国境の東、ライジングサンは北から南。
おいらが密かに期待を寄せているアニメ『化物語』が、いよいよ今日の深夜から始まります。既にMXで放送開始しているらしいけど知ったこっちゃないっす。神奈川県民は座してTVKの放送日を待つのです。何しろ、原作:西尾維新×キャラクター原案:VOFAN、テーマソングがryo×nagi(ガゼル)と来たら、見ない理由がわかんない。あえて心配するとすれば、日曜26:30からという翌日の社会的影響を全く考えないタイムスケジュールにチキったおいらが、録画して置き去りにする可能性大っていうことだね。サイトを見て「微妙にVOFANさんっぽくないな」と思ったのと同じくらい気がかりだったりします。
それはそれとして、ちょっと触れておかなきゃいけないのが、2日に東京新聞が報じた「陸自が与那国島に部隊配備を検討か」というあれ。
【国防】防衛省、陸上自衛隊の部隊を与那国島に配備することを検討、中国など反発の恐れ(東京新聞)[07/02]
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1246531940/
今日の産経によれば、島内に演習のための充分な土地がないことや周辺国への配慮から数十人規模の沿岸監視隊になるみたい。また、沖縄タイムスによれば、町が提出した自衛隊配置の要望署名に了承無く書かれたものがあったり、町長たちの東京出張が隠密行動のような形だったりなど(よく考えたら瑣末な話なんだけど、よく調べたなあ)、地元の姿勢によっては変わってくるかもしれません。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090705/plc0907050128000-n1.htm (産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090705/plc0907050128000-n2.htm (産経新聞)
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-07-05-M_1-002-1_002.html (沖縄タイムス)
もともと与那国島は台湾に近い国境の島ということもあって、国防の話もさることながら台湾との積極的な交流を行ってきた町でもあります。国防は大事だけど、単に東京の論理だけで言い切るのは難しいよなあとおいらも正直複雑な気持ち。
【日台】沖縄・与那国町が「国境特区」を申請 台湾とのビザ免除・直行船便の開設など[07/08]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1120825707/
【日台】沖縄・与那国島が「独立」? 揺れる国境の島の心を台湾紙が報じる[01/08]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1136697487/
【沖縄】「与那国が『台湾の力』をもって自立する姿を、国に示したい」 花蓮市に事務所開設、田里代表に聞く[09/03]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1188836213/
さて、東京新聞の記事では、
まあ、当然普通に考えれば国境の島に部隊を置くというのは理由があってのことだから、あえてこの時期に踏み込んだ理由は、総統府の中の人がいちばんおわかりなんじゃないでしょうか。って、今はなんか中米にいますけど。ただ、外交部のリアクションを見る限りやはり事前のネゴ自体はあったって見るべきなんだろね。
これと対照的なのが聯合報に乗った各種記事。あ、普通に東京新聞の内容を伝えたものや、台湾海峡緊張時に「中国のミサイルは平気で50kmとかずれるというから不安だ」と語ったという与那国島民の声を伝えたものもありましたよ。
気になったのは淡江大学の国際事務・戦略研究所の王高成所長によるこの寄稿。
賴怡忠の考えを当事者意識と取るか考えすぎと捉えるかは人それぞれだと思うけど、「日中がぶつかったときに、より台湾にとって利益となる方につけ」的な王高成もまた、面白いというか計算高いというかなんというか。
それはそれとして、ちょっと触れておかなきゃいけないのが、2日に東京新聞が報じた「陸自が与那国島に部隊配備を検討か」というあれ。
【国防】防衛省、陸上自衛隊の部隊を与那国島に配備することを検討、中国など反発の恐れ(東京新聞)[07/02]
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1246531940/
今日の産経によれば、島内に演習のための充分な土地がないことや周辺国への配慮から数十人規模の沿岸監視隊になるみたい。また、沖縄タイムスによれば、町が提出した自衛隊配置の要望署名に了承無く書かれたものがあったり、町長たちの東京出張が隠密行動のような形だったりなど(よく考えたら瑣末な話なんだけど、よく調べたなあ)、地元の姿勢によっては変わってくるかもしれません。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090705/plc0907050128000-n1.htm (産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090705/plc0907050128000-n2.htm (産経新聞)
