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        <title>やうちさん、ニュースだよ！</title>
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        <language>ja</language>
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            <title>あれは幻影だが、併し偉大な幻影だつた。</title>
            <description><![CDATA[本来であれば、前々回の「<a href="http://www.yauchi.net/2012/01/000323.html" target="_blank">日本の「治安神話」は崩壊しているのか。</a>」、前回の「<a href="http://www.yauchi.net/2012/01/000324.html" target="_blank">繰り返された「容疑者逮捕」の幻。</a>」に続き、台湾人留学生の事件について書くはずだったのですが、ちょっとインターバルということでご容赦ください。
<br /><br />昨年の今ごろは、ちょうど『魔法少女まどか☆マギカ』で盛り上がっていた頃ですね。台湾でも現在、中国語版の『ちだまり』BDが発売中です。もっとも、台湾ではまずDVDが昨年10月から今年2月にかけて全4巻で出るのと並行して、今年1月から7月というスケジュールでBDが発売されるという、「木棉花さんの契約っぷり」が光っているのですが。昨日30日からはちょうどBD第2巻の予約が始まりました。日本のDVDやBD（各巻とも2話ずつ）と違って各巻に3話ずつ入っているのですが、台湾版DVD＆BDもパッケージは日本の第2巻と同じ。つまりどういうことかと言うと、「第4話からなのに、マミさんが素敵すぎて思い出すのが辛い」というシュールな状態になるわけです。木棉花さんマジぱねえっす。
<br />そんなタイミングを意識してか、はたまたステルスマーケティングなのか（言ってみたかっただけ）、自由時報の国際面に『ちだまり』の話が載っていたので全文を訳。いちいち言うまでもなく、書いたのは林翠儀記者です。
<br />
<blockquote>
<p>2011年、最も話題になった人気アニメは『魔法少女まどか☆マギカ』だった、と言ったとしても、何も言い過ぎではないだろう。2011年の文化庁メディア芸術祭ではアニメーション部門の大賞を獲得したほか、日本のアニメ業界では大きな意味を持つ「アニメーション神戸賞」も受賞し、2011年アニメ十大ニュースのトップとなった。<b>『魔法少女まどか☆マギカ』は、どうしてこのように大きい反響と高い評価を得たのだろうか。簡単に行ってしまうと、この作品は「伝統を覆す」ものなのだ。多くの人が「少女の読み物」と分類していたマジカル・ストーリーのイメージを打破し、さらに、大胆にも「死」をテーマに据えたのだった。</b></p>
<p>少女によるマジカル・ストーリーと言われて浮かぶのは、少女を主人公にし、平凡な少女がある種の超自然的な現象や魔力によって、呪文や魔法のステッキといった道具を駆使し、魔法少女に変身して悪魔を倒す、といった話であって、せいぜいその域を出ることはない。「華麗な変身」と「正義は必ず勝つ」というのは、こういった作品に共通する特色だと言えよう。
<br />しかし、『魔法少女まどか☆マギカ』の面白さは、こうした決まりごとの中にはない。「QB」と名乗る神秘的な生き物が、「願いごとを一つ叶える」というのを交換条件に、仲間に引き込んだ少女たちと契約を交わし、「魔女」を倒す「魔法少女」となるのだ。
<br />『魔法少女まどか☆マギカ』は、その可愛らしいタイトルと、5人の「萌え系」美少女と1匹の「かわいい」神秘的な生き物の登場から、甘ったるい夢物語のようにも見えるが、その背後には残酷な現実が控えている。<b>先の「願いごとを一つ叶える」の真の意味は、「あらゆるものを捨ててこそ願いごとが一つ叶えられる」であり、もちろん、生命も、希望をも放棄することを含んでいる。</b>
<br />文化庁メディア芸術祭の審査に参加し、アニメーション作家でもある古川タクは、第3話を見て突然「わけがわからないよ」と感じ、審査用のDVDを1枚観終わるとすぐに次の1枚を観たくて仕方なくなったと話す。</p>
<p>『魔法少女まどか☆マギカ』は日本のアニメーション制作会社、シャフトが手掛け、昨年1月から全12話で放送された。また、この作品はオリジナルのアニメ作品であって、マンガやライトノベルからアニメ化されたものではない。脚本は、『Fate/Zero』の著者で有名なゲーム脚本家でもある虚淵玄が重要な役割を果たした。監督は、『アニメの鬼才』『電波系監督』などの異名を持つ新房昭之だった。
<br />この『魔法少女まどか☆マギカ』が全編で最も破壊的なクライマックスを迎えた頃、おりしも東日本大震災が重なった。各テレビ局は、この物語があまりにセンシティブだと思ったに違いない。非難を避けるために、急遽最後の2回の放送を中止し、再び放送されるまで1ヶ月あまりを要した。しかし、そのことがかえって大きな反響を呼んでいる。昨年末には、日本で劇場版の制作開始が報じられている。</p>
<p class="cite"><a href="http://www.libertytimes.com.tw/2012/new/jan/30/today-int9.htm" target="_blank">魔法少女、「萌え」アニメの因果律に反逆す</a>　（自由時報／強調は引用者）</p>
</blockquote>
ごめんなさい、また超絶意訳の連続でっす。ちなみに、いちばん苦労したのは、どう考えても古川タク。原文直訳すると恐らく「内容はちょっとあまり合わなかったんだけど」あたりになりそうなのですが、「<a href="http://www.syu-ta.com/blog/2011/12/15/220424.shtml" target="_blank">文化庁メディア芸術祭プレス向け受賞作品説明会における、まどかマギカに対する審査員主査のコメント全文</a>」を読んでも、どこを引っこ抜いてきたのか全くわかりませんでした。というか、リンク先のこれから察するに、先生何やってんすか。
<br />さて、この作品がいわゆる「セオリーに最も近く、セオリーを最もひっくり返した作品」だというのは異論が無いのですが、どうもこの記事では（少なくともWeb版では）スペースが足りなかったような感じは否めません。とはいえ、かの林翠儀記者による『ちだまり』評というのは、なんだかものすごく貴重な気がします。
<br /><br />せっかくなので各サイトの反応を見てみましょう。まずは定番の巴哈姆特から2スレ続けて。
<br />
<blockquote>
<p>
3 名前：僕と契約して、名無し少女になってよ！＠台湾
<br />　　まさか新聞がこれを記事にするだと......
<br />　　GJだ！！</p>
<p>
4 名前：僕と契約して、名無し少女になってよ！＠台湾
<br />　　次は、<b>『魔法少女林默娘』</b>が記事になる事を期待（訳註：林默娘は、いわゆる媽祖の伝承に登場する女性のこと。ちなみに、『<a href="http://www.geocities.jp/w89109254jp/mazumi.htm" target="_blank">魔法少女林默娘</a>』は韋宗成が2007年に描いた薄い本のこと）</p>
<p class="cite"><a href="http://forum.gamer.com.tw/C.php?bsn=60076&amp;sn=998299" target="_blank">【情報】魔法少女まどか☆マギカ</a>　（巴哈姆特）</p>
</blockquote>
<blockquote>
<p>
3 名前：僕と契約して、名無し少女になってよ！＠台湾
<br />　　これ、ソースはどこ？？
<br />　　マジで物好きだな......新聞でこういうのを書いちゃ駄目だろ</p>
<p>
5 名前：僕と契約して、名無し少女になってよ！＠台湾
<br />　　ストーリーの展開は誰も予想できないだろうな
<br />　　第3話の内容は、忘れようにも忘れられないわ</p>
<p>
11 名前：僕と契約して、名無し少女になってよ！＠台湾
<br />　　あの魔女の特殊な画風があってこそ「これまでのスタイルを打破」って言えたんじゃないか
<br />　　本当に特別で、抽象的だった
<br />　　画風と全体のスタイルが成功した要素の一つだったんじゃないかな</p>

<p class="cite"><a href="http://forum.gamer.com.tw/Co.php?bsn=60037&amp;sn=545199" target="_blank">【その他】魔法少女まどか☆マギカが新聞に載ったぞ</a>　（巴哈姆特）</p>
</blockquote>
続けてpttからも。
<br />
<blockquote>
<p>
3 名前：名無しって、ほんとバカ＠台湾
<br />　　「かわいい」神秘的な生き物なんていたかよ？？？？？</p>
<p>
5 名前：名無しって、ほんとバカ＠台湾
<br />　　それ、虚淵やない　嘘淵や</p>
<p>
9 名前：名無しって、ほんとバカ＠台湾
<br />　　仲間に引き込んだ少女たちと契約を交わし -&gt; なんでQBの話が共産党と一緒なんだよwww</p>
<p>
13 名前：名無しって、ほんとバカ＠台湾
<br />　　QBのある目的も共産党も大差ないと？</p>
<p>
14 名前：名無しって、ほんとバカ＠台湾
<br />　　<b>は？　これが国際面？</b></p>
<p>
19 名前：名無しって、ほんとバカ＠台湾
<br />　　第1話の開始時点で不穏な兆候がありありだっただろ......</p>
<p>
23 名前：名無しって、ほんとバカ＠台湾
<br />　　第3話のEDが終わった後は、もう気に入らないとは言えない
<br />　　ジェットコースターは動き始めているからな</p>
<p class="cite">　（ptt）</p>
</blockquote>
ああそうか。去年の6月にニコニコ動画で無料配信した際に、繁体字字幕版も同時に流していたんだっけか。どうりで詳しく盛り上がるわけです。そして、やっぱりあっちこっちで称賛の声が上がる林翠儀は流石。これもまた、新聞の国際面に対する彼女なりの「覆し方」......というのはいささか好意的に捉えすぎでしたか。]]></description>
            <link>http://www.yauchi.net/2012/01/000325.html</link>
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            <pubDate>Tue, 31 Jan 2012 22:41:07 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>繰り返された「容疑者逮捕」の幻。</title>
            <description><![CDATA[台湾の総統選挙＆立法委員選挙について書くと思った？　残念、書く書く詐欺に定評のあるやうちさんでした！
<br /><br />と言うのも、まず前回の「<a href="http://www.yauchi.net/2012/01/000323.html" target="_blank">日本の「治安神話」は崩壊しているのか。</a>」で、台湾人留学生殺害事件での台湾のメディアvs日本の警察の話を「また別途」なんて投げてしまった手前、そのボールは受け止めないといけません。
<br />今回の事件ですが、日本での報道以上に、実は台湾で報じられています。ご存じのように、台湾では翌週に大型国政選挙が控えていたのですが、それに次ぐ扱いで取り上げられていました。まずは7日の産経新聞から引用。
<br />
<blockquote>
<p>東京都台東区で台湾人女子留学生2人が殺害された事件は、14日に総統選、立法委員（国会議員に相当）選の投開票を控えた台湾でも、主要各紙やテレビ局が、選挙戦の話題をおさえて大きく扱い、事件への関心の高さをうかがわせている。
<br />事件発生翌日の6日は聯合報、自由時報、中国時報などがこぞって1面トップで報道。聯合報は被害女性の着物姿の写真などで、愛日家ぶりを紹介し、「日本社会の安全神話は崩壊した」などとする識者の寄稿を大きく掲載した。また自由時報は共通の知人の台湾人男性が事情を知っている可能性にまで踏み込んだ。
<br />7日は、服役中の陳水扁前総統の義母の葬儀に伴う一時出所や、総統選3候補の最後の政見放送内容などがトップニュースとなったが、これらに次いで、行方不明の知人男性に関する続報が大きく掲載された。
<br />主要テレビ各局も関連ニュースに時間を割いており、6日は被害女性のうち、林●●（＝さんずいに瑩）さんの遺族が台湾中部・台中市の実家でインタビューに応じ、「親孝行で、悪い友人を作るような子ではない」と話す様子などを繰り返し報じていた。
</p><p class="cite"><a href="http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120107/crm12010720580013-n1.htm" target="_blank">台湾2女性殺害　現地メディア、大きく報道</a>　（産経新聞）</p>
</blockquote>
この「識者の寄稿」というのは、前回のアレです。
<br />台湾のメディアもそのあたりの温度差について取り上げてました。東京特派員の陳世昌（8日東京電）がこの産経の報道にも触れながら書いた記事を9日の聯合晩報から訳。
<br />
<blockquote>
<p>台湾の女性2人が日本で殺害された事件は、7日の「張という姓の容疑者が大阪で既に身柄を確保された」という大誤報を経て、8日になって落ち着いてきている。<b>この一夜の「情熱」は、台湾と日本のメディアの間にある「温度差」を露わにした。日本の記者はみな冷静に対応しているが、台湾のメディアはあらゆるチャンネルを通じて次々と即座に報じて煽っていた。</b>
<br />産経新聞は、台湾の各メディアがこの事件を重大ニュースとして報じていると伝えたほか、8日の朝刊では、部屋に侵入した犯人がすぐさま林さんを襲い、抵抗する時間が無かったと報じている。
<br />（略）しかし、この他の日本のメディアは、この事件に関する突っ込んだ報道をしていない。日本経済新聞は小さな記事で、行方がつかめなくなっている台湾の男子学生について、被害者の女性につきまとっていたことがあり、女性が周囲の友人に「相談」するなど人間関係に悩みがあったことを伝えている。（略）
</p><p class="cite"><a href="http://www.udn.com/2012/1/8/NEWS/NATIONAL/NATS5/6832147.shtml" target="_blank">台湾2女性殺害事件の取材、台湾は過熱、日本は冷静</a>　（聯合晩報／強調は引用者）</p>
</blockquote>
と、記事の冒頭にもあるように、今回の事件で台湾のメディアは「張という姓の容疑者が大阪で捕まった」という誤報をかましています。日本では通常、警察の発表に基づいて報じるというのがセオリーなのですが、このあたりもお国柄の違いなんでしょうか。この「行き過ぎ」については8日の自由時報と聯合報からそれぞれ抜粋で訳。
<br />
<blockquote>
<p>台湾2女性の殺害事件で、重要参考人の張という男子学生が、事件の発生以降行方不明になっている。日本の警察は彼に狙いをつけて追跡を行っており、彼が大阪にいる可能性がわかっているものの、未だ捕えることができていない。日本の警察が7日午後に再び彼の住まいに「踏み込み」、証拠物件の捜索範囲を拡大した。警察の捜査の状況から、この張という男性が重要な鍵を握っており、彼の身柄を確保することが事件の全容解明につながるとみられている。</p>
<p>（訳註：この省略した間に、張容疑者のFacebookや2000年の前科など、日本のメディアに先んじて報じられているのは特筆すべきなのですが、今回は略）この張という男子学生を追跡する中で7日、一日の間に何度も驚かされ情報が錯綜した。<b>台湾メディアは7日、確認をしないまま、15時の時点で2人を殺害した容疑者が「関西で身柄を拘束され、まもなく警察によって東京に身柄を移される」と報じた。16時以降、台湾のメディアは捜査本部のある東京の蔵前警察署の前に集まり、日本の記者たちも話を耳にして続々とやってきた。けれども、最後まで日本の警察からの裏付けは得られなかった。</b>
<br />日本の報道の方法は台湾とは異なる。通常、日本の警察が容疑者を逮捕すると、「身分の確認」を行った後、記者会見が行われる。日本の警察がもし本当に関西で容疑者を逮捕していたのならば、いつもならまず現地でメディアに情報を発表し、その後、新幹線を利用して東京へ「身柄を移す」。しかし、今回はいつもと異なり遅々として動きが伝わってこなかった。長い待機時間と取材の後、日本のメディアの記者たちもこの情報の信ぴょう性を疑うようになった。
<br />19時になると、日本のメディアも次々に警察署から引き揚げるようになった。20時、台湾の駐日代表処の新聞組長である許國禎が飲み物や軽食といった差し入れを持って、警察署に詰めている台湾の記者たちの「慰問」に訪れた。再度の調べによって得られた答えは、大阪の警察は確かに1人の容疑者を捕えていたが、台湾留学生殺害事件とは無関係の、しかも張という姓の男子学生でも無かったというものだった。
</p><p class="cite"><a href="http://www.libertytimes.com.tw/2012/new/jan/8/today-so1.htm" target="_blank">日本の警察が張という男子学生の足取りを急いで追う　台湾メディア「解決」を先走り</a>　（自由時報／強調は引用者）</p>
</blockquote>
<blockquote>
<p>日本に留学している女子学生が殺害された事件で、7日の午後、台湾の張という男子学生がこの事件に関して逮捕されたと伝えられた。張のFacebookは同日、ネットユーザたちから「台湾の恥さらしが」などの非難のコメントで埋め尽くされた。しかし、夜になって誤報であったことがわかると、ネットユーザたちは急ぎコメントを削除し、一転して「台湾のメディアはデタラメばかりだ」と批判した。
<br />（略）夜になって誤報と明らかになると、ネットユーザたちはメディアに対し「裏付けの無い情報を発表したのか」「台湾のメディアはデタラメばかりだ」と批判を展開した。ある者は「台湾のメディアを100％信用してはいけない。お前ら、まずは一旦落ち着いて、日本の警察の発表を待つんだ」となだめていた。（略）
</p><p class="cite"><a href="http://www.udn.com/2012/1/8/NEWS/NATIONAL/NATS5/6831849.shtml" target="_blank">台湾メディア、日本の警察よりも早く事件解決</a>　（聯合報）</p>
</blockquote>
とまあ、決して笑いごとではないのですが、確かに台湾のメディアってアクセルの踏み方が半端ないイメージってあります。一方で、「日本の警察の発表を待て」とは言うものの、それはそれで台湾のメディアにとって歯がゆい問題があるのでした。容疑者が指名手配されたのは、この誤報の翌日、つまり8日ですが、その記者発表の場に台湾のメディアはいませんでした。成り行きを最も注目している国のメディアが、その場に居合わせることができないのですから、かような過熱した先行報道も無理からぬ......だめですね、やっぱり。以下、9日の中国時報から訳。
<br />
<blockquote>
<p>台湾人が日本で殺害された事件で、日本の警察が記者会見を行った。しかし、台湾のメディアはこれに立ち会うことができなかった。これは、極めて無茶苦茶な世界的な笑い話ではないか！
<br />日本の警視庁は8日、東京で記者会見を行い、日本に留学した女子学生が殺害された事件で、張志揚容疑者を指名手配したと正式に発表したが、台湾のメディアはすべてこの会場から締め出された。その理由は、単に警視庁の「記者クラブ」のメンバーではないからというだけであった。</p>
