。特に、いわゆる「親台派」と称している人たちの方がですね。誰がどういう政治家を支持し非難しても構わないんですが、あれだけ品の無い言葉で揶揄(揶揄ってレベルじゃねーぞ)できるのは大したものです。それでいて互いに喜んだり称えているんだからげんなりっす。え、ここは品がいいのかって言われたらそんなことないのが弱いんだけどね。しかもよくわかんないけど、とあるブログサービスに偏っているっていうのが不思議。「だったら見るなよ」という2ch王道の答えが返ってきそうな予感。
一方、日台間の話題で先月末にいちばん盛り上がったのは、26日の麻生首相の国会答弁での一件。今回も中国からワンタイミング遅れる形になったけど、翌27日には台湾も外交部がコメント。主権については主張しつつ、平和的な解決を呼びかけるという従来どおりのお約束的な発表。あたかも中国と同様に抗議一辺倒であるかのような時事通信の「麻生首相の尖閣関連発言に抗議」というのをあえて使わなかったのに、その皮肉すら通じないのにはびっくりした。
もっとびっくりしたのは、ある意味予想通りでもある反応だったにも関わらず、相変わらず「台湾に裏切られた」と考える人の多いこと多いこと。ぶっちゃけた話、「「親日」という危険なモノサシ。」の頃に比べて彼らの都合のよさにも幾分慣れたよ。
【尖閣諸島】麻生首相:「尖閣は日米安全保障条約の対象」と認識示す-民主党前原副代表への答弁で[02/26]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1235646877/
【尖閣諸島】台湾の外交部、麻生発言に関し「釣魚台列嶼は中華民国固有の領土」と重ねて主張[02/27]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1235739156/
ただ、残念ながら今回はそっちにはあまり触れません。
この27日の報道にもあるのですが、折りしも26日から台北で16回目となる日台漁業交渉が開かれていました。夏外交部次長が触れているように、日台間で尖閣問題を語るにあたっては領土問題だけではなく漁業問題も忘れちゃいけません。なんていうか、absorbを語るのにhalyosyさんやthatさんの「歌ってみた」を抜きにしていきなり「桜ノ雨」から入るようなものです。っていうわけで、そのお2人の「ダブルラリアット」。きたこれー。
(03/04 再うp版に差し替え)
あ。脱線脱線。
そんなわけで3年ぶりに開かれた日台の漁業交渉ですが、この結果についてもスレが立ってますね。
【尖閣諸島】日台での漁業トラブル、緊急通報網構築で合意[02/28]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1235821954/
これだとちょっと物足りないので、外交部のニュースリリースから今回の合意内容をピックアップ。記事にもあるように、今回の主な合意内容は漁業紛争を迅速に解決するための緊急連絡窓口の設置っていうのが主ですが、外交部は全部で4点を挙げています。
・日台双方は、日台関係の立場が変わらずにあり続けることを重視し、
漁業紛争には理性的で平和的な手法によってあたり、長らくの友好協力関係を損なわないことに同意した。
・日台双方は、漁業紛争を迅速に解決するための緊急連絡窓口を設置することに同意した。
・民間交流を強化するため、台湾省漁会と大日本水産会が民事事件の協議進行に協力することに同意した。
・日台双方の友好と信頼を持続させるため、また隔たりを縮めるため、双方は協議を継続することに同意した。
というもの。
http://www.mofa.gov.tw/webapp/content.asp?cuItem=37184&mp=1 (中華民国外交部)
http://www.libertytimes.com.tw/2009/new/feb/28/today-p3-2.htm (自由時報)
記事にもあるように、今回の漁業交渉では領土問題のほか漁業権も棚上げして行われたのが特徴です。ご存知のように昨年6月には聯合号事件があり、そうでなくても馬政権になってから初めての、しかも3年半ものブランクを経ての交渉で一定の形を作れたっていうのは、けっこうすごいことだと思います。なるほど、馬英九の実利外交っていうのはこういう階層では功を奏するみたいだね。
ただ、今回の合意がすぐにシステムとして運用されるかっていうと、ちょっと微妙なんですよね。と言うのも、前回の2005年夏の交渉でも実は似たような結論が出ています。いや、実際には違っているのかもしれないけど。そういう意味では今回の合意もいつの間にか海の藻屑となっちゃうかもしれない。
【日台】第15回漁業協議が終了 紛争解決へ常設システム設置などで合意[07/29]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1122825896/