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-07-05-M_1-002-1_002.html (沖縄タイムス)
もともと与那国島は台湾に近い国境の島ということもあって、国防の話もさることながら台湾との積極的な交流を行ってきた町でもあります。国防は大事だけど、単に東京の論理だけで言い切るのは難しいよなあとおいらも正直複雑な気持ち。
【日台】沖縄・与那国町が「国境特区」を申請 台湾とのビザ免除・直行船便の開設など[07/08]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1120825707/
【日台】沖縄・与那国島が「独立」? 揺れる国境の島の心を台湾紙が報じる[01/08]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1136697487/
【沖縄】「与那国が『台湾の力』をもって自立する姿を、国に示したい」 花蓮市に事務所開設、田里代表に聞く[09/03]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1188836213/
さて、東京新聞の記事では、
年末に決定する新「防衛計画の大綱」に反映させたい考えだが、周辺には中国が領有権を主張する尖閣諸島があり、中国の反発も予想される。と、なぜかご丁寧に中国だけ名前を出してくれていますが、そもそも上に書いたように交流があり目と鼻の先にある台湾の反応も見ないとダメだよね。向こうの新聞社のサイトの掲示板はすごいことになっていたので、とりあえずこの記事を報じた各紙の反応を抜粋。与那国に陸自配備検討 防衛省 中国など反発の恐れ (東京新聞)
日本が、花蓮県のすぐ傍にある与那国島に軍を駐在しようと計画していることについて、外交部スポークスマンの陳銘政は3日、『外交部は地域の平和に関心を持っているが、今回の件は日本の内部の事柄であって、外交部としては論評する必要がないし論評しない。しかし注視はしているところだ』とコメントした。というのが中央通訊社。自由時報も東京特派員の張茂森が同じように書いた後、なぜか
(中略)外交部スタッフは、『日本の動きは主に中国大陸との東シナ海の争いに向けたものだ。台湾と日本の関係はこれまで友好的であり、花蓮市と与那国島も姉妹都市になっている。外交部としては動向を密接に見ていきたい』と語った。日本が与那国島に軍隊を駐在か 外交部:論評せず (中央通訊社)
与那国島に影響力をもつ人物の話によれば、これより以前にも沖縄・普天間基地に駐留している米軍のアパッチ型ヘリコプター部隊を一部与那国島に移転し、与那国島を「フィリピンへの中継基地」にする計画があったという。というのも付け加えています。同じ3日の中央通訊社は花蓮市と与那国町との関係についても伝えてますね。台湾まで111km 日米が与那国島への軍駐留を計画か (自由時報)
花蓮市の蔡啓塔市長は3日、『花蓮とわずか110kmしか離れていない与那国町は単なる漁業の島ではなく、台湾東部の県市とも交流関係が密接な町だ。近年では与那国町も積極的に観光開発を推進し、花蓮市との交流や協力を続けており、お互いの協力関係を信じている。今回のことで変化が現れることはないだろう』と話した。また、今日の産経の報道についても触れていますが、(そこが中央社っぽいんだけど)産経の報道の域を出ず、尖閣諸島問題にしろ東シナ海ガス田問題にしろ、対中国という報道内容をそのまんま伝えています。花蓮市と与那国町、直航便などの観光を推進 (中央通訊社)
産経によれば、与那国島は台湾との距離が110kmにも満たない国境の島であり、台湾海峡でもし緊急事態が発生すれば影響を受けるかもしれないという。また、釣魚台群島との距離も約120kmあり、釣魚台の領土主権問題や東シナ海ガス田開発における中国の行動によって与那国島民に不安が生じている。ちょっと変わったところでは4日の自由時報「自由廣場」に載った台湾智庫の執行委員である賴怡忠の寄稿。与那国島そのものは、台湾によって遮られ直接中国に面しているわけではなく、またフィリピンとも距離がある。じゃああえて与那国に配置する理由は何かということで以下抜粋。日本メディア:中国に対抗するため与那国島への軍駐在を内定 (中央通訊社)
第一に、日米は台湾海峡で衝突の起きる可能性が非常に高いと考えている。開戦後、中国が台湾東海岸に進む可能性は非常に高い。そのため、花蓮の東側に位置する与那国への配備を強化する必要があるのだ。これは、両岸の緊張レベルが低下し台湾海峡情勢は既に安定したという馬政権の主張にも関係する。日米は決してこれを認めていない。そのため、花蓮の外海に積極的に兵を配置して万一に備えているのだ。と、後段ではモロに馬政権の動向監視だと指摘しています。ずいぶんと踏み込んだものです。