<p>台湾のメディアは、日本のいわゆる「記者クラブ」制度というものをよく熟知していないかもしれない。しかし、日本駐在の外国メディアは以前からその深刻な被害を受け続けてきた。そのため「外国特派員協会」を通じて、、閉鎖的で保守的なメディアのしきたりと長年にわたって争ってきたが、未だに改善されていない。外国籍の記者は、日本の各省庁から多少なりとも門前払いを受けており、その都度声を挙げているが効果が見られない。
<br />日本の各省庁には、それぞれ一つだけの記者クラブがあり、主要メディアのみがその会員となっている。会員でないメディア、たとえばスポーツ紙や週刊誌、そして外国メディアなどはほぼ全て、各省庁の記者会見に参加することができずにいる（訳註：原文まま）。
<br />台湾の日本駐在メディア記者たちも、国会の記者証や外務省の記者証などを持っているが、国会や首相官邸に入ることはできても、警視庁の記者会見には参加することができずにいる。警視庁の広報職員が言う理由は簡潔で、「警視庁記者クラブの会員でなければ、記者会見に参加できない」というものだ。
<br />しかし、日本の警視庁が取材の自由を制限することは、我が駐日代表処が国威を発揮していないという問題ではない。<b>真に批判されるべきは、日本の主要メディアが排他的な「記者クラブ」制度によって、自分たちが情報源を独占して享受できるという権益を守るというシステムだ。また、この特殊な状況下でも警視庁が特別な対応を取らず、台湾のメディアの取材の自由を無視したという問題もある。</b></p>
<p>駐日副代表の陳調和は7日、台湾のメディアに対し、警視庁の記者会見は日本の記者クラブのメンバーを対象に行われるもので、台湾の記者はメンバーではないため参加できない、警視庁はこれまで一切例外を設けていない、と説明した。代表処は交流協会を通じて警視庁に働きかけているが、警視庁は広報担当の主任をホールに派遣して台湾メディアに対して説明しただけだった。
</p><p class="cite"><a href="http://news.chinatimes.com/focus/501010320/112012010900081.html" target="_blank">日本で記者会見が行われる　警視庁は台湾メディアの取材を拒絶</a>　（中国時報／強調は引用者）</p>
</blockquote>
おっと。東京特派員の黄菁菁がかなりご立腹な様子。ところがこの中国時報の報道、思わぬ伝わり方をします。まずは、この記事をベースにして9日のサーチナ。
<br />
<blockquote>
<p>台湾メディア・中国時報は9日、日本の警視庁が台湾人留学生殺害事件の記者会見への台湾メディア出席を拒否したことに対して「荒唐無稽だ」と不満を示す記事を掲載した。</p>
<p>警視庁は8日東京で記者会見を開き、台湾人女性留学生殺人事件にかんして台湾人男性の指名手配を発表した。台湾メディアも会見用に足を運んだが「記者クラブ会員」ではないことを理由に追い出されてしまった、と記事は伝えた。
<br />記事は、日本の各省庁がそれぞれ大手国内メディアで構成される「記者クラブ」を持っていて、会員でないスポーツ紙や週刊誌はもちろん、外国メディアでさえ各省庁の記者会見に出席できないことを紹介。台湾メディアの記者は「国会記者証」や「外務省記者証」を持っていて国会や首相官邸に出入りできるにも関わらず、警視庁の記者会見に参加できないとした。
<br /><b>そして、批判すべきは「日本の大手メディアが排他的な『記者クラブ』で情報を独占しようとする体制」「警視庁が（台湾人関連の殺人事件という）特殊な状況下で緊急措置を取らず、台湾メディアによる報道の自由を無視したこと」であると断じた。</b>
<br />記事はさらに、台北駐日経済文化代表処の陳調和代表は台湾メディアに「記者クラブ」の存在について説明したこと、同処が警視庁に連絡してようやく警視庁側が説明係を1名派遣してきたことを明かした。
</p><p class="cite"><a href="http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&amp;d=0109&amp;f=national_0109_083.shtml" target="_blank">台湾メディア、台湾留学生殺人事件の警視庁会見締め出され憤慨</a>　（サーチナ／強調は引用者）</p>
</blockquote>
と、サーチナが中国時報の記事をほぼ全文訳していることがわかります。ところが、これがそのままコピペされた2chのニュース速報板のタイトルは、「<a href="http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/news/1326089037/" target="_blank">「台湾と北朝鮮は国じゃねえから」　警視庁、留学生殺人事件の記者会見場から台湾メディア追い出す</a>」
<br /><br />いやいやいや、「台湾と北朝鮮は国じゃねえから」なんてコメント、記事にねえから！　<s> というか、タイトルを捏造するくらいだったら、オーソドックスに「<a href="http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%81%8A%E3%82%81%E3%83%BC%E3%81%AE%E5%B8%AD%E3%81%AD%E3%81%87%E3%81%8B%E3%82%89" target="_blank">おめーの席、記者会見場にねえから！</a>」って入れるべきだろ、常識的に考えて。 </s> もしかして、サーチナが書いていないだけで、原文には「台湾と北朝鮮」なんてくだりがあったらどうしよう、とも思っていたのですが、そうでないのは前掲のとおりです。しかも、多くのいわゆる「まとめサイト」がニュース速報板のレスをさらに「まとめ」たことから、このタイトルで拡散するわするわ。台湾も台湾でなんだかなーという感じですが、日本も日本でなんだかなー。
<br /><br />この事件、容疑者が身柄を押さえられた直後に自殺、という形で終わったのですが、容疑者の家族の件についてはまた別途。あれ？　またボール投げちゃうの？]]></description>
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            <pubDate>Sun, 15 Jan 2012 23:15:37 +0900</pubDate>
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        <item>
            <title>日本の「治安神話」は崩壊しているのか。</title>
            <description><![CDATA[連休前に東京で発生した2人の台湾人留学生殺害事件は、急転直下の結末を迎えてしまったようですが、この事件に関するとある投稿記事の話でも。
<br /><br />その記事というのは6日の聯合報の「民意論壇」に載った、<a href="http://iir.nccu.edu.tw/index.php?include=member_intro&mode=view&id=15" target="_blank">蔡増家</a>・政治大学国際関係研究センター第二研究所所長によるもの。この記事を<a href="http://b.hatena.ne.jp/Yauchi/20120106#bookmark-74903737" target="_blank">はてなブックマークに登録</a>し、Twitterに流したところ、予想外の反応がありました。うへえ。ブックマークするにあたって訳したのは冒頭のほんの一部分でしかないので、まずはちゃんと全部を訳してみたいと思います。
<br />
<blockquote>
<p>5日、2人の台湾女性留学生が東京で惨劇に遭ったことが報じられた。この非常に残忍な殺人事件は、日本の治安は良好だという外部の定型的なイメージを打破したばかりか、日本が失われた20年に陥った後の奇異な社会現象のベールを開けたとも言える。</p>
<p><b>日本文化を知る者たちは皆、戦後の日本が低い犯罪発生率を維持してきたことを知っている。重要なポイントは社会の制約力であり、法律による制約力ではない。社会環境による束縛の力が法律のそれよりも大きな日本では、罪を犯した事のある者が社会でまともに立脚することがたいへん難しい。また同時に、こうした観念形態は株連九族</b>（訳註：罪を犯した者の親族まで罰せられること）<b>を招き、家族までもが社会から冷たく排除されることになる。</b>
<br />2004年に台湾人女子大生が河口湖で殺害された時に、日本人の犯人の家族が隣近所からのプレッシャーに耐えきれず、すぐに引っ越したということからも明らかだろう。
<br />こうした社会の集団としての拘束力の下、日本人は不用意に犯罪に手を染めることができなくなり、またしたいとも思わなくなったのだ。同時に、この長期にわたる低犯罪率の下、日本の警察も持つべき捜査能力を次第に失っていってしまった。</p>
<p><b>戦後の日本の社会が、犯罪に対して高度な集団の制約力で応じたことは、その存在だけに拠るものではない。二つの基礎の上に立つものであり、その相互作用によって効果を生じていたのだ。</b>
<br /><b>一つ目は、高度経済成長の持続だ。</b>日本はかつて猛スピードに経済を成長させていた頃、終身雇用制度によって世に名高い低失業率を達成した。しかし、1990年に（訳註：原文まま）バブル経済が崩壊した後、派遣労働者制度がだんだんと終身雇用制度に取って代わるようになった。
<br />派遣制度の下での労働者は、健康保険を享受することができないばかりか（訳註：原文まま）、定年後の国民年金もないという（訳註：これも原文まま）、日本の福祉制度から見捨てられた一団となってしまうのだ。日本の社会学者によれば、これらの数から見て300万人近い派遣労働者たちが「下流社会」を形成しているという。「下流社会」は政府と世の中に対し強い不満を抱えており、最近の日本で発生している奇怪でショッキングな犯罪事件の多くを引き起こしている。</p>
<p><b>二つ目は、閉鎖的な社会体制にあるという点だ。</b>過去、日本は島国で排他的だったこともあり、また優越感が災いし、加えて日本の大学には独特なシステムがあったことも手伝い、日本に留学する外国人学生の数は多くなかった。
<br />しかし、2000年以降、少子化の波が到来し、日本の多くの私立大学ではだんだんと入学生が減少し、閉校の危機に直面しようとしていた。
<br />日本政府はこうした大学を救済するため、一千万人留学生計画を打ち出し（訳註：原文まま）、各地方大学に海外からの留学生を採用することを奨励した。
<br />こうして日本にやってきた大量の留学生の素質は一様ではなく、同時に、留学の名目で来日し不法就労する者も多くいた。こうした数多の外国人留学生は、日本の最近の外国人犯罪の増加スピードを加速させ、同時に多くの新たな犯罪手法を生み出してしまった。</p>
<p><b>経済の衰退が日本の社会体制における拘束力を次第に瓦解させ、大量の外国人留学生が日本の社会の高い壁を徐々に突き破り、また日本の警察制度も過去の低犯罪率という過去の夢の中に酔いしれていたようだ。</b>
<br />最近の日本では、最重要の指名手配犯が警察署に自首してきたところ、認識できなかったばかりか追い返し、3つの警察を回ってようやく自首できたという話が飛び出した。これは日本の警察の捜査能力にたいへん大きな疑問を抱かせるものだ。
<br />失われた20年に墜ち込んだ日本を見てみると、日本の社会には既に巨大な変化が生じているが、日本政府は何も変わっていないと言えそうなことに気づく。
</p><p class="cite"><a href="http://www.udn.com/2012/1/6/NEWS/OPINION/X1/6828112.shtml" target="_blank">日本の低犯罪率神話が崩壊</a>　（聯合報／強調は引用者）</p>
</blockquote>
この記事に関して、というか、はてブのポストに対して、Twitter上で意見や反論が来るわ来るわ。これにはおいらも面喰らいました。それにしても、いちいち訂正していませんが（訳註：原文まま）が多いなあ。
<br />記事に出てきた「株連九族」というのは、註釈でも入れているとおり「一人の罪は一族の罪」という考え方です。「史記」によれば秦の時代には既にあったようで、犯罪者の両親や妻子も刑罰が加えられたり財産を没収されたりしたそうです。そこまで直接ではないけれど、日本でも似たような例はありますよね。村八分に始まり、中島みゆきの「出てくならおまえの身内も住めんようにしちゃるって言われてさ」、最近では数多の人肉検索や映画『誰も守ってくれない』を思い出します。なるほど、その「社会による拘束力」はあるかもね、と、この一点だけはおいらも同意です。あれ？　ということはまだこの力は生きているんじゃ？　などと。
<br />もっとも、この蔡増家（とおいら）の意見に対する賛否や正誤は、きっと山ほどあると思います。その辺は皆さんに譲るとして（逃げた）、翌7日の聯合報の「民意論壇」、つまり同じ場所に淡江大学中国大陸研究所の楊景堯・副教授が異論を投げていますので、参考までにこちらも訳。
<br />
<blockquote>
<p>6日の本紙「日本の低犯罪率神話が崩壊」を拝読し、その内容の一部に疑問を抱いた。筆者は両岸とアジアの主要国の学生の移動を研究しているが、今学期も日本の広島大学教育学院教授であり、日本比較教育学会会長である大塚豊・教授を淡江大学の訪問研究として招いている。大塚教授との意見交換の後、今回のミスリードを明らかにすることができそうだ。</p>
<p>まず、当該記事では日本の高度な「社会の拘束力」が2つの基礎の上にあると論じている。高度経済成長がその1つであり、文中では経済の衰退が犯罪の増加を招いたと述べている。しかし大塚教授はこれに賛成できないとはっきり述べた。中国大陸の経済発展は「お金が全て」だったが、かえって犯罪は増加している。日本の経済は、道徳や責任感を低下させるようなひどい状況を作らなかった。
<br />第二に、日本と外国の交流は、アジアの他の国々を圧倒している。国際留学生の出入りはアジアで唯一の輸入超過、すなわち海外に留学する日本人より日本に来る留学生の方が多く、2010年には14万人あまりに達している。
<br />先の記事では留学生を招く際のハードルについても触れているが、大塚教授は日本語の学習の困難さが本当の原因だと考えている。日本の文部省（訳註：原文まま）が2008年に発表した「留学生30万人計画」は2020年に目標達成を目指しているが、特に各大学には英語を使っての授業を可能にして、言語の障壁を低くしてより多くの留学生を引き込もうとしている。
<br />ここ数年、日本の私立大学の入学生数は安定しており、問題はそのように深刻ではない。<b>日本全国の高等教育の規模は300万人に達しない程度であって、決して「留学生一千万人招致計画」など打ち出す可能性はない。</b>
</p><p class="cite"><a href="http://www.udn.com/2012/1/7/NEWS/OPINION/X1/6830447.shtml" target="_blank">日本の高等教育に神話は無い</a>　（聯合報／強調は引用者）</p>
</blockquote>
おおなるほど。「日本の安全神話は崩壊したのか」というより、論拠そのものを否定しているような感じでしょうか。確かにいわゆる「移民一千万人計画」とごっちゃになっている時点で、前述の投稿記事は既にアレな感じがあします。ということは、6日のブックマークやポストは、割と「ごめんなさい」な感じかも。
<br />むー、何だかタイトル詐欺っぽくなってしまいましたが、最後に「安全神話」に関して触れた8日の中国時報の記事で終わりにしましょう。こちらはおなじみ東京特派員の黄菁菁による署名記事。
<br />
<blockquote>
<p>日本が外国人に与えるイメージとして治安の良好さがある。しかし、ここ数年、外国人犯罪率が上昇する傾向にあり、日本の警察にとっても頭痛の種になっている。<b>今回の台湾女性留学生の事件では、日本の安全神話も疑われている。しかし、今回は容疑者が日本人でなかったことで、多くの日本メディアが安心しているようだ。もし容疑者が日本人であったのなら、日本のメディアはきっと大いに盛り上がったことだろう。</b></p>
<p>日本の警察庁が2011年1月に発表した統計によれば、全国の警察本部の捜査1課が「捜査本部」を設置した重大殺人事件は2011年（訳註：原文まま。2010年の誤り）の1年間で合計77件で、前年に比べて9件の減少となり、1979年に統計を取り始めて以来、最少となった。
<br />このうち容疑者が逮捕されたのは61件、解決率は79.2％だった。この数字には前年以前に捜査本部が設置された事件も含まれている。61件の解決事件のうち、31件が発生から1ヶ月以内に解決し、半数以上に達している。
<br />日本の治安は良好で解決率も高い、というのは、これまで世界的に非常に高い評価を受け続けてきた。同時に、日本人の犯罪に対する警戒心を低いままにさせた。鞄を背中に掛けても盗まれる心配をせず、電車で鞄を地面に置いたまま寝てしまい、ほとんどの家には鉄の門や窓がなく、出かける際に鍵を掛けないという光景も珍しくない。このせいで、日本人は外国に出ると、しばしば現地の悪人たちからカモと思われてきた。</p>
<p>今回の留学生の事件を担当する蔵前警察署の前で待機していた日本人記者は次のように分析する。<b>犯人がもし捕まった場合、日本の警察は安全な日本という世界的なイメージを取り戻すために、メディアと全力で協力するだろう、と。例えば、警視庁が容疑者を護送する際には、専用のパトカーをわざとゆっくり進ませて、メディアが顔をよく捉えられるようにし、日本の世界的名声を蘇らせるのだという。</b>日本の警察では今回の事件をかなり重く見ており、警視庁は初日に200人の警察官を動員し、早期解決の意気込みを示そうとした。
</p><p class="cite"><a href="http://news.chinatimes.com/focus/501010315/112012010800560.html" target="_blank">外国人犯罪率の上昇、日本の警察を悩ませる</a>　（中国時報／強調は引用者）</p>
</blockquote>
最後の方でも少し出た、台湾メディアの報道と警察の対応についてはまた別途、ということで。
<br /><br />★ 追記。（01/10 09:50）]]></description>
            <link>http://www.yauchi.net/2012/01/000323.html</link>
            <guid>http://www.yauchi.net/2012/01/000323.html</guid>
            
            
            <pubDate>Tue, 10 Jan 2012 01:44:33 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>2011年を制したのは、二次元と四次元のハイブリッド。</title>
            <description><![CDATA[2012年最初のお話は何にしようかと思ったのですが、どうせ来週になれば台湾の報道も総統選・立法委員選で慌ただしくなるでしょうし、おいらもそれを華麗にスルーするでしょうから、昨年の「<a href="http://www.yauchi.net/2011/01/000274.html" target="_blank">あれは今から36万...いや、1万4000年前...じゃなくて2010年を振り返る。</a>」に続き、台湾の巴哈姆特のまとめ記事の訳でも。
<br /><br />2011年は新年4日に記事を書いていた巴哈姆特が、今年はなんと暮れの30日に更新するやる気を見せていました。おのれ、コミケ3日目に大事件があったらどうするつもりだったんだ。というわけで、2011年にアップされた約11,000件の記事から、閲覧数にニュースの重要性を加味して選ばれたAC（アニメ・コミック）分野十大記事です。
