どこの「姫川」で回せば姫川さんをお迎えできるのか。(その5)

前回のエントリの「その4」から、またしても間が空いてしまいました。今度こそ、鉄道駅で唯一となったJR大糸線の姫川駅を含む姫川流域をたどります。

新潟県糸魚川市・JR大糸線姫川駅(難易度:R)

前回の寄り道を朝方に切り上げたので、2019年9月某日のお昼前には糸魚川駅に到着です。東京からだと2時間少々で着くので、難易度はRということで。

さて、駅を出たらアルプス口の観光案内所でレンタサイクルを借ります。「普通のと電動アシスト付きのがありますが、どっちにしますか?」と問われて、「電動アシスト付き」と即答したのは、我ながらファインプレーでしたね。

線路の北側に渡り、糸魚川大火からの蘇りつつある街並みを西に向かいます。寺島の交差点で国道8号を横切って、新潟県道487号姫川港線に入ると、急に昔ながらの街並みが広がります。路線名のとおり、日本海に面した姫川港にたどり着いたので、夕日ヶ丘公園の展望台(地図の①)から記念に一枚。

整った港ではあるものの、漁港と違って人が多くいるわけでもなし、一方で大きな船が泊まっているわけでもないので、地味に淋しい感じがしますね。さらに自転車で進みます。港の西側を流れる姫川の右岸にたどり着いたら、河川敷のサイクリングロードで上流に向かって南下しましょう。国道8号の姫川大橋(地図の②)のたもとでは、草野球が行われていました。観客もけっこういて、盛り上がっていますね。左岸に見える発電所は、東京発電の姫川第七発電所です。ラストバッターは九番であってほしいところですが、残念ながら第七で最後みたい。

さらに上流に向かっていきます。北陸自動車道の姫川橋を越えたあたり(地図の③)の川面の写真がこちら。きれいな水です。

国道148号がぐっと川岸に寄ってくるので、国道に復帰します。ほどなくしてJR大糸線の姫川駅が見えてきました(地図の④)。前回は2月の早朝だったので、すごく寒かった記憶があるのですが、今回は打って守って、じゃなかった、打って変わって9月の昼過ぎ。ギャップがぱない。

何しろ、全国で一つだけになってしまった姫川駅なので、責任重大です。期待を込めて回しましょう。デレステはSR1枚、モバマスは全てRでした。おやおやおや。

気を取り直して、自転車に乗りなおします。姫川駅から少し南に向かったところ(地図の⑤)から、高台の上にある美山公園(地図の⑥)まで一気に登ります。その標高差は約90m。借りててよかった電動アシスト自転車。

たどり着いた糸魚川市営美山球場は、BCリーグの試合も行われていたほどの場所で、この日も草野球らしき人たちが試合をしていました。Twitterで空振りした投稿は、皆さんが準備運動をしている最中に撮ったものです。てへぺろ。

姫川駅の(地図上は)すぐ傍にある球場となれば、やはり回さねばなりません。なにとぞよろしくお願いします。デレステは、SSR[ラブ!ストレート]中野有香のほかにSR1枚、モバマスはRのみ。ぐぬぬ。

長野県北安曇郡小谷村姫川温泉(難易度:SR)

糸魚川駅前で自転車を返した足で、大糸線で平岩駅(地図の⑦)を目指します。地図の等高線や、がけ・岩の表示がものものしいです。なお、姫川温泉自体は、平岩駅の南側の左岸(糸魚川市)と北側の右岸(小谷村)の両方に点在していますが、施設がたくさんあるのが小谷村側なので、そちらに向かいます。北側が長野県で、南側が新潟県と言うと不思議な感じがしますが、姫川が県境になっているのでこうなっちゃっています。姫川の右岸に渡る橋は、姫川湯橋(地図の⑧)。おお、温泉地っぽい。中心部には村営バスの姫川温泉バス停がありました(地図の⑨)。右側の斜面を滝みたいに流れ落ちているけど、これ、お湯です。

バス停の前でも回してみましょう。デレステはSRが1枚、モバマスではなんとSRが3枚も来ました。しかも如月さんが2枚。逆にそこにびっくりだ。

消沈する気持ちを復活させるため、 スタドリを というか、温泉地に来て入浴しないわけにもいかないので、日帰り入浴施設の瘡の湯に立ち寄ります(地図の⑩)。うん、振り仮名は大事だよね。

こちらの瘡の湯さん、川沿いの窓から大糸線の鉄橋がよく見えるのですが、列車が通過する時間に合わせて手を振ってくれるようです。糸魚川へ戻る列車から外を眺めていたら、夜というのもあって、明るい室内の様子がめちゃくちゃ目立って驚きました。今見たら、Twitterもやっているようです。