第二に、日米は馬政府下の台湾に根本的な戦略転換があったとみなしている。日米は、将来中国と衝突した際に台湾が中国と同じ側に立つかもしれないと考え、予め準備しなくてはならないと考えている。実際、昨年に馬政府が釣魚台問題で日本との戦争を開始することも考慮に入れると発言したり、国民党の「連中制日」という声を容認しようとしたり、国安会が制空権や制海権の放棄などの消極的防衛を主張したり、また、最近では日本の代表への念入りな拒否活動など、馬政府の戦略転換を日本に疑わせるだけではなく、アメリカの戦略部門でも台湾のフィンランド化を疑い始めている。これらの考えの下では、「日米同盟」は台湾を盟友だとはみなさなくなるだろう。台湾がライバルと協力をするかもしれない以上、花蓮がこれまで担った壁の役割が消え去り与那国が衝突の最前線となるばかりではなく、台湾を監視せねばなくなるのだ。日米共同で台湾「から」守る? (自由時報)
まあ、当然普通に考えれば国境の島に部隊を置くというのは理由があってのことだから、あえてこの時期に踏み込んだ理由は、総統府の中の人がいちばんおわかりなんじゃないでしょうか。って、今はなんか中米にいますけど。ただ、外交部のリアクションを見る限りやはり事前のネゴ自体はあったって見るべきなんだろね。
これと対照的なのが聯合報に乗った各種記事。あ、普通に東京新聞の内容を伝えたものや、台湾海峡緊張時に「中国のミサイルは平気で50kmとかずれるというから不安だ」と語ったという与那国島民の声を伝えたものもありましたよ。
気になったのは淡江大学の国際事務・戦略研究所の王高成所長によるこの寄稿。
外電の報道によれば、日本の防衛省は東シナ海の釣魚台に近い与那国島に部隊の配置を考えているという。もしこれが実際に具体化すれば、日本の軍隊は現在の位置よりも一歩南に進むことになる。日本が行おうとしているこの計画は主権を安全を守るためのものだが、同時に周辺国家の重大な関心も招くものになる。と、こちらは釣魚台こと尖閣諸島に対する影響力という点で与那国配備を捉えているのが特徴的。もっと言っちゃえば、自由時報の賴怡忠は目線を与那国から台湾、そして台湾海峡へと西へ西へ進めるという東西のライン、あるいは第一島鏈の一部として見ているのに対して、聯合報の王高成は与那国から尖閣そして中国へという東シナ海を挟んで南西諸島と中国大陸を対峙させる南東から北西に向かっての視点ですね。前者は台湾を当事者とし、後者はあくまで直接的には日中間の対決と割り切っているような感じさえします。
釣魚台は現在日本の管轄下にあるが、中国と台湾も自らの領土だと主張している。日本が部隊を釣魚台により近い与那国島に一歩進めれば、実質的に軍事的に大きな影響は無いけれども、陸上自衛隊の部隊が配置されることにより、重要な象徴的意味を持ち、具体的な行動として領土保全の整えたことを明示することになる。
日本政府の積極的な行動は、中国の台頭および両岸関係の急速な関係改善と関係している。中国の国力が絶えず増強されている中、日本は既にプレッシャーを受けている。両国はもともと東アジアの争う大国であったが、現在も東シナ海ガス田問題や釣魚台群島の領土紛争、中国の潜水艦が釣魚台周辺の海域を往来していることや、与那国島も中共のロケット弾や空軍の攻撃圏内にあることなどから、日本は必然的に当該海域の軍事力を高めて中国の軍事的圧力に対抗せざるを得ず、また協議時のアドバンテージを持とうとしているのだ。
(中略)両岸関係の改善は、日本政府にあらゆる可能性を利用する機会を失わせている。反対に、両岸政府が『中国の領土としての釣魚台』を堅持すれば、日本政府に大きな圧力を与えることになり、将来的に島の主権を共同で守る可能性も排除しない。
日本政府は自衛隊を南進させることで南端の領土主権と国家の安全を守ろうと考えている。今回の動きは戦略を示すための行動だ。
相対的に見て、中国も地域における軍事的成長や軍事的活動を止めることはないだろう。日中両国は今後、やはり対話によって紛争を解決するだろうが、台湾は両者のやり取りの中で、自らの安全と自らの経済に最も有利な結果を得なければならない。両岸関係の改善で日本が圧力を感じている (聯合報)
賴怡忠の考えを当事者意識と取るか考えすぎと捉えるかは人それぞれだと思うけど、「日中がぶつかったときに、より台湾にとって利益となる方につけ」的な王高成もまた、面白いというか計算高いというかなんというか。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 国境の東、ライジングサンは北から南。
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.yauchi.net/mt/mt-tb.cgi/163


自国の領土を守る為に軍隊を置くのは当然の事なんだけどね…(-_-;
我が国のマスゴミは一体何処の為に働いているのか分らないよ><
台湾の人々は政治の動きに敏感だね、まぁ、自分達の存亡に関るから当然だけど、この態度は我が国の人も見習うべきだよ。我が国もいい加減に平和ボケから脱却すべきだと思うよ。
「化物語」楽しみだね!でも睡眠はシッカリ取ってね(^_^)夏バテしちゃうよ(>_
お休み…
> 雨彦さん。
おいらの個人的な印象ですが、向こうの人はスタンスを「はっきりしている」人が比較的多い感じですね。そういう話題になると立場を明確にするんですが、そうではないところではおくびにも出さない、そんな感じです。
むしろ、時としてふいにそういう話題に転換しようとする日本人の空気の読めなさが問題だったりするわけで。あはは。
いいのか悪いのか微妙なところですが、日本はすでに安定と多様化が進んでしまってるからしかたのないことかもしれないですね。