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昨11日は陳水扁・前総統らに無期徒刑などの判決が出たのですが、そっちはちょっと改めて。11日の台湾・中国時報に民主党の「東アジア共同体」構想についての記事が載っていたのでそちらでも。個人的にも、アメリカ一極だったこれまでから多極化の時代に向けたアジアの地域統合、っていうのはかなり興味を持っているので。
あ。陳水扁の方はスレだけ貼っておきます。ま、こんな感じっていうことで。
【台湾】陳水扁・前総統一家に国務機密費の私的流用事件などで一審判決 陳水扁夫妻に無期懲役判決[09/11]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1252661784/
アジアの国々は、日本の民主党が強く提起している「東アジア共同体」を掴みかねている。民主党は強調すれども呼びかけてはいない。これは、この意見こそ日本で以前からあったものだが、今の民主党はあくまでテーマとして掲げているにすぎず、声にしない―あるいは声にしたがらない―内容だからだ。
いわゆる「東アジア共同体」というものは、もちろんアジア地域東部の国々による同盟でなければならない。現実で言えば、今のASEAN+3、東南アジアに東北アジアの中国、日本、韓国を加えたものだろう。
しかし、日本がこれまで議論にしてきたのは10+5、ASEAN10ヶ国と中国、日本、韓国、オーストラリアとニュージーランドによるものだ。これはあまりよいものではない。オセアニアのオーストラリアとニュージーランドは東アジアに含まれるのだろうか?日本はさらに南アジアの国であるインドも参加する10+6も提案している。それならばインドの隣国であるパキスタンもエントリーされるべきなのではないか?
「東アジア」とアジア太平洋地区というものは同じではない。後者は一般に太平洋に接する国々も含まれることになり、アメリカもまた太平洋に面した国であるから、APECの先頭に立っているのだ。民主党の外交ブレーンと言われているという参議院議員の白眞勲によると、「東アジア共同体を構築することは、東アジアの国々との関係だけでは当然できず、多くの他の国々と協力して進めることも必要となってくる」という。もしそのようであるならば、それはAPECモデルということになり、東アジア共同体などというものは羊頭狗肉でしかない。
仮に冷戦思考がすでに完全に消え去ってしまったのなら、領土がアジアからヨーロッパまで跨るロシアもまた仲間に加わる資格があるのではないか?韓国が入るというならば北朝鮮はどうだ?ポスト冷戦時代に作られた組織である以上排他性を持たせるべきではない。
最も早くに東アジア共同体を提唱したのは、マレーシアのマハティール元首相だ。そして当時最も無関心だったのが日本だった。なぜならマハティールの構想ではアメリカが含まれなかったので、アメリカが当然のごとくこれに反対し、日本もまた考慮の余地もなく一緒になって反対したのだ。
現在では日本は逆に東アジア共同体を外交的な呼びかけに使っている。しかし、実際にはそれはスローガンにすぎない。日本がアジアの国々との関係強化を図ろうとしていることは言えるが、しかしながらそれは、おそらく実質的な効果や実行する手段は持ち出されることはないだろう。民主党の「東アジア共同体」はスローガンにすぎない (中国時報)
見方によっては民主党の構想そのもの対する疑問を呈している記事だけど、見ようによっては「必死だな」っていう感じかな。
今の東亜+の守備範囲にほぼ近いASEAN+3をベースにするのであれば(いやASEAN+3+2でも、ASEAN+3+2+1でもいいんだけど)、こと台湾に限って言えば(そしてその視野狭窄がよくない癖なんだけど)、台湾がどうなるのかっていうのは避けて通れないお話。記事では全く触れていないんですけどね。そこを次期政権がどう料理するのかは見所の一つではあるんですが、まな板の上の鯉にとっては気が気じゃないよね。
そして台湾にとっても、懸案のECFAのスタート地点が(いちおう)「中国とASEANとの貿易の自由度が高まり相対的に台湾の競争力が落ちる」から、なので、そこに長期的とはいえこの不確定要素が入り込むのはけっこう面白い事態になるんじゃないかなあ(ひどい)。
導入の「掴みかねている」というのは、確かにアジア各国にとってそうだと思うのですが、ことさら日本の本気度合いが気になり、手をこまねいている表れのような気がする。
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