長野県北安曇郡小谷村姫川橋(難易度:SR)

一夜明けて、大糸線を南に進みます。この後の行程を考えて、南小谷駅まで一度乗ってから折返し、中土駅で降ります(地図の⑪)。駅前の観光案内図は、ピースの欠けたジグソーパズルみたい。観光案内図でもあるように村営バスが走っているのですが、目的地である姫川橋の近くのバス停は既に廃止されているので、そこまでの往復は歩くことにして、バスは南小谷までの移動に使おうと思います。

姫川橋を目指し、駅前の県道を北に向かいます。国道148号の旧道だったのかな、大糸線をくぐった後は急に道幅が広くなります(地図の⑬)。今の国道18号は、姫川の反対岸の、しかも山中をトンネルで抜けているので、川音と鳥の鳴き声しかしません。うああ。暑い(そこかよ)。中土駅から10分ほどで、姫川橋に到着します(地図の⑭)。

この姫川橋は、「中島武設計のRCローゼ桁群」の一つ(長野県内各地にある同様の橋梁計5橋で登録されている)として、土木学会から2002年度に土木学会選奨土木遺産に選出されています。後世に残すべき姫川さんです。素晴らしい。欲張って姫川第三ダムの堤体の方に少し進むと、ダム湖を優美に渡す橋の全景を収めることができます(地図の⑮)。不思議なのは、戦前に橋が出来ているはずなのに、戦後に建設されたダムの水位が図ったかのような位置にあることですね。ダム側が欲張って(おい)もっと高くしていたら、もしかしたらこの橋は別の場所に新しく設けられていたかもしれないし、そうなっていたら土木遺産になっていなかったかもしれません。

なお、欲張った代償として、中土駅前で拾う予定だった村営バスは、遙か手前で追い越されました。ふええ。次の大糸線を待つくらいなら、いっそ南小谷まで歩いてしまおう、ということになって、再び旧道を進んだ道中がこれ(下里瀬スノーシェッド内)。中小谷の集落で夏祭りをやっているのを横目に見たり、村役場の近くでお昼ご飯を食べたりと、それなりに満足でした。

長野県北安曇郡白馬村姫川源流(難易度:SR)

南小谷から大糸線を再び南に向かい、神城駅で下車(地図の⑯)。姫川源流は隣の南神城駅の方が近いのですが、神城駅に併設されている白馬五竜観光協会のレンタサイクルを利用します。行きは国道を、帰りは姫川沿いのサイクリングロードを走ることにしましょう。

今回の最終目的地である姫川源流は、白馬さのさか観光協会(地図の⑰)のあたりから東側に入ったところ。途中から木道に変わるため、自転車もここに停めてあとは徒歩です。それにしても、半分くらいのお店や民宿が塗りつぶされちゃってるなあ。木立の中を歩いていくと、程なくして熊の出没を注意喚起する貼り紙が。嫌な予感が再び高まります。

やがて周囲が開けてくると、木立と清水の間を木道がぐるりと回る空間が広がってきます(地図の⑱)。水が集まって川となっていくあたりに、石碑や木製の看板がありました。ここが姫川の源流のようです。姫川さんの始まりですね。

ここで回さずしてどこで回せと言うのでしょうか。えいっ。デレステはSSR[メモリアルデイズ]今井加奈のほか、SRが3枚も。一方でモバマスでは全部R。なかなかうまくいきません。

帰りは川沿いのサイクリングロードを進みます。佐野沖橋(地図の⑲)で振り返ると、生まれたての姫川は、細い水道でもしっかりと名前を背負っていました。むしろ不安なのはサイクリングロードの方です。看板を信じれば岸辺の未舗装の道で合っているようですが、はっきり言ってキツい。早々に東側の農道(たぶん)に進路変更して神城駅まで戻りましたとさ。

余談ですが、翌日は途中下車を繰り返したりして、帰りましたまる。

小括

今回の3ヶ所での結果はこんな感じ。どうしよう。ここまでかすりもしないと不安になってくる。

市町村 引いた場所 モバマスSR
(うち姫川さん)
デレステSSR(同) デレステSR(同)
新潟県糸魚川市大野 姫川駅 0 (0) 0 (0) 1 (0)
新潟県糸魚川市大野 美山球場 0 (0) 1 (0) 1 (0)
長野県北安曇郡小谷村大字北小谷 姫川温泉バス停 3 (0) 0 (0) 1 (0)
長野県北安曇郡白馬村大字神城 姫川源流湧水 0 (0) 1 (0) 3 (0)

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