1Q84と18Q5と83Q1。
村上春樹の新刊『1Q84』を読みたいんですが、読むどころか買ってもいません!
図書館でを予約しようとしたら「27人待ち」って言われたよ。全員が2週間の貸し出し期間をフルに使ったら27*2週間=54週間で軽く1年を超えちゃうじゃんか。待ってる間に余裕で文庫が出ている予感。でも夏休みに読もうと思います。この歳になると夏休みもへったくれもないんですけど。
同じく「いつか観よう」と思ってほったらかしなのが「けいおん!」。まだ第1話もまともに観ていません。って、在京だと昨日が最終回じゃないっすか。ほそけぇこたぁいいんだよ!!ということでこれも夏休みに先送り。「けいおん!」もさることながらノッツさんの「たくろく!」も評価されるべき。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=4446760 (pixiv・要pixivアカウント)
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=4742424 (pixiv・要pixivアカウント)
で、これまた「いつか観よう」と思っていたらハードディスクから消えていたのが、例のNHK「シリーズ JPANデビュー」『第1回 アジアの"一等国"』。まったく取り上げていなかったのは全力でスルーしていたからじゃなくって、観ていなかっただけっす。観てもいないのに何か書くほどの能力はないし、さりとて「恣意的な編集がある」って糾弾している人が編集したまとめ動画を観るっていうのもなんだかねー。激しく乙だとは思うんですけど。
びっくりしたのは、これがついに集団訴訟に至ったということ。聞いてはいたけど本当にするとは思っていなかったよ。
【国内】台湾統治で偏向報道、8300人を超える視聴者らがNHKを相手に25日集団訴訟 「虚偽の事実捏造。極めて悪質」★2[06/24]
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1245851709/
上に書いたように見ていないので、そこから「果たして偏向報道だったのか」を考えたり集団訴訟の是非についてあれこれ言ったりという野暮なことはしませんが、せっかくなのでもう一方の当事国・台湾での反応でも。
まずは、中央通訊社が楊明珠記者の東京電として「『日本李登輝友の会』の柚原正敬事務局長が24日、中央通訊社に語ったところによると」という形でダイレクトに情報を拾っています。訴訟の内容についても「NHKが放送した『アジアの"一等国" 日本最初の植民地―台湾」という番組の内容が事実に反し、極めて悪質であることから、放送法および受信契約に違反するとして、8391人が精神的な損害を受けたとして東京地裁に集団訴訟を提起する予定だという」とそのまんま報じており、このへんはさすがCNA。
また記事では、集団訴訟の人数としては過去最高であることや台湾の「友愛会」の抗議、産経新聞での一面意見広告、自民党議員らによる議員連盟、NHKによるWebサイトでの説明など経緯を説明しています。
http://www.cna.com.tw/SearchNews/doDetail.aspx?id=200906240210 (中央通訊社)
これを転載する形で報じているのがRTIや中国時報など。後述するけど、面白いのはWebを見る限りだと自由時報や民視では取り上げられていないことですね。
http://news.rti.org.tw/index_newsContent.aspx?nid=203269 (中央廣播電台)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-Rtn/2007Cti-Rtn-Content/0,4526,110104+112009062401308,00.html (中国時報)
独自に記事を立てたのが25日の聯合報。中央社の報道をかいつまんで伝える記事のほか、「当時の日本の誤りを検討...NHKが地雷を踏む」と題した記事では、櫻井よしこや週刊新潮、金美齢といったソースが飛び出し、よくまとまってます。けっこう原告側の主張を汲むような感じになってますね。
ただ、記事の末尾には東京に住むある日本人女性のコメントとして「番組の内容は『とんでもないもの』だった。あたかも日本が台湾人を奴隷として扱ったかのように非難していた。このような番組内容では、台湾人が実はものすごく反日である、とたやすく思わせるもので、親台の気持ちを打ち砕くものだ」というのがあって、若干げんなり。