共同通信の記事によれば、
っていうことで、今回の合意はなんとなく形になりそうだなっていう気がするんだけどね。楽観的かなあ。
そして気になるのが漁業権と領有権の問題は今後どうなるか、っていうところ。今回「おお」と思ったのは、本当に切り離して話したっていうことですね。「棚上げして議論」というのはこれまでの交渉でもできなかった前科があるので半信半疑だったんですが、本当にそれで交渉が行われたことにびっくり。ただ、前回もいちおう上に書いたような結論になったのだけど、半月後には陳水扁が「釣魚台の領土と主権は台湾に属する」って言ってるしね。それはそれ、これはこれ。っていうのは十二分にありえます。
【日台】「尖閣の主権は堅持も、棚上げし交渉」漁業問題交渉で台湾外交部[07/28]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1122648948/
【台湾】「尖閣は台湾領」 陳総統が演説 台湾最北の離島[08/11]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1123694881/
むしろ今回の交渉状況であれば、次の段階になる漁業権の問題を解決した時点で...って考えちゃうんだけど、それはやっぱり甘いのかしら。宜蘭県蘇澳鎮の漁協の理事長さんが、「当該海域で操業する漁業関係者の代表が今回の交渉にいないのは残念だ」と言っているけど、同時に記事では総幹事が「主権を棚上げし、共同管理・共同開発するという合意ができればベストだ。誰が漁をできて誰に漁業権が無いという争いはもうたくさんだ。宜蘭の漁民にとっては主権問題よりも、漁ができればそれで満足だ」と述べてます。日本統治時代の漁業権の話はよく知られているので触れないけど、なんだか段階を踏んでいけば双方が納得できるような解決もそう遠くない気もするんだけど。
ただ、これを明文化した形で、ってなると例によって日本側が及び腰になるはずなので、そこが少し心配なところ(いやいや、明文化しないで権利を設定なんかできないんだけど)。海洋大学海洋法律研究所の陳所長は「日本がせめて台湾の漁民に漁の権利や海域を認めてくれるのならば、『共同漁業区域』に調印するはずであり、それらの関係協定が締結されれば、台湾の主権や地位を示す意義としても大きいものになる」って言ってるけど、それは今度は日本側の覚悟が試される番だなあ。だって、日本側は今回の交渉について公的機関(そりゃあ民間団体同士の協議だけどさ)が一切プレスリリースを打っていないくらいなんだもん。
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,5010171+132009022600767,00.html (中央通訊社→中国時報)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,130502+132009022601213,00.html (中央通訊社→中国時報)
最後は、外交部のプレスリリースの最後の文章でおしまいにしたいと思います。
さてさて、海の両側を結び付ける虹は架かるのかな?ありゃ、〆の文章までパクったよ。
いつの間にやら3月です。二二八事件の2月28日も終わってしまいました。何やってたんすか、って言われたら、このブログにこれまでペタペタ貼ってきた動画をまとめたマイリストを作っていました。あ、トップの左のバーの中にあります。
今年の2月28日というのは、馬英九が総統に就任して最初の228っていうこともあって注目されていたんですが、結果としてはこんな感じ。
【台湾】 馬英九総統、罵声の中で「2・28事件」追悼式典あいさつ[02/28]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1235828622/
おいらのテンションがさっぱり上がらないのは、このニュースよりもむしろこのニュースに対する反応のひどさが原因ですね。おいらは元々アンテナの低い人なので、ニュースサイトもそうだけどいろんな人のブログを見てます。日本人であっても台湾へのスタンスは藍緑色とりどりなんですが、最近はこの人たちの罵りあいがますますひどい。特に、いわゆる「親台派」と称している人たちの方がですね。誰がどういう政治家を支持し非難しても構わないんですが、あれだけ品の無い言葉で揶揄(揶揄ってレベルじゃねーぞ)できるのは大したものです。それでいて互いに喜んだり称えているんだからげんなりっす。え、ここは品がいいのかって言われたらそんなことないのが弱いんだけどね。しかもよくわかんないけど、とあるブログサービスに偏っているっていうのが不思議。「だったら見るなよ」という2ch王道の答えが返ってきそうな予感。