<br />
<blockquote>
<p><b>◆第10位：<a href="http://gnn.gamer.com.tw/4/56594.html" target="_blank">【漫博11】『ハヤテのごとく！』の畑健二郎が9時間のマラソンサイン会、実写版についても語る</a>（08/15）</b></p>
<p>毎年、台湾で行われる書展（訳註：日本での通称は『台北国際ブックフェア』）と漫画博覧会は、はるばるやってくるゲストに多くの人が期待を寄せている。2011年は「絵が描かれてこそサインは完成する！」を貫き9時間のマラソンサインイベントを行った畑健二郎のほか、初音ミクの父であるKEI、声優の井上和彦、高橋広樹、小西克幸、伊藤静などが来台した。他にも、模型の巨匠である山田卓司、大陸から来た漫画家の夏達などがいた。2012年ははたしてどんな大物が来るのだろうか？
</p><p class="cite"><a href="http://gnn.gamer.com.tw/8/61208.html" target="_blank">巴哈姆特GNN2011年十大アニメ・マンガニュース</a>　（巴哈姆特）</p>
</blockquote>
2011年も10位は来台した海外の漫画家、声優などの話題。このほか、2月の書展では矢口高雄、赤松中学、的良みらん、岡野玲子などが、8月の漫博には蒼山サグ、許斐剛、木村心一、藤島康介、平野綾、平坂読、ブリキなども招かれていました。
<br /><br />台湾にやってきたのは人だけではありません。順位は大きく飛びますが、日本でも大ヒットの作品が2位に。
<br />
<blockquote>
<p><b>◆第2位：<a href="http://gnn.gamer.com.tw/3/55333.html" target="_blank">九族文化村の『ONE PIECE』の全貌を単身で直撃！　今日、正式に台湾初登場</a>（07/08）</b></p>
<p>人気作品『ONE PIECE』のテーマパークが初めて日本以外に誕生する。その場所として台湾の九族文化村が選ばれたというニュースが報じられると、多くの人から白熱した議論が展開された。巴哈姆特GNNでもオープン初日のために特別に南下、多くのファンたちがWebを通じて初めての現場ルポを見られるようにした！
<br />この件に関する楽しいニュースとして、この企画が大好評であったことから、九族文化村が企画の終了日を当初の12月から延期し、2012年4月にすることを決めたことがある。まだ体験していないファンは、急いでチャンスを掴むんだ！
</p><p class="cite"><a href="http://gnn.gamer.com.tw/8/61208.html" target="_blank">巴哈姆特GNN2011年十大アニメ・マンガニュース</a>　（巴哈姆特）</p>
</blockquote>
飛ばしてしまった話題の中で、やはり多かったのは日本のアニメに関するもの。第8・7・6位と3つ続いているので抜粋して訳。
<br />
<blockquote>
<p><b>◆第8位：<a href="http://gnn.gamer.com.tw/7/59477.html" target="_blank">『魔法少女まどか☆マギカ』のオフィシャルサイトが更新、劇場版制作が決定！</a>（11/10）</b></p>
<p>2011年1月に日本で放送が始まったオリジナルテレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』は、監督を新房昭之、脚本を虚淵玄、そしてキャラクタデザインを漫画家の蒼樹うめが担当した。一般人が思い浮かべる萌え系アニメを脱却し、平凡で幸福な夢のあるお話であるかのようなストーリーと、人を絶望の深淵に落とし込みそうな展開が背中合わせで進み、その捻じ曲がった面白さと幸せの猟奇的なストーリーが、視聴者たちによる熱烈な議論を各所で巻き起こした。
<br />この作品は、ブルーレイ・ディスクの販売数が何度も新記録を更新し、さらに、日本の文化庁によるメディア芸術祭アニメーション部門で大賞を受賞した。年末近くには、三部作による劇場版作品の制作が大々的に発表されるなど、まさに、今年の話題の新作だったと言っても過言ではない。</p>
<p><b>◆第7位：<a href="http://gnn.gamer.com.tw/4/56084.html" target="_blank">新たなるスタート！　マッドハウスがアニメ『HUNTER×HUNTER』を制作</a>（08/02）</b></p>
<p>毎回毎回、登場するたびに話題になり続ける漫画家、冨樫義博による書き下ろし作品『HUNTER×HUNTER』は、既に何年も前にアニメ化され、どれも多くの人から愛されてきた。今回はマッドハウスが制作の重要な部分を担うという点、前作の続編という形ではなく最初から始まるという点、そして出演する声優陣も大幅に入れ替わっている点が特筆される！
<br />しかしながら、より多くの人が関心を持っているのは、「はたして原作の漫画はいったいいつになったら終わることができるのだろうか？」という点ではないだろうか？</p>
<p><b>◆第6位：<a href="http://gnn.gamer.com.tw/4/54514.html" target="_blank">ガンダムシリーズの最新作、アニメ『機動戦士ガンダムAGE』のPVと内容が公開！</a>（06/14）</b></p>
<p>ガンダムシリーズでは初のテレビゲーム化を前提とした、メディアミックスによる企画シリーズ『機動戦士ガンダムAGE』は、有名ゲームメーカーのレベルファイブが企画制作に協力した。これまでのガンダムシリーズを見たことがない子供たちから、逆に近年のガンダムシリーズを見ていない大人までを視聴者のターゲットにしたもので、そのストーリーは「100年」、祖父から孫まで三世代にわたる戦いを中心にするものとなった。これにより、ガンダムシリーズのファンの間でもホットな話題となった。
</p><p class="cite"><a href="http://gnn.gamer.com.tw/8/61208.html" target="_blank">巴哈姆特GNN2011年十大アニメ・マンガニュース</a>　（巴哈姆特）</p>
</blockquote>
もっと上かと思ったんですが、二次元は案外下位のランクインでした。一方、日本をはじめとする外国からの作品を輸入し続けるだけではありません。9位にはこんな話題も。
<br />
<blockquote>
<p><b>◆第9位：<a href="http://gnn.gamer.com.tw/3/57103.html" target="_blank">台湾、アングレーム国際漫画祭2012のアジアのテーマ国に</a>（08/31）</b></p>
<p>2011年、台湾政府はアニメ産業の発展に力を注ぎ、立て続けに世界的に著名なイベントへの出展を果たしたほか、国内でも創作の分野で開拓を行った。<a href="http://www.goldencomic.com.tw/" target="_blank">金漫奨</a>の手続きを延長したほか、年末には<a href="http://www.comicnet.tw/" target="_blank">台湾漫画資訊網</a>もオープンさせ、新北市や高雄市などの地方政府部門も新世代のクリエイターを育成し続けようと努力している。
</p><p class="cite"><a href="http://gnn.gamer.com.tw/8/61208.html" target="_blank">巴哈姆特GNN2011年十大アニメ・マンガニュース</a>　（巴哈姆特）</p>
</blockquote>
そして、2011年を語る上で外せないのが東日本大震災です。巴哈姆特の十大ニュースでも5位に入ったのがこれ。
<br />
<blockquote>
<p><b>◆第5位：<a href="http://gnn.gamer.com.tw/6/51806.html" target="_blank">週刊少年ジャンプ×鳥山明、YouTubeに動画をアップロード　広告収益は義援金へ</a>（03/16）</b></p>
<p>2011年3月に日本の東北地方で発生した地震による被害に対し、日本の漫画家、鳥山明はすぐに週刊少年ジャンプの公式サイトで人々を応援し、激励するイラストを発表した。さらに週刊少年ジャンプはそれらをもとに公式に動画を制作、YouTubeに掲載し、全ての広告収益を義援金として送ることを発表した。
<br />この地震の影響により、日本では今年の東京国際アニメフェアおよび初開催が予定されていたアニメコンテンツエキスポの両方が中止を余儀なくされた。しかし、現在のところ両イベントとも2012年の開催日程を既に発表している。
<br />今年の震災に関連して付け加えると、台湾人が日本に対して大きな支援を行ったことに対し、日本から台湾を訪問した多くの漫画家、作家、ゲストたちが、揃って台湾に対する感謝を述べ、今後も台湾が日本とより緊密な交流、協力関係を続けられることを願っていると話していた。
</p><p class="cite"><a href="http://gnn.gamer.com.tw/8/61208.html" target="_blank">巴哈姆特GNN2011年十大アニメ・マンガニュース</a>　（巴哈姆特）</p>
</blockquote>
巴哈姆特の記事から拾うと、例えば震災後に開催された8月の漫博11では許斐剛が「震災で、私たちは台湾からとても多くの支援を受けた。私は、『台湾はきっととても人情味溢れ、温かみのある場所なんだ』と思ったんです。なので、ずっと台湾に行きたいと思っていました。実際に台湾に来てみて、その期待に対する失望はまったくありませんでした。食べ物はどれもとても美味しいし、とてもよい国ですね（抜粋のうえ意訳）」と<a href="http://gnn.gamer.com.tw/3/56593.html" target="_blank">語ってます</a>。同じく漫博11に招かれた平坂読とブリキは、<a href="http://pic.bahamut.com.tw/B/2KU/35/0000548435.JPG" target="_blank">「謝謝大家」の特大パネル</a>を返礼として持参しています。やはり、絆は互いに引き合ってこそですね。
<br />それはそれとして、ジャンプの応援メッセージですが、個人的にいちばんやられたのは、不覚にも『銀魂』の<a href="http://www.shonenjump.com/j/message/window/gintama.html" target="_blank">空知先生のメッセージ</a>でした。
<br /><br />それでは残った上位陣、第4・3・1位は、いずれも「実写化」がキーワードでした。以下、抜粋して訳。
<br />
<blockquote>
<p><b>◆第4位：<a href="http://gnn.gamer.com.tw/1/54941.html" target="_blank">実写版『るろうに剣心』が2012年ロードショー！　主演は佐藤健が決定</a>（06/28）</b></p>
<p>和月伸宏による漫画を原作とする『るろうに剣心』が、アニメ化15周年を迎えた。これを記念して新ゲーム化や新作アニメといった各種の企画が立て続けに発表されている。さらに、2012年には実写による映画の公開が予定されている。実写版では、『仮面ライダー電王』の佐藤健が主役の剣心を演じることになる！</p>
<p><b>◆第3位：<a href="http://gnn.gamer.com.tw/0/58820.html" target="_blank">実写版『らんま1/2』のキャラ衣装が大公開！　新垣結衣のショートカットが発表に</a>（10/21）</b></p>
<p>高橋留美子の人気アニメ作品『らんま1/2』が2011年、実写版TVドラマがスペシャルドラマとして放送された。人気女優の新垣結衣が主演のあかねを演じたことや、日本と台湾の放送がほぼ同時（訳註：日本で12月9日に放送されたのに対し、台湾の緯来日本台が放送したのは翌10日）に放送されたことより、多くの台湾のファンたちにとって、古典的な作品の違う見方を初めて観ることができた。
<br />トップ10に入った『らんま1/2』や『るろうに剣心』のほか、2011年は『ハヤテのごとく！（訳註：台湾の八大電視によるもの）』、『荒川アンダー ザ ブリッジ』、『忍たま乱太郎』、『進撃の巨人』などの実写化が報じられて大いに注目を集めた。まもなくやってくる2012年には、より多くの期待される作品が登場するだろう！</p>
<p><b>◆第1位：<a href="http://gnn.gamer.com.tw/3/59753.html" target="_blank">ジャン・レノがドラえもんに扮する！　山下智久がスネ夫！　実写版CM第2弾が公開</a>（11/18）</b></p>
<p>トヨタ自動車が、人を驚喜させるイマジネーションを発揮した。『ドラえもん』をテーマに撮影された一連の実写版TVCMは、人々がよく知っている『ドラえもん』の20年後の世界を舞台にしている。妻夫木聡がのび太を演じ、ジャイアン役には総合格闘家の小川直也があてられている。このほか、山下智久がスネ夫の、水川あさみがしずかの役となっている。
<br />しかし、ここまではまだ良い。最も衝撃的だった人選は、丸々っとしたドラえもんをなんと世界的な名優、ジャン・レノが演じるというところだろう。もともと日本文化を大変好んでいるというジャン・レノだけに喜んだそうだが、いったい誰がそんな想像をすることができたろうか。これによって、このシリーズCMは一気に、今年もっとも印象に残った話題となってしまった！
</p><p class="cite"><a href="http://gnn.gamer.com.tw/8/61208.html" target="_blank">巴哈姆特GNN2011年十大アニメ・マンガニュース</a>　（巴哈姆特）</p>
</blockquote>
なるほど、そう来たか！　って......言っていいのかどうなのか。いちおう当該記事のコメント欄を見ると......ああ、やっぱり1位に対する反応が大半でした。中でも気になったのがこのコメント。
<br />
<blockquote>
<p>
9 名前：名無しのくせになまいきだ＠台湾
<br />　　<b>この1位は強敵ではあるが、しかし上位はみんな三次元の記事じゃないか。......三次元がだんだんと二次元の世界を飲み込もうとしているのか。</b></p>
<p class="cite"><a href="http://gnn.gamer.com.tw/8/61208.html" target="_blank">巴哈姆特GNN2011年十大アニメ・マンガニュース</a>　（巴哈姆特）</p>
</blockquote>
2012年はいったいどうなるんでしょうか。割といまさらですが、本年もよろしくお願いします。]]></description>
            <link>http://www.yauchi.net/2012/01/000322.html</link>
            <guid>http://www.yauchi.net/2012/01/000322.html</guid>
            
            
            <pubDate>Thu, 05 Jan 2012 01:37:14 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>音は線となって人を結び、面となって世界を広げる。</title>
            <description><![CDATA[さまざまなことがあった2011年も、なんだかんだ言いながら終わろうとしています。日本時間であと3時間半、台湾でも4時間ほどですかね。
<br />今年、この拙いブログにアップされたエントリは、「<a href="http://www.yauchi.net/2011/01/000272.html" target="_blank">そういえば、正化23年になりましたね。</a>」から始まり、実は今回でちょうど50個目になります。狙ったわけじゃないですよ。そんな器用な真似はできません。月別で見ると、意外にも地震のあった3月がいちばん多くて7回更新しています。ただし、震災前のものが3回あるので、「発生後の報道を頑張って拾った」というわけではないのですが。
<br />去年の大晦日に書いた「<a href="http://www.yauchi.net/2010/12/000271.html" target="_blank">歌がつなぐは、誰が想いか。</a>」を見ると、2010年の更新回数は42回だったそうなので、あれ？　増えてるってことですか？　それもどうかなあと思ってしまったり。いずれにしても、いつも読んでくださっている方にはありがとうございます。Google先生の悪魔の誘導で辿り着いてしまった方には全身全霊でごめんなさい。
<br /><br />さて、紅白歌合戦の超絶個人的裏番組ということで、去年に続いて取り上げ損ねたニコニコ動画の歌でも。というか、今年は本当にニコニコ動画から引っ張ってきていないんですね。5月の「<a href="http://www.yauchi.net/2011/05/000288.html" target="_blank">街は過保護なくらい彼女の願いに忠実だった。</a>」で持ってきた『家出少年と迷子少女』の1曲だけだったとは。これはもしかして、おいらの中でニコニコ動画離れが進んでいるのかもしれません。いや、実際は違うんですがそれは後ほど。
<br />あえて言うなら無理にこじつける傾向が無くなった、というところなんだと思います。今年「取り上げ損ねたなあ」と思ったのは、この4曲。今年もまた4曲。

<br /><br />★ ライン（アルバム『supercell tribute ~Stowaways~』から）（supercell/ジミーサムP）
<br />
<iframe src="http://ext.nicovideo.jp/thumb/1293174484" style="border:solid 1px #CCC;" frameborder="0" height="176" scrolling="no" width="312">&amp;lt;a href="http://www.nicovideo.jp/watch/1293174484"&amp;gt;【ニコニコ動画】supercell tribute ~Stowaways~ / supercell feat.初音ミク&amp;lt;/a&amp;gt;</iframe>
<br /><br />一般流通が今年に入ってからだから、今年の曲ってことで。「supercellの曲を他の人がリミックスする」ということで、1stアルバム『supercell』と聴き比べると面白いCDでした。聴く側もわがままだから、「やっぱsupercellの曲はすごいね！」と同時に「この人がアレンジするとこうなるんだ！」という両方を楽しみたいものなのです。なので、あえて最初は誰がアレンジしたのかを見ないで聴くというのも一興かと。
<br />だから、その両方が感じ取れる曲、たとえば『嘘つきのパレード』は流石の小林オニキスさんでしたし、疾走感溢れる『初めての恋が終わる時』がバラードになるならこの人、と誰もが考える人選で期待通りにdorikoさんを持ってきたのは嬉しくなるし、「ここでハンドクラップ入ったら間違いなくKNOTSさんだなあ」と思って聴いてた『その一秒、スローモーション』で本当に聴こえてきてびっくりしたし、ichiさんの『またね』のまさかの長さに恐れ入るのです。
<br />でも、やっぱりこの曲の右に出るものはないかなあ。原曲と違って長いイントロ、ああもうこの時点でこの人しかいないよ、というジミーサムPの音。それでいて切なくも懐かしい歌詞は明らかにryoさんのそれ。好きな曲が、それと同じくらいに別の輝きを放つアレンジに出会えたという点で、トリビュートアルバムを含めて良いのなら、この『ライン』が入っているというだけで、今年いちばん良かったCDに挙げたいと思います。