おいらは「「親日」という危険なモノサシ。」とかで書いているように、親日か否かというモノサシで相手の国やその国の人たちを判断しようとする人をヘビやサソリ以上に嫌悪します。そんなんで砕ける気持ちなら、さっさと砕けてしまえばいいのに。でも、そういう人に限って砕けると同時に親台→反台に180度転換してしまうことが多いという不思議。
http://www.udn.com/2009/6/25/NEWS/WORLD/WOR3/4981831.shtml (聯合報)
http://www.udn.com/2009/6/25/NEWS/WORLD/WOR3/4981832.shtml (聯合報)
ちょろっと趣が異なったのが香港のラジオ局、商業電台。大陸や香港はまったく関係ないのでスルーしようと思ったのに、タイトルでいきなり「NHK播放日侵華歴史惹國民訴訟(NHKが放送した日本の中国侵略の歴史が訴訟を引き起こす)」と、釣るわ釣るわの大爆釣。
冒頭で「近年、日本の教科書における中国侵略戦争の記載問題が、国際的な関心を集め続けている。さらに、最近では日本のNHKが放送した(以下略)」とまったく関係ないリード文で入ったはいいけど、そこから先は大した電波も発信せず肩透かしに終わりました。
http://www.881903.com/Page/ZH-TW/newsdetail.aspx?ItemId=133721 (商業電台)
さて、25日に正式に提訴し記者会見も開いた原告団。あ、原告団の人数は8,389人になったみたいだけど、タイトルはそのまんま。だって1と8と9が揃っているんだもん。それを受けて台湾での報道やいかに、っていう感じなんですが、基本的にイケイケドンドンではないです。普通に淡々と報じてます。もし日本の原告団の人たちが台湾でも盛り上がっているんじゃないかと期待していたらごめんなさいだね。ってなんで謝るんだ。
どれぐらい普通かっていうとこんな感じ。もっとも淡々と報道する中央通訊社がもっとも淡々と報道して終わりでした。
「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。
というのは「1Q84」の紹介文だけど、これはまさにその通りなわけで。
ただ今回の一件では、「『こうであったかもしれない』過去を作った」という主張よりも、「メディアは『暗い鏡』なのか」という疑念の方に深い根がありそう。もっとも、単にNHKを叩くことが根っこになってしまうと、意味も意義も持って行かれてしまいそうなのだけど。(←追記:あれ?もともとそれが目的なんだっけ?)
他方心配なのは、「こうであることが望ましい」現在を定義してしまうと、それもまた「そうであっただろうと望む」過去の姿を投影してしまいかねない、っていうことなんだけどね。彼らの18Q5やいかに。
★ 追記。(06/26 22:10)
やっちゃった。
タソガレさんの「中南海ノ黄昏」で既にこの話がされてたんですね。おいらがはしょった中央通訊社や聯合報の記事もしっかり紹介されてます。びっくりしたのは、件の番組を見ていないところまでダダ被りという罠。
今回の訴訟って、「NHKに一泡吹かせよう」的な祭りのノリに「使われている」んじゃないのかな、っていう釈然としない部分があったのですが、うーん、なるほど。こう読むと確かに今回NHKで火を噴いたのは必定とも言えるかも。こちらもぜひご一読ください。敬意を込めてTB。
史上最大の集団訴訟@NHK台湾問題
http://ihasa.seesaa.net/article/122241275.html (中南海ノ黄昏)
図書館でを予約しようとしたら「27人待ち」って言われたよ。全員が2週間の貸し出し期間をフルに使ったら27*2週間=54週間で軽く1年を超えちゃうじゃんか。待ってる間に余裕で文庫が出ている予感。でも夏休みに読もうと思います。この歳になると夏休みもへったくれもないんですけど。
同じく「いつか観よう」と思ってほったらかしなのが「けいおん!」。まだ第1話もまともに観ていません。って、在京だと昨日が最終回じゃないっすか。ほそけぇこたぁいいんだよ!!ということでこれも夏休みに先送り。「けいおん!」もさることながらノッツさんの「たくろく!」も評価されるべき。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=4446760 (pixiv・要pixivアカウント)
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=4742424 (pixiv・要pixivアカウント)
