ハッピーエンドの時はだいぶ先になりそう。
【ウイグル・台湾】ラビア・カーディル議長が台湾紙の取材に答える「台湾は民主的国家と思っていたが、今は半信半疑」[10/21]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1256137665/
そんな自由時報が2回目となる単独インタビュー記事を30日のに載せていたので抑え気味に訳。こういう記事は突っ走りがちになるから、自重できないおいらは苦手なのでした。
現在日本を訪問中の世界ウイグル会議のラビア・カーディル議長が、東京で本紙記者の単独インタビューに応じた。その中でラビア・カーディル議長は、京都に留学している200人以上の留学生を中国政府が煽動し、講演会場で大騒ぎをさせたと述べた。しかし議長は、とある漢族留学生が議長にあてた手紙も受け取ったという。手紙には「私は、一人の漢族の人間として、ここでウイグルの人々に対して謝りたいと思う。漢族が中共の嘘の下でウイグル人を傷つけたことは、道義上許されるものではない。本当に申し訳ありませんでした」と書かれていたという。
ラビア・カーディル議長は、宿泊先のホテルでこの漢族留学生からの手紙のコピーを本紙記者に手渡す際、27日に京都の龍谷大学で体験したことを話してくれた。その日、龍谷大学では中国の五星紅旗を手にした200人あまりが、「ラビアはテロリストだ。Get out」と大声で叫んでいたという。これらの中には龍谷大学の学生も少しばかりいたが、大多数は学外から来ていた社会人であった。また、現場では日本の学生が掲げていた東トルキスタンの旗も取り去られてしまっていた。
ラビア議長は「私はあのような学生の立場を本当に気の毒に思います。なぜなら、彼らはやむを得ず会場に来させられて示威行為をしているのですから」と語った。ラビア議長はまた、講演の後に龍谷大学の学長から自称「龍谷大学の中国人留学生」の手紙を渡されたと語った。彼女に宛てられた手紙は、彼女を支持すると書かれてあり、大意は以下のようなものであった。
「私は、ラビア議長が邪悪な中共の圧力を食い止められるようになってほしいと思っています。・・・多くの中国人は幼い頃から中共の洗脳教育を受け、真相がはっきりしない前提の下で、抗議するチベット人や抗議するウイグル人、それから中国のその他の少数民族のことについて無知でいます。・・・私はチベット人やウイグル人が受けた傷をよく知っています。中共に対する怒りの気持ちとともに、台湾が中共の圧力に屈することによりいっそうの怒りを覚えます。自らの犠牲を厭わない民主的精神が、『テロリストだ』と非難されることになるなんて。・・・ラビア議長が家族にかけた一本の電話が、あなたをテロリズムの一員や動乱の画策者にしたことは、中共の恥知らずさと台湾馬英九政権の政策の無知さを見るには充分なものです。・・・漢族としての私は、永遠にラビア議長を支持します。私は何が正義であって、何が邪悪なのか知っていますから。・・・」ラビア議長は22日に鹿児島国際大学で、23日に鹿児島大学および鹿児島加治屋町教会(註:原文では鹿児島日治屋町教会とあるが、おそらくここの誤り)で講演を行い、京都に移動後の25日には京都自由大学、27日には龍谷大学、28日にも京都のある大学で講演を行った。各会場とも少ないところで700人、多いところでは1,000人以上がラビア議長の講演を聞いた。ラビア議長は各会場での講演で、「ウイグル人は元々非常に善良な人たちだが、中国が自治区で『いつも白いものを黒いものだと言う』ので、落胆してしまい、だんだんと中国から離れてしまっている」と強調したという。
ラビア議長はさらに自身の台湾訪問の可能性について、現在はコメントのしようがないとしながらも「でも、方向性は非常によい」と話していた。
この龍谷大学での中国人留学生たち(というかそれ以外が多かったみたいだけど)による一件は、永山英樹さんのブログ「台湾は日本の生命線!」でも「在日中国人「赤旗」集団がラビア・カーディル氏の講演現場に―狙いは日本人への警告か (付:ラビア氏講演会の報道動画)」で書かれていますが、やっぱり気になるのは自称「龍谷大学の中国人留学生」からの手紙。
なんか、勘ぐり始めるとキリがないくらいに妄想が膨らむ内容だなあ、と。ほぼ前触れ無く台湾の対応が非難されているのを見ると(いや、台湾がビザ発給を拒否したことに対して前段階で書いてあるんだろうけど)、「あ、自由時報やりやがったか」と思っちゃったり、あるいは逆に「あまりに台湾紙向けなものを見せてくれるじゃないですか」と思っちゃったり。はたまた上の永山さんのブログを併せて読めば、「この手紙で『留学生は悪くない。中共政府が悪いんです』って思わせようとしているのかな」という斜に構えすぎる解釈までできちゃったり。この間書いた「報道の自由と、テラフリーダムな報道と。」じゃないけど、いろいろ考えすぎはいくないです。ダメだこりゃ。白い手紙は白い手紙として受け取りたいものですね。
とはいえ、白い手紙も(そりゃ比喩だろ)黒い文字がないと読めないわけで。白か黒かっていうことじゃなくて、白があってこそ黒い字が書けるような、黒こそが白い地に意味を持たせるような、そういう状態になればいいのにね。いや、北京がそれをできていないから今日に至っているのか。確かに北京の全く学習しないやり方は阿呆だと思うし、それが改められないと同じ話の繰り返しでいつまでたっても結末の時を迎えない。でも、とかく漢人のみことさらに叩かれ、とかくウイグル人のみ盛んに同情を集めるのを目にするけれど、そこを二分して考えても何も解決しないんだよなあと、ちょっと一石を投じられたような感じの記事でした。甘いですか、そうですか。
★ 補記予定。
★ 追記(11/08 04:10)
直しに直しを重ね、改題の上で再公開。
おいらはいったいどれだけ引っ張られれば気が済むんでしょうか。困ったものですの。
でも、まだ補記予定。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: ハッピーエンドの時はだいぶ先になりそう。
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.yauchi.net/mt/mt-tb.cgi/211


コメントする