<br /><br />脱線しますが、ちょうどこのアルバムを繰り返し聴いていた頃に、米澤穂信のいわゆる古典部シリーズを読んでいました。supercellの中二感がぴったりきますね。あれ、高校が舞台ですけど。『遠まわりする雛』の最後に収められている表題作を読んでいる時に、ちょうど『ライン』が流れてきて、そのままリピート再生。実際、この歌詞にハマるような場面はありそうで出てこないのだけど、あの「やきもきする感」とマッチしていたように思います。
<br />うお、なんかすごく長くなったな。以下、蕎麦もあるので足早に。
<br /><br />★ アニヴァーサリィプレイス（かごめP）
<br />
<iframe src="http://ext.nicovideo.jp/thumb/sm14092707" style="border:solid 1px #CCC;" frameborder="0" height="176" scrolling="no" width="312">&amp;lt;a href="http://www.nicovideo.jp/watch/sm14092707"&amp;gt;【ニコニコ動画】歌愛ユキ - アニヴァーサリィプレイス【☆】&amp;lt;/a&amp;gt;</iframe>
<br /><br />後述する10選から今年も漏れた歌愛ユキ。と言っても、去年は単純に絞っていく過程で『生きてます』（蜜蜂/No-H）が残らなかっただけですが、今回は伸びてしまったという理由。いや、それにしたって伸びるならもっと伸びてもいいと思うわけですよ。
<br /><br />★ 綺麗な世界（アルバム『小さな自分と大きな世界』から）（40mP）
<br />
<iframe src="http://ext.nicovideo.jp/thumb/sm14879692" style="border:solid 1px #CCC;" frameborder="0" height="176" scrolling="no" width="312">&amp;lt;a href="http://www.nicovideo.jp/watch/sm14879692"&amp;gt;【ニコニコ動画】【クロスフェード】 小さな自分と大きな世界 ／ 40mP feat. 初音ミク&amp;lt;/a&amp;gt;</iframe>
<br /><br />今年手にしたCDのうち、個人によるもので「これ！」という1枚を選ぶとしたら、40mPの『小さな自分と大きな世界』でしょう。前作の『LIFE SIZE NOTE』も持っているのですが、実はあまり印象に残ってなかったのでした（おい）。この一枚でトリノコ......虜にされたと言っても過言ではありません。でも、ごめんなさい。いちばん好きなのはニコニコ動画に上がっていない、クロスフェードの3分8秒あたりからのこの曲だったりします。
<br /><br />★ Hello, Worker（KEI）
<br />
<iframe src="http://ext.nicovideo.jp/thumb/sm15488191" style="border:solid 1px #CCC;" frameborder="0" height="176" scrolling="no" width="312">&amp;lt;a href="http://www.nicovideo.jp/watch/sm15488191"&amp;gt;【ニコニコ動画】「Hello, Worker」 - KEI feat.巡音ルカ&amp;lt;/a&amp;gt;</iframe>
<br /><br />今年もまたここで紹介せざるをえなかったKEIさんの曲。年金にしろ税金にしろ失業率にしろ、働く者、働かない者、働けない者、働きたくない者、働いてきた者、働こうとする者、「働く」という行為に対する価値観や立場がすごく際立った年だったんじゃないかなあ。KEIさんの感性は今年も光っていました。
<br /><br />ということで、一昨年と去年に続いてまたもやってしまった「VOCALOID曲10選」。記念日的な動画が2つあったので、10+2になりました。今年は特にそうだったんですが、ニコニコ動画をまとまった時間で観る機会がなくて、ぼからんも全く観ませんでした。その代わりに日刊を観ていたのですが、あれ？　トータルするとそっちの方が結果的に長くなっているような。その時に「この曲いいな」と思ったのをひょいひょい集めていったら、なぜか年末までに45曲（上に書いた+2を除いて）になってしまったので、10曲にするのに苦労しました。特に45→20くらいは簡単だったんだけど、そこから10にするのにえらく時間がかかった気がする。自分でも玉石混交だなあとは思いますが、そんな45曲と合わせて、よろしければどうぞ。
<br /><br />
<iframe src="http://ext.nicovideo.jp/thumb_mylist/29717391" style="border:solid 1px #CCC;" frameborder="0" height="176" scrolling="no" width="312">&amp;lt;a href="http://www.nicovideo.jp/mylist/29717391"&amp;gt;【ニコニコ動画】&amp;lt;/a&amp;gt;</iframe><iframe src="http://ext.nicovideo.jp/thumb_mylist/23389453" style="border:solid 1px #CCC;" frameborder="0" height="176" scrolling="no" width="312">&amp;lt;a href="http://www.nicovideo.jp/mylist/23389453"&amp;gt;【ニコニコ動画】&amp;lt;/a&amp;gt;</iframe>
<br /><br />こんなおいらですが、2011年も引き続きよろしくおながいします。
<br />来年はどんな曲に出会えるんでしょうか。じゃなかった、どんなニュースに出会えるんでしょうか。皆さまどうかよいお年を（ここまでテンプレ）。]]></description>
            <link>http://www.yauchi.net/2011/12/000321.html</link>
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            <pubDate>Sat, 31 Dec 2011 20:28:26 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>『台大裸體藝術社』がやってきた。</title>
            <description><![CDATA[そういえば「<a href="http://www.yauchi.net/2009/12/000220.html" target="_blank">『COLORFUL DREAMS 3』がやってきた。</a>」も2年前の12月だったんですね。タイトルのとおり、先月末の「<a href="http://www.yauchi.net/2011/11/000315.html" target="_blank">馬英九・蔡英文も登場する台湾のマンガ『台大裸體藝術社』が全く自重していない。</a>」で紹介した、『台大裸體藝術社』が届きました。
<br />実は、これを買うつもりはあまりなかったのですが（おい）、まず韋宗成がPlurkの中で先のエントリに触れているのを見つけてびっくり。しかもエントリをわざわざ中文訳してくださる方までいて、だんだんと「あ、これは『ついうっかり<s> 票を入れて </s>買ってしまいそうです』じゃなくて、ちゃんと手にした方が良いかも」と思うようになった次第。発売開始直後の博客來で、まさかの品切れに直面するといったハプニングも経つつ、ようやく届いたのがこちらになります。
<br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/12/yaguyagu160-453.html" onclick="window.open('http://www.yauchi.net/assets_c/2011/12/yaguyagu160-453.html','popup','width=600,height=800,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/12/yaguyagu160-thumb-120x160-453.jpg" alt="yaguyagu160.jpg" class="mt-image-none" style="" height="160" width="120" /></a></span>
<br /><br />あ。やっぱり自重していない（くどい）。
<br />この本、タイトルそのままに、架空の「國立台彎大學」を舞台にしたコメディ漫画です。『裸體藝術社』というサークルでのドタバタ劇がメインとなるわけですが、なんと主人公の卓健吉が登場2P目、実質3コマ目で素っ裸です。
<br /><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/12/yaguyagu161-456.html" onclick="window.open('http://www.yauchi.net/assets_c/2011/12/yaguyagu161-456.html','popup','width=720,height=800,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/12/yaguyagu161-thumb-120x133-456.jpg" alt="yaguyagu161.jpg" class="mt-image-none" style="" height="133" width="120" /></a></span>
<br /><br />そして何がすごいかって、その後しばらく男性の裸体が出てこない見開きがない。イントロにあたるストーリー漫画っぽい部分が終わり、最初の4コマからしてこれ。
<br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/12/yaguyagu162-459.html" onclick="window.open('http://www.yauchi.net/assets_c/2011/12/yaguyagu162-459.html','popup','width=280,height=800,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/12/yaguyagu162-thumb-120x342-459.jpg" alt="yaguyagu162.jpg" class="mt-image-none" style="" height="342" width="120" /></a></span>
<br /><br />こうも男の裸が男の裸が、と書くと、なんとなくBL的な雰囲気を警戒しそうですが、そっち方面のネタは（おいらが見た限りでは）ありません。むしろ、大半が4コマということもあって、また作者の絵の雰囲気からも、どことなく「まんがタイムきらら」系の香りを感じます。まあ、芳文社さんには申し訳ありませんが、あまり読んだことがないので正しい表現なのか甚だ疑問なんですが（おい）。
<br />一方で、『裸體藝術社』という名前や設定からも分かるとおり、ネタのテンションは限りなく少年誌です。じゃあそれでいて4コマならば「コロコロ」や「ボンボン」かと言うとそれも違う。後述するように政治家や文化人のパロディも登場するので、むしろギリギリ「少年ジャンプ」。大学が舞台だけどそんな感じ。日本だと『東京大学物語』という作品がありましたが、同じ裸でもあれとは違います。そうだねえ、あえて言うなら『すごいよ!!　マサルさん』が「まんが4コマぱれっと」に載っているような感じです。って、それは一迅社じゃんか。
<br />そう考えると、ネタの範囲とテンションと画風と表現方法は、かなり独自の世界かもしれません。日本だと拾える雑誌が無いんじゃないかなあ。もっとも、良くも悪くもネタに応じてキャラのビジュアルが変わるので、ちょっとデフォルメが激しいとついていくのが大変でしたけど。
<br /><br />この作品が実在の人物をパロディにしているのは、前回のエントリでも触れたとおりです。ところが、実際に読んでみて「おおっ」と思ったのは、日本のサブカル文化をベースにしたパロディがことのほか多いという点です。上の4コマの画像の最後のコマで気付いた人がいるかもしれませんが、「まずは紹介しよう。これが俺のガールフレンドの愛花だ」という台詞のとおり、どう見ても「ラブプラス」です。本当にありがとうございました。
<br />初っ端からこの調子ですが、台詞にしろキャラクタにしろシチュエーションにしろ「どこかで見た事があるような」がポロポロしています。ちょろっと拾い上げてみようかと思ったのですが、『銀河鉄道999（たぶん）』『DEATH NOTE』『大改造!!　劇的ビフォーアフター』『名探偵コナン』『涼宮ハルヒの憂鬱（たぶん）』『けいおん！』『ドラゴンボール』......と、半分くらいまで読んでる間にこの程度の「どこかで見た事があるような」ネタが入っています。もしかしたらまだあるのかも。
<br />なんで半分で切ったかと言うと、第6章で裸體藝術社のメンバーが「開拓動漫『紀』」に参加するのですが、ここから先は元ネタを列挙したらそれだけで1エントリ書けそうな気がする分量です。そういう意味では、これは日本人が読んでもとても面白いと思うんですよね。だって、ここまで出版社や作家を気にせずやるのって、久米田康治でも無理なんじゃないかなあ。そういう点でも「まったく自重していない」と言えそうです。良い意味で。
<br />ちなみに、おいらがいちばんツボったのは、『魔法少女 まどか☆マギカ』でも『トリビアの泉』でもなく、マラソンが競技種目だと発表された時のコマが『LIAR GAME』だったところでしょうか。
<br /><br />さて、第7章を経て第8章からは完全に時事ネタです。それはそれは、主人公の影が薄くなるほどに。
<br /><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.yauchi.net/assets_c/2012/01/yaguyagu163-465.html" onclick="window.open('http://www.yauchi.net/assets_c/2012/01/yaguyagu163-465.html','popup','width=800,height=600,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yauchi.net/assets_c/2012/01/yaguyagu163-thumb-120x90-465.jpg" alt="yaguyagu163.jpg" class="mt-image-none" style="" height="90" width="120" /></a></span>
<br /><br />きっと当選者にはなれないお前たちに告げるっ！
<br />前回のエントリを書いた時には、蔡英文こと蔡櫻文があまりに可愛くデフォルメされていたので、「彼女が馬総統をやりこめる話なのかなあ」と勝手に思っていたのですが、そう一筋縄でもなかったです。霊能力を使ってドンパチが繰り広げられるという展開は、それまでのキャンパスコメディの空気をひっくり返しそうになるのですが、キャンパスの構造と、何より李学長がいい味を出しています。こういう設定は割と好きですねえ。
<br />これは個人的な感想ですが、馬も蔡も都合よくドラマティックに描かれているものの、善悪両面のあるキャラクタになっていたのが上手いなあと思いました。まあ、馬総統が心霊空間で「すまなかった！　良い政治が全然できてなくて」と懺悔したのに対し「いや、そんなことみんな知ってるから」とツッコまれる場面があったり、繰り返しになるけど蔡櫻文のキャラクタデザインを考えれば、若干の凸凹は感じますがね。
<br />それにしても、オチがそのパロディか......。
<br /><br />いろいろ書いてしまいましたが、感想を一言で表せば面白かったと思います（月並みだなあ）。おいらの中国語力がイマイチなのと、何より繁体字を読むのが苦手なので、狙ったものを全て受け止められているのか自信は無いんですけどね。ただ、絵の安定感とコマあたりの情報量を考えると、4コマじゃない方が良いような......なんて。
<br /><br />ところで、この本には未來數位へ感想を送れる受取人払の葉書が入っていたんですが、これって日本から送ってもタダなの？←<div><br /></div>]]></description>
            <link>http://www.yauchi.net/2011/12/000320.html</link>
            <guid>http://www.yauchi.net/2011/12/000320.html</guid>
            
            
            <pubDate>Sat, 24 Dec 2011 23:15:33 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>じゃま......じゃま......。</title>
            <description><![CDATA[前々回の「<a href="http://www.yauchi.net/2011/12/000317.html" target="_blank">立法委員のノートPCが盗難された......って、ええー。</a>」でも少し触れたとおり、台湾では年明けに立法委員選挙が行われます。その候補者番号などが21日に決まったので、ゲン担ぎをはじめとする数字にまつわる小ネタを拾って......と思っていたら、22日の聯合報に載っていた記事にびっくりしたのでそちらの話を。
<br /><br />自身を国旗に見立てた力技を披露しながら台湾各地を巡っているバックパッカーがいるそうです。阿飄男、こと廖宏淋さんがその人です。この説明だとよくわからないと思うので、<a href="http://www.facebook.com/floatman.tw" target="_blank">本人のFacebook</a>を見てもらうのがいちばんかもしれません。おいらとしては、今回の本題よりもこっちの写真で目を疑います。
<br />さて、その阿飄男が先週、電車の中で「その光景を目にして、本当に茫然とした！」という体験がこれ。22日の聯合報から抜粋して訳。
<br />
<blockquote>
<p>（略）彼によると、先週、基隆市の七堵駅から区間車（訳註：普通列車）に乗って台北に向かっていたところ、隣の車両から騒ぎ声が聞こえてきたという。その後、<b>大陸の発音で喋る一団の乗客が、列車内で平然と賭け事をやっていたことがわかった。</b>その場にはトランプが並べられていたばかりか、銅板（訳註：硬貨のことかも）を賭け金の代わりにしていた。「通路の上に座り込む者もいれば、シートに座って賭けに興じる者もいた。箱（訳註：トランクの意もあるけど、記事の写真を見る限り何かの段ボール箱）を卓代わりに使い、上に新聞紙を広げ、そのようにして遊んでいた」という。
<br /><b>賭け事による声は極めて騒がしく、車掌もこれを制止したが、大陸客たちは意に介せず賭け事を続けた。車掌も最終的にはやむなくその場を離れざるをえなくなったが、その際にも「こんな常識外れは見た事がない」と不満を漏らした。</b></p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/12/yaguyagu159-450.html" onclick="window.open('http://www.yauchi.net/assets_c/2011/12/yaguyagu159-450.html','popup','width=329,height=219,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/12/yaguyagu159-thumb-120x79-450.jpg" alt="yaguyagu159.jpg" class="mt-image-none" style="" height="79" width="120" /></a></span>