で、これまた「いつか観よう」と思っていたらハードディスクから消えていたのが、例のNHK「シリーズ JPANデビュー」『第1回 アジアの"一等国"』。まったく取り上げていなかったのは全力でスルーしていたからじゃなくって、観ていなかっただけっす。観てもいないのに何か書くほどの能力はないし、さりとて「恣意的な編集がある」って糾弾している人が編集したまとめ動画を観るっていうのもなんだかねー。激しく乙だとは思うんですけど。
びっくりしたのは、これがついに集団訴訟に至ったということ。聞いてはいたけど本当にするとは思っていなかったよ。
【国内】台湾統治で偏向報道、8300人を超える視聴者らがNHKを相手に25日集団訴訟 「虚偽の事実捏造。極めて悪質」★2[06/24]
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1245851709/
上に書いたように見ていないので、そこから「果たして偏向報道だったのか」を考えたり集団訴訟の是非についてあれこれ言ったりという野暮なことはしませんが、せっかくなのでもう一方の当事国・台湾での反応でも。
まずは、中央通訊社が楊明珠記者の東京電として「『日本李登輝友の会』の柚原正敬事務局長が24日、中央通訊社に語ったところによると」という形でダイレクトに情報を拾っています。訴訟の内容についても「NHKが放送した『アジアの"一等国" 日本最初の植民地―台湾」という番組の内容が事実に反し、極めて悪質であることから、放送法および受信契約に違反するとして、8391人が精神的な損害を受けたとして東京地裁に集団訴訟を提起する予定だという」とそのまんま報じており、このへんはさすがCNA。
また記事では、集団訴訟の人数としては過去最高であることや台湾の「友愛会」の抗議、産経新聞での一面意見広告、自民党議員らによる議員連盟、NHKによるWebサイトでの説明など経緯を説明しています。
http://www.cna.com.tw/SearchNews/doDetail.aspx?id=200906240210 (中央通訊社)
これを転載する形で報じているのがRTIや中国時報など。後述するけど、面白いのはWebを見る限りだと自由時報や民視では取り上げられていないことですね。
http://news.rti.org.tw/index_newsContent.aspx?nid=203269 (中央廣播電台)
http://news.chinatimes.com/2007Cti/2007Cti-Rtn/2007Cti-Rtn-Content/0,4526,110104+112009062401308,00.html (中国時報)
独自に記事を立てたのが25日の聯合報。中央社の報道をかいつまんで伝える記事のほか、「当時の日本の誤りを検討...NHKが地雷を踏む」と題した記事では、櫻井よしこや週刊新潮、金美齢といったソースが飛び出し、よくまとまってます。けっこう原告側の主張を汲むような感じになってますね。
ただ、記事の末尾には東京に住むある日本人女性のコメントとして「番組の内容は『とんでもないもの』だった。あたかも日本が台湾人を奴隷として扱ったかのように非難していた。このような番組内容では、台湾人が実はものすごく反日である、とたやすく思わせるもので、親台の気持ちを打ち砕くものだ」というのがあって、若干げんなり。
おいらは「「親日」という危険なモノサシ。」とかで書いているように、親日か否かというモノサシで相手の国やその国の人たちを判断しようとする人をヘビやサソリ以上に嫌悪します。そんなんで砕ける気持ちなら、さっさと砕けてしまえばいいのに。でも、そういう人に限って砕けると同時に親台→反台に180度転換してしまうことが多いという不思議。
http://www.udn.com/2009/6/25/NEWS/WORLD/WOR3/4981831.shtml (聯合報)
http://www.udn.com/2009/6/25/NEWS/WORLD/WOR3/4981832.shtml (聯合報)
ちょろっと趣が異なったのが香港のラジオ局、商業電台。大陸や香港はまったく関係ないのでスルーしようと思ったのに、タイトルでいきなり「NHK播放日侵華歴史惹國民訴訟(NHKが放送した日本の中国侵略の歴史が訴訟を引き起こす)」と、釣るわ釣るわの大爆釣。
冒頭で「近年、日本の教科書における中国侵略戦争の記載問題が、国際的な関心を集め続けている。さらに、最近では日本のNHKが放送した(以下略)」とまったく関係ないリード文で入ったはいいけど、そこから先は大した電波も発信せず肩透かしに終わりました。
