たぶん「白い方が勝つわ」って言っておけば当たるでしょ。

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きっとこれがアップされている頃には民主党の新しい代表が決まっていることでしょう。相変わらずタイミングの悪さです。超短期決戦ではあったものの、震災からの本格復旧の工程を担う政権、とあれば、他国からの関心も低いものではありません。たぶん。例えば台湾でも自由時報は28日に、

民主党は29日に党の代表選挙を行う。5人の候補者は27日、共同で記者会見を行い、各々の政見を詳しく述べた。前原元外相は明確に反核の立場を示し、新しい原発建設の停止を主張するとともに、40年以内に核エネルギーの使用停止を訴えた。これに対し最大のライバルと目される海江田経産相は、まだストレステストを行っていない古い原発の停止を進めることを認めるにとどまり、明確な原子力政策を示すことを避けた。

(略)日本記者クラブが主催した記者会見の席上、5人の候補者は震災復興と福島原発災害への対応を最優先課題として共通して掲げた。また、消費税の税率アップへの反対と日米安保の強化を支持する点でも一致していた。
アジアの安全保障の問題に関し、野田財務相は具体の名こそ挙げなかったものの中国を批判した。野田氏は「とある隣国」が時折民族主義を煽動し、経済成長と民族主義を政権の求心力の道具としていると指摘、来年行われるその国での上層部の入れ替えのときには、より強い民族主義の煽動がありうるので、日本は先んじなければならないと述べた。また、鹿野農水相も、中国は3隻の空母を積極的に建造しており、日米が同盟関係を強め中国の台頭に対応すべきだと語っている。
(略)新内閣の形について、前原氏が大連立を明示したのに対し、馬淵国交相は大連立に反対を示し、他の3人は慎重な態度を取った。過去に大連立を主張したこともある野田氏はトーンダウンし、「与野党の信頼関係を構築すべし」にとどめた。

民主党の代表選候補者ら、中国の脅威を懸念 (自由時報)

と、27日に行われた共同記者会見の内容を細やかに伝えています。また、情勢についても29日には

民主党の党代表は29日に決まる。5人の候補者のうち有力と見られているのは、党の最大派閥の領袖である小沢一郎が支持する海江田万里経産相と、党内の「反小沢」の急先鋒とされている前原誠司元外相だ。菅直人首相が正式に辞任を表明する前から、民主党の大物たちが続々と名乗りを上げ、過去最多の人数が立候補した党代表選となった。小沢一郎が海江田支持を表明した後、海江田の勢いが大幅に高まっている。

(略)民主党は国会の第一党で、新しい党代表は菅直人の後任の新しい首相に選ばれる。もし海江田が新首相となれば、最も歓迎するのは小沢と中国だろう。小沢は直ちに復権し政治の表舞台に返り咲けるだろうし、親中の海江田が首相になれば、中国は引き続き日本の政局をコントロールし続けられるだろうからだ。
(略)しかし、日本の新しい首相が海江田、前原あるいは野田になろうとも、来年9月の党代表の任期満了時に再び選挙をすることは避けられない。もしかすると首相はその時にまた交代することになりかねず、日本の政局が安定期を迎えるにはさらなる時間が必要かもしれない。

東京前線:5人の激戦 日本の政権党の代表選は事実上2人の対決 (自由時報/強調は引用者)

と、決選投票になるとすれば海江田と前原になるだろうと予想しています。さて、実際はどうなるんでしょう。それにしても対中国という視点が出てくるのはさすが自由時報と言ったところでしょうか。

一方、今回の代表選に批判的な目線があるのも国内と似ています。27日と28日の聯合報からそれぞれ抜粋して訳。

日本でまた首相が交代した。日本の政局はいつものようにまた混沌に覆われている。
(略)5年間にわたる小泉政権の後、後継の安倍晋三から鳩山由紀夫まで、日本では4人続けてわずか1年の任期の首相が続いた。現在の菅直人もまた1年3ヶ月でしかない。しかも、それ以前を見てみても、海部、宮沢、細川、羽田、村山、橋本、小渕、森と15年間で13人の首相が交代し、日本の国民の政治に対する信頼は失われてしまった。
なぜ日本は「リーダー欠乏症」に罹ってしまったのか? 第二次世界大戦に生まれた日本の政治家たちは押し並べて理念が不足している。これこそが最大の問題だろう。戦後最も称賛された日本の首相は、日本の国際舞台への復帰を助けた吉田茂と、「所得倍増論」を打ち出し日本を富裕層に押し上げた池田勇人だろう。この二人は第二次世界大戦に生まれ、将来を見通す眼を持った政治家だった。
田中角栄に対してはマイナスの評価も多いけれども、彼の政権での「日本列島改造論」は、日本が近代化した大国へ向かう基礎を固めたものであるし、新世代の政治家たちからは、こうした過去の政治家たちの姿は見て取ることができない。
一年に一人の首相という現在の日本では、非凡なリーダーの魅力を持つ人物はもう見つけだせなくなっている。