<p><br />（略）大陸からの旅行団体を受け入れる国盛旅行社のベテラン専門員の楊さんは、旅行者の手配する団体ツアーの場合、多くは高鉄や観光バスをメインの移動手段とするため、区間車に乗ることは稀だと話す。そのため、この者たちは個人旅行客か専門業務の身分で台湾に来た一般人ではないかと推測する。
<br />楊さんはさらに、「大陸観光客たちは、文化や生活が異なるため、行動や振る舞いが傍若無人な傾向にあり、これまで最も顕著に表れたのは室内でのタバコでした」と話す。賭け事の問題については楊さんも「よくある」と認めた上で、<b>「結局、中国人は賭け事を最も愛しており、仮にカードゲームや賭け事を禁止した場合、乗客たちが2,3時間の車中でどのように時間を過ごせばよいかわからなくなる」ので、もっぱら「見て見ぬふりをしている」という。</b>
</p><p class="cite"><a href="http://www.udn.com/2011/12/22/NEWS/MAINLAND/MAI2/6797126.shtml" target="_blank">台湾に来た大陸の観光客、列車内で「賭け事」　バックパッカーも呆気にとられる</a>　（聯合報／強調は引用者）</p>
</blockquote>
いやいやいや。郷に入っては郷に従え、なんていうレベルじゃないっす。中高生でも注意されたら多少は大人しくなるものだけど、写真を見る限りこれはひどい。
<br />日本でもギャンブルの依存症の人っていますが、2,3時間の移動中に我慢できないっていうのもすごい。せっかく海を越えて来ておいて、これは「何しに来たんだろう」と思ってしまいます。]]></description>
            <link>http://www.yauchi.net/2011/12/000319.html</link>
            <guid>http://www.yauchi.net/2011/12/000319.html</guid>
            
            
            <pubDate>Sat, 24 Dec 2011 01:45:40 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>散文の世界への扉がそこに。</title>
            <description><![CDATA[北朝鮮の年の瀬に金正日・総書記が亡くなり、きっと東亜+はたいへんな事になっているんでしょう（超絶他人事）。北朝鮮と国境を接する中国・ロシア・韓国、そして六ヶ国協議のメンバーである日本やアメリカにとっては、今後の情勢が注目されます。とまあ、その辺の紋切り型なイントロはさておき。
<br /><br />では台湾にとっては「ちょっと離れた国のトップが亡くなっただけ」かというと、そういうわけにはいきません。火急の対応として、現地に住む台湾人のケアのため駐韓代表処がてんやわんやになりましたし、北朝鮮国内の展開によっては東アジア情勢全体が不安定になりかねません。そうなれば政治的にも経済的にも余波は必至、と、こういうわけです。
<br />お昼の電撃ニュースから数時間後、馬英九・総統は臨時に記者会見を開きます。以下、その内容を総統府のサイトから抜粋して訳。
<br />
<blockquote>
<p>北朝鮮は今日の午前、国家指導者の金正日が亡くなったと発表しました。私は先月25日の時点で既に、朝鮮半島に変化が生じる可能性があるとして、関係機関に「ポスト金正日時代」について注意を密にするよう指示し、併せて予め備えておくよう求めていたところです。
<br />今日、北朝鮮がニュースを流した後、私はすぐに国家安全会議（国安会）の胡・秘書長（訳註：胡為真）に対し、関係部会を召集し「国家安全首長会議」を開くよう指示しました。国防部、外交部、行政院大陸委員会のほか、財政部、経済部、金融関係部会および行政院新聞局が政府のすべきことを協議し、さきほど、胡・秘書長から結論の報告がありました。以下、国際関係、両岸情勢、経済への影響という三つの観点から説明を行います。</p>
<p>１．国際関係
<br />現在、韓国、日本、アメリカ、ロシア、そして中共は、既に北朝鮮情勢への関心を強めています。アメリカによる北朝鮮との核兵器に関する協議においては近頃進展が見られ、北朝鮮が諸外国との経済貿易関係を改善する方向に注力し、それにより国内の食糧不足やエネルギー不足といった諸問題を解決しようとしていたと考えられ、各国はこの問題での過度な反応をせずにいました。各国とも、東アジアの地域情勢に波紋を呼ぶことは望んでいないため、我が政府も関係各国と緊密な関係を維持しています。</p>
<p>２．両岸情勢
<br />現在、両岸情勢は安定しており、人々の往来も滞りなく行われています。情勢の変化を細やかに注視していますが、戦争の準備なレベルには至っていません。</p>
<p>３．経済への影響
<br />我が国の経済は基本的に良好な状態にあり、東アジア諸国と比べても落ち着いています。中央銀行と経済財政各部会も国内外の情勢の展開を注視しています。</p>
<p>北朝鮮および東アジア情勢の推移に関し、地域の安定と安全を維持し続けるよう我々はアジア太平洋諸国に呼びかけねばなりません。今後の北朝鮮の政局の変化とその影響、および朝鮮半島情勢の展開に対し、政府は24時間体制で注意を払い、国安会と行政院各部会は逐次、私に短信を寄せています。政府には、各種情勢の動向を掴み、随時、臨機応変に良好な準備を行えるという絶対の自信があります。皆さんは通常の生活のリズムを続けることができるので、恐怖や心配をする必要はありません。
</p><p class="cite"><a href="http://www.president.gov.tw/Default.aspx?tabid=131&amp;itemid=26139" target="_blank">馬英九・総統、北朝鮮情勢の変化に関し記者会見を開く</a>　（総統府）</p>
</blockquote>
なるほど。
<br /><br />せっかくなので、20日の台湾主要紙の社説関係でも。
<br />自由時報は触れていなかったので残り3紙のうち、同時期に逝去したチェコのハヴェル元大統領を引いてきた聯合報の黒白集を抜粋して訳。
<br />
<blockquote>
<p>チェコの元"作家"大統領であったハヴェル元大統領が亡くなった翌日、北朝鮮の指導者、金正日が地方巡視の道中で病没したというニュースが舞い込んだ。<b>しかし実際のところ、2人の亡くなった順番はまったく逆であった。金正日は17日に世を去り、ハヴェルがこの世に別れを告げたのは18日のことだった。ニュースの伝わり方の対比は、2人のスタイルと両国の民主的で開放的な度合いの差を如実に表している。</b>
<br />2人の訃報に対する全世界の反応もまた、全く異なるものとなった。チェコの共産体制を駆逐した「ビロード革命」を率いたハヴェルには、多くの人が追想と追憶で満たされ、各地で追悼の動きが沸き起こった。これに対し、古い共産主義の鉄のカーテンを頑なに守った金正日に向けては、人々もようやく一息つくことができた、といったところか。現在の地球上で、最も閉鎖的で頑迷で謎に包まれた独裁者が、ついにその鉄拳を緩めたのだった。</p>
<p>（略）世界に目を向ければ、北朝鮮とキューバは最も強固な共産政権であった。北朝鮮の閉鎖性と強圧性はキューバのそれと同じかそれ以上のものだった。<b>東アジア全体が豊かな成長に向かっていた時も、北朝鮮はあたかも時代の列車に乗り遅れた乗客のように、暗く空っぽな車両の中に独り座っているようだった。</b>国民の飢えもいとわず核武装を進め、偽りの強さを充足させた。
<br />金日成と金正日という親子二代にわたる63年間の統治は、国民を盲目的な個人崇拝に向かわせ、人々が安心して生活することができない国へと導いた。<b>今や四面楚歌となった三代目の金正恩は、よもやいつの日か権力の地位を我が子に渡す日が再び来るとは思っていまい。</b>
</p><p class="cite"><a href="http://www.udn.com/2011/12/20/NEWS/OPINION/OPI1/6792563.shtml" target="_blank">時代という列車に乗り損ねた北朝鮮</a>　（聯合報／強調は引用者）</p>
</blockquote>
反共産主義的なスタンスも「らしい」と言えばらしいのですが、それを接点にこの2人を対比させたのは、不謹慎ながらも「おお」と思いました。もっとも、政治体制の差こそあれ、「あれ？」と指を指されるんじゃないのかしらん。とも悩んでみたり。]]></description>
            <link>http://www.yauchi.net/2011/12/000318.html</link>
            <guid>http://www.yauchi.net/2011/12/000318.html</guid>
            
            
            <pubDate>Wed, 21 Dec 2011 01:55:37 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>立法委員のノートPCが盗難された......って、ええー。</title>
            <description><![CDATA[今年の10月、衆議院のサーバがウイルスに感染するという騒ぎがありましたが、特に国会議員のIDとパスワードが盗まれたというのは怖いお話です。
<br />さて、海を渡った台湾では日本の国会議員に相当する人たちとして立法委員がいて、報道なんかでは専ら略して立委なんて呼ばれています。そんな台湾で、立委のノートPCが盗まれるという事件が発生してしまいました。以下、14日の自由時報から抜粋して訳。
<br />
<blockquote>
<p>（略）立法委員選挙が白熱している中、苗栗県で「立委」のノート型PCが盗難される事件が発生した。警察は監視モニタの映像を調べ、7日後にはこそ泥を逮捕、パソコンも無事に戻ってきた。ところが、被害者は本当の立法委員ではなく、国立聯合大学電子工学学部4年生の男子学生だった。彼の名前は「張立委」。</p>
<p>民国78年（訳註：1989年）生まれの張立委は（略）この特殊な名前は、両親が占い師に頼んで占ってもらったものだといい、彼自身、覚えられやすく仲良くなりやすいため、この名前をとても気に入っている。（略）この名前によって、彼はキャンパスの「有名人」にもなっている。同級生や教授も、しばしば冗談めかして言う。「彼はどこの選挙区だっけ？」と。また、教授たちによく覚えられているため、彼は授業をサボることができないという。</p>
<p>張立委によると、ネットカフェに入り浸っていた中学生時代に警察のチェックが入り、警官に名前を問われた彼はこう答えたという「張立委です」と。すると、警官たちはすぐに顔を曇らせ、からかうように返した。<b>「なんだって？　お前が『立委』なら、俺は『総統』だ！」。</b>彼が学生証を後から出すと、警官たちも笑いをこらえ切れなかったという。
<br />同じような状況が数日前にも発生した。彼は苗栗市のスーパーで買い物を済ませる間に、バイクのペダルに置いていた約3万元のノート型パソコンを持ち去られてしまったのだ。彼はすぐに苗栗警察分局南苗派出所に届け出た。警察官は彼の名前を聞くとたちまちに「コイツが言っていることは本当か？」という表情になった。彼が身分証を提示すると、警官は笑い声を上げた。「『立委』の事件を対応したのは、これが初めてだ！」
</p><p class="cite"><a href="http://www.libertytimes.com.tw/2011/new/dec/14/today-so11.htm" target="_blank">その名は「立委」　大学生はサボる事もできず</a>　（自由時報／強調は引用者）</p>
</blockquote>
「はいはい。あんたがFBIなら俺は大統領だよ」というのはアメリカだけで飛び交うジョークだとばかり思っていたのですが、まさかこんな近くでもあったとは。]]></description>
            <link>http://www.yauchi.net/2011/12/000317.html</link>
            <guid>http://www.yauchi.net/2011/12/000317.html</guid>
            
            
            <pubDate>Sat, 17 Dec 2011 12:49:01 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>[R-18]白きを見れば、夜ぞふけにける。</title>
            <description><![CDATA[先週末の皆既月蝕、すごかったですね。雲間から時折光を覗かせつつ、刻々と姿を消していくさまは圧巻でした。直前の赤い月も驚きでしたし。<s> そういえば、赤い月と言えば赤月みゅうと先生ですが、 </s>
<br /><br />はいはい。
<br />またそうやってワザとらしく抹消線を入れて、逆に気になってぐぐってしまった人のお茶の間が阿鼻叫喚になるわけですね。胸が熱くなりますね。そして薄い本が厚くなりますね、と。<s> （赤月先生は薄い本ではなく商業誌に描いています） </s>
<br /><br />はいはい。
<br />のっけから年齢認証が必要な入り方ですが、今回のお話がそういうものなので仕方ありません。←
<br />なので、健全な皆さんとその手が苦手な人たちは、そっとブラウザの「戻る」ボタンをクリックしてください。まあ、このブログを読んでいる人たちの残念ぶりを考えれば、90％くらいは該当しない気がして仕方ないのですが。
<br /><br />さてさて。
<br />有料多チャンネル事業者の先駆けとして名高い「スカパー！」ですが、コンテンツの中には成人向けの放送も当然あるそうです。びっくりしたのは、成人向けチャンネルで放送された番組とその出演女優の中から、視聴者の投票によって作品賞や女優賞を選ぶ企画があるということ。その名も「スカパー！　アダルト放送大賞」。なぜかWikipediaに<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%91%E3%83%BC%21%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%88%E6%94%BE%E9%80%81%E5%A4%A7%E8%B3%9E" target="_blank">項目がある</a>し、もちろん公式サイトもあります。チキンなんでリンクは貼りません。自分で探してください。
<br />その「アダルト放送大賞」の話が、なぜか台湾の新聞で取り上げられていました。ここでもうわかっちゃった人もいるでしょうが、書いたのは林翠儀記者です。8日の自由時報から、まずは冒頭を訳。
<br />
<blockquote>
<p>日本の成人向け番組にとって年度最大のイベントと考えられている「スカパー！　アダルト放送大賞」は、11月からネットユーザたちによる投票が始まり、来年2月に賞が贈られる予定だ。中でも注目を集めているのが、「女優賞」「新人女優賞」「熟女女優賞」の3大部門で、<b>今年はノミネートされた女優たちがフレッシュな雰囲気に満ちているとして、ネット上で白熱した議論が展開されている。</b>
</p><p class="cite"><a href="http://www.libertytimes.com.tw/2011/new/dec/8/today-int9.htm" target="_blank">日本のAV女優投票　ネットで話題沸騰</a>　（自由時報／強調は引用者）</p>
</blockquote>
まじっすか。そんな話は初めて聞いたけど。いや、別に聞いてなくても損はしてないですね、そうですね。引き続き読んでみましょう。
<br />
<blockquote>
<p><b>日本は世界のポルノ映画大国ということができる。日本の衛星放送チャンネルでは毎年、おびただしい数の成人向けプログラムが作られている。</b>「スカパー！　アダルト放送大賞」の前身は、2005年に創設された「日本アダルト放送大賞」で、毎年放送された成人向けプログラムの中から、主催者の評価によってノミネートリストが作られ、Webを通じてネットユーザによる投票が行われる。<b>この賞は、日本のAV界において頂点とみなされており、多くのAV女優たちが艶やかさを競っている。その盛り上がりの度合いは、一般のテレビ作品や映画作品の賞に引けを取らない。</b>
<br />しかし、アダルト放送大賞と一般のテレビ賞・映画賞との最も大きな違いは、この賞がもっぱらAV女優本人に限られているという点だ。今年の「女優賞」にノミネートされたのは、葵つかさ、周防ゆきこ、成瀬心美、羽月希、ほしのあすか、前田陽菜の6人。この他、「新人女優賞」と「熟女女優賞」にはそれぞれ5人がノミネートされている。</p>
<p>葵つかさは、関西地区で飛ぶ鳥を落とす勢いのグラビアアイドルで、「絶対少女」の異名を持つ。周防ゆきこは以前、原紗央莉と香港のポルノ映画『3D肉蒲団之極楽宝鑑』に出演した。<b>「巨乳天使」と呼ばれる成瀬心美は昨年、人気ライトノベル・アニメの『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の実写版への出演に関わり、AV以外の芸能活動を開拓した。</b>（訳註：原文まま。言うまでもないのですが、正しくは公式の実写版ではありません。C79で頒布された同人DVD『俺の妹がこんなに愛しいわけがない』およびこれをAV化したTMAの『俺の義妹がこんなにエロいわけがない』に出演したことを誤解なさったようで）
<br />「新人女優賞」に名を連ねた絵色千佳は、昨年デビューしたばかりの話題の新星だ。清純な容貌の彼女だが、「AVに対して憧れていた」ということで知られている。自ら面接を受けて出演を勝ち取り、「全員参加型メーカー」EROTICA初の専属新人となった。</p>
<p>この賞は、既に先月からネットでの投票が始まっており、来年1月に終了、2月14日に表彰式が行われる。主催者は、昨年の「女優賞」を獲得した麻倉憂や、「新人女優賞」に輝いた羽田あいなどを各メディアに派遣して、企画のPRを行っている。
</p><p class="cite"><a href="http://www.libertytimes.com.tw/2011/new/dec/8/today-int9.htm" target="_blank">日本のAV女優投票　ネットで話題沸騰</a>　（自由時報／強調は引用者）</p>
</blockquote>
相変わらずの林翠儀っぷりですね。この企画の公式サイトからある程度わかる話に留まらず、『3D肉蒲団』の話にも触れているあたりが独特です。なお、この作品の詳細は、KINBRICKS NOWの「<a href="http://kinbricksnow.com/archives/51665911.html" target="_blank">【動画】世界初の3Dポルノ映画「3D肉蒲団」予告編公開＝日本からは周防ゆきこ、原紗央莉が参加</a>」あたりを参考に。
<br />それはそれとして、TMAのアレを「実写版の出演にも関わり、AV以外の芸能活動を開拓した」って間違えすぎでしょ！　お主、さては観ていないな！　観てなくていいんですけど！！１
<br /><br />などと取り乱したところで、勝手に終わりたいと思います。そういや気になったのですが、これ、台湾での紙面では写真って付いてたんでしょうかうわなにをすｒｄｆｔｇｙふじこｌｐ；＠：
<br /><br />★ 追記。（12/13 00:30）