一方、日台間の話題で先月末にいちばん盛り上がったのは、26日の麻生首相の国会答弁での一件。今回も中国からワンタイミング遅れる形になったけど、翌27日には台湾も外交部がコメント。主権については主張しつつ、平和的な解決を呼びかけるという従来どおりのお約束的な発表。あたかも中国と同様に抗議一辺倒であるかのような時事通信の「麻生首相の尖閣関連発言に抗議」というのをあえて使わなかったのに、その皮肉すら通じないのにはびっくりした。
もっとびっくりしたのは、ある意味予想通りでもある反応だったにも関わらず、相変わらず「台湾に裏切られた」と考える人の多いこと多いこと。ぶっちゃけた話、「「親日」という危険なモノサシ。」の頃に比べて彼らの都合のよさにも幾分慣れたよ。
【尖閣諸島】麻生首相:「尖閣は日米安全保障条約の対象」と認識示す-民主党前原副代表への答弁で[02/26]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1235646877/
【尖閣諸島】台湾の外交部、麻生発言に関し「釣魚台列嶼は中華民国固有の領土」と重ねて主張[02/27]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1235739156/
ただ、残念ながら今回はそっちにはあまり触れません。
この27日の報道にもあるのですが、折りしも26日から台北で16回目となる日台漁業交渉が開かれていました。夏外交部次長が触れているように、日台間で尖閣問題を語るにあたっては領土問題だけではなく漁業問題も忘れちゃいけません。なんていうか、absorbを語るのにhalyosyさんやthatさんの「歌ってみた」を抜きにしていきなり「桜ノ雨」から入るようなものです。っていうわけで、そのお2人の「ダブルラリアット」。きたこれー。
(03/04 再うp版に差し替え)
あ。脱線脱線。
そんなわけで3年ぶりに開かれた日台の漁業交渉ですが、この結果についてもスレが立ってますね。
【尖閣諸島】日台での漁業トラブル、緊急通報網構築で合意[02/28]
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1235821954/
これだとちょっと物足りないので、外交部のニュースリリースから今回の合意内容をピックアップ。記事にもあるように、今回の主な合意内容は漁業紛争を迅速に解決するための緊急連絡窓口の設置っていうのが主ですが、外交部は全部で4点を挙げています。
・日台双方は、日台関係の立場が変わらずにあり続けることを重視し、
漁業紛争には理性的で平和的な手法によってあたり、長らくの友好協力関係を損なわないことに同意した。
・日台双方は、漁業紛争を迅速に解決するための緊急連絡窓口を設置することに同意した。
・民間交流を強化するため、台湾省漁会と大日本水産会が民事事件の協議進行に協力することに同意した。
・日台双方の友好と信頼を持続させるため、また隔たりを縮めるため、双方は協議を継続することに同意した。
というもの。
http://www.mofa.gov.tw/webapp/content.asp?cuItem=37184&mp=1 (中華民国外交部)
http://www.libertytimes.com.tw/2009/new/feb/28/today-p3-2.htm (自由時報)
記事にもあるように、今回の漁業交渉では領土問題のほか漁業権も棚上げして行われたのが特徴です。ご存知のように昨年6月には聯合号事件があり、そうでなくても馬政権になってから初めての、しかも3年半ものブランクを経ての交渉で一定の形を作れたっていうのは、けっこうすごいことだと思います。なるほど、馬英九の実利外交っていうのはこういう階層では功を奏するみたいだね。
ただ、今回の合意がすぐにシステムとして運用されるかっていうと、ちょっと微妙なんですよね。と言うのも、前回の2005年夏の交渉でも実は似たような結論が出ています。いや、実際には違っているのかもしれないけど。そういう意味では今回の合意もいつの間にか海の藻屑となっちゃうかもしれない。
【日台】第15回漁業協議が終了 紛争解決へ常設システム設置などで合意[07/29]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1122825896/
共同通信の記事によれば、
日本側の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所によると、緊急時には内閣府の出先機関である「沖縄総合事務局」と台湾の「台北駐日経済文化代表所那覇分所」が連絡窓口となり対応に当たる。設置時期は未定。