http://www.881903.com/Page/ZH-TW/newsdetail.aspx?ItemId=133721 (商業電台)
さて、25日に正式に提訴し記者会見も開いた原告団。あ、原告団の人数は8,389人になったみたいだけど、タイトルはそのまんま。だって1と8と9が揃っているんだもん。それを受けて台湾での報道やいかに、っていう感じなんですが、基本的にイケイケドンドンではないです。普通に淡々と報じてます。もし日本の原告団の人たちが台湾でも盛り上がっているんじゃないかと期待していたらごめんなさいだね。ってなんで謝るんだ。
どれぐらい普通かっていうとこんな感じ。もっとも淡々と報道する中央通訊社がもっとも淡々と報道して終わりでした。
日本の歴史研究者や視聴者など8,300人を超える人々が、NHKが4月に放送した日本統治時代の台湾史に関する特別番組に不満を抱き、内容に事実捏造の違法性がある指摘し、25日、東京地裁に集団訴訟を提起し賠償を請求した。
原告団は元拓殖大学総長の小田村四郎を代表とし、昭和史の専門家中村粲など8,389人。NHKが4月5日に放送した特別番組の内容に、事実と合わないものがあると非難し、極めて悪質であるとし、25日、東京地裁に集団訴訟を訴え、1人あたり1万円、総額で8,389万円(およそ2,870TWD)を賠償するよう求めた。
NHKの放送した「アジアの"一等国" 日本最初の植民地―台湾」と題する特別番組では、日本が世界の「一等国」になるために、台湾の反抗勢力を武力で鎮圧するとともに、台湾の原住民を博覧会に連れて行って「展示」し、統治の成功をひけらかしたという。
原告団は25日の記者会見の席上、NHKの放送内容と事実は異なっており放送法に違反すると指摘。また、台湾の人々もNHKの事実と異なる放送に対して訂正を求める抗議を行ったが受け入れられてないため、このように裁判所に訴えたという。NHKはこの訴えに対して、まだ訴状が届いていないためコメントできないとしているが、同時に、放送内容には問題がなかったと認識していると述べている。
「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。
というのは「1Q84」の紹介文だけど、これはまさにその通りなわけで。
ただ今回の一件では、「『こうであったかもしれない』過去を作った」という主張よりも、「メディアは『暗い鏡』なのか」という疑念の方に深い根がありそう。もっとも、単にNHKを叩くことが根っこになってしまうと、意味も意義も持って行かれてしまいそうなのだけど。(←追記:あれ?もともとそれが目的なんだっけ?)
他方心配なのは、「こうであることが望ましい」現在を定義してしまうと、それもまた「そうであっただろうと望む」過去の姿を投影してしまいかねない、っていうことなんだけどね。彼らの18Q5やいかに。
★ 追記。(06/26 22:10)
やっちゃった。
タソガレさんの「中南海ノ黄昏」で既にこの話がされてたんですね。おいらがはしょった中央通訊社や聯合報の記事もしっかり紹介されてます。びっくりしたのは、件の番組を見ていないところまでダダ被りという罠。
今回の訴訟って、「NHKに一泡吹かせよう」的な祭りのノリに「使われている」んじゃないのかな、っていう釈然としない部分があったのですが、うーん、なるほど。こう読むと確かに今回NHKで火を噴いたのは必定とも言えるかも。こちらもぜひご一読ください。敬意を込めてTB。
史上最大の集団訴訟@NHK台湾問題
http://ihasa.seesaa.net/article/122241275.html (中南海ノ黄昏)
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こんばんは!
ブログ頑張ってるね(^_^)
そうだね、台湾は台湾自身の論理で動いているのであって、私達が一方的に自分達の思い込みで判断しても、肘鉄を食わされるだけだもんね。
どうも我が国の人々はある意味ナイーブと言うか素朴と言うか…。
もっと冷静に政治的な判断に立って物事を考えて欲しいね(-_-;
今回のNHKの事も、放送内容が歴史的事実と違うと言う一点に絞って考えるべきだと思うよ。
お仕事とブログあまり無理しないでね。お休み…(-_-)zzz
> 雨彦さん。
こんばんは。いつもありがとうございます。
おいらも身勝手に偉そうなこと垂れ流しているので他の人のことなんて言えないんですけどね。あはは。
> お仕事とブログあまり無理しないでね。
いやー。むしろ、どっちももうちょっと頑張らないといけないかなあ、なんて思ってるレベルの毎日でっす。いろんな心配をおかけしてごめんなさい。