<br />自分でTwitterに書いていたら気になったので調べたところ、やっぱりサーチナに記事がありました。ありゃー。ってか、サーチナもTMAを一般作品扱いにしているけどいいのかなあ。
<br />　<a href="http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&amp;d=1211&amp;f=national_1211_068.shtml" target="_blank">日本男子の好みは！？　アダルト放送人気投票開催中―台湾メディア</a>]]></description>
            <link>http://www.yauchi.net/2011/12/000316.html</link>
            <guid>http://www.yauchi.net/2011/12/000316.html</guid>
            
            
            <pubDate>Tue, 13 Dec 2011 00:18:37 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>馬英九・蔡英文も登場する台湾のマンガ『台大裸體藝術社』が全く自重していない。</title>
            <description><![CDATA[台湾で政治をパロディにしたマンガと言えば、このブログでもたびたび名前（だけ）が出てきている韋宗成が有名ですが、どうやら人材はまだまだ豊富だったようです。2010年の「未来杯中国語漫画賞（未來盃華語漫畫獎）」で最優秀賞を受賞した哈亞西による最新作、『台大裸體藝術社』が全く自重していません。
<br />どのくらい自重していないかと言うと、表紙からしてこんな感じ。
<br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu155-438.html" onclick="window.open('http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu155-438.html','popup','width=667,height=1000,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu155-thumb-120x179-438.jpg" alt="yaguyagu155.jpg" class="mt-image-none" style="" height="179" width="120" /></a></span>
<br /><br /><s> いいぞ、もっとやれ。 </s>
<br /><br />この作品、12月5日から販売されるのですが、先行して3日に高雄で行われる「駁二動漫祭」で頒布されるとか。ちなみに、このイベントには日本からモモーイなども参加します。
<br />いちおうタイトルを再確認しておきますと、『台大裸體藝術社』です。「台大」というのは、普通に書けば「台湾大学」の略。日本でいうと東京大学が東大って呼ばれるようなものです。そして、台湾大学と言えば日本でいう東大のポジション、つまり、『台大裸體藝術社』というのは、うん、そういうことです。未來數位に<a href="http://www.weicomic.com/2011club/2011club.htm" target="_blank">特設サイト</a>があるんですが、やっぱり自重していません。
<br /><br />これだけだと内容がさっぱりわからないと思います。25日の巴哈姆特から抜粋して訳。
<br />
<blockquote>
<p>ツツジが満開のキャンパス。大学一年生。入学予定者の卓健吉。自転車、勉強、成長、小木屋のワッフル（訳註：現実の台湾大学の中にもあるお店）！　卓は学生の頂点に立ち、輝かしい青春の日々を享受する......はずだった。初日、卓は怪しげな少女によって、なんと洋服を脱がされてしまった！！
<br />卓を「裸体芸術サークル」に勧誘しようとあの手この手で強烈なアタックをかけてくる部員たち。桃色の青春は脅かされようとしているのか？　これはツツジに取り囲まれた、愛と勇気のキャンパス・ストーリー......なのだ。</p>
<p>作者の哈亞西は「病んだ貴公子」の異名を持つ。彼は韋宗成の正当な後継者であり、さらにとても......病気だ！
</p><p class="cite"><a href="http://gnn.gamer.com.tw/8/60018.html" target="_blank">『台大裸体芸術社』が12月に発売　未来数位の漫画家たちがサイン会に登場</a>　（巴哈姆特）</p>
</blockquote>
このマンガが頒布前から評判になっているのは、絵柄ウケているというのも一つ、そして架空の「國立台<b>彎</b>大學」を舞台にした学園モノのコメディ4コマというのも一つあります。日本だと『らき☆すた』や『けいおん！』の大学篇みたいな感じなんですかね（読んでないけど）。
<br />そして何より、韋宗成の後継者という時点でピンときた人もいるでしょうが、うまい具合に現実世界の人々を取り入れているという点です。以下27日の蘋果日報から抜粋で訳。
<br />
<blockquote>
<p>かつて超能力の研究で論議を招いた李嗣涔・学長が、本作品中では超能力を身に付けた「李学長」として登場する。また、<b>台湾大学の卒業生である馬英九・総統の民進党の蔡英文・主席も、作中では裸体芸術サークルのOBOG「馬総統」「蔡櫻文」として登場し、二人は物語の最後にキャンパス内で対決することとなる。</b>
<br />哈亞西は中山大学の応用数学学部に在籍していた。彼は幼い時からマンガを描くのが好きで、書き始めて10数年が経過し、最終的に大学を休学してマンガに専念することにした。哈亞西によると、台湾大学は台湾の最高学府であるため、キャンパスを作品の舞台にしたという。しかし、ストーリーは純粋なギャグマンガだ。念のため作中の配慮のほどを書いておくと、男子学生は上半身が見えるだけで、女子学生はまったく露わにならない。
<br />哈亞西は今年1月から2,3週間おきに台湾大学を訪れて丸一日過ごし、台湾大学の人々や物事を観察、記録し、台湾大学の学生には自分の意見と明るさがあり、決して「本の虫」などではないことがわかったと話す。
</p><p class="cite"><a href="http://tw.nextmedia.com/applenews/article/art_id/33846198/IssueID/20111127" target="_blank">本土マンガが話題に『台大裸体社』が李嗣涔をパロディに</a>　（蘋果日報／強調は引用者）</p>
</blockquote>
李嗣涔で超能力ネタというのが上手いなあ、と。実際、どのくらいモデルと似ているのか、というのはYouTubeにあった中天電視の動画を見るとわかりやすいかもしれません。右はキャプチャして集めた画像です。上段左から馬英九・総統、蔡英文・民進党主席、中段左が李登輝・元総統、右が謝長廷・元行政院長、下段は李嗣涔・台湾大学学長です。
<br /><br /><iframe src="http://www.youtube.com/embed/1n7cJqR7nEk" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" width="420"></iframe> <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu156-441.html" onclick="window.open('http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu156-441.html','popup','width=900,height=900,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu156-thumb-120x120-441.jpg" alt="yaguyagu156.jpg" class="mt-image-none" style="" height="120" width="120" /></a></span>
<br /><br />ていうかですね、こういうパロディで蔡英文はいつも得しているような気がします。これはないわー。
<br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu157-444.html" onclick="window.open('http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu157-444.html','popup','width=480,height=480,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu157-thumb-120x120-444.jpg" alt="yaguyagu157.jpg" class="mt-image-none" style="" height="120" width="120" /></a></span>
<br /><br />しかし、こういうのが選挙の直前に出るというのは、何かとアグレッシブ。それができるというのはやはり大陸と違うなあと思いますし、パロディの域に収める絶妙な匙加減（読んでないけど）というのも素敵だと思います。
<br />ちなみに、これ、本当に好意的に受け取られているんでしょうか。総統選ともなれば国を二分する大イベント。パロディとはいえ片方を持ち上げればもう片方が黙っちゃいないような気もします。心配なので蘋果日報に戻って訳。
<br />
<blockquote>
<p>台湾大学の鄭明哲・学生会長「李学長が超能力を持っているというオチは格別だった。買って読んでみたいね」
<br />台湾大学3年生の女子学生「台湾大学を舞台にした作品でとても親しみを感じた。裸体が何なのか説明されていないので買って読みます」
<br /><b>台湾大学の張培仁・就任秘書「当大学には『裸體藝術社』というサークルはありませんが、マンガ家の創意を尊重します」なお、李学長は現在国外にいるため、記事掲載前までにコメントを取ることができなかった。</b>
</p><p class="cite"><a href="http://tw.nextmedia.com/applenews/article/art_id/33846198/IssueID/20111127" target="_blank">本土マンガが話題に『台大裸体社』が李嗣涔をパロディに</a>　（蘋果日報／強調は引用者）</p>
</blockquote>
ちょ！　台湾大学の事務室に聞いたのか。さすが蘋果日報！　
<br /><br />最後にもう一回蔡英文、じゃなかった蔡櫻文。
<br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu158-447.html" onclick="window.open('http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu158-447.html','popup','width=480,height=480,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu158-thumb-120x120-447.jpg" alt="yaguyagu158.jpg" class="mt-image-none" style="" height="120" width="120" /></a></span>
<br /><br />しましょうか！　ついうっかり<s> 票を入れて </s>買ってしまいそうです。
<br /><br />追記：2011年は『冥戦録』シリーズで比較的「きれいな韋宗成」だった韋宗成ですが、2012年は原点回帰しそうです。既にロケットニュースなどで報じられている通り、『<a href="http://www.weicomic.com/100roc/100roc.htm" target="_blank">跳躍吧！　大同萌會（跳べ！　大同萌会）</a>』を制作中。
<br /><br />追記2：『台大裸體藝術社』が届きました。詳細は、「<a href="http://www.yauchi.net/2011/12/000320.html" target="_blank">『台大裸體藝術社』がやってきた。</a>」で。]]></description>
            <link>http://www.yauchi.net/2011/11/000315.html</link>
            <guid>http://www.yauchi.net/2011/11/000315.html</guid>
            
            
            <pubDate>Wed, 30 Nov 2011 03:18:24 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>台湾のラノベ新人賞受賞作は、「ロリっ子がヘソから出てきた話」だったらしい。</title>
            <description><![CDATA[わあ。「<a href="http://www.yauchi.net/2011/11/000312.html" target="_blank">美人すぎるパーカッショニストはいかがですか。</a>」に続いてまた釣りタイトルですか。
<br /><br />Twitterやはてなブックマークでおいらをフォローしている人たちはご存じかもしれませんが、台湾のACGサイト・巴哈姆特では（より正確に言えば、巴哈姆特のACのコーナーでは）、月末に翌月発売の商品の一覧をアップしてくれます。ライトノベル、マンガ、アニメDVD、そしてフィギュアあたりが取り上げられていたんじゃないでしょうか。このうち、ラノベとマンガについては、台湾の各社が注目作として1作品ずつ挙げているので、これを訳して、はてブとTwitterで流しています。
<br />さて、「それ、毎月やってるけど、買ってるの？」と稀に聞かれるのですが、買ってません。←　ラインナップを見ると、だいたいが日本のラノベやマンガの翻訳版だしね。その状態の是非はともかくとして、「ああ、そういうのが台湾でも出ているんだね」というのを知ることができるので重宝していますが、それだけなんです。
<br /><br />逆に言えば、そうでない作品が出てくると、「おやっ」と気になるものです。例えば、
<br />
<blockquote>
<p>05/26台湾で6月発売のラノベ。各社の推しは東立『掀起世界危機！∞（世界の危ry ∞）』尖端『龍騎兵的防禦工事』角川『丹特麗安的書架（ダンタリry 』ほか。尖端のは浮文字新人賞の金賞作。挿絵は兎塚エイジ。おやおや。 / 【輕小說 6 ... <a href="http://htn.to/LQbcQy" target="_blank">http://htn.to/LQbcQy</a>
</p><p class="cite"><a href="http://twitter.com/#%21/Yauchi/status/75939206341476352" target="_blank">やうち。</a>　（Twitter）</p>
</blockquote>
というのが今年の6月のラノベ。
<br />この時、尖端出版が持ち上げていたのが、同社による<a href="http://www.spp.com.tw/spp2006/other/07/2010FW/winner.htm" target="_blank">第3回浮文字新人賞</a>ライトノベル部門で金賞を獲得した作品。上にもあるように『ゼロの使い魔』などのイラストを手掛けた兎塚エイジが表紙などを担当したとのこと。
<br />半年前は「ふーん」程度で読み流していたのですが、なぜか今になって巴哈姆特にレビュー記事がアップされており、いったいどんな作品なのか気になるので訳してみることにしました。少し前の日本にあったようなタイトルも気になります。直訳すると『龍騎兵の防衛拠点』ってなとこになるのかなあ。龍騎兵っていうのがまた、何だかカッコいいバトル物の雰囲気を醸し出していていいですよね。<s> そういえば日本でも田中芳樹の『灼熱の竜騎兵』っていうのが、 </s>って、うああああごめんなさいごめんなさい。
<br /><br />さて、気を取り直して、21日の巴哈姆特から冒頭を訳。この記事、どうやら20日に飄飄子さんが書いた<a href="http://home.gamer.com.tw/creationDetail.php?sn=1468289" target="_blank">レビュー</a>を編集しての転載みたいでっす。
<br />
<blockquote>
<p>尖端出版社の「第3回浮文字新人賞」ライトノベル部門で金賞を受賞した作品、『龍騎兵的防禦工事』は、作者のペンネームを非瓴と言い、日本の『ゼロの使い魔』のイラストレーター、兎塚エイジが招かれ表紙やカラーページを描いている。
<br /><b>これまで様々な作品の中で、</b>天から舞い降りてくる美少女や、トーストを咥えた美少女や、街角で拾われる美少女や、<b>とにかくあらゆる美少女が登場しているが、ヘソの中から飛び出してきた美少女を見たことがあるだろうか!?</b>（略）
</p><p class="cite"><a href="http://gnn.gamer.com.tw/1/59831.html" target="_blank">【レビュー】ヘソから生まれた美少女　『龍騎兵的防禦工事』は台湾風のユーモアとSFが融合</a>　（巴哈姆特／強調は引用者）</p>
</blockquote>
と、ここで筆が止まります。そりゃそうです。ヘソだもん。ヘソ？
<br />......確かに、上で書いた発売時の記事を見ても、作品紹介の欄にはこう書いてあります。
<br />
<blockquote>
<p>第3回浮文字新人賞ライトノベル部門で金賞を受賞した作品。
<br />成績はぱっとしない、見た目もいたって平凡。阿森はそんなごくごく普通の高校生だった。彼は毎日、勉強し、テストを受けて日々を過ごしていた。しかしある日、彼の着ていた服が破裂し―――「ヒルタリア急襲龍騎兵第一装甲師団技術参謀、アーエン・リリア（訳註：原文の「雅恩・莉莉爾」を強引に音訳）だ。お前の体は既に我が国の軍事的占領区域に組み込まれた。無意味な抵抗はやめて大人しくしろ」―――まったく訳の分からないまま、占領を宣告されてしまう。彼のヘソから飛び出してきた少女によって、阿森の平穏な生活はどこかに行ってしまったようである！
</p><p class="cite"><a href="http://gnn.gamer.com.tw/8/53968.html" target="_blank">【6月のライトノベル新刊】『ダンタリアンの書架』『百花繚乱』など</a>　（巴哈姆特）</p>
</blockquote>
ヘソ、アピールポイントなのかなあ。
<br /><br />今時のライトノベルを読もうとした時、原稿用紙を食べる高校生が出てこようが、超能力を使う中学生が出てこようがさして驚きません（ついていけるかは別だけど）。妹が可愛かったり、どうみても友達が多くても「タイトル詐欺だろ！」だなんて言いません。ですが、ヘソから生まれてきたとなると、ちょっと待てと。そんな設定は『まんが日本昔ばなし』でもないだろ、常識的に考えて......とここまで書いて、『まんが日本昔ばなし』ならありそうな気がしてきました。
<br />流石にこれは、中国語における何かのイディオムじゃないか......と考えたのですが、どう見ても文字どおりです。本当にありがとうございました。以下、21日の記事に戻りながらも、間をちょっと飛ばして作品紹介を訳。すごい今さらですが、若干のネタバレを含んでいるので注意。って、どう考えてもこのブログ読む人がこの作品を手にするケースは少ないような。
<br />
<blockquote>