日本の「リーダー欠乏症」はいつ治る? (聯合報/強調は引用者)

(略)政治評論家は、最終的には海江田と前原による決選投票になり、民主党内の小沢派(非主流派)と反小沢派(主流派)の戦いになるだろうと予想している。このため、27日午後に日本記者クラブで行われた政策討論会でも、震災後の復興や日本の将来といった政策論争は全て社交辞令となり、骨組みの中では実際のところ民主党内の権力争いを呈している。新しい党代表は、日本のおけるこの5年間で6人目の首相となるだろう。
東京の専業主婦、青木理恵は、「本当に尋常じゃないわ。何をするにしてもはっきりしない今の首相は誰が選んだの! 与野党の議員は休まず言い争って、もううんざり。小学生のやり取りの方が、彼らよりもずっと面白いわ」と話す。彼女は、政治家たちが一致団結して311地震、津波、原発で被害を被った東北地方に大きな関心を向けることを望んでいる。青木の考えは、多くの日本人の声を反映している。

「五雄」の争い 日本の首相選挙は、政争あって政策なし (聯合報)

まあ、戦後生まれの首相って安倍・鳩山・菅しかいないんですけどね。なので「戦後生まれはダメ」というよくわからない一括りはさておき。どうにも「新しい首相に期待」という空気が無いことは、こうした記事からも読み取れてしまいます。誰がなっても支持を得るのは並大抵ではなさそうですね。
中国時報も27日の「国際瞭望」で政争優先の動きを指摘する記事を書いています。以下全文を訳。

民主党の新しい党代表を決める選挙は、菅直人の残りの任期を補うもので、来年9月の正式な党代表選挙までとなっている。参戦したのは7人いるものの(訳註:原文まま)、有力なのは前原誠司、野田佳彦、海江田万里の3人に絞られる。
野田佳彦の動きは最も早く、そのスローガンは野党の自民党や公明党と大連立政権を打ち立てるというものだ。当時の民主党内からは支持されたが、実際には冗談と見られていた。なぜなら野党は連携できないことを知っており、これが現実にならなければ彼の形勢を危うくすることになったからだ。
前原も、世論の支持ではリードしているものの、今回は国会議員による投票となっており、当選できるかどうかは党内各派の支持の度合いによらざるをえない。各派の実力と照らし合わせてみると、小沢一郎の130人が最多であることは間違いない。もし協力関係にある鳩山由紀夫が加われば、その勢力は200人近くになるだろう。しかし、小沢は党員資格を停止されており投票には参加できず、一方で自派閥から慌てて擁立する必要はないとも言っている。このため、誰が小沢・鳩山派の支持を取り付けるかが当選の鍵となっている。
自派閥が50人しかいない前原は、この状況をもちろん理解している。しかし、25日に小沢と会談し支持を取り付けようとしたが、結局は不発に終わった。菅直人が就任した後、反小沢派であった前原、岡田克也、枝野幸男、仙谷由人を「脱小沢」の主力としており、前原が勝つためには、必然的に自派の枝野や仙谷らを登用せねばならず、どうして小沢を許すことができようか。したがって、小沢が条件とした幹事長は自身の推薦する者で、前述の数人を使ってはならないというものだった。しかし前原は、返答した後に「小沢の傀儡」と呼ばれることを懸念した。
もし、前原が小沢の支持を得られなかったら、小沢派は鳩山派の推す海江田を支持するだろう。前原はここに脅威を受けている。なぜなら彼と野田がその他の派閥の票を奪い合っても、票が分散してしまい、小沢・鳩山派の団結には及ばないからだ。
この2日間は、各派の合従連衡が最も慌ただしい時期だ。どんな状況の変化が起きる可能性もある。結局のところ、政治というものは自身の利益を考えてしまうもので、友情や道義といったものは全て二の次になってしまう。

国際瞭望―民主党に合従連衡の動きが (中国時報/強調は引用者)

さて、いったい誰が勝ち名乗りを上げるのやら。

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このページは、◆YAUCHInowAが2011年8月29日 12:48に書いたブログ記事です。

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