日台、連絡窓口設置で合意 尖閣沖の漁業トラブルで (共同通信)
っていうことで、今回の合意はなんとなく形になりそうだなっていう気がするんだけどね。楽観的かなあ。
そして気になるのが漁業権と領有権の問題は今後どうなるか、っていうところ。今回「おお」と思ったのは、本当に切り離して話したっていうことですね。「棚上げして議論」というのはこれまでの交渉でもできなかった前科があるので半信半疑だったんですが、本当にそれで交渉が行われたことにびっくり。ただ、前回もいちおう上に書いたような結論になったのだけど、半月後には陳水扁が「釣魚台の領土と主権は台湾に属する」って言ってるしね。それはそれ、これはこれ。っていうのは十二分にありえます。
【日台】「尖閣の主権は堅持も、棚上げし交渉」漁業問題交渉で台湾外交部[07/28]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1122648948/
【台湾】「尖閣は台湾領」 陳総統が演説 台湾最北の離島[08/11]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1123694881/
むしろ今回の交渉状況であれば、次の段階になる漁業権の問題を解決した時点で...って考えちゃうんだけど、それはやっぱり甘いのかしら。宜蘭県蘇澳鎮の漁協の理事長さんが、「当該海域で操業する漁業関係者の代表が今回の交渉にいないのは残念だ」と言っているけど、同時に記事では総幹事が「主権を棚上げし、共同管理・共同開発するという合意ができればベストだ。誰が漁をできて誰に漁業権が無いという争いはもうたくさんだ。宜蘭の漁民にとっては主権問題よりも、漁ができればそれで満足だ」と述べてます。日本統治時代の漁業権の話はよく知られているので触れないけど、なんだか段階を踏んでいけば双方が納得できるような解決もそう遠くない気もするんだけど。
ただ、これを明文化した形で、ってなると例によって日本側が及び腰になるはずなので、そこが少し心配なところ(いやいや、明文化しないで権利を設定なんかできないんだけど)。海洋大学海洋法律研究所の陳所長は「日本がせめて台湾の漁民に漁の権利や海域を認めてくれるのならば、『共同漁業区域』に調印するはずであり、それらの関係協定が締結されれば、台湾の主権や地位を示す意義としても大きいものになる」って言ってるけど、それは今度は日本側の覚悟が試される番だなあ。だって、日本側は今回の交渉について公的機関(そりゃあ民間団体同士の協議だけどさ)が一切プレスリリースを打っていないくらいなんだもん。
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,5010171+132009022600767,00.html (中央通訊社→中国時報)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-News/2007Cti-News-Content/0,4521,130502+132009022601213,00.html (中央通訊社→中国時報)
最後は、外交部のプレスリリースの最後の文章でおしまいにしたいと思います。
我が方は、台日双方の共なる努力を通じ、台日間の漁業トラブルが継続的な漁業交渉によって、速やかかつ適切に解決されることを深く信じている。
第16回台日漁業会談が2月26日および27日に台北で行われる (中華民国外交部)
さてさて、海の両側を結び付ける虹は架かるのかな?ありゃ、〆の文章までパクったよ。
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こんにちは!
お忙しみたいですね、どうか御無理なさらずに…。
ところで近い将来に支那海軍が空母を保有する話が話題になっているのですが、台湾ではこの問題は、どのように受け止められているのでしょうか?
もし支那が空母を保有する事になれば、台湾にとっては死活問題であると思うのですが。台湾の人々の声はニュースでは分らないのです。
宜しくお願いします。
> 雨彦さん
こんばんは。
仰るとおり、「空母を使う」ことを考えれば一番手近な使い道は(直接使うにしても、第七艦隊とかへの牽制能力として使うにしても)そこしか無いでしょう。
また、近所で使うのではなく遠方に出すにしても、スムーズに動かすために「自分のものにしておきたい」と考えるでしょうね。
ということで、取り急ぎつらつら書いてみたのですが、おいらのアンテナが低いのか「どのように受け止められているのか」というのがうまく表現できません。
あまりに先のことなので反応が無いのか、はたまた想定通りだからなのか...。
ニュースに対するリアクションっていう点ではちょっと物足りない記事になっちゃいました。ごめんなさい。