<p>（略）『龍騎兵的防禦工事』のストーリーは、主人公の男のヘソから出てきたロリっ子（訳註：原文まま）の話だと言ってほぼ間違いない。少女は飛び出してくるなり、「ここを植民地とする！」と宣言。その後、主人公の瑣末な話が続く。物語は、まずオープニングがあり、再び盛り上がり、衝突、最後にエンディングを迎える。
<br />この小説を読んで受ける印象は、ごくごく普通のものだ。目玉はと問われれば、上に書いた「衝突」の部分だろう。ここの伏線回収の仕方は素晴らしい。実は素直に、そして巧妙に埋め込まれているのだが、誰にも気づかれない（少なくとも私はまったく気が付かなかったOrz）というもので、賑やかな日常生活の描写で巧みに読者の目を引き、その背後で実は巻き起こっている変化を隠している。
<br />実は、この本のタイトルを見た時、少しくらいアクションシーンがあるのではないかと期待していた。しかし、読み終わった後にこう気がついた。<b>タイトルこそ『龍騎兵的防禦工事』という名前だが、SF的な要素に比べて、主人公とロリっ子の関係に重点を置いており、SF部分はかえってあまり重視されていない。もし、イラストに重きを置いて選ぶ読者だとすれば、この本に対する意見はあまりないだろう。この小説のイラストは2枚あり、表紙とカラーページが素晴らしいからだ</b>（ところで「浮文字新人賞」の作品はみんなこのようなものなのだろうか？）。（略）
</p><p class="cite"><a href="http://gnn.gamer.com.tw/1/59831.html" target="_blank">【レビュー】ヘソから生まれた美少女　『龍騎兵的防禦工事』は台湾風のユーモアとSFが融合</a>　（巴哈姆特／強調は引用者）</p>
</blockquote>
いやー。<s> 2chのライトノベル板の名無しさんが「イラストに騙された名無しさん」という点から考えても、ライトノベルってそういう部分はあるよね、っていうか大部分だよね。 </s>......なんでもないですごめんなさい。というか、お前は「水曜どうでしょう」の藤村Dか。
<br /><br />さて、この部分以降、本格的にこの作品のあらすじが書いてあるので、馬鹿正直に訳すとどう考えてもネタバレにしかなりません。かいつまんで書くと、こんな感じ。
<br />主人公の高校生、阿森はある日、白い肌に銀の鎧を纏った銀髪の少女と出会う。彼女の世界は共和国家と独裁国家に分かれており、彼女は「ヒルタリア」という共和国に属しているという。両国は冷戦状態にあるが科学技術が発達しすぎているため互いに正面突破は難しく、「別の世界」を通じて相手国に入ろうとしており、その「別の世界」が「地球」なのだという。
<br />では、その「別の世界」たる「地球」への通り道は何なのか？　それこそが、我らが主人公、阿森のヘソだったのだ。
<br /><br />あ、なるほど。ここまできてようやくヘソの意味が理解できました。←
<br /><br />では、この作品を読んでみたいかと言うと、このレビューを書いた人も「前半はひどく単調」などと割と厳しく書いているので、ちょっとどうかなあ、というのが正直なところ（ここまで長々と書いてきてそれかよ！）。あ、でもヒロイン雅恩の過去を描いた第4章はお気に入りのご様子です。章のタイトルは「胸胸胸胸......なんで胸が！」なんですけど。ヘソの点は「その発想はなかった」だし、すごく気になるんですけどね。
<br />もっとも、どうやらこの作品、ストーリーが完結したとは言い切れないようで、「もしかすると続編があるかも？」という形でレビューも締めくくられています。やがてシリーズ化して日本に輸入、なんていう日がくるかもしれないですね。
<br /><br />んで、最後に書くのもなんなんですが、兎塚先生、どう見てもこれ鎧じゃないです。エロいです（これが書きたかった）。
<br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu153-432.html" onclick="window.open('http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu153-432.html','popup','width=600,height=800,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu153-thumb-120x160-432.jpg" alt="yaguyagu153.jpg" class="mt-image-none" style="" height="160" width="120" /></a></span> <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu154-435.html" onclick="window.open('http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu154-435.html','popup','width=800,height=600,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu154-thumb-120x90-435.jpg" alt="yaguyagu154.jpg" class="mt-image-none" style="" height="90" width="120" /></a></span>]]></description>
            <link>http://www.yauchi.net/2011/11/000314.html</link>
            <guid>http://www.yauchi.net/2011/11/000314.html</guid>
            
            
            <pubDate>Tue, 22 Nov 2011 01:31:56 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>関税ねえよ!!　カァンゼイねェェんだよォォォ!!</title>
            <description><![CDATA[わあ。<a href="http://dic.nicovideo.jp/a/%E9%BA%A6%E9%87%8E%E6%B2%88%E5%88%A9" target="_blank">麦野さん</a>怖い。
<br /><br />出落ちはさておき、虚構新聞にも<a href="http://kyoko-np.net/2011111401.html" target="_blank">ネタにされてしまった</a>11日の日経新聞コラム「春秋」から。
<br />
<blockquote>
<p><b>「そんなの関税ねえ、そんなの関税ねえ、はい、TPP」。インターネットの中でそんな駄じゃれが出回っている。</b>元は数年前に流行したお笑い芸人のネタ。「そんなの関係ねえ」を繰り返し「おっぱっぴー」と掛け声が続く、あれだ。（略）
</p><p class="cite"><a href="http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE1E4E6E3E3E1E4E2E3E3E3E3E0E2E3E39F9FEAE2E2E2;n=96948D819A938D96E08D8D8D8D8D" target="_blank">春秋</a>　（日本経済新聞／強調は引用者）</p>
</blockquote>
くっ。不覚にも、そんなネタがネットで出回っていたなんて虚構新聞を読むまで知りませんでした。＞＜　流行についていけない哀しみをこんな形で味わうとは。
<br /><br />と、いうように猫も杓子もTPPなこのご時世ですが、台湾ではどうなのかというと、14日に馬英九総統がこんなことを言っていました。翌15日の中国時報から抜粋して訳。
<br />
<blockquote>
<p>（略）馬英九・総統は14日、台北電脳商業公会の代表と会談し、台湾の経済発展は最大の挑戦に直面していると述べ、環太平洋諸国のうち既に9ヶ国がTPPへ参加している（訳註：原文まま。正確には交渉への参加）中、台湾は大陸とECFAに調印し、シンガポールとニュージーランドの2ヶ国とFTA締結に向けた交渉を行っている段階にすぎず、よりレベルの高い「自由貿易協定」にはなお長い道のりがあると語った。
<br />馬英九はさらに、<b>現在の台湾には、TPPへ直ちに参加する条件が整っていないと明かした。そのため、「黄金の十年」計画により今後10年間でTPP参加を推進すると述べた。馬は「我々は虚勢を張る事はできない。きわめて具体的に、一歩一歩その条件を目指すのだ」と話す。</b></p>
<p>（略）施顔祥・経済部長も、台湾はTPPへ参加する以前に、TPPがより高い次元で自由化されることを理解しなければならないと述べた。また、メンバー国も協議をしている段階にあり、判断するデータは未だ出てきていないと話す。さらに、TPP参加国の貿易自由化の程度もまちまちで、シンガポールが輸入をほぼゼロ関税にしているのに対し、ベトナムの自由化レベルは低く、台湾はまず各国が産業の状況をどう調整しているのか評価してから応じるべきだと語った。（略）
</p><p class="cite"><a href="http://news.chinatimes.com/focus/11050105/112011111500102.html" target="_blank">馬英九総統が10年計画を示す　TPPには欠席せず</a>　（中国時報）</p>
</blockquote>
もっとも、馬英九が、というか台湾がTPPへの参加に意欲を示したのはここ最近の話に限りません。例えば今年7月に馬英九が日本の報道機関と面会した際も、
<br />
<blockquote>
<p>（略）次にTPPについてだが、中華民国政府はこれまでもずっと関心を示していた。この問題は、我々が地域経済の統合を考える際に、一つのたいへん重要な目標になると言える。なぜなら、私個人も4年前の選挙の際に、経済政策は「台湾を発展させ、アジア太平洋を結び、世界に立つ」べきだと主張してきたからだ。
<br />台湾は過去10年の間、地域経済統合の流れから冷遇されてきた。我々と大陸がECFAに調印した後、ようやくシンガポールとFTAの協議をする機会に恵まれ、現在はインドやフィリピンとも特に経済面で初期段階のフィージビリティースタディを行っている。それゆえに、我々は地域統合の発展に強い関心を示し、これに参加できることも望んでいる。
<br />我々は、よく準備することもそうだが、台湾の自由化のレベルがまだ充分ではないことから、自ら突っ込んだ検討をして備えなければならない。同時に、我々は世界の各国間にある障壁が排除され、我々が参加する機会を得られることも望んでいる。（略）
</p><p class="cite"><a href="http://www.president.gov.tw/Default.aspx?tabid=131&itemid=24832" target="_blank">馬英九総統、日本の「読売新聞」および「日本経済新聞」と会見</a>　（中華民国総統府）</p>
</blockquote>
と話していました。そう言われてみると、とかく大陸とのECFAばかり注目されがちですが、例えば日本とも投資協定を締結したり、航空協定の改定したりするなどの動きはもっと知られてもいいような気がします。またこの「10年でTTPに参加」というのも、10月に何回かに分けて発表されていた「黄金の十年」で実は2回（12日と17日）触れていたようです。気がつきませんでした。てへ。10月12日のものから該当部分を抜粋して訳。
<br />
<blockquote>
<p>（略）よりマクロな概念から「活力ある経済」について話そう。<b>我々の目標は、10年以内に「環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）」に加入することだ。</b>これは非常に高いレベルの条件だ。我々には現在のところ充分な条件を備えていないけれども、必ずや条件を満たし、一歩ずつ前に進まねばならない。（略）
</p><p class="cite"><a href="http://www.president.gov.tw/Default.aspx?tabid=131&itemid=25555" target="_blank">馬英九総統、「黄金の十年」の第4回記者会見を開催</a>　（中華民国総統府／強調は引用者）</p>
</blockquote>
この「10年」というのも、選挙前に空手形を切ることを警戒しているようにも見えますし、国内的にも国外的にも山が多いことを懸念しているようにも取れます。この辺りは、少し前の日本と近いかもしれません。面白いところでは、外交官出身で陳水扁・総統時代に外交部長を務めた黄志芳は、経済とは別の観点からこんなことも言ってます。15日のCNAから。
<br />
<blockquote>
<p>黄志芳は15日午後のインタビューの中で、次のように述べた。「中国が次第にアジア経済の主導権を握るにつれて、日米は中国の経済発展に厳しく対することを迫られた。先日行われた、日米の防衛・外交担当大臣による日米安全保障協議委員会（2+2）の共同記者会見でも、中共がアジア太平洋地域で担う役割について公に指摘されている。日米が軍事的な協力関係を深める意味は大きい。アメリカは中国が東アジア経済の主導権を「きちんと先導する」ことはできないと見ており、2009年にTPPへの参加と主導を決めた」
<br />黄は、TPPは経済面における日米安保条約に等しく、アジア版の経済的NATOだと見ることもできると話す。（略）また、中国が妨害してきた場合にどのようなルートで参加するのか、逆に中国もTPPに参加する時にどう対応するのか、考えなければならないと指摘した。
</p><p class="cite"><a href="http://www2.cna.com.tw/ShowNews/Detail.aspx?pNewsID=201111150234" target="_blank">黄志芳：TPPは経済の日米安保のようだ</a>　（中央通訊社）</p>
</blockquote>
一方で、「おいおい、10年待っていたらますます世界から取り残されるよ？」という「バスに乗り遅れるな」組もいるようで。その気持ちもわかるんだけどね。というわけで、最後に16日の聯合報の社説をかなりはしょって訳すことにします。「で、そのバス、どこに行くの？」っていうツッコミは無しで。特に日本人が言うのはね。
<br />
<blockquote>
<p>「環太平洋戦略的経済連携協定（TPP）」が注目を集めている。既に10のAPEC構成員が参加を表明し、来年にも協議を終えたいとしている。その一方で、我が政府は「努力を尽くして5,6年で大きな発展をし、10年以内にTPP参加する見込みだ」と言っている。<b>しかし、我々は本当にあと10年も待つことができるのだろうか？</b>
<br />TPPは、一つの大規模なFTAである。最近では日本が参加を表明し、カナダ、メキシコも希望するなど、21あるAPECの国々の中で、既に12ヶ国に達しようとしている。完成後の経済規模はEUを越え、世界最大の自由貿易圏になるだろう。<b>過去に政府が行った両岸のECFAとFTAを推進する論法でいけば、これはまさに台湾を辺縁化の影から速やかに脱出させる絶好の機会のはずである。</b>（略）
<br />しかし、この「棚からぼた餅」の絶好のチャンスを逆に「やっかいな問題」のように捉えてしまい、10年の準備期間を経てようやく安心して参加できると言ってしまっている。（略）今後10年で、アジア太平洋地域の経済統合は既に完成してしまうだろう。その一方で、台湾は両岸経済貿易協議の他にいくつかの重要なFTAを生むだけでは、かえって評価することは難しい。特に、我々がFTAを結びたいと思っている相手の大部分は既にTPPでカバーされているのだから、我が国がTPPへの参加を望まない・参加できないなどと述べ、個別のFTAを推進する要因がどこにあるというのだろうか。2021年まで待つことは、我々を本当に辺縁に落とし込むことになるかもしれないのだ。
</p><p>（略）しかし、より重要なのは、それらの問題（訳註：「ゼロ関税」や「国内農業問題」のこと）は決して台湾特有の問題ではないという点だ。（略）なぜベトナムやマレーシアはハイレベルなFTAを受け入れられ、10年の緩衝期間を設けなかったのか？　（略）さらに、韓国や日本の農業構造と我が国が近づいたけれども、前者は既にアメリカやEUとFTAを結び、後者もTPPへの参加を決めた。いったいどのような理由で我々は同じ轍を踏むのか？　このような展開が過ぎ去り、FTAの辺境の地と化す中、台湾は「辺縁化も望まないが自由化も望まない」という「クレーマー」とみなされてしまうだろう。</p>
<p><b>総統選挙を控え、国民党も民進党もTPPに対する態度を保留している。しかし、今後どの党が政権を取り、誰が舵取りを担うとしても、「今日決めなければ、明日は後悔することになる」選択を避けることはできない。他の国々が光の速さで前に進んでいる中で、我々はもう10年も待ってはいられない。TPPへの参加は10ヶ月でその評価を行うべきだ。</b>
</p><p class="cite"><a href="http://www.udn.com/2011/11/16/NEWS/OPINION/OPI1/6720794.shtml" target="_blank">TPPへの参加に必要なのは10ヶ月か10年か？</a>　（聯合報／強調は引用者）</p>
</blockquote>]]></description>
            <link>http://www.yauchi.net/2011/11/000313.html</link>
            <guid>http://www.yauchi.net/2011/11/000313.html</guid>
            
            
            <pubDate>Thu, 17 Nov 2011 01:43:59 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>美人すぎるパーカッショニストはいかがですか。</title>
            <description><![CDATA[「うわっ。こいつ、ついに釣りタイトル使うようになりやがった」という批判もあろうかと思いますが、個人的なブログで個人的な感想を書いたっていいじゃない。まずは12日の中国時報から抜粋。
<br />
<blockquote>
<p>台湾の演奏家が、世界の舞台で再び名を轟かせた。<b>打楽器の新鋭、巫欣璇が米国時間の11月10日、国際打楽器芸術協会（PAS）の年次総会（PASIC 2011）で行われたソロ・コンペティションで3位となった。</b>彼女は、世界選手権でも上位12人の予選資格を有しており、今回も決勝に残った4人の中でただ一人、ヨーロッパ以外から選ばれるなど、実力は折り紙つきであった。
<br /><b>このコンペティションは、世界で最も重要な打楽器の大会の一つで、ルクセンブルク国際打楽器コンクール、ベルギー国際マリンバ木琴コンクールと並ぶもので、この賞を獲得することは世界の打楽器界で認められたというのに等しい。</b>
</p><p class="cite"><a href="http://news.chinatimes.com/reading/110513/112011111200431.html" target="_blank">朱宗慶打撃楽団の巫欣璇、世界大会で3位を獲得</a>　（中国時報／強調は引用者）</p>
</blockquote>
へー。まあこう言っちゃうとなんですが、あんまり打楽器って縁が無いというか好きじゃないんですよね。←
<br /><br />などと思っていたら14日の自由時報にも記事があったので、これまた抜粋して訳。
<br />
<blockquote>
<p>（略）このコンペティションは18歳から25歳の学生を対象に行われ、その目的は打楽器の新鋭を奨励し育成するというものだ。DVDによる審査と予選を経て選ばれた4人のファイナリストが、アメリカでのファイナルに駒を進めた。決勝はコンサート形式で行われ、4人のファイナリストたちはそれぞれ40分間の中で、マリンバ、総合打楽器、ティンパニを必ず使わねばならない。
<br />巫欣璇は、最も得意とする木琴をメインにし、2人のポーランドとフランスの演奏者との間で競った。より挑戦的な曲目を選び、2曲の木琴協奏曲では、テクニックに重きを置いて音色にリズムが微妙に変化する曲と、メロディーが優美な曲を演奏した。総合打楽器では中国の易経から着想した曲『Per Norga』を選択し、スピード感あふれる演奏を展開した。</p>
<p>巫欣璇は現在、国立台北芸術大学の博士課程に在籍し、朱宗慶打撃楽団2の団員でもある。今回のコンテストの経験について彼女は「私は最初に演奏したのですけど、彼らが演奏しているのを聞いていて、彼らよりも緊張していました。また、彼らの演奏に夢中になってしまいましたし、彼らから学べることも非常に多かったと思います」と話した。
<br />国際打楽器芸術協会は、1961年に作られた世界最大の打楽器の組織だ。朱宗慶打撃楽団の朱宗慶も、「この大会は、世界の音楽界でも非常に指標性のあるものだ。参加する事すら難しい」と語る。
</p><p class="cite"><a href="http://www.libertytimes.com.tw/2011/new/nov/14/today-art1.htm" target="_blank">技術とセンスを兼ね備える　巫欣璇が国際打楽器ソロ・コンペティションで3位</a>　（自由時報）</p>
</blockquote>
で、これが自由時報のサイトにあった写真。
<br /><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu152-429.html" onclick="window.open('http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu152-429.html','popup','width=398,height=345,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu152-thumb-120x104-429.jpg" alt="yaguyagu152.jpg" class="mt-image-none" style="" height="104" width="120" /></a></span>
<br /><br />あら。ふつくしい。演奏する女の人って素敵ですよね。
<br />それにしても、どこかで見たことがあるような気がしてなりません（またも個人的な感想）。悩みながら画像検索をして辿りついた、撃楽文教基金会の<a href="http://www.ecan.net.tw/demo/jpg/foundation/tipc_2_2.php" target="_blank">朱宗慶打撃楽団2の団員紹介ページ</a>を見て、はたと気づく。あー。あの女優さんだ。最後もやっぱり個人的な感想でした。]]></description>
            <link>http://www.yauchi.net/2011/11/000312.html</link>
            <guid>http://www.yauchi.net/2011/11/000312.html</guid>
            
            
            <pubDate>Tue, 15 Nov 2011 01:21:29 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>あしたぶたの日ぶたぼきん。</title>
            <description><![CDATA[日本でも大阪のダブル選挙や、被災地である宮城と福島の県議選が近くなっていますが、台湾では年明けの総統選挙に向けて早くも熱を帯びています。国民党の馬英九、民進党の蔡英文、そして親民党の宋楚瑜も名乗りを上げるなど、まだまだ一波乱二波乱ありそうな展開に。
<br /><br />そんな中、KINBRICKS NOWでもChinanewsさんが「<a href="http://kinbricksnow.com/archives/51752794.html" target="_blank">【台湾総統選】大怪獣と戦う萌えキャラ・蔡英文＝子ブタさん貯金箱で募金集め―台湾</a>」で取り上げている馬英九と蔡英文の選挙資金集め、特に蔡英文の「豚の貯金箱」の話でも。
<br />この貯金箱、KINBRICKS NOWでも
<br />
<blockquote>
<p>大怪獣・馬英九と戦う子ブタさんが蔡英文という見立てらしい。貯金箱にコインをぎっしり詰めると、500～2000台湾ドル（約1300～5200円）になる計算。これを民進党に送ってという寸法だ。人気は上々で、一次生産分の8万個はすべてはけ、さらに10万個を追加したという。正直、私も欲しい......。
</p><p class="cite"><a href="http://kinbricksnow.com/archives/51752794.html" target="_blank">【台湾総統選】大怪獣と戦う萌えキャラ・蔡英文＝子ブタさん貯金箱で募金集め―台湾</a>　（KINBRICKS NOW）</p>
</blockquote>
とあるように、かなり好評のようです。値段も、うんまあ、感覚的には悪くないかな、と。ただ、画像を見る限りだと、自分の貯金箱にしちゃう人がけっこういるんじゃないとか思ってしまったり。
<br /><br />さて、こうやって流行ってくると、パロディも出てくるものです。1日の自由時報から導入部のみ抜粋で。
<br />
<blockquote>
<p>『寄付をする2人の子供』が「6年生」だった、というのは小学校の国語の教科書でも印章に残るものだ。しかし、最近のネットでは、監察院が貯金箱を蔡英文に渡した三つ子に関心を示している事を風刺し、教科書を模造して「貯金箱を満杯にする3人の子供」が作られ、瞬く間にネット上に広まっている。
<br />ネットユーザらは、「台湾がアメリカと断交した後、政府が飛行機や大砲を買えるよう2人の子供が寄付をした話が美談とされ、教科書にも載っているのに、同じように子供が蔡英文に寄付をするのは許されないのか？　よもや、そこに国民党の党員証が無いことの違いでもあるのか？」と指摘している。（略）
</p><p class="cite"><a href="http://www.libertytimes.com.tw/2011/new/nov/1/today-fo7.htm" target="_blank">小学校の教科書を真似る　貯金箱を満杯にする3人の子供がネット上で話題に</a>　（自由時報）</p>
</blockquote>
え。つか、ちょっと待って。そもそも昔の教科書にそんなのがあったの？
<br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu148-417.html" onclick="window.open('http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu148-417.html','popup','width=600,height=387,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu148-thumb-120x77-417.jpg" alt="yaguyagu148.jpg" class="mt-image-none" style="" height="77" width="120" /></a></span>
<br /><br />ありましたわー（画像は東森から）。
<br />で、出回っているコラ？　がこれ。
<br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu149-420.html" onclick="window.open('http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu149-420.html','popup','width=600,height=424,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu149-thumb-120x84-420.jpg" alt="yaguyagu149.jpg" class="mt-image-none" style="" height="84" width="120" /></a></span><br />
<br /><br />むう。コラの出来栄えはともかくも、風刺という点ではなかなか。というか、作ったのって、「<a href="http://tw.myblog.yahoo.com/antired-newspaper/article?mid=28346" target="_blank">芒果日報</a>」かよ！　てっきり、<a href="http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1227806778/" target="_blank">2008年にYahoo!のアカウントを消されて</a>終わっていたのかと思ったました。知らなかった知らなかった。
<br /><br />とは言え、国民党政権を擁護するわけじゃありませんが、この教科書の頃とはちょっと事情が違います。そう、小さな子供がいわば政治献金を行うのは、果たしてどうなのかという点です（もっとも、4日の自由時報によると、この子たちは家族に付き添われて来ており、さらに貯金箱にお金は入っておらず応援の気持ちだけが入っていたとか）。これについて国民党が反攻したのが3日のこと。CNAから抜粋で。
<br />
<blockquote>
<p>（略）国民党団は3日午前に記者会見を行った。その中で<b>国民党団の趙麗雲・書記長は、</b>子供たちがレッテル化され、政治に汚染されていると述べ、見ていてとても辛いものがあり、子供に対する虐待ではないかと疑問を呈した。また趙は、<b>民進党の総統選候補者である蔡英文に向けて、このような純真で可愛く、政治を充分に知らない子供たちを二度とイメージキャラクターにしてはならないと呼びかけた。</b>
<br />（略）これに対し<b>民進党団の蔡煌琅・幹事長は、「3匹の子豚運動」は少額の募金を主として選挙費用を工面するものであり、投票権を有する人々に参加を呼び掛けるものであって、決して子供たちをターゲットにしたものではないと話す。</b>蔡は国民党に対し、「3匹の子豚運動」を妬んだり、故意に体面を潰さないよう求めた。（略）
</p><p class="cite"><a href="http://www2.cna.com.tw/ShowNews/Detail.aspx?pNewsID=201111030172" target="_blank">国民党陣営、子供の政治利用ではないかと疑義　民進党側は妬むなと反駁</a>　（中央通訊社）</p>
</blockquote>
とまあ、予期せぬ方向に広がりを見せてしまいました。同じ頃、「選挙権のない子供がするのはどうだろうね」というスタンスを見せていた監察院は、緑系からの「国民党の手先か」という声に痺れを切らしてプレスリリースを打ちます。監察院のサイトから全文を訳。
<br />
<blockquote>
<p>民進党籍の「3匹の子豚を満杯にする事件」で、監察院が「国民党の手先」として同党の総統選候補者である蔡英文の選挙運動を圧迫していると指摘されており、監察院としては事実を公表するとともに、特定の政党の手下などではないことを表明する。</p>
<p>監察院財産申告処は次のように指摘を行う。すなわち、民国98年度（訳註：2009年度）の各党の政治献金収支状況を監察したところ、民進党はかつて選挙権を未だ有していない者から政治献金を受け取っていたことがわかり、これは受け取り後1ヶ月以内に返還するか2ヶ月以内に納付しなければ処罰の対象となる。そのため、小学生が貯金箱を寄付金で満たし蔡英文・主席に渡したという報道を受け、特別に民進党中央党本部に善意のうちに連絡を行い、法の処罰を避けるよう促したところである。
<br /><b>財産申告処が監察院に提出した公務電話記録簿によると、同処は今年10月18日14時頃、党本部の徐美華に電話し、「監察院が民国98年の民進党政治献金会計報告書を監察した際に、同党が未成年の○○から政治献金を受け取っていたことがわかった。返還や納付を行わなければ、政治献金法第15条第1項の規定に反する」と述べた。これにより、当院は10月18日にメディアで報じられた、蔡英文が南投県草屯鎮で小学1年生の子供から政治献金を受け取ったという話を見て、蔡英文が再び法に抵触して法律の処罰を受けることのないよう、選対本部の徐美華に電話をして、法の定めに従い未成年から政治献金を受け取らないよう指摘したものである。</b>
<br />財産申告処の電話記録によると、<b>この徐美華は応答の中で、「選対本部は、未成年が政治献金を行ってはいけないという定めを知っており、新北市長選挙</b>（訳註：蔡英文が出馬した2010年の新北市長選）<b>でも子供が政治献金を行おうとしたが、その時は気持ちだけを受け取って献金はもらわなかった」と述べたという。また本件に関しては「今回の報道について、蔡英文は新北市長選挙の際の対応方法と同じように、気持ちだけ貰いお金が頂かず、併せて感謝状を送る」という。</b></p>
<p>図らずも、こうした監察院による善意の指摘の連絡に対し民進党は、「3匹の子豚」を政治的な話題に操作し、監察院を「国民党の手先」と罵っている。<b>財産申告処によると、公務電話記録簿によれば同党の陳致錚が10月27日18時頃にお詫びの電話を掛けてきているという。</b>それによると彼は「文宣部に対し、子供の寄付の撮影動画を見せたところ、監察院を誤解させる報道となってしまった。文宣部の順序を誤った行為について深くお詫びしたい」と述べたという。また、違反するかもしれないような案件を監察院が今後見つけた時は、逐次教えてほしいと話したという。
</p><p class="cite"><a href="http://www.cy.gov.tw/sp.asp?xdURL=./di/Message/message_1.asp&msg_id=3730" target="_blank">監察院が「3匹の子豚」政治献金の真相に立ち返る　特定政党の手先などではない</a>　（監察院／強調は引用者）</p>
</blockquote>
これに対して民進党は3日の夜にコメントを出し、「民進党は選挙費用および政治献金法の定めに対し適切に対処している」「未成年からの政治献金は受け取っていない」という旨を説明。翌4日は監察院が再びプレスリリースで、「民進党から、『監察院は国民党からの指摘を受けて、民進党に電話を掛けてきた』と言うが、そんなことはない。民進党は確たる証拠を提示してほしい」と応酬するなどますますヒートアップしていきます。民進党と監察院との間もさることながら、民進党と国民党との間でも火種は広がり、これについては5日の聯合報から抜粋して訳。
<br />
<blockquote>
<p>
民進党が「3匹の子豚」をテーマにしたプロモーションを猛プッシュしている。泛藍陣営の党幹部は4日、子供たちをステージに上げたことも、パフォーマンスを演じさせたことも問題ないが、募金や政治献金問題の問題に巻きこんではならないと語った。この幹部は、民進党は今回の件で間違いなく運動としての成果を上げたが、しかし「民進党は勝ったが、子供たちは敗れた」「子供の純真も敗れた」（略）「こうしたパフォーマンスは子供の純真を利用するものだ」「国民党はこのようなことはしない」などと語った。
<br />一方、民進党の発言人である陳其邁は、国民党の「国旗パーティー」や選挙広告も子供たちを参加させており、同様の論理によれば「国民党も子供の純真を利用しているではないか？　子供たちを不適当に政治に書きこんでいるではないか？」と返している。陳はさらに、国民党がこのように憎しみで満たされた政党でなければ、憎しみの眼差しで相手陣営のキャンペーンを扱わないだろうと見解を述べた。（略）
</p><p class="cite"><a href="http://www.udn.com/2011/11/5/NEWS/NATIONAL/NATS3/6698303.shtml" target="_blank">泛藍は国旗、泛緑は子豚　互いに「子供の純真を利用」と非難</a>　（聯合報）</p>
</blockquote>
うーん。藍緑双方とも、なんだかなあという「モヤモヤ感」は残ります。総統を選ぶ戦いに対して甘いのかもしれないですけど。
<br />ちなみに、この「3匹の子豚」運動、「馬英九にとってそこまで驚異に感じるものか？」という疑問はあると思います。ここで9月から毎月調査を行っているNOWnewsの数字を借りてくるとこんな感じに。
<br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu150-423.html" onclick="window.open('http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu150-423.html','popup','width=583,height=328,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu150-thumb-120x67-423.jpg" alt="yaguyagu150.jpg" class="mt-image-none" style="" height="67" width="120" /></a></span>
<br /><br />9月には5.5Pts、10月には6.5Ptsあった馬英九と蔡英文との差が、11月になると1.8Ptsまで急接近しています。また、仮に宋楚瑜を除いた2人による直接対決になると仮定した場合には、9月が8.2Pts、10月が8.6Ptsだったものが、11月には1.7Ptsまで縮まるとの結果も。馬英九が先月ぶち上げた平和協定や国民投票の問題というオウンゴール的な要素もありますが、草の根運動的な市民参加型のこの募金運動もかなり後押ししているんじゃないでしょうか。
<br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu151-426.html" onclick="window.open('http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu151-426.html','popup','width=640,height=480,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.yauchi.net/assets_c/2011/11/yaguyagu151-thumb-120x90-426.jpg" alt="yaguyagu151.jpg" class="mt-image-none" style="" height="90" width="120" /></a></span>
<br /><br />同様にNOWnewsがまとめた他のメディアの調査と比べても傾向がわかると思います。10月17,18日に行われた蘋果日報や聯合報の調査では、馬英九が蔡英文に7.6～11Ptsもリードを確保しているのに対し、11月4～8日にかけてNOWnews、TVBS、中国時報がそれぞれ実施した調査では、馬英九は1.8～3.5Ptsしか上回っていません。
<br />とはいえ投票までまだ時間があるのも事実です。宋楚瑜の動きや中国の動向etc......、いったいどういう展開になるのかどっちに転ぶのか、たぶん無理なんだけどもうちょっとちゃんと見ていきたいなあと思っています。あ、転んじゃダメですねそうですね。]]></description>
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            <pubDate>Thu, 10 Nov 2011 01:48:49 +0900</pubDate>
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